あいつに無理矢理連れてこられた異世界生活

mio

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七章 学園生活 1-2

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「まあまあ、アーネ様!
    よくお似合いですよ」

    どうやら着替えは終わったようで、姿見の前に立ってみる。  
     そこにはいつもとはまた違った雰囲気の私がいた。
    いつものドレスとは違い、兄様が昔来ていた服に身を包むだけでここまで変わってくるんだな。
     貴族の男子の中でも兄様は動く方だったから、この服は装飾も少ない。
    少し前に来ていた服に似ていて懐かしい気持ちになってくるな。
    そんなことを考えていると、ベンネは私を鏡の前に座らせる。      
    髪を櫛で梳かしたあとにそれをひとまとめにしてくれた。
     こちらではあまりやらないポニーテールの形だね。

    さて、どうしてこんなふうにいつもとは違う動きやすい格好をしているのかというと、今日はとうとう鉱石の採掘へ行く日なのだ。
    目的が目的なので、服装は動きやすいものでという先生の指示に、ドレスしか持っていない一応侯爵令嬢の私は頭を悩ませることになった。
    ちなみに比較的動きやすいドレスもあるが、それも避けてほしいらしい。
    母様もベンネも困っていたが、その話を聞いていた兄様が自分の古着を来たらどうかと提案してくれたのだ。 
    そこから慌てて丈を合わせてもらい、なんとか準備が間に合った。

    あとは小さめのカバンにハンマーとタオルと袋、あとは飲み物を詰めて準備は完了。
     先生が迎えに来てくださるのを待つだけだ。

     待つこと数分、前回も乗せていただいた馬車で迎えに来てくださった。

「おはようございます。
    今日はよろしくお願いします」

「こちらこそ、よろしくお願いします。
    休日に申し訳ありませんね」

「いえ、こちらから日時を指定しましたので......」

    母様と先生が軽く挨拶を交わすと、ではと言って馬車まで移動する。
     馬車に乗り込見送りに来てくれた母様たちに手を振ると、馬車は動き出した。



「いいですか、くれぐれも安全に気を付けてくださいね。
 行く場所は足場も安定していますから、大丈夫だとは思ますが大人と子供では勝手が違いますので」

「はい!」

 行く前にも聞いた注意事項をもう一度言われる。
 きっと先生もソワソワしているのかな?
 そんなことを考えていると馬車は目的地へと着いた。

「では、行きましょうか」

 先生が手を差し出してくれるから思わず取ってしまったけど、本来はエスコートしてもらう立場にはいないんだけどな。
 今は男装しているしね。
 
    馬車から降りると2人で採掘場の入口へと向かっていった。
  
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