43 / 109
魔眼の子
43.隠された魔眼
しおりを挟む
長男のルノは昔から魔力量が多く、生まれた時から片目が赤かった。ところが不思議なことに、瞳の色以外は普通の子供となんら変わりなく、11年間屋敷の中で家族とひっそりと暮らしていた。
それは信頼できる大人のサポートがあったからこその結果であり、ルノの情報が外部に漏れていないのはマルクスの人望の厚さによるものが大きかった。
だが、一歩外に出れば、I,mのような集団から目を付けられる可能性があった。
それは騎士やギルドの人間も同じで、魔暴走を起こした人間は教会で治療を受けなければならない。
ルノは自宅で極秘に治療を受けても先天性のためか、瞳の色は赤いままであった。事情を知らぬ人間からすれば魔暴走を起こしているようにしか見えず、外見だけで危険だと判断されれば、命すら危うい。
それは何としても避けたかった。
そして真紘と重盛が来る前日、ハンナとルノは二人で別宅に移ることになった。
直前になってしまったのは、二人は大丈夫だと主張するマルクスと、王直属の騎士に会わせるわけにはいかないと反論するジョエルの意見が割れたからだ。
「ルノ様の存在を知られればきっと教会行になってしまうと、強引に送り出したのは私なのです。私が余計なことをしなければ、馬車が魔物に襲われてハンナが亡くなることも、ルノ様が魔暴走を起こすほどお辛い目に遭うこともなかったはず……」
ジョエルは顔を覆い崩れ落ちた。マルクスは立ち上がり彼を支えた。
「ジョエル、最終的に決断を下したのはこの屋敷の主人である私だ。お前が自分を責める必要はないのだ」
いいや、と重盛は首を振った。
「それを言うなら、俺達がここに来なければ、あんなやばい集団がいなければ、ルノ君の魔力が普通だったら――ってもしもの話が永遠に続くって。誰のせいでもないよ」
「その通りです。ハンナさんが亡くなったのは残念なことでした……。ですが、彼女は力を振り絞りルノ様の未来を守った。ならば、彼女の意志を継ぎ、残された人間でルノ様の未来を切り開くお手伝いをしなくてはと思いました。これは彼女のご遺体に手を加えてしまった僕の勝手な贖罪なのかもしれません」
きつく握り閉めた拳に重盛の手がそっと添えられた。
「真紘殿、重盛殿……。お二人を信じられず疑ったタルハネイリッカをお許しください。真紘殿がハンナの目を染めたのだと気付いておりました。優しい貴方のことだ、苦しんだのでしょう。私はそれを承知の上で沈黙を選択し、さらにお仕えする王にすら、息子の件を黙っていたのです。どんな罰でも受け入れます。ですが、どうかルノだけは……」
カーペットに額が着くほど頭を下げるマルクスとジョエルに慌てて駆け寄る。
男四人で床に膝を付いた状態はなんとも可笑しな光景で、重盛と顔を見合わせ、真紘は思わず笑ってしまった。
「やだなぁ、お叱りを受けるつもりで来たのに。マルクスさんもジョエルさんも、客人の僕が言うのも可笑しな話ですが楽にしてください。それに最初に申し上げたはずですよ、僕達はあくまで便利屋として提案しに来たんです」
「真紘殿……。お心遣い、痛み入ります」
真紘の提案はこうだ。
対策其の一、魔暴走対策として日頃から魔力を発散させる。
これは魔力の制御が上手くできない野木と同じ方法だ。
「魔力を大量に消費する魔法を放ったり、空の魔石を大量かつ定期的に購入したりすれば、嫌でも目立ちます。またあの集団が乗り込んで来るのでは?」
マルクスの問いかけに真紘は胸をどんと叩いた。
「それは心配いりません。ここに来るまで大量の魔物を狩ったので、かなりの魔石が手元にあります。業者を通さず、僕達が直接手渡せば問題ないでしょう。無償でお譲りしても良いのですが、気が引けるのであれば、便利屋としてご依頼ください。秘密は守ります。それからもう一つ。カラコンです」
対策其の二、カラーコンタクトの装着。
「からこん、とは?」
ジョエルが首を傾げた。
「地球では眼鏡の代わりに、薄い膜のようなものを目の中に入れて使用していました。色が着いた物もあり、本来の瞳の色が分からなくなるのです。これは眼鏡と違って度は入っていません」
「目に膜を入れる……。少々イメージし難いのですが」
マルクスの言葉に、待ってましたと重盛はポケットからコンタクトの容器と手鏡を取り出した。
これは真紘が魔法で作り出したもので、以前クラスメイトからコスプレを頼まれた際に装着したカラーコンタクトレンズ。
レンズの色はマルクスと同じダークブラウンに変えてある。
重盛がレンズを装着してパチパチと瞬きをすると、マルクスとジョエルは感嘆の声をあげた。
「どうよ? 俺の目も金色からおっさんと同じダークブラウンになったっしょ? しかも、使い捨てだから朝装着して、夜寝る前に外せば衛生的。ちょっと練習は必要だけど、こうやって取れる。そして今ならなんと大手製薬会社の目薬も付いてくる~!」
重盛が片目のレンズだけ外してみせると、拍手が巻き起こった。
「なんと素晴らしい! これなら、息子が望んでいたパブリックスクールにも通わせることができます。本当に感謝してもしきれません!」
興奮を顕わにするマルクスと、まだ不安そうに眉をハの字にするジョエル。
「真紘様、これは我々で量産できるものなのでしょうか?」
「いいえ、この世界の技術では難しいでしょう。魔法があるせいか、建築物などの技術面から察するに、リアースは六百年以上前の地球に近いように思います。なのでこれは僕が作って定期的に届けます。生涯サポートですよ、何せ僕はエルフなので。と、まあ、ここまであれこれ申し上げてきましたが、あとはご本人の意志次第ですね」
「そーゆーこと! おっさん、先生の先生、俺達が末代まで見守ってやるから安心しな!」
末代まで祟ってやるではなく、見守ってやる。
美しいエルフに、男前な妖狐。おかしな二人組に気に入られたタルハネイリッカは、言葉の通り末代まで見守られることとなった。
それは信頼できる大人のサポートがあったからこその結果であり、ルノの情報が外部に漏れていないのはマルクスの人望の厚さによるものが大きかった。
だが、一歩外に出れば、I,mのような集団から目を付けられる可能性があった。
それは騎士やギルドの人間も同じで、魔暴走を起こした人間は教会で治療を受けなければならない。
ルノは自宅で極秘に治療を受けても先天性のためか、瞳の色は赤いままであった。事情を知らぬ人間からすれば魔暴走を起こしているようにしか見えず、外見だけで危険だと判断されれば、命すら危うい。
それは何としても避けたかった。
そして真紘と重盛が来る前日、ハンナとルノは二人で別宅に移ることになった。
直前になってしまったのは、二人は大丈夫だと主張するマルクスと、王直属の騎士に会わせるわけにはいかないと反論するジョエルの意見が割れたからだ。
「ルノ様の存在を知られればきっと教会行になってしまうと、強引に送り出したのは私なのです。私が余計なことをしなければ、馬車が魔物に襲われてハンナが亡くなることも、ルノ様が魔暴走を起こすほどお辛い目に遭うこともなかったはず……」
ジョエルは顔を覆い崩れ落ちた。マルクスは立ち上がり彼を支えた。
「ジョエル、最終的に決断を下したのはこの屋敷の主人である私だ。お前が自分を責める必要はないのだ」
いいや、と重盛は首を振った。
「それを言うなら、俺達がここに来なければ、あんなやばい集団がいなければ、ルノ君の魔力が普通だったら――ってもしもの話が永遠に続くって。誰のせいでもないよ」
「その通りです。ハンナさんが亡くなったのは残念なことでした……。ですが、彼女は力を振り絞りルノ様の未来を守った。ならば、彼女の意志を継ぎ、残された人間でルノ様の未来を切り開くお手伝いをしなくてはと思いました。これは彼女のご遺体に手を加えてしまった僕の勝手な贖罪なのかもしれません」
きつく握り閉めた拳に重盛の手がそっと添えられた。
「真紘殿、重盛殿……。お二人を信じられず疑ったタルハネイリッカをお許しください。真紘殿がハンナの目を染めたのだと気付いておりました。優しい貴方のことだ、苦しんだのでしょう。私はそれを承知の上で沈黙を選択し、さらにお仕えする王にすら、息子の件を黙っていたのです。どんな罰でも受け入れます。ですが、どうかルノだけは……」
カーペットに額が着くほど頭を下げるマルクスとジョエルに慌てて駆け寄る。
男四人で床に膝を付いた状態はなんとも可笑しな光景で、重盛と顔を見合わせ、真紘は思わず笑ってしまった。
「やだなぁ、お叱りを受けるつもりで来たのに。マルクスさんもジョエルさんも、客人の僕が言うのも可笑しな話ですが楽にしてください。それに最初に申し上げたはずですよ、僕達はあくまで便利屋として提案しに来たんです」
「真紘殿……。お心遣い、痛み入ります」
真紘の提案はこうだ。
対策其の一、魔暴走対策として日頃から魔力を発散させる。
これは魔力の制御が上手くできない野木と同じ方法だ。
「魔力を大量に消費する魔法を放ったり、空の魔石を大量かつ定期的に購入したりすれば、嫌でも目立ちます。またあの集団が乗り込んで来るのでは?」
マルクスの問いかけに真紘は胸をどんと叩いた。
「それは心配いりません。ここに来るまで大量の魔物を狩ったので、かなりの魔石が手元にあります。業者を通さず、僕達が直接手渡せば問題ないでしょう。無償でお譲りしても良いのですが、気が引けるのであれば、便利屋としてご依頼ください。秘密は守ります。それからもう一つ。カラコンです」
対策其の二、カラーコンタクトの装着。
「からこん、とは?」
ジョエルが首を傾げた。
「地球では眼鏡の代わりに、薄い膜のようなものを目の中に入れて使用していました。色が着いた物もあり、本来の瞳の色が分からなくなるのです。これは眼鏡と違って度は入っていません」
「目に膜を入れる……。少々イメージし難いのですが」
マルクスの言葉に、待ってましたと重盛はポケットからコンタクトの容器と手鏡を取り出した。
これは真紘が魔法で作り出したもので、以前クラスメイトからコスプレを頼まれた際に装着したカラーコンタクトレンズ。
レンズの色はマルクスと同じダークブラウンに変えてある。
重盛がレンズを装着してパチパチと瞬きをすると、マルクスとジョエルは感嘆の声をあげた。
「どうよ? 俺の目も金色からおっさんと同じダークブラウンになったっしょ? しかも、使い捨てだから朝装着して、夜寝る前に外せば衛生的。ちょっと練習は必要だけど、こうやって取れる。そして今ならなんと大手製薬会社の目薬も付いてくる~!」
重盛が片目のレンズだけ外してみせると、拍手が巻き起こった。
「なんと素晴らしい! これなら、息子が望んでいたパブリックスクールにも通わせることができます。本当に感謝してもしきれません!」
興奮を顕わにするマルクスと、まだ不安そうに眉をハの字にするジョエル。
「真紘様、これは我々で量産できるものなのでしょうか?」
「いいえ、この世界の技術では難しいでしょう。魔法があるせいか、建築物などの技術面から察するに、リアースは六百年以上前の地球に近いように思います。なのでこれは僕が作って定期的に届けます。生涯サポートですよ、何せ僕はエルフなので。と、まあ、ここまであれこれ申し上げてきましたが、あとはご本人の意志次第ですね」
「そーゆーこと! おっさん、先生の先生、俺達が末代まで見守ってやるから安心しな!」
末代まで祟ってやるではなく、見守ってやる。
美しいエルフに、男前な妖狐。おかしな二人組に気に入られたタルハネイリッカは、言葉の通り末代まで見守られることとなった。
26
あなたにおすすめの小説
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
異世界で8歳児になった僕は半獣さん達と仲良くスローライフを目ざします
み馬下諒
BL
志望校に合格した春、桜の樹の下で意識を失った主人公・斗馬 亮介(とうま りょうすけ)は、気がついたとき、異世界で8歳児の姿にもどっていた。
わけもわからず放心していると、いきなり巨大な黒蛇に襲われるが、水の精霊〈ミュオン・リヒテル・リノアース〉と、半獣属の大熊〈ハイロ〉があらわれて……!?
これは、異世界へ転移した8歳児が、しゃべる動物たちとスローライフ?を目ざす、ファンタジーBLです。
おとなサイド(半獣×精霊)のカプありにつき、R15にしておきました。
※ 造語、出産描写あり。前置き長め。第21話に登場人物紹介を載せました。
★お試し読みは第1部(第22〜27話あたり)がオススメです。物語の傾向がわかりやすいかと思います★
★第11回BL小説大賞エントリー作品★最終結果2773作品中/414位★応援ありがとうございました★
VRMMOで追放された支援職、生贄にされた先で魔王様に拾われ世界一溺愛される
水凪しおん
BL
勇者パーティーに尽くしながらも、生贄として裏切られた支援職の少年ユキ。
絶望の底で出会ったのは、孤独な魔王アシュトだった。
帰る場所を失ったユキが見つけたのは、規格外の生産スキル【慈愛の手】と、魔王からの想定外な溺愛!?
「私の至宝に、指一本触れるな」
荒れた魔王領を豊かな楽園へと変えていく、心優しい青年の成り上がりと、永い孤独を生きた魔王の凍てついた心を溶かす純愛の物語。
裏切り者たちへの華麗なる復讐劇が、今、始まる。
裏乙女ゲー?モブですよね? いいえ主人公です。
みーやん
BL
何日の時をこのソファーと過ごしただろう。
愛してやまない我が妹に頼まれた乙女ゲーの攻略は終わりを迎えようとしていた。
「私の青春学園生活⭐︎星蒼山学園」というこのタイトルの通り、女の子の主人公が学園生活を送りながら攻略対象に擦り寄り青春という名の恋愛を繰り広げるゲームだ。ちなみに女子生徒は全校生徒約900人のうち主人公1人というハーレム設定である。
あと1ヶ月後に30歳の誕生日を迎える俺には厳しすぎるゲームではあるが可愛い妹の為、精神と睡眠を削りながらやっとの思いで最後の攻略対象を攻略し見事クリアした。
最後のエンドロールまで見た後に
「裏乙女ゲームを開始しますか?」
という文字が出てきたと思ったら目の視界がだんだんと狭まってくる感覚に襲われた。
あ。俺3日寝てなかったんだ…
そんなことにふと気がついた時には視界は完全に奪われていた。
次に目が覚めると目の前には見覚えのあるゲームならではのウィンドウ。
「星蒼山学園へようこそ!攻略対象を攻略し青春を掴み取ろう!」
何度見たかわからないほど見たこの文字。そして気づく現実味のある体感。そこは3日徹夜してクリアしたゲームの世界でした。
え?意味わかんないけどとりあえず俺はもちろんモブだよね?
これはモブだと勘違いしている男が実は主人公だと気付かないまま学園生活を送る話です。
2度目の異世界移転。あの時の少年がいい歳になっていて殺気立って睨んでくるんだけど。
ありま氷炎
BL
高校一年の時、道路陥没の事故に巻き込まれ、三日間記憶がない。
異世界転移した記憶はあるんだけど、夢だと思っていた。
二年後、どうやら異世界転移してしまったらしい。
しかもこれは二度目で、あれは夢ではなかったようだった。
再会した少年はすっかりいい歳になっていて、殺気立って睨んでくるんだけど。
過労死で異世界転生したら、勇者の魂を持つ僕が魔王の城で目覚めた。なぜか「魂の半身」と呼ばれ異常なまでに溺愛されてる件
水凪しおん
BL
ブラック企業で過労死した俺、雪斗(ユキト)が次に目覚めたのは、なんと異世界の魔王の城だった。
赤ん坊の姿で転生した俺は、自分がこの世界を滅ぼす魔王を討つための「勇者の魂」を持つと知る。
目の前にいるのは、冷酷非情と噂の魔王ゼノン。
「ああ、終わった……食べられるんだ」
絶望する俺を前に、しかし魔王はうっとりと目を細め、こう囁いた。
「ようやく会えた、我が魂の半身よ」
それから始まったのは、地獄のような日々――ではなく、至れり尽くせりの甘やかし生活!?
最高級の食事、ふわふわの寝具、傅役(もりやく)までつけられ、魔王自らが甲斐甲斐しくお菓子を食べさせてくる始末。
この溺愛は、俺を油断させて力を奪うための罠に違いない!
そう信じて疑わない俺の勘違いをよそに、魔王の独占欲と愛情はどんどんエスカレートしていき……。
永い孤独を生きてきた最強魔王と、自己肯定感ゼロの元社畜勇者。
敵対するはずの運命が交わる時、世界を揺るがす壮大な愛の物語が始まる。
【完結】テルの異世界転換紀?!転がり落ちたら世界が変わっていた。
カヨワイさつき
BL
小学生の頃両親が蒸発、その後親戚中をたらいまわしにされ住むところも失った田辺輝(たなべ てる)は毎日切り詰めた生活をしていた。複数のバイトしていたある日、コスプレ?した男と出会った。
異世界ファンタジー、そしてちょっぴりすれ違いの恋愛。
ドワーフ族に助けられ家族として過ごす"テル"。本当の両親は……。
そして、コスプレと思っていた男性は……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる