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悪夢
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「夜見さん! 今朝の女の子とは一体どういうご関係なんですか!?」
家に帰った俺を待ち構えていたのは、おたまをマイクに見立て、リポーターのように詰め寄る母だった。
予想は出来ていたが、残念すぎてため息が出る。
ノリが若いんだよ。疲れる。
「何でもねーよ。ただのクラスメイトだ」
「ただのクラスメイトがわざわざ朝早く迎えにくるんですか!? お相手は、あの雅さんのお嬢様ですよね!?」
雅の名前に、思わず足が止まる。
「え? 何であいつの事知ってんの?」
「ん? だって友里が言ってたから」
「もう! 何で私の名前出すのよ! 信じらんない!」
リビングのソファーから飛び跳ねるように妹が顔を出した。情報提供者はこいつか。
「お前、あいつの事知ってんのか」
そんな俺の言葉を無視して、漫画本に視線を移す。くっそ。殴りてぇ。
「中学生の間でも結構な有名人なんですってよ」
「お母さん!」
ほう、そうなのか。
まぁあれだけ可愛いし、家も地元じゃ有名な呉服屋。それも当然か。
ふと、自分の右手に視線を移す。
「あれぇ? どうしたの手なんて見つめちゃって。もしかして繋いじゃったりしたのかなぁ?」
「そんなんじゃねぇよ」
からかう母をいなして、二階に上がる。
そんなんじゃない。もっと近い部分を、俺は触っていたんだから。
まだ肌寒い四月の夜風が頬をなでつける。
立ち並ぶ住宅は明かりこそ灯っているものの、どこかガランとしていて、映画のセットにも見えた。
「やっぱり――やめられねーよな」
当分控えようかと思っていたが、結局来てしまった。
夢の世界――明晰夢へ。
「まぁ。今日は普通に遊ぶってことで」
見慣れた景色を見渡しながら、ゆっくりとFLKを走らせる。
本当なら健全な青少年の純粋なる好奇心に身を任せたいところだが、昨日の今日で、どうも気が乗らない。それに、たまたま偶然同じ夢を見ただけであっても、もう雅はダメだ。
だからと言って、他の女子ってわけにもいかない。
現実で手の届かない存在だからこそ妄想は捗るもので。わざわざ夢の世界にまで来て手を出したいと思える相手はそうそういないのだ。
「真っ暗じゃねぇか」
ふと気が付くと、住宅の窓の明かりも、外灯も、全てが消えていた。
当然、人気もない。えもしれぬ不安が忍び寄る。
冗談じゃない。悪夢はお断りだ。
ジジジと音が鳴り、左右の外灯が点いた。それを皮切りに、その奥も、そのまた奥も、連鎖的に明かりが点いていき。
心臓がぎゅっと握られ、鼓動が早くなる。
道の先には――何かが居た。
「マジかよ……」
勘弁してください。ホラーはいらないです。
不気味に立ち尽くす人影に、動く気配はない。これは一目散に逃げるべき、FLKがある今なら空だって飛べる。しかし、何を思ったか、俺は自ら距離を縮めた。
好奇心は猫を殺すと言う。俺を動かしているのもまた、好奇心だ。
幽霊だとしても、ちょっと見てみたい。
だが、そこにいたのは幽霊などではなかった。
「女の……子?」
何かのアニメのコスプレだろうか。
全身を白と黒で統一した、ひらひらと無駄な装飾が施された洋服を身に纏ったその身体は華奢で小さく。長い黒髪は、吸収した月明かりを放つように艶めいている。
その容姿は服装の奇抜さを抜きにしても、十人が十人とも振り返るであろう可愛らしさだ。
「見つけた――」
真っ直ぐこちらを見つめながら、熱がこもった声で漏らした少女の呟き。
瞬時に俺は理解した。
ああ、フラグが立ってしまったんだ。と。
若干年下過ぎる気もするが、それを補ってあまりある可愛さ。
夢の中だからこそ触れ合える、奇跡の遭遇なんだ。
「見つかっちまったか――」
ならば、付き合おう! めくるめくの夢物語へ! さぁ、俺の胸に飛び込んで――。
「――え?」
情けない声を出したのは、感動の再会シーンだと思っていたのに、相手が物騒な青龍刀を出したから。
「死ね」
振り上げたその切っ先が、月と重なった。
「危ねっ!?」
振り下ろされたソレを間一髪、横に跳んでかわす。
勿論受身なんてとれず、無様に転がった。
フラグはフラグでも死亡フラグかよ!?
完全に銃刀法違反だろ!? 夢の中だから関係ない!? 犯罪には犯罪を!?
「ちょっと待て! 話せば分かる!」
何が分かるのか自分でも分からない。とっさに出た言葉だからだ。何が悲しくて夢の中で殺されそうにならなきゃいけないんだ。もっとハートフルでエロティックなドリームで良いはずだ。サスペンスもスプラッターもいらない。
「何を――話してくれる?」
少女の動きが止まった。だが安心は出来ない。凶器をしまったわけではないのだから、話題を間違えたら再び襲ってくる可能性はある。
求められているのは、刺激の少ない――とりとめのない話。
「むっ、昔むかしあるところに、おじいさんとおばあさんが居ました……」
完全に動揺した俺の口から出たのは、そんな動揺。
「おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川に洗濯をしにいきました!」
少女は動かない。
いける……のか? キングオブ童謡が通用しているのか?
だが、そんなに甘くはない。
「桃が流れてくるんでしょ?」
まさかの先読み。先回り。語り手を殺す鬼畜の所業。
「ちっ、違う! 流れてきたのは――も、も――」
「も?」
「餅だ!」
俺の思考は完全に停止した。多分、死ぬ。
「餅とは、もち米を加工した食べ物の餅ですか?」
食いついた!?
「そ、そうだ! その餅だ! 川から餅が流れてきました!」
「そのお餅は、搗き餅ですか? 練り餅ですか?」
食いつきすぎだろ!? つき? ねり? ソレなんだ!?
「かっ、鏡餅だ!」
少女に動く気配はない。俺は、何も考えずに生まれてしまった物語に必死で肉付けする。
しかし、残念ながらストーリーテラーの才能は無かった。
餅から生まれたもちもちの子供が餅太郎と名づけられ、犬と猫とすずめを連れて鬼退治に向かうだけで精一杯だった。
「それで? どうなったんですか?」
これが試合ならタオルが投げ込まれていただろう。
「鬼退治を……しました……」
冷酷な少女の瞳は、完全に俺の心を折りにきていた。
「めでたしめでたし――では退治しましょうか」
少女が再び青龍刀を構える。その瞬間、俺はFLKに飛び乗った。
駆動音が響き、噴射口から火が放たれる!
「殺されてたまるかああああっ!」
流石に空までは追ってこないだろう。夜空に急発進して、戦線離脱した。
「一体何だってん――だぁっ!?」
目の前に突然現れた、大きな石壁。
息をつく暇も無ければ、勿論避ける暇も無い。
止まれと念じる思いも届かず、吸い込まれるように激突する。
そして――空が落ちた。
「いてててて……」
眼前に現れた自分の股間と首筋に走る痛み、朝日が差し込む見覚えのある窓から、自分がベッドから落ちたんだと理解する。身体を起こすと、傍らに転がったスクールバッグ。
「ダサっ。馬鹿じゃないの?」
入り口で悪態をつく友里の姿があった。
「起こしてくれてありがとな。助かったよ」
俺の言葉に、友里が目を見開いて驚く。
今日も多分、最悪な一日だ。
家に帰った俺を待ち構えていたのは、おたまをマイクに見立て、リポーターのように詰め寄る母だった。
予想は出来ていたが、残念すぎてため息が出る。
ノリが若いんだよ。疲れる。
「何でもねーよ。ただのクラスメイトだ」
「ただのクラスメイトがわざわざ朝早く迎えにくるんですか!? お相手は、あの雅さんのお嬢様ですよね!?」
雅の名前に、思わず足が止まる。
「え? 何であいつの事知ってんの?」
「ん? だって友里が言ってたから」
「もう! 何で私の名前出すのよ! 信じらんない!」
リビングのソファーから飛び跳ねるように妹が顔を出した。情報提供者はこいつか。
「お前、あいつの事知ってんのか」
そんな俺の言葉を無視して、漫画本に視線を移す。くっそ。殴りてぇ。
「中学生の間でも結構な有名人なんですってよ」
「お母さん!」
ほう、そうなのか。
まぁあれだけ可愛いし、家も地元じゃ有名な呉服屋。それも当然か。
ふと、自分の右手に視線を移す。
「あれぇ? どうしたの手なんて見つめちゃって。もしかして繋いじゃったりしたのかなぁ?」
「そんなんじゃねぇよ」
からかう母をいなして、二階に上がる。
そんなんじゃない。もっと近い部分を、俺は触っていたんだから。
まだ肌寒い四月の夜風が頬をなでつける。
立ち並ぶ住宅は明かりこそ灯っているものの、どこかガランとしていて、映画のセットにも見えた。
「やっぱり――やめられねーよな」
当分控えようかと思っていたが、結局来てしまった。
夢の世界――明晰夢へ。
「まぁ。今日は普通に遊ぶってことで」
見慣れた景色を見渡しながら、ゆっくりとFLKを走らせる。
本当なら健全な青少年の純粋なる好奇心に身を任せたいところだが、昨日の今日で、どうも気が乗らない。それに、たまたま偶然同じ夢を見ただけであっても、もう雅はダメだ。
だからと言って、他の女子ってわけにもいかない。
現実で手の届かない存在だからこそ妄想は捗るもので。わざわざ夢の世界にまで来て手を出したいと思える相手はそうそういないのだ。
