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第一章 モフはモフを呼ぶ
第16話「決意して、グリグリされて……」
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領主の館にやってきた。
来るときにミーナが心配してたけど、伯爵とは気安い仲だということをリルが説明した。
以前、伯爵とその娘が傭兵団にさらわれた時に、リルも一緒にさらわれたことがあった。
それを俺が助けたという経緯がある。
力を手に入れて傭兵団を壊滅させたことが、なんだかずっと前のことのように感じる。
リルも伯爵たちも無事で本当に良かった……。
俺とリルは館の一室で高級そうなソファーに座っている。
部屋にいるのは俺たちだけで、忙しい伯爵を待っているところだ。
二人掛けのソファーに、俺とリルがならぶ形だ。
フカフカだね~。
リルの尻尾の半分くらいのフカフカ度。
そんなことを考えながら待っていると、扉が開いて……。
「すまん、待たせて悪かったな! リル、シュン、久しぶりだな!」
三十代くらいの男が大きな声を上げながら、スタスタと部屋に入ってくる。
そして、俺たちの向かいのソファーに勢いよく腰かける。
あいかわらず、熟練の冒険者みたいな風体だな……。
貴族とは思えない。
ギルドマスターと同じ匂いがするよ。
この男こそ、領主のアルフレッド・ベルモンド伯爵だ。
アルフレッドの後ろには、俺たちを迎えにきた爺が控えている。
「アルフレッドさん……。久しぶりって一週間も経ってないよ」
まったくだ。
街に入る時に、それぞれ別々に入るようにしただけで、その少し前まで一緒だったんだからな。
「いやあ、帰ってきたら書類仕事が溜まってるわ、事件の後処理をしたりで、ほとんど寝れてなくてな」
帰ってきてから大変だったから、長く感じたということだろうか。
伯爵誘拐もよく考えたら事件だよね。
「リル、聞いたぞ。冒険者登録初日にCランクになったんだってな。しかも最年少らしいじゃないか」
さすが領主、耳が早いね。
「えへへ~。シュンのおかげだけどね」
「あいかわらず、シュンは規格外だな。クレアじゃないけど、その内リルとシュンは英雄と呼ばれるようになっちまうんじゃねえのか」
クレアというのは、この伯爵の娘だ。
九歳の女の子で、リルにとても懐いている。
なぜかリルと俺を、かの伝説のバルハルトとその従魔に重ね合わせて見ているんだよね。
「あとでクレアにも会いたいね。そういえば、今日は何か用事があったの?」
リルが俺の背中をなでながら、アルフレッドに問いかける。
そうなんだよね。
しばらくはアルフレッドと接点を持たず、冒険者しているつもりだったからね。
ギルドに口を聞いてやろうかというアルフレッドの提案を断り、コネなしで一から冒険者を始めたのもそのためだ。
「ああ、そのことなんだが……。ちょいと深刻な話があってな……」
アルフレッドの雰囲気が真剣なものになる。
「だんな様……」
後ろに控える執事が口をはさむ。
「フレディ。こいつらなら大丈夫だ」
執事の爺はフレディというらしい。
「はい……」
この執事もなかなか良い雰囲気を持っているではないか。
もしかして、戦える執事か。
ナイフを投げちゃったりするの?
