9 / 53
第一章 聖剣の名のもとに
※人名です
しおりを挟む
『マ〇コがどうかしたんですか?』
ベアリス大分マイペースだな。
「いや……ダメでしょ。そういう、マン……とか大声で言っちゃあさあ」
『私から言わせると人の名前を勝手に伏字にする方がよっぽどダメだと思いますけどね。マ〇コさんに失礼ですよね。マ〇コに謝ってください』
謝りはしねえよ。
魔王マン……魔王はこちらを睨みつけて不敵な笑みを見せている。自信マンマンな態度だ。
「傅け、愚かな人間共よ。魔王様に対して不敬であるぞ」
魔王の隣に立っていた牛の頭の巨人、ミノタウロスが低く深い声でそう言った。奴は残りの四天王か何かだろうか。
「貴様……」
しかし頭を下げようとしない俺達に腹を立てたのか、怒りの表情を見せる。
「マ〇コを舐めているなッ!!」
「ひぇッ!?」
思わず変な声が出てしまった。なんて発言しやがるんだこの牛野郎。怖いもの知らずか。
「この地に彗星の如く皇帝現れてよりの破竹の快進撃、小僧は知らんと見える」
知らねーよ。昨日来たばっかなんだから。
「もはやこの地に暮らす男はみなマ〇コを崇拝しておるのだ」
だろうね。俺もそうだよ。
「なんの秩序もなく無軌道に暮らし、人間共に虐げられていた我らを魔王様は導いてくれた。法を作り、秩序を与え、文化を生み出したのだ。
全てのものはマ〇コから生まれたのだ」
知ってるよ。俺もそうだよ。
「マ〇コをおかすべからず。神聖な存在なのだ」
もう黙れお前。こいつをこれ以上喋らせたらまずい気がしてきた。どんどん歯止めがきかなくなるぞ。
「っていうかもう分かってて言ってるだろお前。なんで途中からマ〇コ呼び捨てにしてんだよ。それこそ不敬だろ」
「む、敬称をつけて呼ばねばならんという事か?」
当たり前だろ、いまさら何言いだすんだよこのアニマルが。そういう文化だとしてもちょっとわざとらしいぞ。
「では言い直そう。オマ〇コ……」
「いい加減にしろやァてめえぇぇぇぇ!!」
俺の怒りが爆発した。
もう許さん。これ以上好き勝手やらせたらBANされる。俺は聖剣のチン先を魔王に向けて構える。
「チャンスです、勇者様。魔王が自分の方からのこのこ姿を現したんなら願ってもない」
イリスウーフが俺に耳打ちする。
そうだ。これはチャンスなんだ。ここでこいつをぶっ倒して魔王軍を退ければこの世界のミッションはクリアだ。聖剣の錆にしてやる。
「さあ勇者様、ち〇こをマ〇コに突っ込んでください!!」
「オオイイイィィィィ!!」
「ひっ!? なんです!?」
なんてこった。敵は前だけにいるものじゃなかった。こっちもかよ。
「何を戸惑っているんです勇者様、初めてだからよく分からないんですか? 入れるところ分かりますか?
その硬くて太いち〇こをマ〇コの奥深くに挿入するんです!!」
「お前ホント黙れやああぁぁ!!」
入れるところもへったくれもあるかボケ!!
マジでこいつら全部分かってて言ってんじゃねえの? これ全部どっきりで後から笑いものにされるんじゃねえだろうな?
『頑張ってくださいケンジさん、マ〇コは目の前ですよ!!』
ベアリスも黙れ! 恥じらいをもって!!
くそ、こいつら絶対分かっててやってるぞ。そんなに俺を馬鹿にして楽しいか!
「イーリヤ、あのね? そういうエロい……発言はね? あんまり人のいるところじゃさあ……」
「えっ? エロいって……」
途端にイーリヤはもじもじしだす。こういうリアクションは可愛いんだけど何言いだすか分かんなくて怖いんだよなコイツ。
「そ、そういう事ですか……その、私の……通貨発行権を……もし魔王を倒せたなら」
通貨発行権?
「私の通貨発行権を、勇者様に差し上げても!!」
ダメだこりゃ。
いらねーよ、通貨発行権なんて。
「ベアリス、チェンジ」
『ちょ、ちょっとぉ!!』
んだよ。なんか文句あんのかコラ。
『いいですか、ケンジさん。マ〇コが目の前にあるんですよ?』
そういうとこだぞ。
『目の前の魔王を倒すことで、この世界の人々は救われ、そしてケンジさんは未来永劫英雄として語り継がれるんです』
へえ、そりゃご立派なこって。
『ケンジのち〇こに貫かれて、マ〇コは果てた、と』
ホントそういうとこだぞ。
『この意味が解りますか?』
下ネタだろ?
『あと一歩のところまで来たっていうのに、そのチャンスを放り投げるって言うんですか? 世界を救うことができれば、愛しのイーリヤさんとこの世界で結ばれることもできるんですよ?』
俺はちらりとイーリヤの方を見る。
身長は俺よりも少し高いが、胸は大きいし、美しい金髪に整った顔立ち。俺の視線に気づくと、ポッと頬を染めて恥ずかしそうにはにかむ。
でもポンコツなんだよなあ、こいつ。
こいつの通貨発行権を、ねえ……
まあ、俺だって道理の分からない男じゃない。
ここで魔王を倒すってことの意味は分かっている。この世界に平和が訪れ、そして多くの人達が死なずに済むっていう事だ。
天秤にかけるまでもない。
多くの人達の命、生活と、俺個人が恥ずかしい思いをするという事実。
どちらを取るべきかは俺にもよく分かる。
その上で、俺は決断を下す。
目を閉じ、大きな声で宣言した。
「チェーンジッ!!」
ベアリス大分マイペースだな。
「いや……ダメでしょ。そういう、マン……とか大声で言っちゃあさあ」
『私から言わせると人の名前を勝手に伏字にする方がよっぽどダメだと思いますけどね。マ〇コさんに失礼ですよね。マ〇コに謝ってください』
謝りはしねえよ。
魔王マン……魔王はこちらを睨みつけて不敵な笑みを見せている。自信マンマンな態度だ。
「傅け、愚かな人間共よ。魔王様に対して不敬であるぞ」
魔王の隣に立っていた牛の頭の巨人、ミノタウロスが低く深い声でそう言った。奴は残りの四天王か何かだろうか。
「貴様……」
しかし頭を下げようとしない俺達に腹を立てたのか、怒りの表情を見せる。
「マ〇コを舐めているなッ!!」
「ひぇッ!?」
思わず変な声が出てしまった。なんて発言しやがるんだこの牛野郎。怖いもの知らずか。
「この地に彗星の如く皇帝現れてよりの破竹の快進撃、小僧は知らんと見える」
知らねーよ。昨日来たばっかなんだから。
「もはやこの地に暮らす男はみなマ〇コを崇拝しておるのだ」
だろうね。俺もそうだよ。
「なんの秩序もなく無軌道に暮らし、人間共に虐げられていた我らを魔王様は導いてくれた。法を作り、秩序を与え、文化を生み出したのだ。
全てのものはマ〇コから生まれたのだ」
知ってるよ。俺もそうだよ。
「マ〇コをおかすべからず。神聖な存在なのだ」
もう黙れお前。こいつをこれ以上喋らせたらまずい気がしてきた。どんどん歯止めがきかなくなるぞ。
「っていうかもう分かってて言ってるだろお前。なんで途中からマ〇コ呼び捨てにしてんだよ。それこそ不敬だろ」
「む、敬称をつけて呼ばねばならんという事か?」
当たり前だろ、いまさら何言いだすんだよこのアニマルが。そういう文化だとしてもちょっとわざとらしいぞ。
「では言い直そう。オマ〇コ……」
「いい加減にしろやァてめえぇぇぇぇ!!」
俺の怒りが爆発した。
もう許さん。これ以上好き勝手やらせたらBANされる。俺は聖剣のチン先を魔王に向けて構える。
「チャンスです、勇者様。魔王が自分の方からのこのこ姿を現したんなら願ってもない」
イリスウーフが俺に耳打ちする。
そうだ。これはチャンスなんだ。ここでこいつをぶっ倒して魔王軍を退ければこの世界のミッションはクリアだ。聖剣の錆にしてやる。
「さあ勇者様、ち〇こをマ〇コに突っ込んでください!!」
「オオイイイィィィィ!!」
「ひっ!? なんです!?」
なんてこった。敵は前だけにいるものじゃなかった。こっちもかよ。
「何を戸惑っているんです勇者様、初めてだからよく分からないんですか? 入れるところ分かりますか?
その硬くて太いち〇こをマ〇コの奥深くに挿入するんです!!」
「お前ホント黙れやああぁぁ!!」
入れるところもへったくれもあるかボケ!!
マジでこいつら全部分かってて言ってんじゃねえの? これ全部どっきりで後から笑いものにされるんじゃねえだろうな?
『頑張ってくださいケンジさん、マ〇コは目の前ですよ!!』
ベアリスも黙れ! 恥じらいをもって!!
くそ、こいつら絶対分かっててやってるぞ。そんなに俺を馬鹿にして楽しいか!
「イーリヤ、あのね? そういうエロい……発言はね? あんまり人のいるところじゃさあ……」
「えっ? エロいって……」
途端にイーリヤはもじもじしだす。こういうリアクションは可愛いんだけど何言いだすか分かんなくて怖いんだよなコイツ。
「そ、そういう事ですか……その、私の……通貨発行権を……もし魔王を倒せたなら」
通貨発行権?
「私の通貨発行権を、勇者様に差し上げても!!」
ダメだこりゃ。
いらねーよ、通貨発行権なんて。
「ベアリス、チェンジ」
『ちょ、ちょっとぉ!!』
んだよ。なんか文句あんのかコラ。
『いいですか、ケンジさん。マ〇コが目の前にあるんですよ?』
そういうとこだぞ。
『目の前の魔王を倒すことで、この世界の人々は救われ、そしてケンジさんは未来永劫英雄として語り継がれるんです』
へえ、そりゃご立派なこって。
『ケンジのち〇こに貫かれて、マ〇コは果てた、と』
ホントそういうとこだぞ。
『この意味が解りますか?』
下ネタだろ?
『あと一歩のところまで来たっていうのに、そのチャンスを放り投げるって言うんですか? 世界を救うことができれば、愛しのイーリヤさんとこの世界で結ばれることもできるんですよ?』
俺はちらりとイーリヤの方を見る。
身長は俺よりも少し高いが、胸は大きいし、美しい金髪に整った顔立ち。俺の視線に気づくと、ポッと頬を染めて恥ずかしそうにはにかむ。
でもポンコツなんだよなあ、こいつ。
こいつの通貨発行権を、ねえ……
まあ、俺だって道理の分からない男じゃない。
ここで魔王を倒すってことの意味は分かっている。この世界に平和が訪れ、そして多くの人達が死なずに済むっていう事だ。
天秤にかけるまでもない。
多くの人達の命、生活と、俺個人が恥ずかしい思いをするという事実。
どちらを取るべきかは俺にもよく分かる。
その上で、俺は決断を下す。
目を閉じ、大きな声で宣言した。
「チェーンジッ!!」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
この世界、イケメンが迫害されてるってマジ!?〜アホの子による無自覚救済物語〜
具なっしー
恋愛
※この表紙は前世基準。本編では美醜逆転してます。AIです
転生先は──美醜逆転、男女比20:1の世界!?
肌は真っ白、顔のパーツは小さければ小さいほど美しい!?
その結果、地球基準の超絶イケメンたちは “醜男(キメオ)” と呼ばれ、迫害されていた。
そんな世界に爆誕したのは、脳みそふわふわアホの子・ミーミ。
前世で「喋らなければ可愛い」と言われ続けた彼女に同情した神様は、
「この子は救済が必要だ…!」と世界一の美少女に転生させてしまった。
「ひきわり納豆顔じゃん!これが美しいの??」
己の欲望のために押せ押せ行動するアホの子が、
結果的にイケメン達を救い、世界を変えていく──!
「すきーー♡結婚してください!私が幸せにしますぅ〜♡♡♡」
でも、気づけば彼らが全方向から迫ってくる逆ハーレム状態に……!
アホの子が無自覚に世界を救う、
価値観バグりまくりご都合主義100%ファンタジーラブコメ!
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした
月神世一
ファンタジー
「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」
ブラック企業で過労死した日本人、カイト。
彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。
女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。
孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった!
しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。
ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!?
ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!?
世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる!
「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。
これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる