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R18 閑話 ポンコツ騎士の物語 2
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エリーヌの朝は早い。
まず、朝起きてすべき事は身支度である。
シュバリエとして、本邸警備の武人として主人に恥をかかせない当たり前の行為だ。
今、エリーヌは若様のお付きであり、
若様にいつ何時『女』を求められることがあるか分からないので尚更である。
他の護衛騎士達も同じであろう。
早い者勝ち…ではないが、競争ではある。
レインの側付きの護衛は女騎士が多い事実が如実に表している。
外回りには、どうしても男騎士が配置されてしまう事になるのだ。
若君に顔を覚えてもられない騎士は、顎門騎士団での出世に大いに響くであろう。
『結果』だけで覚えめでたくなるのが難しいのは、どこの世界も同じである。
レインの側につけるのは、家の序列順なのは言うまでもない。
コネが全てである。
エリーヌのシュバリエの能力は多くの者と同じく、身体強化系の水使いである。
筋が良いせいか、常時治癒力があり暗い所だとうっすらと身体全身が魔煌色にキラめている。
軽傷なら、すぐ治癒し常に瑞々しく見えるのだ。
アムセトやアブローラも、これの上位級を持っている。
これは羨ましがられる非凡な能力だった。
前日に汲み置きしておいたバケツの水で体を清めることから始まる。
“痛い”と思うほど、その水は冷たい。
部屋の換気にただ一つも窓を開ける。
すうーと入ってくる冷気に身が引き締まる。
朝陽が雪原を金色の野に変え、蒸気がキラキラとまた凍えるのだ。
本邸詰所の個人に割り振られている部屋は、本邸の暖房の余熱を回してもらえるので暖かい。
外で防寒対策をせずに一夜を過ごそうものなら…翌日には氷漬けになりオサラバである。
部屋の中でも暖房が切れる夜半に酔っ払って裸で寝たらどうなるか分からない。
目が覚めれば助かるかも知れないが…体調は崩してしまうだろう。
領都は、顎門の様に館内一年中暖房を使っているわけではないのだ。
ここには、高速魔高炉などという大型排熱を出すものなどない。
寄子の家臣達も、本家で極寒の地で任務に就くより顎門での邸内警備につけるものは羨ましがれるのだ。
身体を清めるために、タオルを水に浸す。
この冷たさが、身を引き締めるのだ。
キュッと締まり無駄な脂肪を追い出すのだ。
絞り切ったタオルをパンパンと叩き、上着の下に潜らせようとした時…
”今度は毛布の中では無く、カーテンの前で裸でやってみよう”
…実践してみようかなと、ふと思ったのだ。
じっと、手にしたタオルを見つめ…扉を見つめる。
扉には侵入防止のために、家具が当ててあり斧で破壊でもしない限り、部屋に入る事は難しいだろう。
レインのはにかんだ微笑が、ふと脳裏を過ぎる…
えへへっ…
エリーヌの顔がぱぁっと色づいた。
両手で顔を隠し、内股になりながら、もじもじし始める。
お尻がぷるんぷるん弾み、腰をくねくね振る。
何を想像しているかは、当人のみ…説明するのはやめておこう。
決して、変態ちっくなプレイを想像している……訳ではない、と思う。
…かも知れない。
エリーヌは見てしまったのだ。
その日、夜半のことだった。
ティナに、”部屋に誰も入れてはいけませんよ”と、言われた。
レインの部屋の隣にある詰所に、1人になるエリーヌは気が気でない。
”何が…あるのでしょうか”
うーんと唇に人差し指を当て…悩む。
護衛の観点から、中の状況が気になったので…覗き見してしまった。
…何かを期待していたのは事実だ。