俺が妄想してる間に、アルフレッドが話を始める。
「実はなここから西に行ったところに、オークの集落が発見されたんだ……」
「オークって頭が豚で、魔族に分類されるあのオーク?」
リルが問いかける。
魔族は、人族と魔物の中間に位置すると聞いたことがある。
リルから聞いたんだったかな。
「そうだ……。それだけならまだ、たまにあることなんだが……」
アルフレッドがため息まじりに続ける。
「調査隊の報告によると、統率している個体がいるらしいんだ。高確率でオークを率いている王がいると思われるってな」
アルフレッドがこの街に戻ってきた直後に、その調査隊の報告が入ったとのこと。
伯爵って結構大変だね……。
俺はリルのペットとして、気楽にモフモフ生活していたいよ。
「オークの王?」
「ああ……、王っていうのが本当なら、オークキングと呼ばれる存在だ。魔王と呼ばれることもある」
リルの問いかけにアルフレッドがこたえる。
人の国がいくつもあって国王が何人もいるように、魔王も同時に複数人が存在することがあるらしい。
今回はオークの集落をまとめる存在。
オークたちを率いる魔王ということらしい。
アルフレッドの話によると、“人の王”と“魔の王”の大きな違いは、その個体の強さとのことだ。
魔王は例外なく全ての魔王が、戦闘力的に破格に強いらしい。
魔物や魔族は、強いものにしか従わないかららしい。
そういえば、従魔もそんな感じだったな。
必然的に魔王はどいつもこいつもとんでもなく強いということだ。
一応、魔王といっても、強いのから絶望的に強いのまで、強さの差はあるらしい。
魔物や魔族の分類で、通常使われないSランクに分類される魔王もいるらしい。
「そのオークたちとは戦いになるの?」
「間違いなく戦いになる。この国では俺の領地がオークの集落に一番近い……。そこで、兵と冒険者を編成して先制攻撃をしかけようと思っている」
アルフレッドの目に激しい炎が灯った気がした。
そこでリルがポンと手を打つ。
「なるほど~。それでリルたちにもオークとの戦いに参加してほしいってことだね?」
俺が傭兵団を壊滅させたのを、アルフレッドは目の当たりにしていたし、大きな戦力になることも分かっている。
「いや、実はな……」
今まで真剣だったアルフレッドの顔が、少し緩んだものになる。
「リルたちには、この街を離れてもらったほうが良いだろうとな。それを伝えたくて呼んだんだ」
「えっ?」
リルがキョトンとしている。
参加する気まんまんだったところに、肩すかしをくらった感じだ。
へー、アルフレッドの奴……。
「リルたちの目的は、安定した冒険者生活だろ。危険に身をさらして、名を上げることじゃないだろ」
「う~ん……」
アルフレッドの言葉をうけて、リルがうなっている。
そうなんだよね。
俺も強くなりたいとは思ってるけど、リルを危険にさらしたら本末転倒だ。
リルを守るための強さが欲しいのであって、時には危険から身をかわすことも必要だろう。
「この街に残っていると、冒険者にも依頼をかけて編成する都合上、巻き込んじまうと思ってな」
アルフレッドなりの気づかいだろう。
「アルフレッドさん……」
「俺はもうお前たちには十分に助けられた。ここからは俺が領主として頑張るところだ」
アルフレッドが領主として、兵たち、冒険者たちを統率して、事にあたるということだ。
「シュン……」
リルが真剣な瞳でこっちを見る。
決意している目だ。
俺もそのつもりだったし、コクンとうなずく。
アルフレッドの気づかいはよく分かったし、とても嬉しい。
だけど、アルフレッドは勘違いしている。
「アルフレッドさん、リルたちも参加するよ。嫌だと言ったら……、集落に乗り込んじゃおうか? シュン」
リルが決意をしめす。
最後は俺に向かって、いたずらっぽく告げる。
「なっ……」
「冒険者として一人前になりたいのもあるけど、この街を守りたいんだ」
リルが想いをつげる。
俺も同感だ。
この街を守りたい。
アルフレッドにクレア、ミーナだってそうだ。
それに、この街の温かい人々を守りたい。
それに、この街を離れたからって、そこが安全とはかぎらないだろう。
獣人を迫害している地域も多いらしいしね。
「クルニャーーン!(アルフレッド! 一緒に戦おう!)」
「シュン……」
アルフレッドに見つめられる。
ムキムキな男に見つめられても嬉しくない。
「じゃあ、リルたちも冒険者として参加するのに決定ね! これからもよろしく!」
リルが嬉しそうに言う。
「……ありがとうな。これからも頼む……」
アルフレッドに頭を下げられる。
なかなか珍しいことなのだろう。
ずっと表情を変えなかった爺が一瞬驚きの表情を見せた。
すぐ戻ったけど……。
参加することを決めた以上、いろいろ聞いておかないとね。
ただ、その前に……。
「おい! そこにいるのは分かってるんだぞ」
アルフレッドが部屋の入口のドアに声をかけた。
俺のよく聞こえる猫耳も、その存在には気づいていた。
