2 / 4
ディアドロンとの暮らし
しおりを挟む「じゃあもういいか! うっし!これから共に暮らしていこうじゃないか!ディアって呼んでくれ!」
こいつは神ディアドロン。剣(魔剣)の神で、これから俺にもう一つの世界で生きていく術を教えてくれる。
それよりもなァ、ディアドロンさっきなんて言った?
なぜ共に暮らしたくないと思う?……そりゃあそんな筋肉ムキムキの奴と寝たくないわ!
「これから共に暮らしていこうってお前言った?」
「そうだが?どうした?」
ディアドロンは俺の怒りに全く同時もしなかった。
「あ。」
「「ん?」」
ネロンと呼ばれるやつが、気まずそうな顔をして、言った。
「あ、あの~ そのですねぇ~ 一緒に暮らそうってのは、同じ部屋で寝泊まりするということでですねぇ~泊まったりする部屋が無くなっていてですねぇ~ディアさんとトオルさん一緒に泊まって頂けないかなぁ~と思いまして~ だ、ダメですか?」
「そう言うのは先に言っとこうね(圧)」
まあしょうがない話なので許可してあげる事にした。
「話終わったか~?」
「終わりましたよ」
「じゃ、トオ。まずは実践!はい剣を抜いて~ スタート!」
突然だったが、俺は素早く剣を抜いた。そして強く地面を蹴り、ディアに突っ込むつもりだったのだが…
(……)
剣を抜いたところで背中に激痛が走った。
「くっ!」
「遅いぞ!敵が鞘から剣を抜くよりも前に相手に突っ込まねえと速さで負けるぞ!」
その後、部屋では激しい戦いの音が響いた。
「ハァ、ハァ、ハァ…もう、無理…」
俺はもうボロボロの状態で、シャツには血も付いていた。
「うーっし!よくなった!剣の筋も最初みたくガムシャラじゃ無くなっているな!」
「確かに筋はよくなっていますけど…辛くないですか? ディアの修行は厳しすぎですよ」
(ネロン様ぁ~神だぁ)
「そうか?今までの野郎全部耐えてたぜ?」
「ハァ…そうじゃないんですよ。」
会話している二人の傍で、俺は考えていた。
(魔法ってどうやって出すのだろうか…?生前見ていたラノベの通りに体内の血ではないもう一つの物を探るのか?とりあえずやってみるか…)
トオルは集中し、体内にあるオドというものを探り出した。
(これがオド これでやりたい魔法を思い浮かべて…)
俺はとりあえずウォーターボールをイメージしてみた。
すると、前に並べた手の上に、何かが浮かんでいるようになった。
目を開けてみると、目の前には、直径三十センチぐらいの水の塊ができていた。
ネロンがトオルのしている事に気づくと、ディアを黙らせた。
「う、嘘でしょ… できるわけがない…すごい!」
と、驚いている一方で、ディアが拍手して歓声を上げた。
「ブラボー!すげえな!教えてもいねぇのにどうやったんだ?」
俺は、ラノベで教わったと伝えた。
「ラノベっつうんだそうなのか!お前は前代未聞だぜ!おったから~」
少し気を抜くと、ものすごい睡魔と疲労に包まれそうになった。それを、そっと後ろから抱きしめてくれる神ネロン様。その後、俺は睡魔によって深い眠りに付いてしまった。
ッピ-!ッピ-!
「おーい起きろー じゃないと腹パン十回だぞ~」
「お前だって~ 俺にあがけないくせに」
うぅぅぅぅぅぅう ワン!ワン!ワン!
