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第百一話 3 王家の厄介事
アリア様の嫉妬による国王陛下への悪戯でサラ様が処刑されるところでした。
裁判もせずに強行するとは恐ろしいです。
アリア様の奇行は病によるものとされ離宮で療養されています。
サラ様は精神的なショックが大きく、王族位を返上しシオン伯爵家に帰ることになりました。降嫁の話は断られました。
レオ様とは離れ離れですが、サラ様の邸と転移陣でつなぐので問題ないそうです。
またレオ様の待遇も改善されるそうです。今までは毒入りや変な味の料理が用意されていたため、食料は外で調達していたそうです。恐ろしい話にビアードから精鋭の侍女を送りました。うちの侍女は護衛もお世話も完璧です。
無事に収まり良かったです。
私は王宮で1週間程眠っていたため目覚めたら全てが片付いていました。
魔力切れと疲労が原因でした。
国王陛下が眠られていた理由は箝口令が敷かれました。痴情のもつれなど醜態ですから当然ですわ。陛下が眠っているだけなのに、暗殺未遂と判断した医務官がいるならポンコツ過ぎませんか?魔法で眠らされてたなら王家の無効化魔法で解除されるのに、どうして使わなかったんでしょうか。生前は陛下は全ての魔法を無効化する指輪を愛用されているはずでしたが。深く考えるのはやめましょう。もう終わったことです。王家の事情は深追いすると録なことがありませんのでいけませんわ。
今回の事件?は色んな憶測が囁かれていますが気にするのはやめましょう。
目覚めてすぐに帰りたかったんですが、初めての儀式のため話を聞かせてほしいと神官様に頼まれました。
儀式中の記憶はぼんやりして何も思い出せません。謝罪すると咎められることはなくほっとしました。
ただ困ったことが起こっています。
目の前に頭を下げる神官様がいます。
「どうか聖女に。宝具を扱える方は貴方だけです。弓を構えるお姿は神々しくまさしくウンディーネ様の化身。あのお姿は」
ずっと夢うつつで語る姿に引いてます。いくら待っても言葉が止まらないので、思いきって口を挟みます。よくわかりませんが魔力さえあれば誰でも使えます。ウンディーネ様は青い瞳ですので化身ではありません。そして神官は血を嫌います。狩りや魔物退治で血まみれの私は相応しくありません。なによりも戒律ばかりの神官にはなりたくありません。
「私の手は血で穢れております。穢れを持つものは神官にはなれません」
「貴方様が穢れていれば、この世のものは全て不浄、悪しきものでしょう」
意味がわかりません。聖女ってなんですか。
先ほどからずっと聖女になってほしいと頼まれています。
「是非王宮魔導士に。血の穢れがあっても構わない。あのように魔法陣を展開させられる才能はすばらしい。いずれ筆頭魔導士も」
魔道士様はいつ来たんでしょうか。
王宮魔導士もお断りです。王宮なんてお腹が痛くなる所にいたくありません。帰りたいのに帰してもらえません。目覚めてから体が重くて1日だけ休んだことが間違えでした。早く帰れば良かったです。
弓を引いている間は魔法陣が作動し誰も近寄れなかったようです。呼びかけても全く気付かなかった私のために神官と王宮魔導士を呼んだため儀式を見られたそうです。
儀式のことはぼんやりして全く覚えていません。ただ懐かしかった気がします。
試しに呼んでみようかな。
「お父様、助けてください。おうちに帰りたいです」
駄目でした。わかってましたよ。私が起きたと聞いて会いに来てくれたビアード公爵に困った時は呼びなさいって言われてましたが・・・。
目の前の二人に途方に暮れます。
二人の話は聞き流して膝を抱えて丸くなります。
クロード殿下に好きなだけいてもいいって言われましたが、帰りたいです。
自由に帰っていいとも言われましたので。
「レティシア」
私の願いが届きました。感動して泣きたくなりました。
「お父様、助けてください」
「もちろんだ。うちの娘を奪う覚悟はあるんだろうか」
ビアード公爵が睨むと、二人は顔を真っ青にして部屋から出て行きました。
「レティ、殿下の命で儀式を行ったと聞いたよ。次はきちんと相談してほしい。私は娘が王家のために亡くなり、亡骸さえも帰ってこないなんて耐えられない。お父様より長生きしてほしい」
心配かけたんですね。どうして事情を知っているんでしょうか・・・。
「ごめんなさい。」
「帰ろうか。皆待ってるよ」
「お父様、お仕事は?」
「休みをもらったよ。陛下にも困ったものだ。」
頭を撫でられビアード公爵に軽々と抱き上げられ、外に出ました。
マントにふわりと包まれました。
「目を閉じて」
目を閉じました。
「開けていいよ」
目を開けるとビアード公爵邸でした。飛んだんですか!?全く風を感じませんでしたよ。
さすが風使い。せっかくなら目を開けて空を楽しみたかったです。
「レティ!!良かったわ」
ビアード公爵夫人に抱きしめられました。状況がわかりません。
近づいてきたエイベルに頭を撫でられました。リオにステラにフィルもいます。
「バカな子。本当に」
「お母様?」
「貴方の遺書と遺体の引き渡し書を渡されて、どんなに心配したか。問い合わせても箝口令が敷かれていて。旦那様から聞いてぞっとしたわ」
アリア様、儀式が失敗したらって言いましたよね!?内輪で済ませたんではないんですか・・。
もしかして、皆、事情を知ってるんですか・・・。周りの顔を見るとたぶん知ってますわ。
「貴方が命をかけなくても、いくらでも止めてあげたのに。処刑なんていくらでも止める方法はあるのよ。ルーン公爵の謝罪を聞いて追い出したわ」
お母様!?ルーン公爵に何をしたんですか!?
謝罪にいかないといけません。エイベルがお世話になっており、うちより家格が高いのに・・。
極秘のはずなのに、どうして知ってるんですか!?
フィルとエイベルはストーム様達を使って調べたんですよね。
「ご心配おかけしてすみません。私は殿下と死なないと約束したので死ぬつもりはなかったんですが・・」
「伝承でしか伝えられてない儀式よ。貴方が5日もずっと凛とした姿で弓を引きつづけたと聞いて、どれだけ心配したか・・。うちにスカウトにきた神官は追い出したわ。聖女にして神事を行わせたいなんて。神官がやるべきなのよ。努力が足りないわ」
3日って言ってましたよ。神官様を追い出したんですか!?
頭が痛くなってきました。こんなに興奮しているビアード公爵夫人は初めてですわ・・。
「お母様、落ち着いてください。お茶にしましょう。お客様を立たせたままにするわけにはいきません」
ビアード公爵夫人の腕が離れました。
「レティシア様!!」
潤んだ瞳のステラに抱きしめられました。もう皆が事情を知っていることはわかりました。使用人達も泣いてますもの・・。
「ステラ、泣かないでください。私は大丈夫ですよ。」
「無茶するなよ」
「極秘なのに・・。王宮行事でって、こんな大事になるなんて」
「諜報員を仕込むのは俺達の十八番だろうが」
陽気に笑うフィルにため息をこぼしました。
ステラを宥めて、お茶会をするために移動することにしました。
リオに手を伸ばされたので重ねます。
「待っててって言ったのに」
拗ねた口調のリオの言葉で思い出しました。そういえばリオと一緒に王宮にいたんでした。
「無事でよかったよ」
「ごめんなさい」
頭を撫でて笑うリオにごまかすように笑いかけました。全くリオのことは記憶にありませんでした。
和やかにお茶会が始まりほっとしました。
無事に帰ってこれて良かったです。
後日、マール公爵に謝罪されました。内輪の話にしたのに広まりすぎていませんか!?
ルーン公爵に謝罪をさせてほしいとエドワード様に頼むと謝罪はいらないと言われました。
僕が取りなすから安心してくださいと言う頼もしい言葉に今は甘えることにしました。たくさんの人を宥めることに心が疲れ心の余裕がありませんでした。
王宮に行くとリオが全く離れてくれなくなりました。存在を忘れたことは反省していますよ。
だからもう許してください。
クロード殿下とレオ様が時々一緒に執務するようになりました。
どんな話がされたかはわかりません。
おかげで殿下の書類の山が減りました。
アリア様が療養中のためアリア様の執務も回ってきます。
クロード殿下が婚約者を決めれば手伝っていただけるのですが当分は選ばないそうです。
殿下の役に立ちたいなんて言わなければ良かったです。今世のクロード殿下には優しさも甘さも見せてはいけませんでした。
連日王宮で執務に明け暮れるため社交が疎かになってます。
今回の長期休みは自由な日がほとんどありません。
泳ぎにいきたい。水の中で癒されたいです。もう疲れましたわ。
裁判もせずに強行するとは恐ろしいです。
アリア様の奇行は病によるものとされ離宮で療養されています。
サラ様は精神的なショックが大きく、王族位を返上しシオン伯爵家に帰ることになりました。降嫁の話は断られました。
レオ様とは離れ離れですが、サラ様の邸と転移陣でつなぐので問題ないそうです。
またレオ様の待遇も改善されるそうです。今までは毒入りや変な味の料理が用意されていたため、食料は外で調達していたそうです。恐ろしい話にビアードから精鋭の侍女を送りました。うちの侍女は護衛もお世話も完璧です。
無事に収まり良かったです。
私は王宮で1週間程眠っていたため目覚めたら全てが片付いていました。
魔力切れと疲労が原因でした。
国王陛下が眠られていた理由は箝口令が敷かれました。痴情のもつれなど醜態ですから当然ですわ。陛下が眠っているだけなのに、暗殺未遂と判断した医務官がいるならポンコツ過ぎませんか?魔法で眠らされてたなら王家の無効化魔法で解除されるのに、どうして使わなかったんでしょうか。生前は陛下は全ての魔法を無効化する指輪を愛用されているはずでしたが。深く考えるのはやめましょう。もう終わったことです。王家の事情は深追いすると録なことがありませんのでいけませんわ。
今回の事件?は色んな憶測が囁かれていますが気にするのはやめましょう。
目覚めてすぐに帰りたかったんですが、初めての儀式のため話を聞かせてほしいと神官様に頼まれました。
儀式中の記憶はぼんやりして何も思い出せません。謝罪すると咎められることはなくほっとしました。
ただ困ったことが起こっています。
目の前に頭を下げる神官様がいます。
「どうか聖女に。宝具を扱える方は貴方だけです。弓を構えるお姿は神々しくまさしくウンディーネ様の化身。あのお姿は」
ずっと夢うつつで語る姿に引いてます。いくら待っても言葉が止まらないので、思いきって口を挟みます。よくわかりませんが魔力さえあれば誰でも使えます。ウンディーネ様は青い瞳ですので化身ではありません。そして神官は血を嫌います。狩りや魔物退治で血まみれの私は相応しくありません。なによりも戒律ばかりの神官にはなりたくありません。
「私の手は血で穢れております。穢れを持つものは神官にはなれません」
「貴方様が穢れていれば、この世のものは全て不浄、悪しきものでしょう」
意味がわかりません。聖女ってなんですか。
先ほどからずっと聖女になってほしいと頼まれています。
「是非王宮魔導士に。血の穢れがあっても構わない。あのように魔法陣を展開させられる才能はすばらしい。いずれ筆頭魔導士も」
魔道士様はいつ来たんでしょうか。
王宮魔導士もお断りです。王宮なんてお腹が痛くなる所にいたくありません。帰りたいのに帰してもらえません。目覚めてから体が重くて1日だけ休んだことが間違えでした。早く帰れば良かったです。
弓を引いている間は魔法陣が作動し誰も近寄れなかったようです。呼びかけても全く気付かなかった私のために神官と王宮魔導士を呼んだため儀式を見られたそうです。
儀式のことはぼんやりして全く覚えていません。ただ懐かしかった気がします。
試しに呼んでみようかな。
「お父様、助けてください。おうちに帰りたいです」
駄目でした。わかってましたよ。私が起きたと聞いて会いに来てくれたビアード公爵に困った時は呼びなさいって言われてましたが・・・。
目の前の二人に途方に暮れます。
二人の話は聞き流して膝を抱えて丸くなります。
クロード殿下に好きなだけいてもいいって言われましたが、帰りたいです。
自由に帰っていいとも言われましたので。
「レティシア」
私の願いが届きました。感動して泣きたくなりました。
「お父様、助けてください」
「もちろんだ。うちの娘を奪う覚悟はあるんだろうか」
ビアード公爵が睨むと、二人は顔を真っ青にして部屋から出て行きました。
「レティ、殿下の命で儀式を行ったと聞いたよ。次はきちんと相談してほしい。私は娘が王家のために亡くなり、亡骸さえも帰ってこないなんて耐えられない。お父様より長生きしてほしい」
心配かけたんですね。どうして事情を知っているんでしょうか・・・。
「ごめんなさい。」
「帰ろうか。皆待ってるよ」
「お父様、お仕事は?」
「休みをもらったよ。陛下にも困ったものだ。」
頭を撫でられビアード公爵に軽々と抱き上げられ、外に出ました。
マントにふわりと包まれました。
「目を閉じて」
目を閉じました。
「開けていいよ」
目を開けるとビアード公爵邸でした。飛んだんですか!?全く風を感じませんでしたよ。
さすが風使い。せっかくなら目を開けて空を楽しみたかったです。
「レティ!!良かったわ」
ビアード公爵夫人に抱きしめられました。状況がわかりません。
近づいてきたエイベルに頭を撫でられました。リオにステラにフィルもいます。
「バカな子。本当に」
「お母様?」
「貴方の遺書と遺体の引き渡し書を渡されて、どんなに心配したか。問い合わせても箝口令が敷かれていて。旦那様から聞いてぞっとしたわ」
アリア様、儀式が失敗したらって言いましたよね!?内輪で済ませたんではないんですか・・。
もしかして、皆、事情を知ってるんですか・・・。周りの顔を見るとたぶん知ってますわ。
「貴方が命をかけなくても、いくらでも止めてあげたのに。処刑なんていくらでも止める方法はあるのよ。ルーン公爵の謝罪を聞いて追い出したわ」
お母様!?ルーン公爵に何をしたんですか!?
謝罪にいかないといけません。エイベルがお世話になっており、うちより家格が高いのに・・。
極秘のはずなのに、どうして知ってるんですか!?
フィルとエイベルはストーム様達を使って調べたんですよね。
「ご心配おかけしてすみません。私は殿下と死なないと約束したので死ぬつもりはなかったんですが・・」
「伝承でしか伝えられてない儀式よ。貴方が5日もずっと凛とした姿で弓を引きつづけたと聞いて、どれだけ心配したか・・。うちにスカウトにきた神官は追い出したわ。聖女にして神事を行わせたいなんて。神官がやるべきなのよ。努力が足りないわ」
3日って言ってましたよ。神官様を追い出したんですか!?
頭が痛くなってきました。こんなに興奮しているビアード公爵夫人は初めてですわ・・。
「お母様、落ち着いてください。お茶にしましょう。お客様を立たせたままにするわけにはいきません」
ビアード公爵夫人の腕が離れました。
「レティシア様!!」
潤んだ瞳のステラに抱きしめられました。もう皆が事情を知っていることはわかりました。使用人達も泣いてますもの・・。
「ステラ、泣かないでください。私は大丈夫ですよ。」
「無茶するなよ」
「極秘なのに・・。王宮行事でって、こんな大事になるなんて」
「諜報員を仕込むのは俺達の十八番だろうが」
陽気に笑うフィルにため息をこぼしました。
ステラを宥めて、お茶会をするために移動することにしました。
リオに手を伸ばされたので重ねます。
「待っててって言ったのに」
拗ねた口調のリオの言葉で思い出しました。そういえばリオと一緒に王宮にいたんでした。
「無事でよかったよ」
「ごめんなさい」
頭を撫でて笑うリオにごまかすように笑いかけました。全くリオのことは記憶にありませんでした。
和やかにお茶会が始まりほっとしました。
無事に帰ってこれて良かったです。
後日、マール公爵に謝罪されました。内輪の話にしたのに広まりすぎていませんか!?
ルーン公爵に謝罪をさせてほしいとエドワード様に頼むと謝罪はいらないと言われました。
僕が取りなすから安心してくださいと言う頼もしい言葉に今は甘えることにしました。たくさんの人を宥めることに心が疲れ心の余裕がありませんでした。
王宮に行くとリオが全く離れてくれなくなりました。存在を忘れたことは反省していますよ。
だからもう許してください。
クロード殿下とレオ様が時々一緒に執務するようになりました。
どんな話がされたかはわかりません。
おかげで殿下の書類の山が減りました。
アリア様が療養中のためアリア様の執務も回ってきます。
クロード殿下が婚約者を決めれば手伝っていただけるのですが当分は選ばないそうです。
殿下の役に立ちたいなんて言わなければ良かったです。今世のクロード殿下には優しさも甘さも見せてはいけませんでした。
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