「真っ暗じゃねぇか」
ふと気が付くと、住宅の窓の明かりも、外灯も、全てが消えていた。
当然、人気もない。えもしれぬ不安が忍び寄る。
冗談じゃない。悪夢はお断りだ。
ジジジと音が鳴り、左右の外灯が点いた。それを皮切りに、その奥も、そのまた奥も、連鎖的に明かりが点いていき。
心臓がぎゅっと握られ、鼓動が早くなる。
道の先には――何かが居た。
「マジかよ……」
勘弁してください。ホラーはいらないです。
不気味に立ち尽くす人影に、動く気配はない。これは一目散に逃げるべき、FLKがある今なら空だって飛べる。しかし、何を思ったか、俺は自ら距離を縮めた。
好奇心は猫を殺すと言う。俺を動かしているのもまた、好奇心だ。
幽霊だとしても、ちょっと見てみたい。
だが、そこにいたのは幽霊などではなかった。
「女の……子?」
何かのアニメのコスプレだろうか。
全身を白と黒で統一した、ひらひらと無駄な装飾が施された洋服を身に纏ったその身体は華奢で小さく。長い黒髪は、吸収した月明かりを放つように艶めいている。
その容姿は服装の奇抜さを抜きにしても、十人が十人とも振り返るであろう可愛らしさだ。
「見つけた――」
真っ直ぐこちらを見つめながら、熱がこもった声で漏らした少女の呟き。
瞬時に俺は理解した。
ああ、フラグが立ってしまったんだ。と。
若干年下過ぎる気もするが、それを補ってあまりある可愛さ。
夢の中だからこそ触れ合える、奇跡の遭遇なんだ。
「見つかっちまったか――」
ならば、付き合おう! めくるめくの夢物語へ! さぁ、俺の胸に飛び込んで――。
「――え?」
情けない声を出したのは、感動の再会シーンだと思っていたのに、相手が物騒な青龍刀を出したから。
「死ね」
振り上げたその切っ先が、月と重なった。
「危ねっ!?」
振り下ろされたソレを間一髪、横に跳んでかわす。
勿論受身なんてとれず、無様に転がった。
フラグはフラグでも死亡フラグかよ!?
完全に銃刀法違反だろ!? 夢の中だから関係ない!? 犯罪には犯罪を!?
「ちょっと待て! 話せば分かる!」
何が分かるのか自分でも分からない。とっさに出た言葉だからだ。何が悲しくて夢の中で殺されそうにならなきゃいけないんだ。もっとハートフルでエロティックなドリームで良いはずだ。サスペンスもスプラッターもいらない。
「何を――話してくれる?」
少女の動きが止まった。だが安心は出来ない。凶器をしまったわけではないのだから、話題を間違えたら再び襲ってくる可能性はある。
求められているのは、刺激の少ない――とりとめのない話。
「むっ、昔むかしあるところに、おじいさんとおばあさんが居ました……」
完全に動揺した俺の口から出たのは、そんな動揺。
「おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川に洗濯をしにいきました!」
少女は動かない。
いける……のか? キングオブ童謡が通用しているのか?
だが、そんなに甘くはない。
「桃が流れてくるんでしょ?」
まさかの先読み。先回り。語り手を殺す鬼畜の所業。
「ちっ、違う! 流れてきたのは――も、も――」
「も?」
「餅だ!」
俺の思考は完全に停止した。多分、死ぬ。
「餅とは、もち米を加工した食べ物の餅ですか?」
食いついた!?
「そ、そうだ! その餅だ! 川から餅が流れてきました!」
「そのお餅は、搗き餅ですか? 練り餅ですか?」
食いつきすぎだろ!? つき? ねり? ソレなんだ!?
「かっ、鏡餅だ!」
少女に動く気配はない。俺は、何も考えずに生まれてしまった物語に必死で肉付けする。
しかし、残念ながらストーリーテラーの才能は無かった。
餅から生まれたもちもちの子供が餅太郎と名づけられ、犬と猫とすずめを連れて鬼退治に向かうだけで精一杯だった。
「それで? どうなったんですか?」
これが試合ならタオルが投げ込まれていただろう。
「鬼退治を……しました……」
冷酷な少女の瞳は、完全に俺の心を折りにきていた。
「めでたしめでたし――では退治しましょうか」
少女が再び青龍刀を構える。その瞬間、俺はFLKに飛び乗った。
駆動音が響き、噴射口から火が放たれる!
「殺されてたまるかああああっ!」
流石に空までは追ってこないだろう。夜空に急発進して、戦線離脱した。
「一体何だってん――だぁっ!?」
目の前に突然現れた、大きな石壁。
息をつく暇も無ければ、勿論避ける暇も無い。
止まれと念じる思いも届かず、吸い込まれるように激突する。
そして――空が落ちた。
「いてててて……」
眼前に現れた自分の股間と首筋に走る痛み、朝日が差し込む見覚えのある窓から、自分がベッドから落ちたんだと理解する。身体を起こすと、傍らに転がったスクールバッグ。
「ダサっ。馬鹿じゃないの?」
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