転生先はパラレルワールドだった

こぶたファクトリー

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44話 大根武者

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 都内で発生したスキピオなる第三勢力のテロ活動に対処している内、すっかり夜の帳が下りていた。

 大型SUVの後部座席で腕組みし、車窓の外に目を光らせる秋山雷人は、目の前で殺された民間人の無念を悼んでいた。
 下劣な連中め…一発でも撃ってきた者は喜んで処断してやったが、殺し損ねた者や、早々に投降した者は捕虜として対処しなければならなかった。

 …民間人を射殺した男は、雷人に殺される運命にあると知ると、即座に武器を捨てて投降してきた。

 …白を切って斬首してやりたかったが、自分達は単なる犯罪者では無い。最早自分の背負っているものは大義である以上、私情による私刑は許されなかった。
 
 …男を拘束する間…男が妙な気を起こしてくれないか…そうすれば心置きなくやれるのだが…と暗い期待を抱きながら、わざと何度も致命的な隙を見せた。が…男は余程自分との力量差に恐れを為したのか、全く抵抗しなかった。
 …罪状はしっかりと記録してある。動乱後、司法が連中をきちんと裁けるのかどうか、甚だ疑問だが…
 …盗賊共は米国籍だ。当然、米政府は身柄の返還を求めるだろう。…今の売国政権がそれを跳ね付けられる訳が無い。
 虚しさが残った。…だが、増岡先輩や、盗賊共の凶弾に倒れた者達の為にも、せめてこの作戦を成功させねば。
 そして、より良い日本のための礎になったとして、彼らの慰めにするしかない。
 勿論、その時には自分達も全員が司法の裁きを受けて立つ。

 …既にスキピオ所属者を六人斬った。…後は投降して捕虜になった。
 米国籍の無差別テロリストを単純に被害者数として数えられるかは微妙だが、人数から言えば死刑で間違いないだろう。

 物思いに耽っている内、フロントガラスに首相官邸を封鎖する同志達や車両が見えた。黒塗りのSUVに大きく描かれた四…先輩方だ。

 降車し、同志達の中から小柄な壮年を見つけ出した。…各隊長とは出陣式で顔合わせしていた。

 160の小柄な身長に対し70キロという、丸々とした50代の、四番隊隊長・久保田利勝だ。

 血の気の多い者が大半の烈士団内でも、日頃からニコニコと温厚な顔で何かと剽軽な冗談を飛ばす好々爺といった雰囲気だった。戦闘部隊でも最年長の52歳という年齢ながら、剣道四段の実力者でもある。
 …勿論、実戦における剣術はそれどころの腕では留まらない。何度か新団員の稽古に教官として参加していたが、木刀や竹刀を握ると、顔はニコニコしたままだが…観音様から不動明王に豹変したような恐ろしさがある。

 そして、竹刀をしならせた一撃は、同じ竹刀で防御した上から防具に届き、打たれた団員は脳震盪を起こしたり衝撃の余り嘔吐したり、小手の上から青あざが出来た者もいる。
 …そして稽古終了後、ニコニコ顔で「真剣で無くて良かったな!」などと笑えない冗談を言って団員の肝を冷やすのだ。
 …この男なら、最新鋭の23式メイルアーマーとて人体ごと易々と…下手をすれば敵の刀剣ごと斬り捨てるだろう。
 
 その久保田が、腰に差した同田貫の鞘に左手を掛けながら、右手で下顎を支えて気難しく首相官邸を睨んでいる。…さながら難攻不落の城塞を見上げる戦国武将のように。

「久保田隊長、御苦労様です!」
「おお、秋山隊長、来てくれたか!」

 隊長や先輩同志方は、繰り上げ入団した自分や新団員達を新参者扱いしなかった。その代わり、戦力として期待されている為、自分も団員達も気を引き締めて取り掛かっていた。
「岩田首相他重要な閣僚もこの中にいる。…当初は抑えかけたのだが、とんでもない化物が二人も居てな。俺が居ながら不甲斐ない…あれで戦いは終わっていた物を…」

「久保田隊長、重機が届きました!」
 四番隊団員が報告すると、官邸前の広場に二台の大型トレーラーが乗り込んで来た。それぞれの荷台には黄色と青という色違いの大型バックホーが積まれている。 使い込まれて錆が浮くアームには「(有)下沢建設」と書かれていた。

 助手席からそれぞれ団員が飛び降りると、身軽にバックホーの操縦席に乗り込んだ。巨大な重機がエンジンを唸らせ、気だるげにベッドから起き上がる巨人の腕のようにアームを器用に操作し、地面にバケットを付いた。そうしてクローラーを地面に降ろし、今度はアームを荷台に付いて、「よっこいしょ」と言わんばかりな器用なアーム捌きで、ゆっくりとトレーラーの一メートル以上もある段差を、静かに降り立った。
 
「よーし、ぶちかましてやれ!」

 久保田の号令で、先に下りた黄色のバックホーが猛然と官邸正面玄関に突進する。
 降ろされた分厚い鋼製シャッターなど、コンクリートごと叩き壊して無残に破壊する。ガラスや金属、コンクリートがまとめて重機に咀嚼される耳障りな轟音が響き渡った。
 荒々しく鉄壁の城塞を破壊していく様は、見ていてあまりに爽快だ。

「なんだかあさま山荘みたいだなぁ…なんて言っても、今の若い世代にゃ分からんか…」
「あれって確か…久保田さんもせいぜいまだ一歳くらいで、リアルタイムじゃないしょう?」
「そう言えばそうだった」
 久保田が同隊の副官に突っ込まれて苦笑いした。

 更にバケットが叩きつけられ、遂に正面玄関の中が覗けた。隠れ潜んでいるのか、照明は落とされている。
 …と、アームを持ち上げようとしたバックホーの動きが綺麗なほどピタリと止まった。…ほぼ同時に、微かな衝撃と重厚な金属音が響き渡った。
 更にほぼ同時に、水道管でも壊したのか夥しい水飛沫がバックホーの向こうから噴き上がった。

「ど、どうした!?」
 離れて作業を見守っていた団員が叫んで呼びかけた。バックホーのエンジンは掛かったままだが、それ以降一切動かない。操縦席に座ってオペレーターをしていた団員が、護身用の匕首を抜きながら飛び降り、玄関に向けて身構えている。

「やられた!奴らだ! このバックホーはもう使えません!」

 バックホーのアームが切断され、バケットごと地面に落とされていた。噴き出していたのは水ではなく、切断された油圧ケーブルから血潮のように勢いよく噴き出すオイルだった。

 バックホーの陰から、二振りの騎兵刀を抜身にして一人の男が現れた。23式メイルアーマーを着込み、専用のタクティカルヘルメットを装備し、フェイスガードで目から下を覆った姿は、さながら面頬を付けた甲冑武者そのものだ。…反対側からももう一人、同じ装いながら短刀とドイツメーカー製の小型短機関銃を手にした男が現れた。

 雷人は、たった二人で無数の烈士団員の前に立ちはだかる二騎の武者を見て…まだ卒業したばかりの高校生活の中…古典の授業で読んだ、兼好法師の徒然草に出て来る大根侍を思い出した。
 …あの話に当てはめれば、自分達が暴徒か。 …嫌な皮肉にかぶりを振った。

「まったく…国民の血税をなんと心得るか!…なんてな」

 一人がそんな軽口を飛ばしたが、反応する者は皆無だった。もう一人は死体なのではないかと思うほど静止したまま動かず、呼吸の気配すら見えない。

「武器を捨て、投降せよ。最早これ以上の籠城は不可能だ。そしてこの包囲網を突破する事はできん。
…昼は諸君らの見事な武勇により敗退したが、今度はこちらの戦力も十二分に整った。…諸君らのような前途有望で勇敢な若者は死ぬべきではない。どうか、国賊の為政者共を引き渡してくれ。或いは、このまま見て見ぬふりをしてくれ」
 
 久保田が説得するが、二人は全く反応しない。…ようやく、二刀流の男が動いた。頑強で有名なメーカーの腕時計をわざとらしく見下ろしてから顔を上げ、芝居がかった声で応じた。
「…生憎と、まだ勤務時間が残ってるんで、それは無理な相談だな」

「…では死んでも我々を恨むな。…降参はいつでも受け容れると約束する」
「そりゃ紳士的でありがたい」

 自然、久保田が二刀流と、雷人が短機関銃に短刀の男と向き合った。 
 …職業などステータスが今まで見えなかったものの、今になってステータスが表示された。やはり暗殺者…その雰囲気や動作からも、こちらは武者というよりも忍者という印象を受ける。

 裂帛の気合を放ち、久保田が二刀流に斬り掛かり、相手と切り結んだ。 逆に、忍者は短機関銃を向け、数発放ってきた。
 スキル発動! 小口径ながら強力な高速弾を流れるように斜め前に向かって避け、騎兵刀を八相に構えた。

 高速弾さえ緩やかに流れる自分の視界の中で、その男は自分と同じ速度で間合いをとった。…速い!このまま距離を保ち、リスクを抑えて銃弾で仕留めようというのか。…確かに超視力はいつまでも使えない。今も、現実で十秒の時を刻んだスキルが強制終了した。一回一回のSP消費はたかが5だが、連続使用するごとに加速度的に消耗する。…残りSPは50。 …スキピオ共との戦いで消耗したのが悔やまれる。

 再び銃撃。意識を集中し、半身に構えて被弾面積を極力少なくしつつ、目当てを付けて十字に切り払った。
 肩アーマーと胸アーマーに銃弾が掠るが、ダメージは無し。更なる銃撃をフェイントをかけた側転でやり過ごす。

 …作戦前に敵が使いうる主な武器に関するレクチャーも全団員に行われていた。これは特徴的だったからよく覚えている。装弾数は40発だ。既に少なくとも30発は撃っている。

 単発で弾をケチりながら撃ってくれれば、最初から簡単に切り払えたのだ。 …まさかそれを見抜いていた訳ではなかろうが、この男は短機関銃を数発ごとの連射で自分が避け辛いように撃ってきていた。
 連射ならばどうやってもあと2、3回で弾倉交換しなければならない。
 反対の手に逆手に短刀を握っており、その分リロードも遅くなるだろう。
 
…その隙を、絶対に逃がさない…どんなに素早くリロードを済ませようとも、間合いに飛び込んで、食らい付いてやる。

 逆にそれが出来ない限り、自分に待つのはじわじわと迫る死だけだ。勝ち目はない。

 あと一回…それさえやり過ごせば、その後は確実にスキルもチャージが完了する。

 男はまだ残弾を残した銃を腰のホルスターに戻し、短刀を手に突進してきた。
 その速さと意表を突く行動に気圧され、反応が鈍った。迷った挙句相手の短刀を鎬で受けた。

 そのまま鍔迫り合いへ。…剣道と違い、鍔迫り合いの最中は相手の刀身全てに集中しなければならない。手元に近い相手の元刃も、剃刀並の切れ味がある。 大昔の侍など、指を落とされる事もあったという。また、竹刀であれば相手の竹刀が面の首元に当てられても何にもならないが、真剣なら頸動脈を撫でられただけで失血死確定だ。
 
 決して「忍者」の挙動から目を離さないようにしつつ、隣で二刀流と戦っている筈の久保田の気配を探った。…先ほどまで旺盛に金属を鳴り響かせていたのだが、今は…やけに静かだ。しかし、間違っても視線をそちらに動かす訳には行かない。…例え、自分の背後から気配を消した敵が迫っていたとしても。
 
 …落ち着け、どちらが有利か思い出せ。こちらは四百人からなる烈士団でこの官邸を包囲し、万一屋上からヘリが飛び立てば撃ち落とす為のジャベリンも調達してある。その上、頑強な正面玄関は人が出入りできる程度にはこじ開けた。…もう一台、予備のバックホーもある。時間と状況は全てこちらの味方だ。
 対して、あの国賊共の援軍はあり得ない。…今頃、官邸に隠された例の秘密の地下室で、閣僚諸共震えているに違いない。

 …武士としては名折れだが、仮に自分や久保田が返り討ちにされたとしても、自分達が消耗させた敵を、同志たちが必ず捕縛するか、仇を取ってくれる。
 例え受け入れがたい結果だったとしても、決してマイナスポイントでは終わらせない。ただの万歳突撃とは言わせない。…それが、講義でも散々叩き込まれた憂国烈士団のスタイルだ。

 エンジン音が聞こえ、官邸にまた車両群が乗り込んで来た。…聞き慣れた、味方車両のエンジン音だ。

「遅くなった!…久保田さん、秋山、無事かッ!?」

 ただならぬ空気を感じたか、三番隊隊長の島村薫が駆けつけて来る気配。 …やはり、久保田隊長が返事をしない。
「秋山、無事です!…久保田隊長をお願いします!」

 あの二刀流が余程の使い手だったのか…久保田は未だに返事を返さない。…代わりに、苦し気な久保田の擦れた呼吸が隣から聞えてきた。 …馬鹿な、あの久保田さんが…?
「く、久保田さんッ!?…助太刀御免!」
 隣で激しく武器を打ち合う甲高い金属音が響き渡った。

 耐えかねて剣を払い、振り下ろした。軽々と忍者に躱されるが、距離を開けさせず、ひたすら刀を打ち込んだ。
 …久保田に仕込まれた剣術だ。…そんな短刀一つで防がれてたまるかッ!
 
 雷人自身が気付かぬ程に、その太刀筋は鋭く、速さを増して行った。忍者の受け太刀が鈍る…いや、追いつかなくなり始めていた。
 焦ったか、腰の銃を引き抜いて一連射。頬と目の上を掠り、派手に出血するが、お陰で更に距離を詰められた。追撃の太刀で銃を薙ぎ払い、短機関銃が宙を舞った。

 反撃の短刀を、八相から繰り出した一撃で切り払った。 …いや、叩き斬った。

 剣割。久保田が真剣演舞で剣術部門における上級新規団員達に見せた、生半可な刀剣をも断ち切る必殺剣。
 …自分はその筆頭だった。

 短刀も切り捨てられ、忍者は膝を付いて項垂れた。
 …勝利への優越感など微塵も無かった。 正面戦闘でやり合えばまず軽歩兵にすら勝ち目が無いと言われる暗殺者… それでいてこれだ。 相手の実力への畏敬の念があるだけだった。
 思わず手を差し伸べた。

 暗殺者はそれを不思議そうに見ていたが、やがて手を取り、立ち上がった。
 
 暗殺者を拘束しようと駆け寄った団員を制した。
「…拘束具はいい。専用収容車へ案内しろ」

 せめてもの敬意だった。

 気持ちを切り替え、久保田と島村の方を見た。
 久保田は…左腕を落とされ、後方に引きずられて団員の応急処置を受けていた。
 島村隊長は得意の得物である三節棍で二刀流を防いでいた。
 
 二刀流の男も相当消耗しているように見えた。久保田から受けたであろう、同じく左腕に浅い傷と、右脇腹の腹部装甲にも切り込みと滲んだ血が見えた。

「…お前も危険だ!頼む、投降してくれ!」

 島村が懸命に説得するが、二刀流の男はまるで自動的に戦っているかのように動きを鈍らせる事なく動き続ける。

 …卑怯と言えば卑怯だが、無益な血を流さないためだ。
 
「助太刀します!」
 二刀流の背後から迫った。…不慮の事故や収集の付かない事態になる事を避ける為、この手の判断と役目は、他の団員には厳に禁じられている。

 振り返り様の一撃を避けてやり過ごし、脇を潜って左腕を固め、右腕で相手の気道を圧迫した。すかさず島村が合わせ、反対の手から騎兵刀を捥ぎ取って無力化した。
 …やはりこの男も相当消耗している。
 どう考えても、この程度で久保田に重傷を負わせられる訳が無い。…自分は漁夫の利を掠め取ったに過ぎない。

「ぐ…」
 力を失った男を放し、同じく専用収容車へ運ばせた。

「…助かったぞ、秋山。お前が居てくれなければ…」
「はっ…いえ、こちらこそ島村隊長が来て下さらなければ…久保田隊長は?」
「まだ機能している大学病院へ搬送させた。…腕は分からんが、少なくとも、一命は取り留めるだろう」

 二人はようやく大きく息を吐いた。…特戦群…本当にとんでもない化物達だ。…まともに一対一をしたら、自分達でも厳しかっただろう。

「…さて、賊を処断するとしよう。それで終わりだ」
「はいっ」
 四番隊団員を官邸周りの警備に当たらせ、自分達は正面玄関の壊された隙間を通って官邸内に侵入した。
「情報によれば、その先の喫煙室が地下室への入り口になっている!注意しろ!」
 
 銃弾が壁に命中し、火花が見えた。
「無駄な抵抗はやめろ!護衛の特戦群二名は捕虜とした!諸君らも犬死にするな!」

 やがて弾倉内の銃弾を撃ち切ったか、四人の警備スタッフがバリケード陰から両手と拳銃を上げて出てきた。 そして.38口径の拳銃を床に滑らせ、膝を付いて投降した。…怪我人は双方無し。

 烈士団員達が津波となってオペレーションルームに雪崩れ込んだ。…念のため、数手に別れて官邸内の全階・全室を徹底的に捜索している。

「や、やられました…!」
 分隊長が悔し気に声を上げた。
「どうした?抵抗されたか?」
 
 雷人と島村がオペレーションルームを覗き込むと、巨大なフロントスクリーンがあった。
 …しかし室内にはオペレーターしかおらず、彼ら彼女らは両手を上げて大人しくしている。
「…首相と閣僚は?」
 男のオペレーターに詰め寄るが、知らないと首を振るだけだ。
「…」

 この建物に追い込んだ久保田を疑う気はない。…どこかに、まだこの部屋のような隠し部屋があるのだろう。じっくり、探し出してやればいい。

「全階・全室捜索しましたが、見つかりません!探知機を使って隠し部屋も探ったのですが…」
「…もう一度探り直せ。…いや、待て」

 雷人はフロントスクリーンを睨んだ。

 液晶パネルのようだが…
 次いで、中二階になっている指令席を見上げ、そこへ戻った。
 首相が座っていたであろう椅子を検めると、肘掛けにスイッチが隠されていた。押すと、スクリーンが下にスライドしていった。
 スクリーンのあった部分の奥に、通路があった。

「行くぞ!」
 島村が隊を率いて追跡した。

「…この先の方角はどうなっている?」
「はっ…」
 雷人が部下に調べさせた。タブレット端末を忙しく操作する。

「…図書館と、商業施設群、公園…警察署もあります!」
 警察署だ、とばかりに部下が顔を上げた。 しかし雷人は険しい顔で更に訊ねた。

「…どこの公園だ?」

「…代々木……ッ!?」

「…なるほどな。 …最重要警戒対象と一戦交える事になる。これが決戦になるだろう。気を引き締めて掛かれ!」
『応ッ!!』

「全隊長に連絡しろ!国賊はゲート管理拠点…大淵小隊駐屯所にあり!総力を結集して撃滅せんと!」 
 雷人は島村達の後を追った。
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