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5章【運命の夜(上)】
味方、あるいは仲間
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朝の微睡みは思考を解し、朝日に目を覚ました後も考えが纏まらない。
当たり前に朝が来たことが何処か虚しく、そして驚きでもあった。
夢路華火という少女の名前を塗りつぶすように、毒々しい黄色のクレヨンでキイロアゲハと殴り書きされたような、そんな気分に胃の中が競り上がってくるようだ。
幸いなのは胃の中には何もなかった事か。
「僕の部屋だ……」
華火の正体を知った瞬間からの記憶が酷く曖昧だ。
どんなやり取りをしたのか、さっぱり思い出せず、胸から背中に掛けての尋常でない痛みだけが今もまだ残っている。
「あら、お目覚めかしら?」
「ハナカマキリさん……?」
「ちょっと懐かしいわ。君に初めて掛けた言葉って今と同じじゃなかったかしら」
「覚えてませんね」
見慣れた自室の、見慣れない客人。
あの時は確かソファーに寝かされていたのだったか。
黒髪の白い女は、いつかと同じように机に座っていた。
逆光の中で柔らかな微笑みを浮かべる捕食者に、似てもいないはずの少女の姿を重ねてしまう。
「結局君は、アゲハに負けちゃったのね」
負けた。
はたして、あれは負けだったのか。
いや、そもそも勝負にすらなっていなかった。
いつか掻かれたはずの寝首を、あの瞬間に掻かれただけなのだから。
「羽はどう?」
「ダメですね。片方はボロボロで、もう片方は根本から抜き取られたような感覚があるだけです」
「そう。残念ね」
取り返してあげよう等と言わないのが実にハナカマキリらしい。
随分と肩入れしてくれる彼女ではあるのだが、こういう所は飼い慣らされていない妖らしさを感じる。
もっとも、そんな申し出があったとしても、ムラサキは断っていただろうが。
こうして生き残ってしまった以上、キイロアゲハを追うのだけはやめられない。
彼女との決着だけは、他人に委ねられない。
「すっかり心が折れたものだと思っていたのだけれど……そんなボロボロでもまだ勝つつもり?」
「いえ、勝てるとは思っていません。……ただ、あいつとの因縁には、どんな形であれ終止符を打たないといけないだけです」
仮に、今度こそ殺されるとしても。
そこが終着点ならば、きっと悔いはない。
「いいわね。うん。やっぱり君は素敵。勝てる相手にだけ事を起こすでもなく、でも、誰が相手でも仕掛けるでもない。自分が戦うべき物がちゃんと見えている」
ハナカマキリは机の上に立ち上がり、窓の方へと向く。
向けられた背と、吹き込むそよ風に揺れる着物。
差し込む朝の陽光の中、ハナカマキリは不意に振り返る。
「蛇と骨に気を付けて。この街に、何かが起きているから」
再び背を向けた白い女は、淡い日の光に溶けるように姿を消した。
蛇と骨。
ただそれだけの言葉に妙な胸騒ぎを覚えつつ、ムラサキは身支度を整える事にした。
携帯を見れば、今日は彩篠宮川花火大会の開催日。
彼女と一緒に行くと約束した日だ。
「ちゃんと来てくれるよね。華火」
青い上着を手に、白髪の青年は部屋を出た。
◆
休日の食堂はいつものようにがらんどうだ。
テレビは暗い画面で沈黙を保ったままで、テーブルと椅子は前日の夜に整頓されたであろう姿勢のまま、気味が悪いほど整然と並んでいる。
見慣れた、あるいは代わり映えしない風景と言うのは、何か一つ異質なものが写り込むだけで雰囲気が大きく変わってしまう。
例えば、この何の変哲もない人気の無い食堂に、白髪の非生物的なまでに整った顔立ちの青年が立っている様子だとか。
そして例えば、ふと視線を遣った先で炎を吹き上げているフライパンを手にした大男がいる様子だとか。
「オオオオオオムラサキ! 目ぇ覚めたのか!」
「うん。オが四つくらい多かったけど、ご覧の通り」
「悪ぃ! 今料理中だから話は後な!」
はたして何を作っているのだろう。
というか、あれは料理なのか。
フランベという奴なのか。
それにしては炎が大きすぎて火柱みたいになっているが。
「妖の力でフランベやろうとしたら大惨事だ!」
何だろうか。
とても安心する。
ムラサキにとってあの日起きた事はあまりにも大きかった。
それこそ、ある日を境に信じてきた世界が全て偽物だったかのような感覚に陥るほどに。
だが、先程のハナカマキリや今のカブトのように、ムラサキの周りは彼に起きた事など気にも留めず、当たり前に世界が巡っている。
それが、とても心強かった。
「調整が難しいんだよなぁ俺の力」
「大きな力の源泉から必要な分だけを取り出すにしても、どうしてもフレ幅ができるからね」
「ムラサキも苦労したのか?」
「うん。僕も別段才能があるタイプじゃないし。……カブト、まず手の平に切り分けた炎をイメージして浮かべてみて? 利き手じゃない方がいいね」
「……こうか?」
ムラサキが指示した通り、カブトは左手の平を天井に向けると、そこに炎の玉が浮かび上がる。
彼の手の上で燃える炎は、キイロアゲハの火蝶とは違う、朱色を通り越して毒々しいまでの赤色に輝いていた。
「そこからさらに細かく分けた炎を取り出すんだ。百から一を取り出すんじゃなくて、百を十にして、そこから一を抜く感じがコツ」
キョトンとした顔をするカブトの前で、ムラサキは彼と同じように左手に青い光の玉を浮かべ、そこから一羽の蝶を飛び立たせた。
蝶は二人の周囲を僅か舞うと、まるで夢から醒めるように光となって消えてしまった。
改めてカブトへ向き直ると、彼は小さく頷いて左手の炎へ視線を向ける。
揺らめく炎に右の手でそっと触れれば、そのほんの一欠片が指先へ移った。
毒々しい赤色はそのままに、しかしその小さな炎からはどこか優しい温かさを感じる。
「こんな簡単に……」
「翔人さんは陰陽師で、カガミさんやミナモさんも式神だからね。妖の力をコントロールするやり方は教えようにも教えられないんだよ」
「って事はこれ、お前の我流?」
「そうなるね」
事も無げに……とも少し違う。
表に出ないだけで内心少し得意になりながら、毒々しくも温かな炎を、無機質なガラス玉のような瞳に写していた。
飛んで火に入る夏の虫とはよく聞くが、身を焼く炎に手を伸ばしたくなる気持ちが少し分かる気がする。
「アゲハ……」
不意に漏れた言葉は、ムラサキにとっては毒であり、炎である蝶の名前。
気付いたであろうカブトはしかし何も言わず、握り潰すように炎を消して、フライパンの中身を処分すると、一旦それを流しに置いて新たなフライパンを取り出した。
冷蔵庫から取り出した食材も当然ながら新しい物。
リベンジするらしい。
「今日の花火大会、行くのか?」
「行くよ。約束もあるしね」
「キイロアゲハか」
「うん」
手際よく下準備を済ませた白身魚の切り身を、バターと少量のオリーブオイルが敷かれたフライパンへと乗せる。
油の跳ねる音が心地よく、熱されて次第に漂い始めた微かなバターと香草の香りが鼻に届く。
「来なくても落ち込むなよ?」
「大丈夫だよ。期待してないから」
でも何故だろう。
彼女は来る。
なんの根拠もないのに、漠然とそれだけは確信してしまっている。
「…………」
真剣な眼差しをフライパンへと向けるカブトは、ムラサキの返答に何を思ったのだろう。
フライ返しを使って切り身を裏返せば、薄くまぶされていた小麦粉が見事な狐色になっていた。
「ムニエルってやつ?」
「ああ。ってもこれは、途中でフライパンの油を掛ける工程をサボった、なんちゃって版だけどな」
「美味しそうだから良いじゃん」
まあな。と、気の抜けた返事をしつつ、カブトは火元から離して置いてあった瓶を手に取る。
蓋を開け、中身を振り掛けると、フライパンを火を弱めたコンロへと置いて、片手に炎を浮かび上がらせた。
空いた手で微かに炎をさらい、それをフライパンの中へと飛ばす。
「今度は成功だな」
妖の火はアルコールに引火し、煌々とした炎を立ち上らせる。
しかしそれは、食堂に入ったときにムラサキが見たものよりも繊細で、温かく、照らすための明かりにも感じられた。
やがてアルコールを飛ばしきると火は鎮まり、食欲をそそる香りが室内に漂う。
「いただきます」
「そのまま食べるんだ……」
「他人に振る舞う訳じゃねぇからな。一人で食うなら、皿の洗い物が少ねぇ方がいい」
「なんか変わってるね」
「お互い様だろ? 妖同士なんだしよ」
「違いないね」
半目で、どこか挑戦的な笑みを浮かべるカブトと、やはり表情の一つも変わらないムラサキ。
ちぐはぐな二人ではあるが、居心地はどちらも良さそうだ。
やがてカブトの食事が終わるのを見届けると、ムラサキは食堂を出ようとする。
「あ? なんも食わねぇの?」
「うん。なんとなく、誰か居そうな気がして寄っただけだから」
「ふーん……」
会話の途切れと感じたムラサキは、ドアのノブに手を掛ける。
扉を開け、青い上着に言葉のまま袖を通した辺りだった。
「ムラサキ!」
カブトが短い言葉で呼び止めた。
振り返る事もせず、しかし足を止め次の言葉を待つ。
「またな」
「……うん。またね」
夢から覚めるように、青い蝶は姿を消した。
当たり前に朝が来たことが何処か虚しく、そして驚きでもあった。
夢路華火という少女の名前を塗りつぶすように、毒々しい黄色のクレヨンでキイロアゲハと殴り書きされたような、そんな気分に胃の中が競り上がってくるようだ。
幸いなのは胃の中には何もなかった事か。
「僕の部屋だ……」
華火の正体を知った瞬間からの記憶が酷く曖昧だ。
どんなやり取りをしたのか、さっぱり思い出せず、胸から背中に掛けての尋常でない痛みだけが今もまだ残っている。
「あら、お目覚めかしら?」
「ハナカマキリさん……?」
「ちょっと懐かしいわ。君に初めて掛けた言葉って今と同じじゃなかったかしら」
「覚えてませんね」
見慣れた自室の、見慣れない客人。
あの時は確かソファーに寝かされていたのだったか。
黒髪の白い女は、いつかと同じように机に座っていた。
逆光の中で柔らかな微笑みを浮かべる捕食者に、似てもいないはずの少女の姿を重ねてしまう。
「結局君は、アゲハに負けちゃったのね」
負けた。
はたして、あれは負けだったのか。
いや、そもそも勝負にすらなっていなかった。
いつか掻かれたはずの寝首を、あの瞬間に掻かれただけなのだから。
「羽はどう?」
「ダメですね。片方はボロボロで、もう片方は根本から抜き取られたような感覚があるだけです」
「そう。残念ね」
取り返してあげよう等と言わないのが実にハナカマキリらしい。
随分と肩入れしてくれる彼女ではあるのだが、こういう所は飼い慣らされていない妖らしさを感じる。
もっとも、そんな申し出があったとしても、ムラサキは断っていただろうが。
こうして生き残ってしまった以上、キイロアゲハを追うのだけはやめられない。
彼女との決着だけは、他人に委ねられない。
「すっかり心が折れたものだと思っていたのだけれど……そんなボロボロでもまだ勝つつもり?」
「いえ、勝てるとは思っていません。……ただ、あいつとの因縁には、どんな形であれ終止符を打たないといけないだけです」
仮に、今度こそ殺されるとしても。
そこが終着点ならば、きっと悔いはない。
「いいわね。うん。やっぱり君は素敵。勝てる相手にだけ事を起こすでもなく、でも、誰が相手でも仕掛けるでもない。自分が戦うべき物がちゃんと見えている」
ハナカマキリは机の上に立ち上がり、窓の方へと向く。
向けられた背と、吹き込むそよ風に揺れる着物。
差し込む朝の陽光の中、ハナカマキリは不意に振り返る。
「蛇と骨に気を付けて。この街に、何かが起きているから」
再び背を向けた白い女は、淡い日の光に溶けるように姿を消した。
蛇と骨。
ただそれだけの言葉に妙な胸騒ぎを覚えつつ、ムラサキは身支度を整える事にした。
携帯を見れば、今日は彩篠宮川花火大会の開催日。
彼女と一緒に行くと約束した日だ。
「ちゃんと来てくれるよね。華火」
青い上着を手に、白髪の青年は部屋を出た。
◆
休日の食堂はいつものようにがらんどうだ。
テレビは暗い画面で沈黙を保ったままで、テーブルと椅子は前日の夜に整頓されたであろう姿勢のまま、気味が悪いほど整然と並んでいる。
見慣れた、あるいは代わり映えしない風景と言うのは、何か一つ異質なものが写り込むだけで雰囲気が大きく変わってしまう。
例えば、この何の変哲もない人気の無い食堂に、白髪の非生物的なまでに整った顔立ちの青年が立っている様子だとか。
そして例えば、ふと視線を遣った先で炎を吹き上げているフライパンを手にした大男がいる様子だとか。
「オオオオオオムラサキ! 目ぇ覚めたのか!」
「うん。オが四つくらい多かったけど、ご覧の通り」
「悪ぃ! 今料理中だから話は後な!」
はたして何を作っているのだろう。
というか、あれは料理なのか。
フランベという奴なのか。
それにしては炎が大きすぎて火柱みたいになっているが。
「妖の力でフランベやろうとしたら大惨事だ!」
何だろうか。
とても安心する。
ムラサキにとってあの日起きた事はあまりにも大きかった。
それこそ、ある日を境に信じてきた世界が全て偽物だったかのような感覚に陥るほどに。
だが、先程のハナカマキリや今のカブトのように、ムラサキの周りは彼に起きた事など気にも留めず、当たり前に世界が巡っている。
それが、とても心強かった。
「調整が難しいんだよなぁ俺の力」
「大きな力の源泉から必要な分だけを取り出すにしても、どうしてもフレ幅ができるからね」
「ムラサキも苦労したのか?」