”護衛の観点”と何度も自分に言い聞かせながら、覗き見してしまったのだ。
無論、簡易結界はかけてあるので、危険があればすぐ察知できるようにしてあった。
「悪意はなかったのです……」
と、本人は弁明すると思われる。
「エリーヌ、見ましたねぇーーーーー」
と、ティナという顎門騎士団最強の悪鬼に迫られる未来に戦慄するが、好奇心には勝てない。
月明かりの中に佇むティナとレイン。
まるで、絵画の中に出てくると女神と天使の様な2人に溜息をもらしてしまう。
”この2人に、邪なことを期待してしまう、私は…”
と、自分の邪な考えを恥じた…はずだった。
ティナが、レインの耳元で甘く囁く。
美の女神と称えられたことのあるアムセトが、横に並ばれるのを嫌がる乙女が新しき北部の主人に愛を囁くのだ。
『若様…内緒ですよ』
ふふふと、甘くとろけるように肩に手をかけ、首元に息を吹きかけ…耳を噛む。
レインが乳母達に『内緒だよ』と言って乳をせがんでいるのは公然の秘密だった。
そのレインが、いつもとは真逆に『うん』と、恥ずかしながら頷くのだ。
何が起こると言うのか…固唾を吞みながら、その先に起こる事に目を離せないエリーヌ。
『!!』
声を出す失態せずに済んだが、魔力波動を漏らしてしまった…慌てて口を塞ぐ。
エリーヌは見てしまったのだ。
ティナの薄い朱の入った唇が開かれ、その舌先が届く。
ぱっくり
ティナが、…ぱっくりしているのを見てしまっのだ。
エリーヌは、その映像が壊れたビデオの様に何度もなんども…
ぱっくり、ぱっくり、ぱっくり、ぱっくり、ぱっくりががぁがぁ…
何度もなんども脳内で響き渡る。
「ティナ姉、ティナ姉…大好きだよ。ティナ姉…」
と喘いでいるような求める声で抱きしめ合っている2人。
「私もです、若様…私は貴方の剣、貴方の盾になります…」
エリーヌは護衛任務を忘れ右手で慈しみ始める。
思いが駆け巡り、想いが重なり…タガが外れ始めていく。
磔の聖者になる運命の少年と命をかけて守ると誓う騎士…
引き裂かれるのは、神の悪戯か、悪意なのか。
その嘆きは、神に届かない、その想いは、決して神に届かない。
黒き聖宮で唱えられ響く少年の咆哮『究極召喚』、白き聖者と白き獣が顕現し少年は役目を終え…消えてしまう物語。
白き狼と召喚士の物語…そして、召喚士を守る為に散っていく者たちの物語。
許されぬ想いを背負い戦う者、想いが通じ叶う者…全ては神の劇場で踊るのみ。
ティナが、レインの聖剣の手入れをしているのを見てしまった時…羨ましい、苦しい、辛い、複雑な感情の中一部始終見つめていた。
その日、交代になると一目散に部屋に戻り…2人の光景を思い出しながら、自慰にふけった。
手入れは、口でする時と手でする時がある…女シュバリエの作法として勉強させられる。
色々なサイズ、形の聖剣があるが笑わないようにと、学院の教師に言われたことを思い出した。
暗く、ティナの背が邪魔をして2人が何をしているか想像で補わなければならないが…ナニしているのは間違いないという結論に至った。
自分の描く想像が”必ずしも夢想でないはず”と、思えるようになり…その美しい顔がいやらしく歪む、エリーヌもまた猛獣なのだ。
封印された状態にも関わらず、シュバリエランクダブルBの魔力をダダ漏れさせしまうレインは、餓えた猛獣にとってご馳走にしか見えないのだ。
人類にとって初のランクS…それは、幸福なのか不幸なのか…まだ誰にも分からない。
どんな味がするのだろう…理性のある猛獣で果たしていられるだろうか。
エリーヌのモヤモヤは続くのだ。
シュバリエに”理性”の二文字がなければ、魔獣と変わらない。シュバリエは、二足歩行の言葉を話す魔獣と言う者がいるが、全くその通りである。
