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しおりを挟む「どうして逃げるのですか?私はこんなにも貴方を愛しているのに」
赤い蔓が神父の感情に同調するかのように怒張して、その表面に血管のような物を走らせる。蔓は空中でアリスタの身体を大の字に貼り付けると、容赦なく余った蔓で鞭打ちし、衣服を剥ぎ取った。
何をするのか、そんな問いは恐怖で声にならぬまま、無数の蔓が肛門から無理やりアリスタの身体に入り込む。
「ふぐおッ」
血が股から脚へ伝う。神父は浮き上がると躊躇いなく、アリスタの血を舐め始めた。
「ひいぃ」
助けを求めて視線をさまよわせれば、無数の死体が目を開けたままアリスタを仰いでいる。悪夢なら覚めてくれとアリスタは震えることしか出来ない。
「大丈夫ですよ、私のアリスタ。怖い事など何もありません。失敗作を壊しただけのこと。さぁ、せっかく肉体があるのです、悦んで下さいね」
「ひゃ、あああああっ」
痛かっただけのはずなのに、身体の内側が熱い。ゴリゴリと削るように内側を抉られる度に目の前がチカチカと点滅する。認めたくない。気持ちいい。認めたく、ない。気持ちいい。
「イヤッ!!!やだあああああっ!ひ、ゅ、んああ、でる!でる!でちゃう!やめ…ッ」
ちょろちょろと、情けなくアリスタの男性器の先から液体が零れる。アリスタは惨めさから泣きじゃくることしか出来ない。手も足も動かせない。必死に唇を噛み締めるけれど、内側でぐりぐりと広げるように暴れられると、口端から涎が溢れた。
「くるし…、は、うんんんんんっ」
「ああ、可愛い。私のアリスタ」
足の指先を舐め回す神父は恍惚とした声でアリスタを呼ぶ。
達したばかりで震えるアリスタの陰茎を躊躇いなく咥えて、奥で先端を抱き込み、ゴキュゴキュと喉を鳴らす。
「だめ!だめだめだめ!んおおッ」
自由にならない脚をもがかせながら、胎内で暴れる蔓に身を捩りつつ、呆気なく神父に精液を搾り取られて。アリスタの思考は弾けていく。もう無数の死体のことなど頭にない。気持ちいい。苦しい。痛い。温かい。気持ちいい。
アリスタが抵抗しなくなったのを確認し、神父は嬉しそうに笑う。アリスタの眼差しが虚ろなのは仕方ない。篭絡してから少しずつ新たな価値観と幸福を刷り込めば済む話だ。まずは確実に自分のものにしたい。
神父の思うがままに、神父から生える赤い蔓のような触手はアリスタの身体を空中で四つん這いにさせる。両手を後ろ手に吊るすような形にしてやれば、所在なさげな乳首が自己主張するかのように張り出してイヤらしい。神父は舐めずりした。
ずるり、と、アリスタの身体の中から触手達が抜けていく。
「はぅんんん…」
アリスタの口から切ない声が漏れる。それに応えるように神父が取り出した男性器は、明らかに人間のものとは異なった。ボコボコと浮き出した半円状の凹凸が、一つ一つが心臓であるかのように個別のリズムと共に収縮と怒張を繰り返している。幸いなのはアリスタにそれを認識にするだけの気力がないことだろう。
「いま、挿れて差し上げますね♡」
神父はグロテスクなそれで、一気にアリスタの身体を貫いた。
「ぐほっっっ、かハッ」
触手で拡張し、その特殊な分泌液で筋肉を弛緩させたとはいえ、何もかもが性急過ぎた。順応できないアリスタの身体は悲鳴を上げ、押し上げられた臓器から内容物がせり出し、口から吐瀉物が胃液と共に吐き出される。
神父は己の欲望のまま、相手を気遣い切れなかったことを申し訳なく思った。地上に転がっている無数の死体のことなど頭にない。
人間はアリスタを残して全滅させた。初めからそのつもりだった。愛した人間の生まれ変わりであるアリスタさえ手に入れば、後はどうでも良かったのだ。死んだふりをして、そのまま人間に擬態し、各地に散らばった己の分身とも言える天使を吸収しながら力が戻るのを待っていた。力が戻ってからは、愛しい人の魂が地上に戻ってくるのを待っていた。
時は満ちた。ただそれだけである。
咳き込みながらも、虚ろだったアリスタの目に光が戻るのを確認して安堵する。
「ああ、良かった。誤嚥などはしていないようですね」
「も………、ぬいて」
「ふふ、動いても大丈夫そうですね」
神父は腰を動かし始めた。ボコボコとランダムにサイズを変える隆起物に、前立腺だけでなく、その周辺も絶えず内側から叩かれる。
「ぐ、んあ、あ、あ、あ、」
声帯が震えるのを止められない。膨れ上がった腹が苦しい。
「んー、まだ狭くて結腸までは届きませんねぇ」
「な、ん、おおっ、ん、ぐあっ」
内臓が押し上げられる。潰れた蛙のような声が出た。アリスタのそんな声を聞いても、中のものが萎える様子はない。
触手に乳首を吸われ、ビクンっとアリスタの身体は跳ねた。
「おっぱい、イジられるの好きなんですね?そんなに敏感で赤ちゃんに授乳する時どうするんですか」
「あか、ちゃ…、できない!んぎゃっ!」
ゴリッと一際強く前立腺を抉られ、びくびくっと身体を痙攣させる。休む間もなく、乱暴に内側を擦られ始め、アリスタは頭を左右に振り乱しながら善がることしかできない。
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