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第5話:王都からの悲鳴
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季節は巡り、辺境伯領オルストにも遅い春が訪れようとしていました。
石炭による暖房革命と、蛍石による観光資源化。
この二つの事業が軌道に乗ったことで、領地の財政は劇的に改善していました。
執務室の机には、かつては未払い請求書の山でしたが、今では諸外国からの商談申込書が積み上がっています。
「……信じられん。王都を経由せず、直接我が領と取引したいという商会がこれほど増えるとは」
ジークフリート様が、分厚い契約書の束を前に唸っています。
私は淹れたてのハーブティーを啜りながら、淡々と答えました。
「当然の結果です。商人たちは確かな価値に敏感ですから。リスクの高い王都の市場を見限り、安定した品質を供給できるこちらへ流れてきているのです」
「王都のリスク、か。……また今日も何か報告があるかもしれないな」
彼が顔を上げると同時に、慌ただしい足音が廊下を駆け抜けてきました。
扉が勢いよく開かれ、顔面蒼白の伝令兵が飛び込んできます。
「へ、辺境伯様! 王都より緊急の知らせです!」
「内容は?」
「はっ! 王国の主要資金源である国立第三金鉱山にて、大規模な落盤事故が発生! 多数の作業員が巻き込まれ、坑道が完全に封鎖されました!」
――第三金鉱山。
その名を聞いた瞬間、私は持っていたティーカップをカチャリと受け皿に戻しました。
「……あそこを、掘り進めてしまったのですか」
「心当たりがあるのか?」
「ええ。あそこの岩盤は、金色に光る黄鉄鉱が多く含まれていますが、深層部に行くほど硫化水素ガスの濃度が高まり、岩盤自体も脆くなる傾向がありました。私は以前、これ以上掘削するのは自殺行為だと進言し、立入禁止区域に指定させていたはずです」
私が管理していた頃は、岩肌の色と匂いの僅かな変化で危険区域を見抜き、迂回ルートを指示していました。
しかし、今の王都にそれを判断できる人間はいません。
「王太子殿下の側近たちが、『ソフィアの臆病な判断のせいで利益が損なわれている』と主張し、禁止区域の採掘を強行したそうです」
伝令兵の言葉に、ジークフリート様が「馬鹿どもが」と吐き捨てました。
「その結果がこれか。目先の金に目が眩み、ガスの充満した脆い岩盤を叩いたわけだな」
「さらに……、悪い知らせは続きます」
伝令兵は震える声で続けました。
「この事故の影響で資金繰りが悪化した王家は、宝飾品の輸出で穴埋めをしようとしました。しかし、輸出された最高級ジュエリーが、到着した先で『白く曇って輝きがない』『安物だ』と次々に返品され……、諸外国から契約の破棄と賠償請求が殺到しているそうです」
私はため息をつきました。
想定内の事態です。
「宝飾品の加工に使われる研磨剤。あれは、石の硬度や種類に合わせて、私が酸化セリウムやダイヤモンドパウダーの配合比率をミリグラム単位で調整し、職人に指示書を渡していました」
「……まさか、その指示書なしで?」
「ええ。おそらく『今までと同じ粉を使えばいい』と安易に考えたのでしょう。ですが、研磨剤は生ものです。気温や湿度、石の個体差で配合を変えなければ、摩擦熱で石の表面が焼けたり、微細な傷がついたりして、すぐに曇ってしまう。……プロの仕事を甘く見すぎです」
鉱山の閉鎖に、輸出品の品質低下。
私が地味な裏方仕事として処理していた業務が、実は国家経済の根幹を支えていた事実が、皮肉にも私が不在になったことで証明された形です。
「国が傾くぞ、これは」
「自業自得です。彼らは本物の価値を見ようとしなかった。そのツケを払っているだけです」
私は冷徹に事実を述べました。
しかし、胸の奥には少しだけ、虚しさが去来しました。
私が長年守ってきたものが、無知な者たちによって一瞬で壊されていく様を見るのは、決して気分の良いものではありません。
その日の夕暮れ。
私は城のバルコニーで、沈みゆく太陽を眺めていました。
ここから見える景色は、王都のような華やかさはありませんが、整備された光る蛍石の道と、暖かな煙を上げる民家が並ぶ、美しい風景です。
「……ここにいたか」
ジークフリート様が、二つのワイングラスを持って現れました。
「王都の情報が入るたび、お前が遠くへ行ってしまいそうな気がしてな」
「まさか。沈みかけの泥船に戻る趣味はありませんよ」
私が苦笑すると、彼は真剣な眼差しで私を見つめました。
夕日が、彼のアンバーの瞳を黄金色に染め上げています。
「ソフィア。俺はずっと不思議だった。なぜ王太子たちは、お前を手放せたんだ?」
「……私は、華やかさも可愛げもありませんから。彼らが求めていたのは、飾り立てられた宝石であって、泥だらけの鑑定士ではありません」
「節穴だな」
彼は一歩、私に近づきました。
その距離の近さに、心臓がトクンと跳ねます。
「俺には見えるぞ。お前がどれだけの知識と情熱を持って、国を支えていたか。そして今、この領地を救ってくれているか」
「それは……、仕事ですから」
「仕事だけじゃない。お前は根が優しいんだ。その美しい瞳を見ればわかる」
ジークフリート様の手が、私の頬に触れました。
ごつごつとした武人の手ですが、触れ方は壊れ物を扱うように繊細です。
「常に真実を見抜こうとする、その理知的な青い瞳。……俺にとっては、どんな宝石よりも価値がある」
直球すぎる言葉。
普段の私なら、聞き流すところです。
しかし、今日ばかりは動揺を隠せませんでした。
顔が熱くなるのを感じながら、私は必死にいつもの調子を取り戻そうとしました。
「……過大評価です、ジークフリート様」
私は早口でまくし立てます。
「人間の眼球は、主に水分とコラーゲンなどのタンパク質で構成されています。モース硬度で言えば爪と同程度かそれ以下。宝石としての耐久性も、物理的な輝きも皆無ですよ? 資産価値などありません」
なんという色気のない返答でしょうか。
自分でも呆れます。
しかし、ジークフリート様は呆れるどころか、愛おしそうに目を細めました。
「……そういう守ってやりたくなる脆さの話をしているんだ、俺は」
「っ……」
「硬度10のダイヤモンドもいいが、俺はお前という、傷つきやすくて柔らかい人間を守りたい。……これなら、論理的に通じるか?」
反論の余地がありませんでした。
守りたいという感情は、硬度や成分分析では測れない、人間の本能的な欲求です。
私の論理の盾は、彼の直球の言葉によって粉々に砕かれました。
「……データ不足です。その仮説を立証するには、今後も継続的な観測が必要かと」
「ああ、望むところだ。一生かけて証明してやる」
彼は私の額に、口づけをしました。
王都からは悲鳴が聞こえているというのに、私の心は不謹慎にも、これまでにないほど穏やかで、満ち足りた光に包まれていました。
石炭による暖房革命と、蛍石による観光資源化。
この二つの事業が軌道に乗ったことで、領地の財政は劇的に改善していました。
執務室の机には、かつては未払い請求書の山でしたが、今では諸外国からの商談申込書が積み上がっています。
「……信じられん。王都を経由せず、直接我が領と取引したいという商会がこれほど増えるとは」
ジークフリート様が、分厚い契約書の束を前に唸っています。
私は淹れたてのハーブティーを啜りながら、淡々と答えました。
「当然の結果です。商人たちは確かな価値に敏感ですから。リスクの高い王都の市場を見限り、安定した品質を供給できるこちらへ流れてきているのです」
「王都のリスク、か。……また今日も何か報告があるかもしれないな」
彼が顔を上げると同時に、慌ただしい足音が廊下を駆け抜けてきました。
扉が勢いよく開かれ、顔面蒼白の伝令兵が飛び込んできます。
「へ、辺境伯様! 王都より緊急の知らせです!」
「内容は?」
「はっ! 王国の主要資金源である国立第三金鉱山にて、大規模な落盤事故が発生! 多数の作業員が巻き込まれ、坑道が完全に封鎖されました!」
――第三金鉱山。
その名を聞いた瞬間、私は持っていたティーカップをカチャリと受け皿に戻しました。
「……あそこを、掘り進めてしまったのですか」
「心当たりがあるのか?」
「ええ。あそこの岩盤は、金色に光る黄鉄鉱が多く含まれていますが、深層部に行くほど硫化水素ガスの濃度が高まり、岩盤自体も脆くなる傾向がありました。私は以前、これ以上掘削するのは自殺行為だと進言し、立入禁止区域に指定させていたはずです」
私が管理していた頃は、岩肌の色と匂いの僅かな変化で危険区域を見抜き、迂回ルートを指示していました。
しかし、今の王都にそれを判断できる人間はいません。
「王太子殿下の側近たちが、『ソフィアの臆病な判断のせいで利益が損なわれている』と主張し、禁止区域の採掘を強行したそうです」
伝令兵の言葉に、ジークフリート様が「馬鹿どもが」と吐き捨てました。
「その結果がこれか。目先の金に目が眩み、ガスの充満した脆い岩盤を叩いたわけだな」
「さらに……、悪い知らせは続きます」
伝令兵は震える声で続けました。
「この事故の影響で資金繰りが悪化した王家は、宝飾品の輸出で穴埋めをしようとしました。しかし、輸出された最高級ジュエリーが、到着した先で『白く曇って輝きがない』『安物だ』と次々に返品され……、諸外国から契約の破棄と賠償請求が殺到しているそうです」
私はため息をつきました。
想定内の事態です。
「宝飾品の加工に使われる研磨剤。あれは、石の硬度や種類に合わせて、私が酸化セリウムやダイヤモンドパウダーの配合比率をミリグラム単位で調整し、職人に指示書を渡していました」
「……まさか、その指示書なしで?」
「ええ。おそらく『今までと同じ粉を使えばいい』と安易に考えたのでしょう。ですが、研磨剤は生ものです。気温や湿度、石の個体差で配合を変えなければ、摩擦熱で石の表面が焼けたり、微細な傷がついたりして、すぐに曇ってしまう。……プロの仕事を甘く見すぎです」
鉱山の閉鎖に、輸出品の品質低下。
私が地味な裏方仕事として処理していた業務が、実は国家経済の根幹を支えていた事実が、皮肉にも私が不在になったことで証明された形です。
「国が傾くぞ、これは」
「自業自得です。彼らは本物の価値を見ようとしなかった。そのツケを払っているだけです」
私は冷徹に事実を述べました。
しかし、胸の奥には少しだけ、虚しさが去来しました。
私が長年守ってきたものが、無知な者たちによって一瞬で壊されていく様を見るのは、決して気分の良いものではありません。
その日の夕暮れ。
私は城のバルコニーで、沈みゆく太陽を眺めていました。
ここから見える景色は、王都のような華やかさはありませんが、整備された光る蛍石の道と、暖かな煙を上げる民家が並ぶ、美しい風景です。
「……ここにいたか」
ジークフリート様が、二つのワイングラスを持って現れました。
「王都の情報が入るたび、お前が遠くへ行ってしまいそうな気がしてな」
「まさか。沈みかけの泥船に戻る趣味はありませんよ」
私が苦笑すると、彼は真剣な眼差しで私を見つめました。
夕日が、彼のアンバーの瞳を黄金色に染め上げています。
「ソフィア。俺はずっと不思議だった。なぜ王太子たちは、お前を手放せたんだ?」
「……私は、華やかさも可愛げもありませんから。彼らが求めていたのは、飾り立てられた宝石であって、泥だらけの鑑定士ではありません」
「節穴だな」
彼は一歩、私に近づきました。
その距離の近さに、心臓がトクンと跳ねます。
「俺には見えるぞ。お前がどれだけの知識と情熱を持って、国を支えていたか。そして今、この領地を救ってくれているか」
「それは……、仕事ですから」
「仕事だけじゃない。お前は根が優しいんだ。その美しい瞳を見ればわかる」
ジークフリート様の手が、私の頬に触れました。
ごつごつとした武人の手ですが、触れ方は壊れ物を扱うように繊細です。
「常に真実を見抜こうとする、その理知的な青い瞳。……俺にとっては、どんな宝石よりも価値がある」
直球すぎる言葉。
普段の私なら、聞き流すところです。
しかし、今日ばかりは動揺を隠せませんでした。
顔が熱くなるのを感じながら、私は必死にいつもの調子を取り戻そうとしました。
「……過大評価です、ジークフリート様」
私は早口でまくし立てます。
「人間の眼球は、主に水分とコラーゲンなどのタンパク質で構成されています。モース硬度で言えば爪と同程度かそれ以下。宝石としての耐久性も、物理的な輝きも皆無ですよ? 資産価値などありません」
なんという色気のない返答でしょうか。
自分でも呆れます。
しかし、ジークフリート様は呆れるどころか、愛おしそうに目を細めました。
「……そういう守ってやりたくなる脆さの話をしているんだ、俺は」
「っ……」
「硬度10のダイヤモンドもいいが、俺はお前という、傷つきやすくて柔らかい人間を守りたい。……これなら、論理的に通じるか?」
反論の余地がありませんでした。
守りたいという感情は、硬度や成分分析では測れない、人間の本能的な欲求です。
私の論理の盾は、彼の直球の言葉によって粉々に砕かれました。
「……データ不足です。その仮説を立証するには、今後も継続的な観測が必要かと」
「ああ、望むところだ。一生かけて証明してやる」
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【完結】をつけて、完結表記にさせてもらいました!やり遂げた~(*‘ω‘ *)
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