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とある城での話
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そういえば以前こんな事があった。
その時の話をしよう。
とある魔王が支配していた城の一つ。その城は魔王の部下が城主をしていた。
俺はその城と周辺の町を救うために、魔王の部下がいる城へとやってきた。
「何だ?」
俺は思わず声を漏らす。
城の入口には受付表が置いてあったのだ。
「いらっしゃいませ。こちらは魔王様の腹心、四天王のバクシン様の城。御用の方は順番に及びますしますのでこちらにお名前を……」
綺麗なスーツを着たアンデッドが丁寧に対応してくる。
「あ、あの」
「はい、何でしょう?」
「俺、勇者なんだけど……」
「はいはい。人間の勇者様ですね。申し訳ありませんが、勇者様であっても順番は守っていただかねばなりません。勇者が順番も待てないなんて示しがつきませんから」
「へ?」
いやいや、そこは慌てるところでは?
「とにかく。勇者様がバクシン様を倒そうとここに来たとしても、順番は守っていただきます」
「は、はあ」
俺は仕方なく受付表に名前を書き待つ事にした。
賢明な読者はここで俺がトイレに行きたくなるとお思いだろうが残念だったな。ここに来る前にしっかりトイレを済ませて来たのだ!
毎回漏らしてなるものか!
俺は待った。
貢ぎ物を持ったスケルトン、陳情に来ていたどこかの村人、そして腕試しに来ていた謎の戦士。
まだまだ先は長い。
美味しそうな匂いを振り撒く出前の男、着飾った女のモンスター、うにょうにょ動くスライムっぽいの。
そして、
いよいよ、
皆さんお待ちかねの、
お漏らし我慢タイムが、
始まりませんでした~。
そう簡単にはいきませんよ。
事前にトイレ済ませたんだから。
それにしても遅い。
空はいつの間にか赤く染まろうとしていた。
来た時にはあんなに青々とした空だったのに。
「申し訳ありませんがそろそろ城を閉めねばならぬ時間になりましてな。勇者様。また明日来ていただく事はできませんか」
うお!
いきなりアンデッドに話し掛けられてビビる。
「わ、分かった……」
俺は一度帰る事にした。
ビックリし過ぎて少し漏らし……。
今回はRTA失敗!
いや、RTAなんていつも狙ってないし!
その時の話をしよう。
とある魔王が支配していた城の一つ。その城は魔王の部下が城主をしていた。
俺はその城と周辺の町を救うために、魔王の部下がいる城へとやってきた。
「何だ?」
俺は思わず声を漏らす。
城の入口には受付表が置いてあったのだ。
「いらっしゃいませ。こちらは魔王様の腹心、四天王のバクシン様の城。御用の方は順番に及びますしますのでこちらにお名前を……」
綺麗なスーツを着たアンデッドが丁寧に対応してくる。
「あ、あの」
「はい、何でしょう?」
「俺、勇者なんだけど……」
「はいはい。人間の勇者様ですね。申し訳ありませんが、勇者様であっても順番は守っていただかねばなりません。勇者が順番も待てないなんて示しがつきませんから」
「へ?」
いやいや、そこは慌てるところでは?
「とにかく。勇者様がバクシン様を倒そうとここに来たとしても、順番は守っていただきます」
「は、はあ」
俺は仕方なく受付表に名前を書き待つ事にした。
賢明な読者はここで俺がトイレに行きたくなるとお思いだろうが残念だったな。ここに来る前にしっかりトイレを済ませて来たのだ!
毎回漏らしてなるものか!
俺は待った。
貢ぎ物を持ったスケルトン、陳情に来ていたどこかの村人、そして腕試しに来ていた謎の戦士。
まだまだ先は長い。
美味しそうな匂いを振り撒く出前の男、着飾った女のモンスター、うにょうにょ動くスライムっぽいの。
そして、
いよいよ、
皆さんお待ちかねの、
お漏らし我慢タイムが、
始まりませんでした~。
そう簡単にはいきませんよ。
事前にトイレ済ませたんだから。
それにしても遅い。
空はいつの間にか赤く染まろうとしていた。
来た時にはあんなに青々とした空だったのに。
「申し訳ありませんがそろそろ城を閉めねばならぬ時間になりましてな。勇者様。また明日来ていただく事はできませんか」
うお!
いきなりアンデッドに話し掛けられてビビる。
「わ、分かった……」
俺は一度帰る事にした。
ビックリし過ぎて少し漏らし……。
今回はRTA失敗!
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