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冒険者編
170話 ルリ30
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170話 ルリ30
「すまんな。
ウツキ姉さんと引き合わせると言いながら、それができずに。
しかも、いつの間にかウツキ姉さんと知り合っていたなんて。」
「ホントそれですよー!!
うそつきーー(笑)
あ!というか、受賞おめでとうございます。」
「あ、あぁ、ありがとう。
半分手伝ってもらったようなもんだけどな。」
「いやいや、私は素材の話をしただけですから。
アニラさんの発想力と実力ですよ。」
「まぁ、、、とにかくありがとう。」
「うん。」
アニラさんが作ったオートマタは、私が投票した草花で作られた鳥のドールで、マスクドドールのオートマタ部門で優勝したんだって。
魔力を込めれば空を飛べるように作った事とデザインが綺麗な事が評価されたらしいよ。
ちなみに、このドールを基に魔核やコアを使って魔力を長時間保有できる様にして、街と街の間を飛ばして、薬や手紙とかの輸送手段ができたんだって。
それを期にアニラさんが有名になったのは、まだ少し先のお話だよ。
「それで、いつ出発するんだ?」
「明日だよ。」
「結構すぐなんだな!」
「うん。
街が壊れちゃってるから、観光って感じでもないしね。
ウツキさんと一緒に出るのもあるし、卵の事もあるから。」
「そうか、、、確かにな。
グリフォンの卵は何か進捗があったのか?」
「ん~残念ながら何もなし。」
「そうか、、、押し付けるような感じになってすまんな。」
「いえいえ、親グリフォンから指名されたしね。
まぁ、私じゃなくヴィゾーちゃんなんだけど。」
「当てはあるのか?」
「んーあるようなないようなですね。」
「ふーん。そうか。。。
まぁ、またこっちに来る事があれば寄ってくれよ!」
「はーい。
ってゆーてアニラさんも旅巡業でしょ?!
来ても居ない可能性高いでしょ。」
「確かにな。」
「じゃぁ、、、、またいつか。」
「おぅ!元気でな!」
その後みんなの行き先は
一七ニのみんなは予定通りトビマルさんと一緒に故郷に行くらしい。
トビマルさんは里帰りが終わったら、父さんに会いに行くって言ってたよ。
竜花のみんなはアネラさんと同様にアイダの動く姿に感動していて、キャッキャッ言って嬉しそうにしていた。
そういえば、同じ竜人族だけど、発音が少し違っていたのは方言だったみたい。
アイダと一緒に居たいみたいだったけど、既にクエストを受けていたから諦めてお別れする事になって、凄い名残惜しそうにしていたよ。
街は広場を中心に被害が広がっていて、石畳が盛り上がったり壊れたり。
周辺の建物の窓や壁が壊れていた。
特に酷かったのはドール達が大量に憑いて暴れたドール博物館。
街のシンボルではあるけど、まずは生活の復旧から!という事で一番最後に補修する事になり、壊された物の瓦礫がまだドール博物館前に纏めて積まれていた。
空を見上げるとドール博物館の屋根にあったはずの人の像はなくなっていて、雲の隙間から青空が見えていた。
「あれ?あそこの像なくなったんだ。
雷が当たったとかかな?」
つい声が出てしまい周りを見ると、
近くで片付けをしていた人がこっちを見て、そのまま屋根の方を見た。
恥ずかしくなって逃げるようにその場を離れた。
「、、、はて?人の像?そんなのあったかのぅ?」
「すまんな。
ウツキ姉さんと引き合わせると言いながら、それができずに。
しかも、いつの間にかウツキ姉さんと知り合っていたなんて。」
「ホントそれですよー!!
うそつきーー(笑)
あ!というか、受賞おめでとうございます。」
「あ、あぁ、ありがとう。
半分手伝ってもらったようなもんだけどな。」
「いやいや、私は素材の話をしただけですから。
アニラさんの発想力と実力ですよ。」
「まぁ、、、とにかくありがとう。」
「うん。」
アニラさんが作ったオートマタは、私が投票した草花で作られた鳥のドールで、マスクドドールのオートマタ部門で優勝したんだって。
魔力を込めれば空を飛べるように作った事とデザインが綺麗な事が評価されたらしいよ。
ちなみに、このドールを基に魔核やコアを使って魔力を長時間保有できる様にして、街と街の間を飛ばして、薬や手紙とかの輸送手段ができたんだって。
それを期にアニラさんが有名になったのは、まだ少し先のお話だよ。
「それで、いつ出発するんだ?」
「明日だよ。」
「結構すぐなんだな!」
「うん。
街が壊れちゃってるから、観光って感じでもないしね。
ウツキさんと一緒に出るのもあるし、卵の事もあるから。」
「そうか、、、確かにな。
グリフォンの卵は何か進捗があったのか?」
「ん~残念ながら何もなし。」
「そうか、、、押し付けるような感じになってすまんな。」
「いえいえ、親グリフォンから指名されたしね。
まぁ、私じゃなくヴィゾーちゃんなんだけど。」
「当てはあるのか?」
「んーあるようなないようなですね。」
「ふーん。そうか。。。
まぁ、またこっちに来る事があれば寄ってくれよ!」
「はーい。
ってゆーてアニラさんも旅巡業でしょ?!
来ても居ない可能性高いでしょ。」
「確かにな。」
「じゃぁ、、、、またいつか。」
「おぅ!元気でな!」
その後みんなの行き先は
一七ニのみんなは予定通りトビマルさんと一緒に故郷に行くらしい。
トビマルさんは里帰りが終わったら、父さんに会いに行くって言ってたよ。
竜花のみんなはアネラさんと同様にアイダの動く姿に感動していて、キャッキャッ言って嬉しそうにしていた。
そういえば、同じ竜人族だけど、発音が少し違っていたのは方言だったみたい。
アイダと一緒に居たいみたいだったけど、既にクエストを受けていたから諦めてお別れする事になって、凄い名残惜しそうにしていたよ。
街は広場を中心に被害が広がっていて、石畳が盛り上がったり壊れたり。
周辺の建物の窓や壁が壊れていた。
特に酷かったのはドール達が大量に憑いて暴れたドール博物館。
街のシンボルではあるけど、まずは生活の復旧から!という事で一番最後に補修する事になり、壊された物の瓦礫がまだドール博物館前に纏めて積まれていた。
空を見上げるとドール博物館の屋根にあったはずの人の像はなくなっていて、雲の隙間から青空が見えていた。
「あれ?あそこの像なくなったんだ。
雷が当たったとかかな?」
つい声が出てしまい周りを見ると、
近くで片付けをしていた人がこっちを見て、そのまま屋根の方を見た。
恥ずかしくなって逃げるようにその場を離れた。
「、、、はて?人の像?そんなのあったかのぅ?」
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