「うん。僕も別段才能があるタイプじゃないし。……カブト、まず手の平に切り分けた炎をイメージして浮かべてみて? 利き手じゃない方がいいね」
「……こうか?」
ムラサキが指示した通り、カブトは左手の平を天井に向けると、そこに炎の玉が浮かび上がる。
彼の手の上で燃える炎は、キイロアゲハの火蝶とは違う、朱色を通り越して毒々しいまでの赤色に輝いていた。
「そこからさらに細かく分けた炎を取り出すんだ。百から一を取り出すんじゃなくて、百を十にして、そこから一を抜く感じがコツ」
キョトンとした顔をするカブトの前で、ムラサキは彼と同じように左手に青い光の玉を浮かべ、そこから一羽の蝶を飛び立たせた。
蝶は二人の周囲を僅か舞うと、まるで夢から醒めるように光となって消えてしまった。
改めてカブトへ向き直ると、彼は小さく頷いて左手の炎へ視線を向ける。
揺らめく炎に右の手でそっと触れれば、そのほんの一欠片が指先へ移った。
毒々しい赤色はそのままに、しかしその小さな炎からはどこか優しい温かさを感じる。
「こんな簡単に……」
「翔人さんは陰陽師で、カガミさんやミナモさんも式神だからね。妖の力をコントロールするやり方は教えようにも教えられないんだよ」
「って事はこれ、お前の我流?」
「そうなるね」
事も無げに……とも少し違う。
表に出ないだけで内心少し得意になりながら、毒々しくも温かな炎を、無機質なガラス玉のような瞳に写していた。
飛んで火に入る夏の虫とはよく聞くが、身を焼く炎に手を伸ばしたくなる気持ちが少し分かる気がする。
「アゲハ……」
不意に漏れた言葉は、ムラサキにとっては毒であり、炎である蝶の名前。
気付いたであろうカブトはしかし何も言わず、握り潰すように炎を消して、フライパンの中身を処分すると、一旦それを流しに置いて新たなフライパンを取り出した。
冷蔵庫から取り出した食材も当然ながら新しい物。
リベンジするらしい。
「今日の花火大会、行くのか?」
「行くよ。約束もあるしね」
「キイロアゲハか」
「うん」
手際よく下準備を済ませた白身魚の切り身を、バターと少量のオリーブオイルが敷かれたフライパンへと乗せる。
油の跳ねる音が心地よく、熱されて次第に漂い始めた微かなバターと香草の香りが鼻に届く。
「来なくても落ち込むなよ?」
「大丈夫だよ。期待してないから」
でも何故だろう。
彼女は来る。
なんの根拠もないのに、漠然とそれだけは確信してしまっている。
「…………」
真剣な眼差しをフライパンへと向けるカブトは、ムラサキの返答に何を思ったのだろう。
フライ返しを使って切り身を裏返せば、薄くまぶされていた小麦粉が見事な狐色になっていた。
「ムニエルってやつ?」
「ああ。ってもこれは、途中でフライパンの油を掛ける工程をサボった、なんちゃって版だけどな」
「美味しそうだから良いじゃん」
まあな。と、気の抜けた返事をしつつ、カブトは火元から離して置いてあった瓶を手に取る。
蓋を開け、中身を振り掛けると、フライパンを火を弱めたコンロへと置いて、片手に炎を浮かび上がらせた。
空いた手で微かに炎をさらい、それをフライパンの中へと飛ばす。
「今度は成功だな」
妖の火はアルコールに引火し、煌々とした炎を立ち上らせる。
しかしそれは、食堂に入ったときにムラサキが見たものよりも繊細で、温かく、照らすための明かりにも感じられた。
やがてアルコールを飛ばしきると火は鎮まり、食欲をそそる香りが室内に漂う。
「いただきます」
「そのまま食べるんだ……」
「他人に振る舞う訳じゃねぇからな。一人で食うなら、皿の洗い物が少ねぇ方がいい」
「なんか変わってるね」
「お互い様だろ? 妖同士なんだしよ」
「違いないね」
半目で、どこか挑戦的な笑みを浮かべるカブトと、やはり表情の一つも変わらないムラサキ。
ちぐはぐな二人ではあるが、居心地はどちらも良さそうだ。
やがてカブトの食事が終わるのを見届けると、ムラサキは食堂を出ようとする。
「あ? なんも食わねぇの?」
「うん。なんとなく、誰か居そうな気がして寄っただけだから」
「ふーん……」
会話の途切れと感じたムラサキは、ドアのノブに手を掛ける。
扉を開け、青い上着に言葉のまま袖を通した辺りだった。
「ムラサキ!」
カブトが短い言葉で呼び止めた。
振り返る事もせず、しかし足を止め次の言葉を待つ。
「またな」
「……うん。またね」
夢から覚めるように、青い蝶は姿を消した。
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