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第三章:身体と愛と涙味の……
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なんか……
なんか……凄すぎるんですけど……。
あれから俺は、達した後、意識が遠退いて眠りに落ちていきそうだったのに……。
落ちそうになった意識は、すぐに みっきーに呼び戻されて……バックでまたイかされて、もう終わるよね、って思っていたのに……。
「んあ、ッ、も、ムリぃ……、あ、ーーーーーーッ」
そのまま身体を持ち上げられて背面座位な状態で自分の体重がモロにかかって、より深く貫かれて声にならない声をあげている。
「あ、あッ、……も、まッ……イ ……く」
下から突き上げられて大きな手で前を扱かれて、もう殆ど出ないのに半分強制的にイかされた。
――彼はもしかしなくても、絶倫ってやつなんだろうか?
「直、大丈夫? シャワー浴びようか」
逞しい胸板にぐったりと身を預けていた俺は、力なく首を縦に振った。
――ああ、これでやっと解放される。
シャワーを浴びたら、速攻ベッドにダイブして、ふわふわの布団にくるまれて、朝までぐっすり眠りたい。
あぁ、そうか、シーツはカピカピに汚れたままだけど……良いんだ、それでも。取り敢えず眠れる。
そんな事をぼんやりと考えていたら、突然背面座位の形のまま身体が宙に浮いた。
みっきーが俺を抱えて立ち上がったのだ。
「ええっ?」
そして、みっきーは俺の中に太くて長い凶器を挿れたまま歩いて行く。
このまま風呂に行くのかと思ったら、バスルームの入り口近くの壁際で、俺の両足は降ろされた。
「あッーーーーーッーーー!」
身長差があるから、つま先しか床に付かなくて、また深くみっきーを咥え込んでしまう。
「ごめんね、直、これでおしまいにするから」
苦笑しながら、こめかみにキスを落として、律動を始める。
突き上げられる度につま先が浮いてしまうのを、俺は必死に壁に縋り付いて耐えながら、また絶頂を感じて…… 今度こそ意識を手放しそうになる。
結合した部分から、今夜何度も吐き出されたみっきーの白濁が溢れて、内股を伝い落ちた。
「あ、ぁ、……もう、壊れ……る……ッ」
透さんは優しかったなぁ……。なんて……遠退く意識の中で思い出していた。
*****
窓から挿し込む明るい光が顔に当たっていて、目を閉じている筈なのに眩しいな……って思ってると、急に日が翳って暗くなった気がした。
唇に柔らかい何かが触れて重い瞼を開けると、目の前にみっきーの、どアップ!
「……うわッ?!……ッ!」
思わず上体を起こして、みっきーの顎に頭突きを食らわしそうになったけど、その前に腰や背中に痛みが走って、またベッドに沈んだ。
「ちょ、酷いなぁ。そんなに驚かなくてもいいじゃん。昨夜、あんなに愛し合った仲なのに」
言いながら、リップ音を立ててキスをする。
――愛し合ったって……!
昨夜の、あまりに激し過ぎる情事が次々に頭の中で映像となって蘇って顔が熱くなる……と言うより……
「な、んか……熱い」
なんだか身体中が怠くて、熱っぽい気がするんだけど……。
「ちょっとやり過ぎちゃったかな……、熱あるみたいだね」
ちょ……っと? ちょっとやり過ぎどころの話じゃなかったような気がするんですけど……。
しかも、なんでか今も、みっきーの手は俺の身体を弄っていて……、顔中にキスの雨を降らせてるんだけどっ!
「あ、あのっ、俺もうムリですよ……」
慌てて、みっきーの厚い胸板を、力の入らない手で押し返してみるけど、微動だにしない。
「やだなぁー、人をエロ魔人みたいに。分かってるって、熱のある人を襲ったりしませんて」
そんな事を言いながらも、俺の腰に押し付けている硬いモノは、いったい何なんですか!
だけど、みっきーは涼しい顔をして、「さてと……」と、ベッドから身を起こした。
「昨夜、一緒にお風呂入って色々楽しもうと思ってたのに直が寝ちゃったからさ、取り敢えずは綺麗に洗ったと思うけど、もう一度シャワーする?」
え? 昨夜あの後、身体を洗ってくれたのか……。
いやいや! その前に、今何か恐ろしい事言わなかったか?『お風呂で色々楽しもう』とか、何とかかんとか?
あれ以上まだ何かするつもりだったのか? と、思うと、今シャワー浴びるなんて怖くて出来ない。
「俺は大丈夫です」
「そ? じゃぁ、俺はサッと浴びてくるから、それまで横になってていいよ。身体辛いでしょ?」
言いながら、みっきーは全裸のままタオルを手に持つと、バスルームに入っていった。
はぁーと、溜め息を一つ吐いて、そう言えば……と、コートのポケットの中を探って携帯を取り出した。
いつの間にか啓太からのメールが1件と……。透さんからのメールが2件……入っていた。
なんか……
なんか……凄すぎるんですけど……。
あれから俺は、達した後、意識が遠退いて眠りに落ちていきそうだったのに……。
落ちそうになった意識は、すぐに みっきーに呼び戻されて……バックでまたイかされて、もう終わるよね、って思っていたのに……。
「んあ、ッ、も、ムリぃ……、あ、ーーーーーーッ」
そのまま身体を持ち上げられて背面座位な状態で自分の体重がモロにかかって、より深く貫かれて声にならない声をあげている。
「あ、あッ、……も、まッ……イ ……く」
下から突き上げられて大きな手で前を扱かれて、もう殆ど出ないのに半分強制的にイかされた。
――彼はもしかしなくても、絶倫ってやつなんだろうか?
「直、大丈夫? シャワー浴びようか」
逞しい胸板にぐったりと身を預けていた俺は、力なく首を縦に振った。
――ああ、これでやっと解放される。
シャワーを浴びたら、速攻ベッドにダイブして、ふわふわの布団にくるまれて、朝までぐっすり眠りたい。
あぁ、そうか、シーツはカピカピに汚れたままだけど……良いんだ、それでも。取り敢えず眠れる。
そんな事をぼんやりと考えていたら、突然背面座位の形のまま身体が宙に浮いた。
みっきーが俺を抱えて立ち上がったのだ。
「ええっ?」
そして、みっきーは俺の中に太くて長い凶器を挿れたまま歩いて行く。
このまま風呂に行くのかと思ったら、バスルームの入り口近くの壁際で、俺の両足は降ろされた。
「あッーーーーーッーーー!」
身長差があるから、つま先しか床に付かなくて、また深くみっきーを咥え込んでしまう。
「ごめんね、直、これでおしまいにするから」
苦笑しながら、こめかみにキスを落として、律動を始める。
突き上げられる度につま先が浮いてしまうのを、俺は必死に壁に縋り付いて耐えながら、また絶頂を感じて…… 今度こそ意識を手放しそうになる。
結合した部分から、今夜何度も吐き出されたみっきーの白濁が溢れて、内股を伝い落ちた。
「あ、ぁ、……もう、壊れ……る……ッ」
透さんは優しかったなぁ……。なんて……遠退く意識の中で思い出していた。
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窓から挿し込む明るい光が顔に当たっていて、目を閉じている筈なのに眩しいな……って思ってると、急に日が翳って暗くなった気がした。
唇に柔らかい何かが触れて重い瞼を開けると、目の前にみっきーの、どアップ!
「……うわッ?!……ッ!」
思わず上体を起こして、みっきーの顎に頭突きを食らわしそうになったけど、その前に腰や背中に痛みが走って、またベッドに沈んだ。
「ちょ、酷いなぁ。そんなに驚かなくてもいいじゃん。昨夜、あんなに愛し合った仲なのに」
言いながら、リップ音を立ててキスをする。
――愛し合ったって……!
昨夜の、あまりに激し過ぎる情事が次々に頭の中で映像となって蘇って顔が熱くなる……と言うより……
「な、んか……熱い」
なんだか身体中が怠くて、熱っぽい気がするんだけど……。
「ちょっとやり過ぎちゃったかな……、熱あるみたいだね」
ちょ……っと? ちょっとやり過ぎどころの話じゃなかったような気がするんですけど……。
しかも、なんでか今も、みっきーの手は俺の身体を弄っていて……、顔中にキスの雨を降らせてるんだけどっ!
「あ、あのっ、俺もうムリですよ……」
慌てて、みっきーの厚い胸板を、力の入らない手で押し返してみるけど、微動だにしない。
「やだなぁー、人をエロ魔人みたいに。分かってるって、熱のある人を襲ったりしませんて」
そんな事を言いながらも、俺の腰に押し付けている硬いモノは、いったい何なんですか!
だけど、みっきーは涼しい顔をして、「さてと……」と、ベッドから身を起こした。
「昨夜、一緒にお風呂入って色々楽しもうと思ってたのに直が寝ちゃったからさ、取り敢えずは綺麗に洗ったと思うけど、もう一度シャワーする?」
え? 昨夜あの後、身体を洗ってくれたのか……。
いやいや! その前に、今何か恐ろしい事言わなかったか?『お風呂で色々楽しもう』とか、何とかかんとか?
あれ以上まだ何かするつもりだったのか? と、思うと、今シャワー浴びるなんて怖くて出来ない。
「俺は大丈夫です」
「そ? じゃぁ、俺はサッと浴びてくるから、それまで横になってていいよ。身体辛いでしょ?」
言いながら、みっきーは全裸のままタオルを手に持つと、バスルームに入っていった。
はぁーと、溜め息を一つ吐いて、そう言えば……と、コートのポケットの中を探って携帯を取り出した。
いつの間にか啓太からのメールが1件と……。透さんからのメールが2件……入っていた。
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