桜の下でまた君と出逢うけど前世では婚約者だったんだよって話

のら

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第十章

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「ねえ 一輝!」

廊下で後ろ姿を見て一輝に声をかけた

本当に噂を流したのか聞いてみないと


「あ? なんだよ」

すこしギロッと睨む一輝が怖い、

「あのさ
向井先生と私が付き合ってるって噂知ってる?」


「知ってるけど」


「その噂を広めたのが一輝じゃないかってAちゃん達が、」




「あ~  言ったわ」

「!?」
何気ない顔してさらっと認めた!?





「付き合ってないんだろ 本当は」



「そうだよ!知ってるならなんでそんな事!」


私の目を見つめてくる一輝の瞳が熱い




「うざいんだよ  
あの向井ってやつが」



どうして、と眉を下げると一輝は察したのか口を開いた



「俺よりサッカーの経験ないくせにいつも俺からボールを取っていきやがる」


一輝は小さい頃からサッカーをしている
夢はサッカー選手だ


「だ、だからって」




「めいのことも」







「え?」



「俺が好きなものは全部あの向井が持っていくっつってんだ!」


一輝が手をぎゅっと握りしめて拳をつくっている
眉間に皺をよせて
まるで子供みたいに、



動揺しないように何か言わないと!

「そ、それって私の事が好きって言ってるみたい~」

だめだ顔がひきつってる。



「そうだよ。


ずっとめいが好きだった


俺だけ見てれば良かったんだ  」









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