おそらくリルも気づいているだろう。
ドアの向こう側から、ウッという可愛らしい声が聞こえた。
「アルフレッドさん? いいですよね?」
「ああ……。すまない……」
アルフレッドがポリポリと頬をかいている。
「クレア~! 入ってきていいってよ~!」
リルが入口の扉に声をかけるのと同時に、勢いよく扉が開く。
「リル姉さま~!! 会いたかったです~」
金髪の可愛らしい少女がリルに向かって走ってくる。
リルに近づいたところで、リルに思いっきり抱きつく。
「クレアったら、もう……」
リルがクレアの頭をなでる。
クレアはリルの胸にグリグリとおでこをこすりつけている。
完全に猫のマーキングにしか見えない。
猫は頭をこすりつけてマーキングするからね。
自分のものだよ、ってね。
俺? 俺は……まあ……、たまにリルにしてるかもしれない……。
その後、俺も巻き込まれた。
結局しばらくの間、グリグリモフモフする時間になったのだった。
来るときにミーナが心配してたけど、伯爵とは気安い仲だということをリルが説明した。
以前、伯爵とその娘が傭兵団にさらわれた時に、リルも一緒にさらわれたことがあった。
それを俺が助けたという経緯がある。
力を手に入れて傭兵団を壊滅させたことが、なんだかずっと前のことのように感じる。
リルも伯爵たちも無事で本当に良かった……。
俺とリルは館の一室で高級そうなソファーに座っている。
部屋にいるのは俺たちだけで、忙しい伯爵を待っているところだ。
二人掛けのソファーに、俺とリルがならぶ形だ。
フカフカだね~。
リルの尻尾の半分くらいのフカフカ度。
そんなことを考えながら待っていると、扉が開いて……。
「すまん、待たせて悪かったな! リル、シュン、久しぶりだな!」
三十代くらいの男が大きな声を上げながら、スタスタと部屋に入ってくる。
そして、俺たちの向かいのソファーに勢いよく腰かける。
あいかわらず、熟練の冒険者みたいな風体だな……。
貴族とは思えない。
ギルドマスターと同じ匂いがするよ。
この男こそ、領主のアルフレッド・ベルモンド伯爵だ。
アルフレッドの後ろには、俺たちを迎えにきた爺が控えている。
「アルフレッドさん……。久しぶりって一週間も経ってないよ」
まったくだ。
街に入る時に、それぞれ別々に入るようにしただけで、その少し前まで一緒だったんだからな。
「いやあ、帰ってきたら書類仕事が溜まってるわ、事件の後処理をしたりで、ほとんど寝れてなくてな」
帰ってきてから大変だったから、長く感じたということだろうか。
伯爵誘拐もよく考えたら事件だよね。
「リル、聞いたぞ。冒険者登録初日にCランクになったんだってな。しかも最年少らしいじゃないか」
さすが領主、耳が早いね。
「えへへ~。シュンのおかげだけどね」
「あいかわらず、シュンは規格外だな。クレアじゃないけど、その内リルとシュンは英雄と呼ばれるようになっちまうんじゃねえのか」
クレアというのは、この伯爵の娘だ。
九歳の女の子で、リルにとても懐いている。
なぜかリルと俺を、かの伝説のバルハルトとその従魔に重ね合わせて見ているんだよね。
「あとでクレアにも会いたいね。そういえば、今日は何か用事があったの?」
リルが俺の背中をなでながら、アルフレッドに問いかける。
そうなんだよね。
しばらくはアルフレッドと接点を持たず、冒険者しているつもりだったからね。
ギルドに口を聞いてやろうかというアルフレッドの提案を断り、コネなしで一から冒険者を始めたのもそのためだ。
「ああ、そのことなんだが……。ちょいと深刻な話があってな……」
アルフレッドの雰囲気が真剣なものになる。
「だんな様……」
後ろに控える執事が口をはさむ。
「フレディ。こいつらなら大丈夫だ」
執事の爺はフレディというらしい。
「はい……」
この執事もなかなか良い雰囲気を持っているではないか。
もしかして、戦える執事か。
ナイフを投げちゃったりするの?
俺が妄想してる間に、アルフレッドが話を始める。
「実はなここから西に行ったところに、オークの集落が発見されたんだ……」
「オークって頭が豚で、魔族に分類されるあのオーク?」
リルが問いかける。
魔族は、人族と魔物の中間に位置すると聞いたことがある。
リルから聞いたんだったかな。
「そうだ……。それだけならまだ、たまにあることなんだが……」
アルフレッドがため息まじりに続ける。
「調査隊の報告によると、統率している個体がいるらしいんだ。高確率でオークを率いている王がいると思われるってな」
アルフレッドがこの街に戻ってきた直後に、その調査隊の報告が入ったとのこと。
伯爵って結構大変だね……。
俺はリルのペットとして、気楽にモフモフ生活していたいよ。
「オークの王?」
「ああ……、王っていうのが本当なら、オークキングと呼ばれる存在だ。魔王と呼ばれることもある」
リルの問いかけにアルフレッドがこたえる。
人の国がいくつもあって国王が何人もいるように、魔王も同時に複数人が存在することがあるらしい。
今回はオークの集落をまとめる存在。
オークたちを率いる魔王ということらしい。
アルフレッドの話によると、“人の王”と“魔の王”の大きな違いは、その個体の強さとのことだ。
魔王は例外なく全ての魔王が、戦闘力的に破格に強いらしい。
魔物や魔族は、強いものにしか従わないかららしい。
そういえば、従魔もそんな感じだったな。
必然的に魔王はどいつもこいつもとんでもなく強いということだ。
一応、魔王といっても、強いのから絶望的に強いのまで、強さの差はあるらしい。
魔物や魔族の分類で、通常使われないSランクに分類される魔王もいるらしい。
「そのオークたちとは戦いになるの?」
「間違いなく戦いになる。この国では俺の領地がオークの集落に一番近い……。そこで、兵と冒険者を編成して先制攻撃をしかけようと思っている」
アルフレッドの目に激しい炎が灯った気がした。
そこでリルがポンと手を打つ。
「なるほど~。それでリルたちにもオークとの戦いに参加してほしいってことだね?」
俺が傭兵団を壊滅させたのを、アルフレッドは目の当たりにしていたし、大きな戦力になることも分かっている。
「いや、実はな……」
今まで真剣だったアルフレッドの顔が、少し緩んだものになる。
「リルたちには、この街を離れてもらったほうが良いだろうとな。それを伝えたくて呼んだんだ」
「えっ?」
リルがキョトンとしている。
参加する気まんまんだったところに、肩すかしをくらった感じだ。
へー、アルフレッドの奴……。
「リルたちの目的は、安定した冒険者生活だろ。危険に身をさらして、名を上げることじゃないだろ」
「う~ん……」
アルフレッドの言葉をうけて、リルがうなっている。
そうなんだよね。
俺も強くなりたいとは思ってるけど、リルを危険にさらしたら本末転倒だ。
リルを守るための強さが欲しいのであって、時には危険から身をかわすことも必要だろう。
「この街に残っていると、冒険者にも依頼をかけて編成する都合上、巻き込んじまうと思ってな」
アルフレッドなりの気づかいだろう。
「アルフレッドさん……」
「俺はもうお前たちには十分に助けられた。ここからは俺が領主として頑張るところだ」
アルフレッドが領主として、兵たち、冒険者たちを統率して、事にあたるということだ。
「シュン……」
リルが真剣な瞳でこっちを見る。
決意している目だ。
俺もそのつもりだったし、コクンとうなずく。
アルフレッドの気づかいはよく分かったし、とても嬉しい。
だけど、アルフレッドは勘違いしている。
「アルフレッドさん、リルたちも参加するよ。嫌だと言ったら……、集落に乗り込んじゃおうか? シュン」
リルが決意をしめす。
最後は俺に向かって、いたずらっぽく告げる。
「なっ……」
「冒険者として一人前になりたいのもあるけど、この街を守りたいんだ」
リルが想いをつげる。
俺も同感だ。
この街を守りたい。
アルフレッドにクレア、ミーナだってそうだ。
それに、この街の温かい人々を守りたい。
それに、この街を離れたからって、そこが安全とはかぎらないだろう。
獣人を迫害している地域も多いらしいしね。
「クルニャーーン!(アルフレッド! 一緒に戦おう!)」
「シュン……」
アルフレッドに見つめられる。
ムキムキな男に見つめられても嬉しくない。
「じゃあ、リルたちも冒険者として参加するのに決定ね! これからもよろしく!」
リルが嬉しそうに言う。
「……ありがとうな。これからも頼む……」
アルフレッドに頭を下げられる。
なかなか珍しいことなのだろう。
ずっと表情を変えなかった爺が一瞬驚きの表情を見せた。
すぐ戻ったけど……。
参加することを決めた以上、いろいろ聞いておかないとね。
ただ、その前に……。
「おい! そこにいるのは分かってるんだぞ」
アルフレッドが部屋の入口のドアに声をかけた。
俺のよく聞こえる猫耳も、その存在には気づいていた。
おそらくリルも気づいているだろう。
ドアの向こう側から、ウッという可愛らしい声が聞こえた。
「アルフレッドさん? いいですよね?」
「ああ……。すまない……」
アルフレッドがポリポリと頬をかいている。
「クレア~! 入ってきていいってよ~!」
リルが入口の扉に声をかけるのと同時に、勢いよく扉が開く。
「リル姉さま~!! 会いたかったです~」
金髪の可愛らしい少女がリルに向かって走ってくる。
リルに近づいたところで、リルに思いっきり抱きつく。
「クレアったら、もう……」
リルがクレアの頭をなでる。
クレアはリルの胸にグリグリとおでこをこすりつけている。
完全に猫のマーキングにしか見えない。
猫は頭をこすりつけてマーキングするからね。
自分のものだよ、ってね。
俺? 俺は……まあ……、たまにリルにしてるかもしれない……。
その後、俺も巻き込まれた。
結局しばらくの間、グリグリモフモフする時間になったのだった。
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