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十一章 学園生活1-3
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しおりを挟む無事? にお茶会も終わったことだし、これでまた生徒会に顔を出さずに済む。そう思っていたのですが……。
「どうして私はいまだ書類仕事を手伝っているのでしょう?」
ぽつり、と口から出た言葉にまあまあ、となだめる言葉が聞こえる。それは絶対に答えになっていない。
「まあ、どのみち来年度から正式所属するなら引き継いでも問題ないだろう」
いや、私の時間が減りますって! それは問題ではないのですか。はい、そうですか。でも、やっと魔法を教えてもらっているのに、こんなにも時間取れないなんて思わなかった。先生は相変わらず空いた時間に来てくれればいいですよって言っているけれどさ。ただ、放っておくと魔力がたまってしまうので、定期的にはちゃんと行っています。
「次はこれお願いね」
「でも!
どうしてお茶会の前よりも忙しくなっているのですか?」
これが通常ならば、あの時だって普通に処理できたのでは?
「あの時は外に行かないといけない用事が多かったのよ。
だから書類仕事だけ見るとそう感じるかもね」
な、なるほど。そう言われると、確かにあの時は生徒会にいる人数は今よりも大分少なかった。外に出ていたんだとすると納得だ。
「それに、お茶会が終わったことでこれらもまとめないといけないからね」
そういって先輩が示したのは大量のアンケート、その類。来年からのお茶会をどうするべきかを考えるためにもこうした反省会も大事なのはわかる。これをまとめるのが大変なのも。
「わ、わかりましたよ……」
結局根負けした私は今日もおとなしく書類を手伝うことになりました。それを終わらせると、今日は意外にもいつもよりも早い時間だ。今日はもう帰っていいよ、と言ってもらったこともあり、ひとまず先生のところに顔を出しに行くことにした。
「こんにちは」
ひょこっと顔を出すと、先生が何やら悩まし気な顔をしている。どうしたんだろう。
「先生?」
「わぁっ!
び、びっくりしました……。
オリベルトさんでしたか」
「すみません」
いえいえ、という先生の手元に視線を下ろす。これは、魔法陣? 今まで見てきた中で一番複雑だ。
「これは?」
「ああ、オリジナルの魔法陣です。
新しいものを組み立ててみようかと思いまして」
へー。こうやって作っていくのか、といいつつも何も理解していません!
「そうですね、少しお教えしましょうか」
そういうと、隣の席を示す。そこに素直に座る。
「魔法陣を構成するものはこれ、これ……」
といいながらいくつもの記号を書き出していく。いや、すごい多いね。
「これらをオリジナルにつけ足していくのです。
どれをどこに、は完全に本人の質次第なのでアドバイスはできないのですが……」
言いながら記号の上に何かを書き足していく。これは、記号が持つ意味かな?
「これらがこの記号もつ力になります。
それを前提に組んでいきます」
そこまで言うとただ、と言いよどむ。うん、それが難しいんだよね……。
「これが完成したら、また見せますね」
「はい、楽しみにしています」
その日は結局何かを覚えることはなく、その記号をメモしたものをもらって帰るだけだったけどなかなかいい収穫があった気がする。
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