まだ、朝早いが起床し始める者も出始め、廊下に足音が聞こえるようになる頃合いだ。
部屋の中は、ひんやりしているがエリーヌは気にしない。
バッと寝間着をベッドに投げ込んだ。
瑞々しい身体が弾む。
ぷるん、ぷるるん
乳房が踊る。
ぷるるん、ぷるるん
突き出された尻が踊る。
下着も舞う、上も下も舞い上がる。エリーヌの心も軽やかに舞い上がる。
強化魔法持ちなので、戦闘用の身体と、通常生活用の身体と使い分け出来る。
魔力を流せば、一瞬で本来の筋肉達磨になることが出来るのだ。
ただ、見た目より筋肉質であるが、脂肪をつけるとことも念がない。
出るとこは出て…悩殺してしまえるようになるよう鍛えているのだ。
よく食べ、
よく寝て…
よく、自慰る…のだ。
全裸になり全身を拭き始めた。
念入りに、念入りに…
いきなり、股を開けとお天道様の下で言う可能性だってあるのだ…
”備えあれば憂いなしなの”
手入れに余念がない様だ。
…エリーヌも魔力酔いで失敗するタイプのようだ。
昨日ようにいきなり乳を揉まれる事が有り得るのだ。
”身体を清めるまで待ってください”と、言うのも何かおかしいし、レインにとって護衛騎士はいくらでもいる。
エリーヌとしては、ご指名された機会を逃すわけにはいかないのだ。
次がある保証は現時点ではない可能性が高い。
身体を清め上げ、次を思案する。
お椀型の乳の上に薄紅色の乳首が主張している。
ぷりりとした張りのあるお尻は武器だ。
「うーん」
と、思案する…その姿も絵になる。
全裸で悩む…まるで絵画の様に想い悩む乙女の様だ。
新しい自慰行為で悩んでいるなど喋らなければ、誰にも分からない。
わからない、分からない。
今日も、若様の聖剣に貫かれる日を夢見て…護衛任務に向かうのだ。
剣戟が響く。
バン、バン
バン、バン
領都にある騎士団の訓練所で、他の者が絶句するほどの打ち合いをする2人。
バン、バン右に左に剣筋が襲いかかる。
身体強化魔法をかけてあるので、2人とも普段より一回り大きく迫力があった。
ティナの一刀ごとに、訓練所に衝撃波が走る。
受けるエリーヌも、流し、いなし打ち返す。
”やりますね、エリーヌ。これならどうです?”
と冷血な笑みを浮かべる。
”え?あ!?”
ドォンと突き刺さりエリーヌが突き飛ばされる…
”…しまった”
振り回すばかりで、自分より小柄なティナの飛び込みに対処出来なかったのだ。
”届かないなぁ…”
と、天井を見上げ嘆息した。
訓練所内の一角に風呂場が新設され、汗を流すのを日課にする者が多かった。
ティナとエリーヌがサウナ室で汗を流していた。
誰も入ってこない…2人がいる時は、誰も来ない。
訓練の相手をさせられる…治癒院送りになるのを知っているからだ。
新設の風呂場が貸し切りである。
チラチラとエリーヌの視線がティナの胸にいく。
ティナの慎ましやかな乳が、いつの間にか”ばいんばいん”になったのをエリーヌが見逃すはずがなかった。
恋人同士という訳ではないが何度かお相手をした事があったから、余計気になるのだ。 後日
自分がティナに優っているのは、背丈と乳の大きさだけだったから尚更である。
ティナの乳は、パンパンに張っていて、まるで妊婦の乳だ。
お乳が本当に出るのではないかと思えるほどの張り具合なのだ。
「何処を見ているのです?」
と、ティナに冷たい視線を受けてしまい、
「申し訳ありません、ティナ様」
視線を下げ謝罪した。
「そんなにおかしいですか、侍女達にも秘訣を教えてほしいと言われても、ねぇ」
頬に手を当て”困りました”と思案するティナ。
「若様でしょうか?」
エリーヌは、期待混じり色っぽい事を考え言ってしまう…”しまったぁー”と思うが後の祭りである。
ぎろり!と、ティナに睨まれ、サウナ室で冷たい汗をかいた。
ティナが横に座り、耳元に息を吹きかける。
「お仕置きが必要そうですね…」
と言いながら、エリーヌの乳首を弄り始めた。
エリーヌは、ティナの顔を見ることが出来ず…弄り回される乳首に翻弄される。
薄紅色の蕾がティナの指先で花開く様に膨らみ始める。
「護衛のはずが、私と若様の夜伽を見てましたよね?」
ティナはエリーヌの背中に腕を回し…エリーヌの両乳を掴みその指先で蕾にを転がし始める。
「はうぅ…み、見てません」
エリーヌが声を上げる…ティナがわざと蕾に魔力を流し始めたのだ。
魔力酔いしやすいのを知っているにも関わらず…ティナが邪な笑みを浮かべる。
耳元で悪魔の囁きが聞こえてくる。
「3人でしてみましょうか、若様も貴女なら良いと言うと思いますし…好きでしょう?、こうされるの?」
人差し指で、エリーヌの乳輪を円を描く様に回して楽しむティナ。
「そ、それは、こここ困り…ます」
顎を上げ息も絶え絶えに応える。
「冗談ですよ」
と、パッとその手を離す。エリーヌの調教師は扱い方も熟知している様だ。
「……です、よね」
「若様は素敵です…貴女にも機会があるようにお願いはしておいてあげますよ」
ティナはサウナ室の熱気とは違う高揚に赤く染まる。
「私も、いいのですか?」
エリーヌも期待混じりの声を上げる。
「…やっぱり、見てましたね?」
ちらりと鋭い視線を投げる。
「……………………………………はい」
蛇に睨まれた蛙は、ゲコゲコと返事をするばかりで反論は許させない。
「後で、私の部屋に来なさい…」
と、左手でエリーヌの敏感な場所にその可憐な指先が踊る。
クチュクチュ…”仕方ない人ですね”
「貴女の大好きな、お仕置きをしてあげます」
エリーヌは、ティナの腕に掴まり呻くのだ。
「…お姉様」
可憐な2人の唇が重なった。
夜は更けていくのだ。
まず、朝起きてすべき事は身支度である。
シュバリエとして、本邸警備の武人として主人に恥をかかせない当たり前の行為だ。
今、エリーヌは若様のお付きであり、
若様にいつ何時『女』を求められることがあるか分からないので尚更である。
他の護衛騎士達も同じであろう。
早い者勝ち…ではないが、競争ではある。
レインの側付きの護衛は女騎士が多い事実が如実に表している。
外回りには、どうしても男騎士が配置されてしまう事になるのだ。
若君に顔を覚えてもられない騎士は、顎門騎士団での出世に大いに響くであろう。
『結果』だけで覚えめでたくなるのが難しいのは、どこの世界も同じである。
レインの側につけるのは、家の序列順なのは言うまでもない。
コネが全てである。
エリーヌのシュバリエの能力は多くの者と同じく、身体強化系の水使いである。
筋が良いせいか、常時治癒力があり暗い所だとうっすらと身体全身が魔煌色にキラめている。
軽傷なら、すぐ治癒し常に瑞々しく見えるのだ。
アムセトやアブローラも、これの上位級を持っている。
これは羨ましがられる非凡な能力だった。
前日に汲み置きしておいたバケツの水で体を清めることから始まる。
“痛い”と思うほど、その水は冷たい。
部屋の換気にただ一つも窓を開ける。
すうーと入ってくる冷気に身が引き締まる。
朝陽が雪原を金色の野に変え、蒸気がキラキラとまた凍えるのだ。
本邸詰所の個人に割り振られている部屋は、本邸の暖房の余熱を回してもらえるので暖かい。
外で防寒対策をせずに一夜を過ごそうものなら…翌日には氷漬けになりオサラバである。
部屋の中でも暖房が切れる夜半に酔っ払って裸で寝たらどうなるか分からない。
目が覚めれば助かるかも知れないが…体調は崩してしまうだろう。
領都は、顎門の様に館内一年中暖房を使っているわけではないのだ。
ここには、高速魔高炉などという大型排熱を出すものなどない。
寄子の家臣達も、本家で極寒の地で任務に就くより顎門での邸内警備につけるものは羨ましがれるのだ。
身体を清めるために、タオルを水に浸す。
この冷たさが、身を引き締めるのだ。
キュッと締まり無駄な脂肪を追い出すのだ。
絞り切ったタオルをパンパンと叩き、上着の下に潜らせようとした時…
”今度は毛布の中では無く、カーテンの前で裸でやってみよう”
…実践してみようかなと、ふと思ったのだ。
じっと、手にしたタオルを見つめ…扉を見つめる。
扉には侵入防止のために、家具が当ててあり斧で破壊でもしない限り、部屋に入る事は難しいだろう。
レインのはにかんだ微笑が、ふと脳裏を過ぎる…
えへへっ…
エリーヌの顔がぱぁっと色づいた。
両手で顔を隠し、内股になりながら、もじもじし始める。
お尻がぷるんぷるん弾み、腰をくねくね振る。
何を想像しているかは、当人のみ…説明するのはやめておこう。
決して、変態ちっくなプレイを想像している……訳ではない、と思う。
…かも知れない。
エリーヌは見てしまったのだ。
その日、夜半のことだった。
ティナに、”部屋に誰も入れてはいけませんよ”と、言われた。
レインの部屋の隣にある詰所に、1人になるエリーヌは気が気でない。
”何が…あるのでしょうか”
うーんと唇に人差し指を当て…悩む。
護衛の観点から、中の状況が気になったので…覗き見してしまった。
…何かを期待していたのは事実だ。
”護衛の観点”と何度も自分に言い聞かせながら、覗き見してしまったのだ。
無論、簡易結界はかけてあるので、危険があればすぐ察知できるようにしてあった。
「悪意はなかったのです……」
と、本人は弁明すると思われる。
「エリーヌ、見ましたねぇーーーーー」
と、ティナという顎門騎士団最強の悪鬼に迫られる未来に戦慄するが、好奇心には勝てない。
月明かりの中に佇むティナとレイン。
まるで、絵画の中に出てくると女神と天使の様な2人に溜息をもらしてしまう。
”この2人に、邪なことを期待してしまう、私は…”
と、自分の邪な考えを恥じた…はずだった。
ティナが、レインの耳元で甘く囁く。
美の女神と称えられたことのあるアムセトが、横に並ばれるのを嫌がる乙女が新しき北部の主人に愛を囁くのだ。
『若様…内緒ですよ』
ふふふと、甘くとろけるように肩に手をかけ、首元に息を吹きかけ…耳を噛む。
レインが乳母達に『内緒だよ』と言って乳をせがんでいるのは公然の秘密だった。
そのレインが、いつもとは真逆に『うん』と、恥ずかしながら頷くのだ。
何が起こると言うのか…固唾を吞みながら、その先に起こる事に目を離せないエリーヌ。
『!!』
声を出す失態せずに済んだが、魔力波動を漏らしてしまった…慌てて口を塞ぐ。
エリーヌは見てしまったのだ。
ティナの薄い朱の入った唇が開かれ、その舌先が届く。
ぱっくり
ティナが、…ぱっくりしているのを見てしまっのだ。
エリーヌは、その映像が壊れたビデオの様に何度もなんども…
ぱっくり、ぱっくり、ぱっくり、ぱっくり、ぱっくりががぁがぁ…
何度もなんども脳内で響き渡る。
「ティナ姉、ティナ姉…大好きだよ。ティナ姉…」
と喘いでいるような求める声で抱きしめ合っている2人。
「私もです、若様…私は貴方の剣、貴方の盾になります…」
エリーヌは護衛任務を忘れ右手で慈しみ始める。
思いが駆け巡り、想いが重なり…タガが外れ始めていく。
磔の聖者になる運命の少年と命をかけて守ると誓う騎士…
引き裂かれるのは、神の悪戯か、悪意なのか。
その嘆きは、神に届かない、その想いは、決して神に届かない。
黒き聖宮で唱えられ響く少年の咆哮『究極召喚』、白き聖者と白き獣が顕現し少年は役目を終え…消えてしまう物語。
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許されぬ想いを背負い戦う者、想いが通じ叶う者…全ては神の劇場で踊るのみ。
ティナが、レインの聖剣の手入れをしているのを見てしまった時…羨ましい、苦しい、辛い、複雑な感情の中一部始終見つめていた。
その日、交代になると一目散に部屋に戻り…2人の光景を思い出しながら、自慰にふけった。
手入れは、口でする時と手でする時がある…女シュバリエの作法として勉強させられる。
色々なサイズ、形の聖剣があるが笑わないようにと、学院の教師に言われたことを思い出した。
暗く、ティナの背が邪魔をして2人が何をしているか想像で補わなければならないが…ナニしているのは間違いないという結論に至った。
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封印された状態にも関わらず、シュバリエランクダブルBの魔力をダダ漏れさせしまうレインは、餓えた猛獣にとってご馳走にしか見えないのだ。
人類にとって初のランクS…それは、幸福なのか不幸なのか…まだ誰にも分からない。
どんな味がするのだろう…理性のある猛獣で果たしていられるだろうか。
エリーヌのモヤモヤは続くのだ。
シュバリエに”理性”の二文字がなければ、魔獣と変わらない。シュバリエは、二足歩行の言葉を話す魔獣と言う者がいるが、全くその通りである。
まだ、朝早いが起床し始める者も出始め、廊下に足音が聞こえるようになる頃合いだ。
部屋の中は、ひんやりしているがエリーヌは気にしない。
バッと寝間着をベッドに投げ込んだ。
瑞々しい身体が弾む。
ぷるん、ぷるるん
乳房が踊る。
ぷるるん、ぷるるん
突き出された尻が踊る。
下着も舞う、上も下も舞い上がる。エリーヌの心も軽やかに舞い上がる。
強化魔法持ちなので、戦闘用の身体と、通常生活用の身体と使い分け出来る。
魔力を流せば、一瞬で本来の筋肉達磨になることが出来るのだ。
ただ、見た目より筋肉質であるが、脂肪をつけるとことも念がない。
出るとこは出て…悩殺してしまえるようになるよう鍛えているのだ。
よく食べ、
よく寝て…
よく、自慰る…のだ。
全裸になり全身を拭き始めた。
念入りに、念入りに…
いきなり、股を開けとお天道様の下で言う可能性だってあるのだ…
”備えあれば憂いなしなの”
手入れに余念がない様だ。
…エリーヌも魔力酔いで失敗するタイプのようだ。
昨日ようにいきなり乳を揉まれる事が有り得るのだ。
”身体を清めるまで待ってください”と、言うのも何かおかしいし、レインにとって護衛騎士はいくらでもいる。
エリーヌとしては、ご指名された機会を逃すわけにはいかないのだ。
次がある保証は現時点ではない可能性が高い。
身体を清め上げ、次を思案する。
お椀型の乳の上に薄紅色の乳首が主張している。
ぷりりとした張りのあるお尻は武器だ。
「うーん」
と、思案する…その姿も絵になる。
全裸で悩む…まるで絵画の様に想い悩む乙女の様だ。
新しい自慰行為で悩んでいるなど喋らなければ、誰にも分からない。
わからない、分からない。
今日も、若様の聖剣に貫かれる日を夢見て…護衛任務に向かうのだ。
剣戟が響く。
バン、バン
バン、バン
領都にある騎士団の訓練所で、他の者が絶句するほどの打ち合いをする2人。
バン、バン右に左に剣筋が襲いかかる。
身体強化魔法をかけてあるので、2人とも普段より一回り大きく迫力があった。
ティナの一刀ごとに、訓練所に衝撃波が走る。
受けるエリーヌも、流し、いなし打ち返す。
”やりますね、エリーヌ。これならどうです?”
と冷血な笑みを浮かべる。
”え?あ!?”
ドォンと突き刺さりエリーヌが突き飛ばされる…
”…しまった”
振り回すばかりで、自分より小柄なティナの飛び込みに対処出来なかったのだ。
”届かないなぁ…”
と、天井を見上げ嘆息した。
訓練所内の一角に風呂場が新設され、汗を流すのを日課にする者が多かった。
ティナとエリーヌがサウナ室で汗を流していた。
誰も入ってこない…2人がいる時は、誰も来ない。
訓練の相手をさせられる…治癒院送りになるのを知っているからだ。
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チラチラとエリーヌの視線がティナの胸にいく。
ティナの慎ましやかな乳が、いつの間にか”ばいんばいん”になったのをエリーヌが見逃すはずがなかった。
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お乳が本当に出るのではないかと思えるほどの張り具合なのだ。
「何処を見ているのです?」
と、ティナに冷たい視線を受けてしまい、
「申し訳ありません、ティナ様」
視線を下げ謝罪した。
「そんなにおかしいですか、侍女達にも秘訣を教えてほしいと言われても、ねぇ」
頬に手を当て”困りました”と思案するティナ。
「若様でしょうか?」
エリーヌは、期待混じり色っぽい事を考え言ってしまう…”しまったぁー”と思うが後の祭りである。
ぎろり!と、ティナに睨まれ、サウナ室で冷たい汗をかいた。
ティナが横に座り、耳元に息を吹きかける。
「お仕置きが必要そうですね…」
と言いながら、エリーヌの乳首を弄り始めた。
エリーヌは、ティナの顔を見ることが出来ず…弄り回される乳首に翻弄される。
薄紅色の蕾がティナの指先で花開く様に膨らみ始める。
「護衛のはずが、私と若様の夜伽を見てましたよね?」
ティナはエリーヌの背中に腕を回し…エリーヌの両乳を掴みその指先で蕾にを転がし始める。
「はうぅ…み、見てません」
エリーヌが声を上げる…ティナがわざと蕾に魔力を流し始めたのだ。
魔力酔いしやすいのを知っているにも関わらず…ティナが邪な笑みを浮かべる。
耳元で悪魔の囁きが聞こえてくる。
「3人でしてみましょうか、若様も貴女なら良いと言うと思いますし…好きでしょう?、こうされるの?」
人差し指で、エリーヌの乳輪を円を描く様に回して楽しむティナ。
「そ、それは、こここ困り…ます」
顎を上げ息も絶え絶えに応える。
「冗談ですよ」
と、パッとその手を離す。エリーヌの調教師は扱い方も熟知している様だ。
「……です、よね」
「若様は素敵です…貴女にも機会があるようにお願いはしておいてあげますよ」
ティナはサウナ室の熱気とは違う高揚に赤く染まる。
「私も、いいのですか?」
エリーヌも期待混じりの声を上げる。
「…やっぱり、見てましたね?」
ちらりと鋭い視線を投げる。
「……………………………………はい」
蛇に睨まれた蛙は、ゲコゲコと返事をするばかりで反論は許させない。
「後で、私の部屋に来なさい…」
と、左手でエリーヌの敏感な場所にその可憐な指先が踊る。
クチュクチュ…”仕方ない人ですね”
「貴女の大好きな、お仕置きをしてあげます」
エリーヌは、ティナの腕に掴まり呻くのだ。
「…お姉様」
可憐な2人の唇が重なった。
夜は更けていくのだ。
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恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
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