チート魔王に転生したので勇者を育ててみることにしました。

快夜ハレ

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伝説の装備 兜

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「悪い、ヘイト」
「いえ、気にしないでください」

朝起きてすぐリアトが見張りをしなければならないのに、起きなかったことをあやまってきた。
あやまられても困るんだが。
俺が眠らしたんだからな。

「俺もすまない。いつの間にか寝てしまっていた」
「本当に気にしないでください」
「ありがとう」

とりあえず朝ごはんはどうしようか。
ここは定番のアレかな。

城で扱っていたやわらかめのパンと卵と砂糖を取り出す。
パンは城で作られていたもののため、高級な素材で作られている。
そのため、素材を見られないために急いで作る。
溶き卵に砂糖を混ぜてパンをひたす。
沁みたらあとは焼くだけ。

「できました。フレンチトーストです」
「フレンチトースト?」
「俺の村で作られていた料理です」

本当は違うんだけど・・・・・・。
みんなからすればこんな料理見たことないだろう。

「昨日の夜もだけどヘイトの作る料理は美味しいね」
「私もこういうの作ってみたいな~」

テレスタはこういうの興味があるのか。

「テレスタならできますよ」

この料理は教えるほど難しくはない。
俺が作っているところを見れば覚えることができるレベルだ。
だが材料をみられるわけにはいかない。

「ヘイト、次はどこに行くんだ?」
「次は海です」

海の中にあるダンジョン。
残り三つの装備の中で今いるところから一番近くにある。
一番近く・・・・・・と言っても数日はかかる距離にある。

「早速出発するか」

目指すは海のある国、ナウアリーレ。
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