「ハッ」
「起こしてくれてありがとなハク。」
「ワフッ!」
元気そうだ。そういえば…ハクに魔法練習させたいな魔法の特訓の時に一緒にできないかな…
と思っていると、テレポ装置から声が聞こえた。
「速くこいよ~おっせえぞ~」
気づいたら、時間がすぐ過ぎていた。俺はすぐに身支度を済ませて闘技場へと向かった。
闘技場につくと、ディアが仁王立ちして待っていた。
「遅い!準備の遅れは、戦場での敵となるぞでは、今日は魔法の修行をするぞ!ちなみに、俺は魔法をうまく使えない!だから、ネロンにパスする!何か質問はあるか」
「ん。」
「んあ?」
いや質問あるか聞いてきたのになんで不機嫌なんんだよ。
「ハクにも魔法教えてやりたい。ついでに魔剣技も…」
すると、ディアが驚いていた。
「は?その神聖獣って魔法できるのか?」
と言ってディアはネロンを呼び出した。
「で、ではトオルさんとその従魔さんに魔法を私は教えるのですね?了解しました。では、ディアさんはもういらないので自室に戻ってください。」
ネロンは冷たくディアに言い放った。
「なんでだよ…俺はトオルの修行を見ていたいんだよ…後俺も魔法を…」
ネロンはディアの言葉を遮って、言った。
「人には才能というものがあるんです。だからディアさんは魔剣技または剣技の才能があるんです。だから大人しく帰ってください。」
ネロンに才能という言葉で心が崩れてしまったようで、ディアは渋々帰って行った。
「ふぅ…では!魔法の練習を始めましょう!まず、トオルさんの属性を調べ、その中から属性を選んでください!選んだ属性を主にやっていきますので気を付けてください。地上の人間たちは普通、三属性だけ出てきます。」
三属性か…俺は五属性とか出てきたりしないよな…?異世界来ていきなり化け物扱いされないよな…何があっても結局測らないと身分が証明できないだろうからな…
「じゃあ測る準備はできたよ…」
「はい!では、水晶の前に来てください。私が魔力をトオルさんに送るので、来たなと思った時に手を水晶にかざしてください。トオルさんは魔力操作を昨夜習得したと思うので分かりますね。では、どうぞ」
ネロンに合図されて、俺は水晶玉に手をかざした。
すると、水晶が一瞬にして砕け散った。
「な…⁈」
ん?水晶玉が砕けた⁈べ、弁償代あるよね…⁈ど、どうしよ⁈
「予想した倍の魔力値です!さ、さすが… ステータスオープンと言って右下にある画面共有を押して私に共有してください。」
トオルはステータスを開き、右下のボタンをタッチした。
すると、目の前に映っていたステータスが遠くに大きく表示されていた。
「はい!これでいいです!では、自分の顔写真をタッチしてください。そして、自分の属性の中で最低で二つ、属性を選んでください。」
俺は言われた通りにすると、攻撃力、防御力、魔力、属性などと表示されていた。俺は属性を開くと、火、水、風、木、土、光、闇、聖と出てきた。…あれ…?普通さん属性じゃなかったっけ?
「ありがとうございます!えーっと、トオルさんは…全属性の持ち主ですね…ってあるわけがないじゃん⁈コホン…すみません取り乱しました。トオルさん、そのステータス絶対に地上では見せないでくださいね見せたらめんどくさいことに巻き込まれますよ…では、トオルさん、一応闇以外は鍛えるということでいいですね?」
「あ、はい…なんかすみません…」
こんな事もあって、属性選びは無事終わった。俺は部屋に戻って休憩しながら魔法の練習をした。魔法は強くイメージするほど強く、大きくなっていける。うまくいくと体にある魔力を外に出す事もできるとのことだ。
「…なあ…トオル…魔法のコツを教えてくれぇ~」
ディアは今でも飛びかかってきそうな体制で俺にお願いしてきた。
「そ、そう言われてもなぁ…分からないよ…じゃあ、一緒にネロンさんにやり方を
教えてもらう?」
そう言われてもな…俺はまだ初歩の魔法で魔力切れになるくらいだし…ネロンさんに教わるのが一番の鍵だと思うしな…
「…分かった…トオル、一緒にお願いしてくれないか…?お願いだ。」
いや……見た目ゴツいのに、中身はめっちゃ乙女!ワオ。…ってかこの世界癖強ばっかじゃん…もしかして地上?も癖強人間さんいっぱい⁈
トオルは、ずっと魔法、魔剣技、剣技などを磨き続けた。そして、神界に来て一週間が経った時だった。
-コンコン~
「はいどうぞ~」
カチャ-
「トオルさん、そろそろ地上にトオルさんを送ることになります。こちらでの八日間は地上では五年間となりますので…ちなみに!トオルさんを送る場所は王都、レオナルナ王国の領主、レオナルナ・アルミー・ボウさんの次男となっています。トオルさんはレオナルナ・トルキー・ボウと呼ばれているのでトルキーと名乗って下さい。そして、トオルさんの姉のレオナルナ・ハナカ・ボウさんは好奇心旺盛で弟のトオルさんが好き見たいです。まあ、詳しいことは地上に行った時に表示される「記憶」で調べてくださいね。」
レオナルナ…なんか聞いたことある…日本で八日間が五年間ってどういう時空の歪みになってんの…なんか寂しいな…なんで神様も地上に来ないんだろ…その地上を見渡すためかな…とりあえず、荷物まとめよう。前土魔法が上達して器用っていう称号ついたからそれで俺の人形とか作ってネロンとかにあげようかな。
俺は自分が水魔法で大きな水を放っている姿を目指して土に粘土を混ぜた物を出した。それを器用の称号で形取っていった。
数十分間の奮闘の後~
「ふぅ…できた~」
トオルは二つの人形を手に持ちガッツポーズをした。手の中にある人形は綺麗で、細かい所もしっかりと再現されていた。
そして神界にいる神々からとのお別れの日。
「こちらの転移陣に乗ってください。」
もう神界から離れるんだ…たったの七日間ですごく魔法も上手くなったしな…さようなら!トオルは転移陣に乗った。
「では、行きますよ。いいですか?」
「は、はい…!神界にいる皆さん、たったの七日間でしたが皆さんとの時間は楽しかったです!ありがとうございました!さようなら」
声と共にトオルはどこかに消えていった。
ディアとの喧嘩も楽しかったな…
0
あなたにおすすめの小説
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
後日譚追加【完結】冤罪で追放された俺、真実の魔法で無実を証明したら手のひら返しの嵐!! でももう遅い、王都ごと見捨てて自由に生きます
なみゆき
ファンタジー
魔王を討ったはずの俺は、冤罪で追放された。 功績は奪われ、婚約は破棄され、裏切り者の烙印を押された。 信じてくれる者は、誰一人いない——そう思っていた。
だが、辺境で出会った古代魔導と、ただ一人俺を信じてくれた彼女が、すべてを変えた。 婚礼と処刑が重なるその日、真実をつきつけ、俺は、王都に“ざまぁ”を叩きつける。
……でも、もう復讐には興味がない。 俺が欲しかったのは、名誉でも地位でもなく、信じてくれる人だった。
これは、ざまぁの果てに静かな勝利を選んだ、元英雄の物語。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
英雄将軍の隠し子は、軍学校で『普通』に暮らしたい。~でも前世の戦術知識がチートすぎて、気付けば帝国の影の支配者になっていました~
ヒミヤデリュージョン
ファンタジー
帝国辺境でただ静かに生き延びたいだけの少年・ヴァン。
彼に正義感はない。あるのは、母が遺したノートに記された、物理法則を応用した「高圧魔力」の理論と、徹底した費用対効果至上主義だけだ。
敵国三千の精鋭が灰燼城に迫る絶望的状況。ヴァンは剣を振るわず、心理戦と補給線攪乱だけで、たった三日で敵軍を撤退させる。
この効率的すぎる勝利は帝国の中枢に届き、彼は最高峰の帝国軍事学院への招待状を手に入れる。
「英雄になりたいわけじゃない。ただ、母の死の真相と父の秘密を知るため、生き残らなきゃならないだけだ」
無口最強の仮面メイド・シンカク、命を取引に差し出した狼耳少女・アイリ。彼は常にコスパの高い道を選び、母の遺したノートの謎、そして生まれて一度も会ったことのない父・帝国大元帥のいる帝都の闇へと踏み込んでいく。
正義も英雄も、損をするなら意味がない。合理主義が英雄譚を侵食していく、反英雄ミリタリー学園ファンタジー。
魔法筆職人の俺が居なくなったら、お前ら魔法使えないけど良いんだよな?!
川井田ナツナ
ファンタジー
俺は慈悲深い人間だ。
だから、魔法の『ま』の字も理解していない住民たちに俺の作った魔法筆を使わせてあげていた。
だが、国の総意は『国家転覆罪で国外追放』だとよ。
馬鹿だとは思っていたが、俺の想像を絶する馬鹿だったとはな……。
俺が居なくなったら、お前ら魔法使えなくて生活困るだろうけど良いってことだよな??
【コミカライズ決定】勇者学園の西園寺オスカー~実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい~
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
【第5回一二三書房Web小説大賞コミカライズ賞】
~ポルカコミックスでの漫画化(コミカライズ)決定!~
ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。
学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。
何か実力を隠す特別な理由があるのか。
いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。
そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。
貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。
オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。
世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな!
※小説家になろう、カクヨム、pixivにも投稿中。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる