56 / 211
ちん〇んが抜けない
しおりを挟む
クオスは心底焦っていた。
「ちん〇んが……抜けなくなっちゃった……」
人生最大の危機である。彼女(彼? )は一人、ダンジョンの身体の前面を壁に張り付けて身動きが取れないでいた。
何故斯様な仕儀と相成ったのか。
――――――――――――――――
話は4時間ほど前に遡る。
クオスは焦っていた。
それはもちろんフービエが恥知らずにも殺そうとした相手に仲間の救助を頼んだからでも、三日連続でムカフ島ダンジョンに潜ることになったからでもない。どちらも冒険者を長くやっていれば日常茶飯事の事である。
「大丈夫か? 滑るから気をつけろ」
「あ……ありがとうございます、ドラーガ」
「ど、ドラーガ、あ、あなたも足元気を付けて」
「メスの面ぁしやがってぇ……」
「クオスさん、顔怖いです」
マッピが何とかなだめようとするが彼女の怒気は身体から滲み出る。それはもちろん崩落の部屋の瓦礫を協力して降りている二人、ドラーガとイリスウーフを見ての事である。
新メンバー、マッピ、イリスウーフ、そして人形ではあるがクラリス。
一部彼女の思い込みと誤解に基づくものの、ここ数日でドラーガを狙うメスが突然増え始めた。油断しきっていた……それが正直なところだ。パーティー内で扱いの悪い彼を好きになるのは自分だけだろうと思っていたのに、こんな状態になるとは思いもよらなかったのだ。
彼女達とクオスの間には「性別」という越えるに越えられない高い壁がある。このアドバンテージを何とかしてひっくり返さなければならないと、彼女は焦っているのだ。
「大丈夫よ、クオス。落ち着いて対策を練るのよ」
急斜面をゆっくり通りながら、アンセがそう話しかけた。
「私はあなたの味方よ。あんなぽっと出の新人なんかよりあなたとドラーガの仲を応援するわ。だからぜひ二人の恋が実った暁には、クローゼットにでも隠れて二人の行為を覗き見する権利を……」
マッピが「巻き込まれるのは嫌だ」と言わんばかりに二人と距離を取る。崩落の部屋の先はシュートの斜面になっており、前回はここでドラーガが滑落して荷物を失ってしまった。そのため今回は滑落者を受け止めるためにアルグスが先頭、そして一番滑落しそうなドラーガとイリスウーフ、それから残りのメンバーが下りている。
「ああくそ、イライラする」
「よく見て、クオス」
愚痴をこぼすクオスにアンセが優しく語り掛ける。
「イリスウーフ、上手いわね。わざとああやってたどたどしい足つきで降りることでドラーガにサポートさせて、自然にボディタッチしているのよ。クオスや私は隙がなさすぎる。そのせいで男が寄り付かないのよ。男なんて、女がちょっと弱いところを見せりゃいちころなんだから」
「嫌な予感しかしない」
マッピはそうボソッと呟いて二人と一層距離を取る。
「あっ、滑っちゃったぁ♡」
わざとらしくそう叫んでクオスはドラーガ達のいる地点目掛けてダイブしていった。
「思いついたら即実行、体張ってるわね」
「ぶぐぇ!!」
「きゃあっ!!」
しかしドラーガの運動神経では当然クオスの身体を支えることなどできず、逆に彼女の体当たりの直撃を受けて失神、イリスウーフを巻き込んで滑落していく。
「トルトゥーガ!!」
すんでのところでアルグスがトルトゥーガを投擲、壁に突き刺し、チェーンを通路いっぱいに張って全員の身体を受け止めた。
「何やってんだよクオス……」
何とか鎖に引っかかったクオスにアルグスの言葉は届かず、彼女はドラーガの身体に抱きついて胸に顔をうずめていた。
「ああ、ドラーガさん、ドラーガさん、受け止めてくれてありがとう、ドラーガさん……」
「助けたの僕なんだけど」
「はああぁぁ、ドラーガさん、ふんすふんす」
「ダメそうだな」
「ダメそうですね」
「ダメそうね」
ドラーガの胸に顔をうずめてくんかくんか匂いを嗅いでいるクオスにアルグス、マッピ、アンセはほぼ同じ感想をいだいた。
「これは本格的にヤバそうだ」という認識はパーティー内で一致していたが、シュートの横道にある隠し通路(前回マッピたちが帰りに通った場所)に入ってからもクオスの振る舞いは悪くなる一方であった。終始ぼーっとした表情でドラーガを見つめ、ずっと顔を紅潮させており、普段の鋭敏さは全く感じられず、隠し扉の事も全く覚えていないのでイリスウーフとマッピが協力して探し出したほどである。
「アンセ、君はいったい何を彼女に吹き込んだんだ」
「ごめんアルグス、まさかこんなことになるとは思わなくって」
ダンジョンに入って三時間ほど。ベテランの冒険者であるメッツァトルにはまだまだ体力に余裕のある時間ではあったが、いったん休憩を取って軽食を取ることにした。
石を積んでかまどを作り、クラッカーを齧り、さすがに茶は無いが、白湯を飲んで、まだ秋口であるのに冷たい空気によって冷えた体を暖める。
「クオス、いい加減にするんだ。ここはダンジョンだぞ」
アルグスはクオスにだけ聞こえるように近くで彼女に小さな声で、しかし温厚な彼には珍しく厳しい口調でそう言った。終始とろんとした目つきをしていたクオスはハッとしてまるで今目が覚めたかのように姿勢を正して答える。
「ご、ごめんなさい、アルグス。私、ちょっと気を抜いてしまっていた……」
ちょっとどころではない。正直使い物にならないレベルであった。
「君がドラーガの事を好きなのはいやというほどわかったけど、今は仕事中なんだからちょっと自重してくれないかな」
「えっ!? そんな、気づかれて……」
「あれで隠してるつもりだったのか、正直酔っぱらってるとしか思えない判断力だけど……」
ちらりとアルグスはドラーガの方を見る。彼はイリスウーフとクラリスと、何やら雑談をしているようだった。
「いきなり変なライバルがいろいろ現れて焦る気持ちは分かるけど、斥候がそんなんじゃ今回の探索は日を改めた方がいい。どうする?」
「ごっ、ごめんなさい、アルグスさん」
しゅんとして俯くクオス。何やら異様な空気に気付いてアンセも近くに来て話を聞き始めた。
「でもですね、私だけが悪いかっていうとそれも違うと思うんです。あんな胸元の露わになってる服装で隙だらけのドラーガさんに全く罪がないかと言えばそれは違うと思いますし、むしろ私は彼のフェロモンに惑わされた被害者、って見方もできると思うんですよね」
こいつぁ本格的にヤバいぞ。アルグスの表情がそう語った。
「どうしちゃったのクオス、あなたちょっと前まではパーティーで一番冷静な斥候だったのに、なんで急にそんなことになっちゃったのよ」
「すいません、アンセさん。前まではこうやって深呼吸すればすぐに落ち着いてたんですけど……」
そういってクオスはポーチの中に入っていたハンカチを口に当てて深呼吸をする。
「そう言えば前からたまにそのハンカチを口に当てて深呼吸していたね。ブランケット症候群って奴か。そのハンカチの効果がなくなっちゃったのか?」
「いえ、ハンカチじゃなくてドラーガさんの使い古しのパンツです」
「正気になれクオスぅ!!」
急に大きな声を出したアルグスにドラーガが驚いて声をかけてくる。
「どうしたアルグス? なんか悩んでんのか?」
お前のことで悩んでんだよ。とは言えず、適当に誤魔化してアルグスはクオスとの対話に戻る。
「でもこのパンツ、やっぱり段々匂いがしなくなってきちゃって……アルグスさん、すいませんけどドラーガさんに言って今履いてるパンツと交換してきてもらえませんか?」
「すまないけど勇者にもできることとできないことがあるんだ」
どうやらライバルが現れたことと、男性であることがバレてしまったことの焦り、そして先ほどドラーガと密着して匂いを嗅いだことの興奮から冷静さを保てなくなってしまったようである。
「まずいな、これは……」
「ちん〇んが……抜けなくなっちゃった……」
人生最大の危機である。彼女(彼? )は一人、ダンジョンの身体の前面を壁に張り付けて身動きが取れないでいた。
何故斯様な仕儀と相成ったのか。
――――――――――――――――
話は4時間ほど前に遡る。
クオスは焦っていた。
それはもちろんフービエが恥知らずにも殺そうとした相手に仲間の救助を頼んだからでも、三日連続でムカフ島ダンジョンに潜ることになったからでもない。どちらも冒険者を長くやっていれば日常茶飯事の事である。
「大丈夫か? 滑るから気をつけろ」
「あ……ありがとうございます、ドラーガ」
「ど、ドラーガ、あ、あなたも足元気を付けて」
「メスの面ぁしやがってぇ……」
「クオスさん、顔怖いです」
マッピが何とかなだめようとするが彼女の怒気は身体から滲み出る。それはもちろん崩落の部屋の瓦礫を協力して降りている二人、ドラーガとイリスウーフを見ての事である。
新メンバー、マッピ、イリスウーフ、そして人形ではあるがクラリス。
一部彼女の思い込みと誤解に基づくものの、ここ数日でドラーガを狙うメスが突然増え始めた。油断しきっていた……それが正直なところだ。パーティー内で扱いの悪い彼を好きになるのは自分だけだろうと思っていたのに、こんな状態になるとは思いもよらなかったのだ。
彼女達とクオスの間には「性別」という越えるに越えられない高い壁がある。このアドバンテージを何とかしてひっくり返さなければならないと、彼女は焦っているのだ。
「大丈夫よ、クオス。落ち着いて対策を練るのよ」
急斜面をゆっくり通りながら、アンセがそう話しかけた。
「私はあなたの味方よ。あんなぽっと出の新人なんかよりあなたとドラーガの仲を応援するわ。だからぜひ二人の恋が実った暁には、クローゼットにでも隠れて二人の行為を覗き見する権利を……」
マッピが「巻き込まれるのは嫌だ」と言わんばかりに二人と距離を取る。崩落の部屋の先はシュートの斜面になっており、前回はここでドラーガが滑落して荷物を失ってしまった。そのため今回は滑落者を受け止めるためにアルグスが先頭、そして一番滑落しそうなドラーガとイリスウーフ、それから残りのメンバーが下りている。
「ああくそ、イライラする」
「よく見て、クオス」
愚痴をこぼすクオスにアンセが優しく語り掛ける。
「イリスウーフ、上手いわね。わざとああやってたどたどしい足つきで降りることでドラーガにサポートさせて、自然にボディタッチしているのよ。クオスや私は隙がなさすぎる。そのせいで男が寄り付かないのよ。男なんて、女がちょっと弱いところを見せりゃいちころなんだから」
「嫌な予感しかしない」
マッピはそうボソッと呟いて二人と一層距離を取る。
「あっ、滑っちゃったぁ♡」
わざとらしくそう叫んでクオスはドラーガ達のいる地点目掛けてダイブしていった。
「思いついたら即実行、体張ってるわね」
「ぶぐぇ!!」
「きゃあっ!!」
しかしドラーガの運動神経では当然クオスの身体を支えることなどできず、逆に彼女の体当たりの直撃を受けて失神、イリスウーフを巻き込んで滑落していく。
「トルトゥーガ!!」
すんでのところでアルグスがトルトゥーガを投擲、壁に突き刺し、チェーンを通路いっぱいに張って全員の身体を受け止めた。
「何やってんだよクオス……」
何とか鎖に引っかかったクオスにアルグスの言葉は届かず、彼女はドラーガの身体に抱きついて胸に顔をうずめていた。
「ああ、ドラーガさん、ドラーガさん、受け止めてくれてありがとう、ドラーガさん……」
「助けたの僕なんだけど」
「はああぁぁ、ドラーガさん、ふんすふんす」
「ダメそうだな」
「ダメそうですね」
「ダメそうね」
ドラーガの胸に顔をうずめてくんかくんか匂いを嗅いでいるクオスにアルグス、マッピ、アンセはほぼ同じ感想をいだいた。
「これは本格的にヤバそうだ」という認識はパーティー内で一致していたが、シュートの横道にある隠し通路(前回マッピたちが帰りに通った場所)に入ってからもクオスの振る舞いは悪くなる一方であった。終始ぼーっとした表情でドラーガを見つめ、ずっと顔を紅潮させており、普段の鋭敏さは全く感じられず、隠し扉の事も全く覚えていないのでイリスウーフとマッピが協力して探し出したほどである。
「アンセ、君はいったい何を彼女に吹き込んだんだ」
「ごめんアルグス、まさかこんなことになるとは思わなくって」
ダンジョンに入って三時間ほど。ベテランの冒険者であるメッツァトルにはまだまだ体力に余裕のある時間ではあったが、いったん休憩を取って軽食を取ることにした。
石を積んでかまどを作り、クラッカーを齧り、さすがに茶は無いが、白湯を飲んで、まだ秋口であるのに冷たい空気によって冷えた体を暖める。
「クオス、いい加減にするんだ。ここはダンジョンだぞ」
アルグスはクオスにだけ聞こえるように近くで彼女に小さな声で、しかし温厚な彼には珍しく厳しい口調でそう言った。終始とろんとした目つきをしていたクオスはハッとしてまるで今目が覚めたかのように姿勢を正して答える。
「ご、ごめんなさい、アルグス。私、ちょっと気を抜いてしまっていた……」
ちょっとどころではない。正直使い物にならないレベルであった。
「君がドラーガの事を好きなのはいやというほどわかったけど、今は仕事中なんだからちょっと自重してくれないかな」
「えっ!? そんな、気づかれて……」
「あれで隠してるつもりだったのか、正直酔っぱらってるとしか思えない判断力だけど……」
ちらりとアルグスはドラーガの方を見る。彼はイリスウーフとクラリスと、何やら雑談をしているようだった。
「いきなり変なライバルがいろいろ現れて焦る気持ちは分かるけど、斥候がそんなんじゃ今回の探索は日を改めた方がいい。どうする?」
「ごっ、ごめんなさい、アルグスさん」
しゅんとして俯くクオス。何やら異様な空気に気付いてアンセも近くに来て話を聞き始めた。
「でもですね、私だけが悪いかっていうとそれも違うと思うんです。あんな胸元の露わになってる服装で隙だらけのドラーガさんに全く罪がないかと言えばそれは違うと思いますし、むしろ私は彼のフェロモンに惑わされた被害者、って見方もできると思うんですよね」
こいつぁ本格的にヤバいぞ。アルグスの表情がそう語った。
「どうしちゃったのクオス、あなたちょっと前まではパーティーで一番冷静な斥候だったのに、なんで急にそんなことになっちゃったのよ」
「すいません、アンセさん。前まではこうやって深呼吸すればすぐに落ち着いてたんですけど……」
そういってクオスはポーチの中に入っていたハンカチを口に当てて深呼吸をする。
「そう言えば前からたまにそのハンカチを口に当てて深呼吸していたね。ブランケット症候群って奴か。そのハンカチの効果がなくなっちゃったのか?」
「いえ、ハンカチじゃなくてドラーガさんの使い古しのパンツです」
「正気になれクオスぅ!!」
急に大きな声を出したアルグスにドラーガが驚いて声をかけてくる。
「どうしたアルグス? なんか悩んでんのか?」
お前のことで悩んでんだよ。とは言えず、適当に誤魔化してアルグスはクオスとの対話に戻る。
「でもこのパンツ、やっぱり段々匂いがしなくなってきちゃって……アルグスさん、すいませんけどドラーガさんに言って今履いてるパンツと交換してきてもらえませんか?」
「すまないけど勇者にもできることとできないことがあるんだ」
どうやらライバルが現れたことと、男性であることがバレてしまったことの焦り、そして先ほどドラーガと密着して匂いを嗅いだことの興奮から冷静さを保てなくなってしまったようである。
「まずいな、これは……」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
英雄召喚〜帝国貴族の異世界統一戦記〜
駄作ハル
ファンタジー
異世界の大貴族レオ=ウィルフリードとして転生した平凡サラリーマン。
しかし、待っていたのは平和な日常などではなかった。急速な領土拡大を目論む帝国の貴族としての日々は、戦いの連続であった───
そんなレオに与えられたスキル『英雄召喚』。それは現世で英雄と呼ばれる人々を呼び出す能力。『鬼の副長』土方歳三、『臥龍』所轄孔明、『空の魔王』ハンス=ウルリッヒ・ルーデル、『革命の申し子』ナポレオン・ボナパルト、『万能人』レオナルド・ダ・ヴィンチ。
前世からの知識と英雄たちの逸話にまつわる能力を使い、大切な人を守るべく争いにまみれた異世界に平和をもたらす為の戦いが幕を開ける!
完結まで毎日投稿!
50代無職、エルフに転生で異世界ざわつく
かわさきはっく
ファンタジー
就職氷河期を生き抜き、数々の職を転々とした末に無職となった50代の俺。
ある日、病で倒れ、気づけば異世界のエルフの賢者に転生していた!?
俺が転生したのは、高位エルフの秘術の失敗によって魂が取り込まれた賢者の肉体。
第二の人生をやり直そうと思ったのも束の間、俺の周囲は大騒ぎだ。
「導き手の復活か!?」「賢者を語る偽物か!?」
信仰派と保守派が入り乱れ、エルフの社会はざわつき始める。
賢者の力を示すため、次々と課される困難な試練。
様々な事件に巻き込まれながらも、俺は異世界で無双する!
異世界ざわつき転生譚、ここに開幕!
※話数は多いですが、一話ごとのボリュームは少なめです。
※「小説家になろう」「カクヨム」「Caita」にも掲載しています。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。
この争いの絶えない世界で ~魔王になって平和の為に戦いますR
ばたっちゅ
ファンタジー
相和義輝(あいわよしき)は新たな魔王として現代から召喚される。
だがその世界は、世界の殆どを支配した人類が、僅かに残る魔族を滅ぼす戦いを始めていた。
無為に死に逝く人間達、荒廃する自然……こんな無駄な争いは止めなければいけない。だが人類にもまた、戦うべき理由と、戦いを止められない事情があった。
人類を会話のテーブルまで引っ張り出すには、結局戦争に勝利するしかない。
だが魔王として用意された力は、死を予感する力と全ての文字と言葉を理解する力のみ。
自分一人の力で戦う事は出来ないが、強力な魔人や個性豊かな魔族たちの力を借りて戦う事を決意する。
殺戮の果てに、互いが共存する未来があると信じて。
R・P・G ~転生して不死にされた俺は、最強の英雄たちと滅ぼすはずだった異世界を統治する~
イット
ファンタジー
オカルト雑誌の編集者として働いていた瀬川凛人(40)は、怪現象の取材中、異世界の大地の女神と接触する。
半ば強制的に異世界へと転生させられた彼は、惑星そのものと同化し、“星骸の主”として不死の存在へと変貌した。
だが女神から与えられた使命は、この世界の生命を滅ぼし、星を「リセット」すること。凛人はその命令を、拒否する。
彼は、大地の女神により創造された星骸と呼ばれる伝説の六英雄の一人を従者とし、世界を知るため、そして残りの星骸を探すため旅に出る。
しかし一つ選択を誤れば世界が滅びる危うい存在……
女神の使命を「絶対拒否」する不死者と、裏ボス級の従者たち。
これは、世界を滅ぼさず、統治することを選んだ男の英雄譚である。
【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる