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第二章
ペットショップにて、恋模様は人それぞれ
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人は過ちを犯すものだ。しかしその過ちが人と人を繋げる時もある。
人はいつだって、過ちと失敗を繰り返しながら成長をしていき、より強く美しくなれるのだと…どっかの偉い人が言っていたような気がする!
「そんな訳で、歩きスマホなんて普段は絶対にしないんだけど、やっぱり同行してる人たちがいるとどうしても周りに合わせて歩きながら見てしまうわけで…」
「それは分かる気がするけど、メールの内容もどんな物か緊急性の高い時もあるし、それに本当に危ない時は同行人が止めてくれたりもするよね~うんうん」
「ぐぐぐぅ…! そうなんだよ~、その結果たまたま氷雨先輩が助けてくれたわけで…」
初めて好きな異性に抱きしめられる感触はとても心地よく、ドキドキした物でもあり、…今日の空は雲もないし、風も強く寒いと思ったんだけど…何か知らないが凄く熱い気がしました…ハイ
「……っそれでさ…アタイは母さんにどう言えば良いと思う? グッジョブと親指を立てるべきか? それとも頻繁にメール出すなと苦言を呈するべきか?」
「―――とりあえず、上手くやりあがったな! とヘッドロックしてグリグリした方がいいかな?」
道中ちょっとしたアクシデントはあったんだけど、その後は然したるトラブルもなく四人で色々お話しながら、ペットショップへと行き、アタイは猫のトイレシーツを、氷雨先輩は猫缶をいくつか… そして樹は……アタイを連れて何か女子トイレにアタイを連れ込んで行って…
「いや~! すでにヘッドロックしながら、言わないで欲しいな~! ギブギブギブッ! ヘルプミー! マジにきついって!」
「この知れ者が! ドジっ子か! ドジっ子を演じて接近を謀ったのか!」
「アイタタタァツ! 違うって~! 単純な偶然です! 事故です~~!」
あんたには東谷君がいるでしょうが~!というツッコミをする暇もなく、何か本気でヘッドロックを食らわしてくれる親友の腕を叩いていたら、やっと解放してくれたようで…本気でやってないのは分かっていたけど、ちょっと頭がズキズキする…
「男の子って、ドジっ子が好きなのかな~?」
「さあ~、そんなに気になるなら後で、試しに東谷君にもやってみたら?」
「無理無理無理無理! 絶対に~~~だって…恥ずかしいもん!」
痛む頭を押さえながら、軽く頭を振るって周りを見回すんだけど…幸いな事に誰もいない。
こんなしょうもない漫才を誰かに見られなくて良かったと思いながら、そのままヤレヤレと頭を抱えてしまう…
「本当にただの偶然だったしね~それに、氷雨先輩顔を赤くして、目線を合わせてくれないんだよね…」
「でもそれって、氷雨先輩が美桜の事を異性として意識してる証拠じゃない~! これはもう、更に攻めろってサインじゃないの?」
「おおぉ? そうかな…それじゃ早速…! ってそうじゃないでしょ! 樹はアタイを応援してるの? それとも当たって砕けろとか思ってるの?」
「勿論、応援してるのに決まってるじゃないか!」
まったくもう…結局は、自分が上手くいかないのに親友がさっさと自分を超えて先の関係になりそうだからって、やっかみををしてるだけかな?
こやつの何とも言えない笑みからは、その真意を読み解く事は難しい…
頭の痛みが収まり、改めて周りを見回せば綺麗で清潔感のあるトイレで使っていて気持ちよく、店内の様子も広々とした通路で、猫や犬たちがのんびりとケースの中で寝ていたり、店員さんの売れ残りと思われるちょっと大人になりかけてるペットを売り込もうとする意気込みは感服を通り越して、赤字なのか軽く戸惑いも感じるほどだ。
「猫缶だけじゃなくて、この黒猫ちゃんも買いませんか? 従順で頭も良くてすぐにトイレとかも覚えてくれますよ! それに芸とかも出来ちゃいます!」
「いや、飼いたいのはやまやまなんだけど、家ではちょっと猫が飼えない事情があってさ…制作中のプラモを倒して回るから…」
トイレの中にいても聞こえる店員の売り込みの声に、トイレである程度暴れてもそんな問題にならないなと二人で顔を見合わせる。
さっきまで東谷君には、一緒にジョギングが出来るからと犬を飼わないかと販促していたんだけど…家族が犬アレルギーだからと断っていたし、標的を変えて来たのか…
「世界広しといえど、猫に芸を教え込んで売り込む店はここだけだろうね」
「待てや伏せや、お座り、お手とか簡単に出来てたよね。その内、輪潜りとか、縄跳びとか出来る子も誕生するんじゃない?」
「この店ならやりかねない…その内、この前アニメでやってた、にゃんご戦隊とか、聖剣カツオブシブレードを持った勇者の仮装とかもやりそう…」
とりあえず、これ以上トイレに二人で籠ってしまうと、男たち二人にいらぬ誤解を招きそうだなと考えてしまう。二人で黙って頷き揃ってトイレから出ると、氷雨先輩は店員さんから、猫のカリカリやら、もっとお高そうな猫缶を買わされそうになっていた…
「猫ちゃんの歯茎のマッサージや、歯垢を取るためにもこういった固い物を食べさせないとだめですよ。柔らかい物ばかりじゃ歯槽膿漏や、虫歯の元ですからね!」
「あ~…分かりました。これも買います…でもちょっとその猫缶は予算不足なのでちょっと無理かな…」
この店には何度か来ているけど、犬たちは一匹ずつ個別にケージに入れられている訳じゃなく、複数でまとめて入れられ遊んでいる。―――のびのびとした様子
こちらを見ても吠える事もなく、尻尾をフリフリしながら口角を上げながら激しく息をしており、近づいても噛みついたり、舐めてきたりもしない。見た感じ生後まだ…数か月に見えるんだけど、こちらと視線を合わせたかと思えば、すぐに他の仲間たちと混ざって遊びだす。
そして買い物を終えた氷雨先輩と東谷君は何故か、20代前半ぽい感じの可愛らしい女の店員さんからお茶を出されてくつろいでいる…おかしいな…アタイの時にはここまで接待してくれなかったような?
「ペットショップっていうより、ペットカフェみたい…東谷君~ 氷雨先輩~ 欲しい物は買いましたし、そろそろ帰りませんか?」
「おぉ、二人ともお帰り、そうだな。思ったより面白いお店だったし、また来ようかな?」
「もう行っちゃうんですか? 寂しいですけど…またお越しくださいね。お買い上げありがとうございました~!」
「――――おいおい…」
東谷君は慣れた様子で、店員さんの笑顔を受け取り笑っていたけど、あまり笑ってない御仁が…乙女がお一人隣で渋めな顔をしているんだけど、気づかないふりをした。
外に出ると、陽がすでに傾いてきて空を茜色に染め上げていた。ペットショップの中はほんのり暖かく、猫たちにも居心地の良い室温だったから、その落差にちょっと体を震わせる。
「さすがにカリカリや、子猫は食べれないよね‥まだ離乳食がぎりぎりいけるぐらいだよね?」
「多分、そうだと思いますよ。氷雨先輩もそんなの買っちゃって重くないで……えっ?」
襟元を立てて寒さを堪えていると…ふわっとした感触と共に首元に暖かい物が巻かれていた。それがマフラーだと気づくのに数秒かかってしまい…顔を真っ赤にしながら隣にいる氷雨先輩を見ると、こちらに視線を合わせずにぼそっと呟く…
「…さっきの店員さんに勧められてな。俺が胸もとに猫の髪留めを付けているから猫好きだろうって、猫カラーのマフラーを買わされてな…俺はそんなに寒くないし、女の子の方が似合いそうなデザインだったから、それやるよ…」
「あっ…ありがとう…ございます」
後ろでは東谷君が満足げに頷いていたり、樹が東谷君のネクタイを掴んで自分には何かないのかなと目線で訴えていたようで、そんな樹の視線から逃れるように目線を外していたとか…そんな情景に気づく事もなく、アタイはまた頬が紅くなってしまい…何となくマフラーのデザインを見ると…シャム猫ぽい奴が尻尾をハートマークに丸めて笑っていた。
「このデザインは…クリスマスに自作するにはキツそう…でもま…」
こういうのも悪くないなと…頬を染めてしまい顔を見られないようにそっぽを向いてしまった…
人はいつだって、過ちと失敗を繰り返しながら成長をしていき、より強く美しくなれるのだと…どっかの偉い人が言っていたような気がする!
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「それは分かる気がするけど、メールの内容もどんな物か緊急性の高い時もあるし、それに本当に危ない時は同行人が止めてくれたりもするよね~うんうん」
「ぐぐぐぅ…! そうなんだよ~、その結果たまたま氷雨先輩が助けてくれたわけで…」
初めて好きな異性に抱きしめられる感触はとても心地よく、ドキドキした物でもあり、…今日の空は雲もないし、風も強く寒いと思ったんだけど…何か知らないが凄く熱い気がしました…ハイ
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「―――とりあえず、上手くやりあがったな! とヘッドロックしてグリグリした方がいいかな?」
道中ちょっとしたアクシデントはあったんだけど、その後は然したるトラブルもなく四人で色々お話しながら、ペットショップへと行き、アタイは猫のトイレシーツを、氷雨先輩は猫缶をいくつか… そして樹は……アタイを連れて何か女子トイレにアタイを連れ込んで行って…
「いや~! すでにヘッドロックしながら、言わないで欲しいな~! ギブギブギブッ! ヘルプミー! マジにきついって!」
「この知れ者が! ドジっ子か! ドジっ子を演じて接近を謀ったのか!」
「アイタタタァツ! 違うって~! 単純な偶然です! 事故です~~!」
あんたには東谷君がいるでしょうが~!というツッコミをする暇もなく、何か本気でヘッドロックを食らわしてくれる親友の腕を叩いていたら、やっと解放してくれたようで…本気でやってないのは分かっていたけど、ちょっと頭がズキズキする…
「男の子って、ドジっ子が好きなのかな~?」
「さあ~、そんなに気になるなら後で、試しに東谷君にもやってみたら?」
「無理無理無理無理! 絶対に~~~だって…恥ずかしいもん!」
痛む頭を押さえながら、軽く頭を振るって周りを見回すんだけど…幸いな事に誰もいない。
こんなしょうもない漫才を誰かに見られなくて良かったと思いながら、そのままヤレヤレと頭を抱えてしまう…
「本当にただの偶然だったしね~それに、氷雨先輩顔を赤くして、目線を合わせてくれないんだよね…」
「でもそれって、氷雨先輩が美桜の事を異性として意識してる証拠じゃない~! これはもう、更に攻めろってサインじゃないの?」
「おおぉ? そうかな…それじゃ早速…! ってそうじゃないでしょ! 樹はアタイを応援してるの? それとも当たって砕けろとか思ってるの?」
「勿論、応援してるのに決まってるじゃないか!」
まったくもう…結局は、自分が上手くいかないのに親友がさっさと自分を超えて先の関係になりそうだからって、やっかみををしてるだけかな?
こやつの何とも言えない笑みからは、その真意を読み解く事は難しい…
頭の痛みが収まり、改めて周りを見回せば綺麗で清潔感のあるトイレで使っていて気持ちよく、店内の様子も広々とした通路で、猫や犬たちがのんびりとケースの中で寝ていたり、店員さんの売れ残りと思われるちょっと大人になりかけてるペットを売り込もうとする意気込みは感服を通り越して、赤字なのか軽く戸惑いも感じるほどだ。
「猫缶だけじゃなくて、この黒猫ちゃんも買いませんか? 従順で頭も良くてすぐにトイレとかも覚えてくれますよ! それに芸とかも出来ちゃいます!」
「いや、飼いたいのはやまやまなんだけど、家ではちょっと猫が飼えない事情があってさ…制作中のプラモを倒して回るから…」
トイレの中にいても聞こえる店員の売り込みの声に、トイレである程度暴れてもそんな問題にならないなと二人で顔を見合わせる。
さっきまで東谷君には、一緒にジョギングが出来るからと犬を飼わないかと販促していたんだけど…家族が犬アレルギーだからと断っていたし、標的を変えて来たのか…
「世界広しといえど、猫に芸を教え込んで売り込む店はここだけだろうね」
「待てや伏せや、お座り、お手とか簡単に出来てたよね。その内、輪潜りとか、縄跳びとか出来る子も誕生するんじゃない?」
「この店ならやりかねない…その内、この前アニメでやってた、にゃんご戦隊とか、聖剣カツオブシブレードを持った勇者の仮装とかもやりそう…」
とりあえず、これ以上トイレに二人で籠ってしまうと、男たち二人にいらぬ誤解を招きそうだなと考えてしまう。二人で黙って頷き揃ってトイレから出ると、氷雨先輩は店員さんから、猫のカリカリやら、もっとお高そうな猫缶を買わされそうになっていた…
「猫ちゃんの歯茎のマッサージや、歯垢を取るためにもこういった固い物を食べさせないとだめですよ。柔らかい物ばかりじゃ歯槽膿漏や、虫歯の元ですからね!」
「あ~…分かりました。これも買います…でもちょっとその猫缶は予算不足なのでちょっと無理かな…」
この店には何度か来ているけど、犬たちは一匹ずつ個別にケージに入れられている訳じゃなく、複数でまとめて入れられ遊んでいる。―――のびのびとした様子
こちらを見ても吠える事もなく、尻尾をフリフリしながら口角を上げながら激しく息をしており、近づいても噛みついたり、舐めてきたりもしない。見た感じ生後まだ…数か月に見えるんだけど、こちらと視線を合わせたかと思えば、すぐに他の仲間たちと混ざって遊びだす。
そして買い物を終えた氷雨先輩と東谷君は何故か、20代前半ぽい感じの可愛らしい女の店員さんからお茶を出されてくつろいでいる…おかしいな…アタイの時にはここまで接待してくれなかったような?
「ペットショップっていうより、ペットカフェみたい…東谷君~ 氷雨先輩~ 欲しい物は買いましたし、そろそろ帰りませんか?」
「おぉ、二人ともお帰り、そうだな。思ったより面白いお店だったし、また来ようかな?」
「もう行っちゃうんですか? 寂しいですけど…またお越しくださいね。お買い上げありがとうございました~!」
「――――おいおい…」
東谷君は慣れた様子で、店員さんの笑顔を受け取り笑っていたけど、あまり笑ってない御仁が…乙女がお一人隣で渋めな顔をしているんだけど、気づかないふりをした。
外に出ると、陽がすでに傾いてきて空を茜色に染め上げていた。ペットショップの中はほんのり暖かく、猫たちにも居心地の良い室温だったから、その落差にちょっと体を震わせる。
「さすがにカリカリや、子猫は食べれないよね‥まだ離乳食がぎりぎりいけるぐらいだよね?」
「多分、そうだと思いますよ。氷雨先輩もそんなの買っちゃって重くないで……えっ?」
襟元を立てて寒さを堪えていると…ふわっとした感触と共に首元に暖かい物が巻かれていた。それがマフラーだと気づくのに数秒かかってしまい…顔を真っ赤にしながら隣にいる氷雨先輩を見ると、こちらに視線を合わせずにぼそっと呟く…
「…さっきの店員さんに勧められてな。俺が胸もとに猫の髪留めを付けているから猫好きだろうって、猫カラーのマフラーを買わされてな…俺はそんなに寒くないし、女の子の方が似合いそうなデザインだったから、それやるよ…」
「あっ…ありがとう…ございます」
後ろでは東谷君が満足げに頷いていたり、樹が東谷君のネクタイを掴んで自分には何かないのかなと目線で訴えていたようで、そんな樹の視線から逃れるように目線を外していたとか…そんな情景に気づく事もなく、アタイはまた頬が紅くなってしまい…何となくマフラーのデザインを見ると…シャム猫ぽい奴が尻尾をハートマークに丸めて笑っていた。
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