6 / 11
第六話
しおりを挟む
バン!
「もう少し静かに閉められないのか?」
あら、サイハお兄様
「あの、王子にそんな事を求めても不可能ですよ」
何たって、あの馬鹿ハルス様と同レベルなんですから
「そうだな…」
「ええ。そういえば、サイハお兄様?何故、サイス王子と会わせたくなかったのですか?」
何気に気になってたんですよね
「駄目ですよ!サイハ!絶対に教えてはなりません!」
ルイハお兄様?
「理由をご存知なのですね?私も知りとうございます!」
「うーん…マリア、聞いて後悔しないでね?」
カイお兄様?
「はい!教えて下さるのですか⁉」
「ちょ…!?」
「カイ兄様⁉教えるのですか⁉」
「あぁ、マリアも一人だけ知らないのは嫌だろう?」
「はい!」
まさか、こんな所でカイお兄様のシスコンが役立つとは思いませんでした!
「「カイ兄様!駄目です!」」
もう!
「ルイハお兄様、サイハお兄様!煩いです!折角、カイお兄様が教えて下さると申して下さっているのに!」
もう!
あんまり力づくは好きじゃないのに!
「えっ⁉」
「マリア、この拘束魔法を解いてくれ」
「嫌ですわ!カイお兄様から聞き終わったら解きます!」
今、ルイハお兄様とサイハお兄様には、拘束魔法を使っています
「それで、なんですか?カイお兄様?」
「それがね、あの馬鹿王子、〔マリアという女はこの国で二番目の権力者の娘だから、その娘と婚約したらこの国の制圧も可能になるだろう〕って」
へぇー
「それだけですか?」
「否、まだ、続きがあって…」
「「カイ兄様!それ以上は!」」
「〔もし、断るようなら、連れて行って既成事実でもつくれば、女は俺の言う事を聞くだろう〕って言ってたんだよー。クソ野郎だよね」
あら?
カイお兄様も気にしてらしたのですね?
「そうですか…ありがとうございます」
「マ、マリア…?」
「魔力が、漏れてますよ…?」
「さ、寒いな…」
あ、
「申し訳ありません…つい…」
まぁ、あの王子には制裁が必要ですね
「フォル?いる?」
あ、フォルの説明はまた後でね
《あぁ、マリア、どうした?》
「さっきの王子、見てた?」
《あぁ、話も全部聞いてた。かなり、腹が煮えくり返っている所だ》
へー、フォルも怒ってるんだ
「あの王子に、軽い呪いをかけてきて欲しいんだけど…良い?」
《あぁ、勿論だ》
「じゃぁ、お願いね」
《おう、直接やって来てやる。行ってくる》
ふぅー、スッキリ
フォルに任せるとやり過ぎると思うけど、まぁ、クソ王子だし、良っか
「マ、マリア…?」
「怒ってるんですか?」
「サイハお兄様、ルイハお兄様。怒ってないとお思いで?」
「「いえ、思っていません…」」
「マリア、程々にねー」
カイお兄様
「それは、フォル次第ですわ」
「もう少し静かに閉められないのか?」
あら、サイハお兄様
「あの、王子にそんな事を求めても不可能ですよ」
何たって、あの馬鹿ハルス様と同レベルなんですから
「そうだな…」
「ええ。そういえば、サイハお兄様?何故、サイス王子と会わせたくなかったのですか?」
何気に気になってたんですよね
「駄目ですよ!サイハ!絶対に教えてはなりません!」
ルイハお兄様?
「理由をご存知なのですね?私も知りとうございます!」
「うーん…マリア、聞いて後悔しないでね?」
カイお兄様?
「はい!教えて下さるのですか⁉」
「ちょ…!?」
「カイ兄様⁉教えるのですか⁉」
「あぁ、マリアも一人だけ知らないのは嫌だろう?」
「はい!」
まさか、こんな所でカイお兄様のシスコンが役立つとは思いませんでした!
「「カイ兄様!駄目です!」」
もう!
「ルイハお兄様、サイハお兄様!煩いです!折角、カイお兄様が教えて下さると申して下さっているのに!」
もう!
あんまり力づくは好きじゃないのに!
「えっ⁉」
「マリア、この拘束魔法を解いてくれ」
「嫌ですわ!カイお兄様から聞き終わったら解きます!」
今、ルイハお兄様とサイハお兄様には、拘束魔法を使っています
「それで、なんですか?カイお兄様?」
「それがね、あの馬鹿王子、〔マリアという女はこの国で二番目の権力者の娘だから、その娘と婚約したらこの国の制圧も可能になるだろう〕って」
へぇー
「それだけですか?」
「否、まだ、続きがあって…」
「「カイ兄様!それ以上は!」」
「〔もし、断るようなら、連れて行って既成事実でもつくれば、女は俺の言う事を聞くだろう〕って言ってたんだよー。クソ野郎だよね」
あら?
カイお兄様も気にしてらしたのですね?
「そうですか…ありがとうございます」
「マ、マリア…?」
「魔力が、漏れてますよ…?」
「さ、寒いな…」
あ、
「申し訳ありません…つい…」
まぁ、あの王子には制裁が必要ですね
「フォル?いる?」
あ、フォルの説明はまた後でね
《あぁ、マリア、どうした?》
「さっきの王子、見てた?」
《あぁ、話も全部聞いてた。かなり、腹が煮えくり返っている所だ》
へー、フォルも怒ってるんだ
「あの王子に、軽い呪いをかけてきて欲しいんだけど…良い?」
《あぁ、勿論だ》
「じゃぁ、お願いね」
《おう、直接やって来てやる。行ってくる》
ふぅー、スッキリ
フォルに任せるとやり過ぎると思うけど、まぁ、クソ王子だし、良っか
「マ、マリア…?」
「怒ってるんですか?」
「サイハお兄様、ルイハお兄様。怒ってないとお思いで?」
「「いえ、思っていません…」」
「マリア、程々にねー」
カイお兄様
「それは、フォル次第ですわ」
0
あなたにおすすめの小説
なんか、異世界行ったら愛重めの溺愛してくる奴らに囲われた
いに。
恋愛
"佐久良 麗"
これが私の名前。
名前の"麗"(れい)は綺麗に真っ直ぐ育ちますようになんて思いでつけられた、、、らしい。
両親は他界
好きなものも特にない
将来の夢なんてない
好きな人なんてもっといない
本当になにも持っていない。
0(れい)な人間。
これを見越してつけたの?なんてそんなことは言わないがそれ程になにもない人生。
そんな人生だったはずだ。
「ここ、、どこ?」
瞬きをしただけ、ただそれだけで世界が変わってしまった。
_______________....
「レイ、何をしている早くいくぞ」
「れーいちゃん!僕が抱っこしてあげよっか?」
「いや、れいちゃんは俺と手を繋ぐんだもんねー?」
「、、茶番か。あ、おいそこの段差気をつけろ」
えっと……?
なんか気づいたら周り囲まれてるんですけどなにが起こったんだろう?
※ただ主人公が愛でられる物語です
※シリアスたまにあり
※周りめちゃ愛重い溺愛ルート確です
※ど素人作品です、温かい目で見てください
どうぞよろしくお願いします。
この世界に転生したらいろんな人に溺愛されちゃいました!
キムチ鍋
恋愛
前世は不慮の事故で死んだ(主人公)公爵令嬢ニコ・オリヴィアは最近前世の記憶を思い出す。
だが彼女は人生を楽しむことができなっかたので今世は幸せな人生を送ることを決意する。
「前世は不慮の事故で死んだのだから今世は楽しんで幸せな人生を送るぞ!」
そこからいろいろな人に愛されていく。
作者のキムチ鍋です!
不定期で投稿していきます‼️
19時投稿です‼️
転生したら悪役令嬢になりかけてました!〜まだ5歳だからやり直せる!〜
具なっしー
恋愛
5歳のベアトリーチェは、苦いピーマンを食べて気絶した拍子に、
前世の記憶を取り戻す。
前世は日本の女子学生。
家でも学校でも「空気を読む」ことばかりで、誰にも本音を言えず、
息苦しい毎日を過ごしていた。
ただ、本を読んでいるときだけは心が自由になれた――。
転生したこの世界は、女性が希少で、男性しか魔法を使えない世界。
女性は「守られるだけの存在」とされ、社会の中で特別に甘やかされている。
だがそのせいで、女性たちはみな我儘で傲慢になり、
横暴さを誇るのが「普通」だった。
けれどベアトリーチェは違う。
前世で身につけた「空気を読む力」と、
本を愛する静かな心を持っていた。
そんな彼女には二人の婚約者がいる。
――父違いの、血を分けた兄たち。
彼らは溺愛どころではなく、
「彼女のためなら国を滅ぼしても構わない」とまで思っている危険な兄たちだった。
ベアトリーチェは戸惑いながらも、
この異世界で「ただ愛されるだけの人生」を歩んでいくことになる。
※表紙はAI画像です
子供にしかモテない私が異世界転移したら、子連れイケメンに囲まれて逆ハーレム始まりました
もちもちのごはん
恋愛
地味で恋愛経験ゼロの29歳OL・春野こはるは、なぜか子供にだけ異常に懐かれる特異体質。ある日突然異世界に転移した彼女は、育児に手を焼くイケメンシングルファザーたちと出会う。泣き虫姫や暴れん坊、野生児たちに「おねえしゃん大好き!!」とモテモテなこはるに、彼らのパパたちも次第に惹かれはじめて……!? 逆ハーレム? ざまぁ? そんなの知らない!私はただ、子供たちと平和に暮らしたいだけなのに――!
この世界、イケメンが迫害されてるってマジ!?〜アホの子による無自覚救済物語〜
具なっしー
恋愛
※この表紙は前世基準。本編では美醜逆転してます。AIです
転生先は──美醜逆転、男女比20:1の世界!?
肌は真っ白、顔のパーツは小さければ小さいほど美しい!?
その結果、地球基準の超絶イケメンたちは “醜男(キメオ)” と呼ばれ、迫害されていた。
そんな世界に爆誕したのは、脳みそふわふわアホの子・ミーミ。
前世で「喋らなければ可愛い」と言われ続けた彼女に同情した神様は、
「この子は救済が必要だ…!」と世界一の美少女に転生させてしまった。
「ひきわり納豆顔じゃん!これが美しいの??」
己の欲望のために押せ押せ行動するアホの子が、
結果的にイケメン達を救い、世界を変えていく──!
「すきーー♡結婚してください!私が幸せにしますぅ〜♡♡♡」
でも、気づけば彼らが全方向から迫ってくる逆ハーレム状態に……!
アホの子が無自覚に世界を救う、
価値観バグりまくりご都合主義100%ファンタジーラブコメ!
転生したら乙女ゲームの主人公の友達になったんですが、なぜか私がモテてるんですが?
山下小枝子
恋愛
田舎に住むごく普通のアラサー社畜の私は車で帰宅中に、
飛び出してきた猫かたぬきを避けようとしてトラックにぶつかりお陀仏したらしく、
気付くと、最近ハマっていた乙女ゲームの世界の『主人公の友達』に転生していたんだけど、
まぁ、友達でも二次元女子高生になれたし、
推しキャラやイケメンキャラやイケオジも見れるし!楽しく過ごそう!と、
思ってたらなぜか主人公を押し退け、
攻略対象キャラからモテまくる事態に・・・・
ちょ、え、これどうしたらいいの!!!嬉しいけど!!!
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
乙女ゲームのヒロインに転生したのに、ストーリーが始まる前になぜかウチの従者が全部終わらせてたんですが
侑子
恋愛
十歳の時、自分が乙女ゲームのヒロインに転生していたと気づいたアリス。幼なじみで従者のジェイドと準備をしながら、ハッピーエンドを目指してゲームスタートの魔法学園入学までの日々を過ごす。
しかし、いざ入学してみれば、攻略対象たちはなぜか皆他の令嬢たちとラブラブで、アリスの入る隙間はこれっぽっちもない。
「どうして!? 一体どうしてなの~!?」
いつの間にか従者に外堀を埋められ、乙女ゲームが始まらないようにされていたヒロインのお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる