転生先はパラレルワールドだった

こぶたファクトリー

文字の大きさ
58 / 71

57話 蒼王強弓

しおりを挟む
 全行方不明者を救出してブレメルーダに護送する間、大淵は香山による二時間にもわたる懸命なヒール治療を受けた。その甲斐あって、辛うじて完全失明は避けられた。…視力も問題は無くなったが、ごく間近で見れば、漆黒に近かった左目の虹彩色素が若干褪せているのが分かる。しかし大淵本人に一切の不便はなく、本人も外観には頓着しなかった。

「だ、大輔君…」
 香山は大淵の眼を覗き込んだ後、わなわなと震え出した。
「すまなかった、桜…怖かっただろう。…完全に俺の…」
「ごっ、ごめんなさいっ!私が捕まったせいで…眼も…!」
「お、おいおい…だから、捕まったのは俺の判断ミスのせいだ。それに、眼も失明せずに済んで良かった。桜のお陰じゃないか」
「だ、だって色が…」
 香山がレッグポーチからコンパクトミラーを取り出し、大淵の眼を見せた。

「…フッ。 これで一層、露も滴るいい男になっちまったな…」
 気障ぶって顔を傾げて見せる。
「…それ、水も滴るいい男…ですか…?」
「…と、とにかく、これはコレでありだろう? …どうだ、桜、この俺がなんちゃってオッドアイになったくらいで不細工に見えるか?」
「み、見えませんっ、か、格好良いです!」
「なら良し。食堂に行って夕飯にしよう。それと、アラクネに一緒に礼を言いに行かなきゃな。今回のMVPだ」
「は、はいっ!」

「桜、ダイスッ、!私にも感謝しろ!私もお前らを助けたんだぞ!」
「ん? お前、何かしたっけか?」
「私がしたといったらしたんだ!」
「あぁ、確かに奴に来いと言われて一緒に巻き込まれてくれたもんな。マオも偉い偉い」
「マオちゃんもありがとう!」
 二人で頭を撫でてやると、マオはまんざらでもなさそうにされるがままになっていた。

 甲板に向かうと、マストに張られたシュラウドを蜘蛛の巣代わりに寛ぐアラクネの姿があった。
「おーい、アラクネ」
「だ、ダイス様!」

 器用に七本の足でシュラウドを降りて来ると、大淵の前で恭しくお辞儀をした。
「御無事で何よりでした。…私、初日にダイス様…いえ、レイス様がお独りで出られてしまって、レイス様を探す内に道に迷ってしまいまして…早朝の魔海賊騒動の折、魔物の死骸にダイス様の武器の痕跡があったので、それから港湾で身を隠してお待ちしておりました!…密かに船に潜り込んでおりましたが、お帰りが遅いので様子を見に行きましたらあのような事に…」
「そ、そうか。すまなかったな、苦労掛けて。…それと、桜を助けてくれてありがとう。今回ばかりはお前が居なけりゃ、俺も桜もダメだっただろう」
 
 …あの下衆野郎の事だ、抵抗しても勿論、言いなりになっていても結局は香山を殺していただろう。…自分は時間を稼ぎ、何かしらの隙を狙っていたが、結局アラクネの助けが無ければ二人とも殺されていただろう。
 …あの時、キャラバンを皆殺しにしたアラクネを見逃した判断がこんな形で返ってくるとは…こんな因果応報もあるのか。

「アラクネさん、ありがとうございました!」
「滅相も無い、当然の事を致したまでですわ」
「何かお礼がしたいんだが…」
「…そういう事でしたら…香山様にはお手すきの時に魚料理を頂きたくございます」
「勿論です!」
「…ダイス様にはまた後程お願い致しますわ」
「あぁ、なんでも言ってくれ」


 食堂で海鮮シチューを御馳走になっていると、甲板から警鐘がけたたましく鳴り響いた。
 共に食事を摂っていた海兵達もシチューを飲み水のように流し込むと、テーブルに上げたり立てかけたりしていた武器を引っ掴み、慌ただしく飛び出して行く。



「…やれやれ、夕飯すらゆっくり食わせてくれんのか」

 大淵もシチューを飲み干して立ち上がると、率先して甲板に向かった。
 階段を駆け上がる最中、船が激しく揺れ、咄嗟に手すりに捕まった。

「…クソッ、ヤバいんじゃないか…?」

 大淵は急いで甲板に出た。

 丁度船体から巨大な触手が引き抜かれ、海中に戻る所だった。探照要員がせめてもの抵抗と言わんばかりに、その巨大な犯人の姿を漆黒の海の中に照らし出した。

 見覚えのある赤い斑模様…確か、スティングレイとか呼ばれていたか。

「蒸気機関がやられたぞ!」
 
 左舷の巨大な外輪が、ゆっくりと停止した。…それだけでは済まず、船体に穴も開けられているようだ。
「し、浸水している!全水兵、防水作業に当たれ!」

 城の晩餐会で蒼船海兵団団長のピリと会話する機会があった。ピリによれば、最強の海洋モンスターとされるシャチとの遭遇はここ十数年無いという。

 むしろ、シャチより実質的に海の支配者として君臨するのは、このスティングレイだという。こちらも遭遇率は極めて低いが、小型ボートに乗って漂流した漁民を見逃したという王の風格も持つシャチと違い、このスティングレイは人間を見ると殺すまで襲ってくる凶暴性と海中戦闘能力を誇り、海軍学校でも「遭遇したら僚艦が撃沈され、仲間が海に投げ出されようと一隻だけでも逃げ帰れ」と教えられているという。
 
 直近では五年前、夜間哨戒に当たっていた当時の二番艦と三番艦がこれの襲撃を受け果敢に交戦。…しかし三番艦・ワームが撃沈、艦長以下全乗組員死亡、二番艦・スノーが中破しながら命からがら帰還という大惨事に終わったという。…それでもスティングレイは倒せなかったと。

(ってことはこれ…俺達このまま置いてかれるんじゃないのか…?)

 左右を並行する一番艦と十一番艦からは、今すぐにでも逃げ出したいという畏怖の念が痛い程伝わっていた。
 その証拠に、探照は向けられているものの、まだ一発の砲弾も撃ち込まれていないからだ。…撃てば、獰猛なスティングレイはすぐさま反応し、その船が沈没するまで破壊を止めない。援護する事は自分達を生贄として差し出すのと同義だ。

 それでも逃げ出さないのは、その補給艦に国賓である大淵一行が乗り込んでいる事…そして、先の海戦や海魔討伐で名を馳せている大淵なら何とかしてくれるのでは、という期待からだった。 

 大淵としては巨大しゃもじに二本の触手を伸ばした…と思わせる外観の、30メートルものスティングレイから、鋭い触手がもう一度、ハーベストの船体に向けて繰り出された。

「させるか」

 弓を取り出し、射線付近に味方がいない為、全力で放った。スティングレイごと海面が弾け飛んだ。

 …元凶は葬ったが、船の傾きは止まらない。

「非常ボートを下ろします!お乗りください!」
「ありがとう。しかしこちらは、他の非常手段があるのでご心配なく」
 
「アリッサ、お前も収納の魔法石持ってたよな?」
 
 クリフェに案内され、黒竜を倒したダンジョンで、アリッサには自分よりデカい、中くらいの魔法石を渡していた。
 
「持ってマース」 
「皆を収容してペガサスで脱出だ。…アラクネも頼む。それと、ボートに乗り損なった人がいたら支援してやってくれ」
「アイサー!」
「斎城はあのドラゴンを頼む」
「うん、わかった!」

 ハーベストが物悲し気なSOS汽笛を最後に鳴らし、夜空に救難弾を打ち上げた。

 …しかし、ウルフとビーバーは救助に向かう余裕は無かった。
 
 海面が盛り上がり、探照に照らされた巨大な影が幾つも、岸壁のように立ち並び始める。
 クラーケン・オクトー…クラバーなる、巨蟹の鋏も見えた。
「…奴の置き土産か?」
 ともすれば、島へ向かう途中の襲撃は島に追い込む為、今は逃がさぬ為、か。

 斎城と共にブルードラゴンに乗り、オクトー・クラーケンの集団に囲まれ、絶体絶命のウルフに向けて跳んだ。
「アリッサはビーバーの方に行って蟹を頼む!海面から出てる鋏さえやっちまえば、後は無害だ」

「蟹鍋~♪」
「多分毒だから食うなよ」


 弓を番え、ウルフを巻き込まぬよう加減して放った。 船体表面を破壊していたクラーケンが蒸発し、オクトーは触手一本残して消滅。

「…ごめん、大淵君、私のドラゴンは発動時間短いんだった」
「えっ」
「え、SPはあるから、強制消費でしばらくは飛んでいられるけど…」
「…最大時間でおよそどのくらい?」
「…一時間」

 斎城のドラゴンは燃費が悪かった。…アリッサのユニコーンが高級カーなら、ドラゴンは戦車のようなものか。

「…まぁいざとなれば誰かの救助船に乗せてもらうか、アリッサに便乗して…」

 一際大きな波が上がったと思うと、スティングレイが現れ、ウルフに触手を突き放った。
 
 …当たり所が悪かったらしく、ウルフは反撃の大砲を撃ち込みつつ、船を傾けた。

「…だめだ、角度が悪くて狙えん!!」
「移動するね!」

 斎城が気を利かせて移動するが、スティングレイは海中に潜航しつつ、ウルフの船底から触手を貫通させた。 …一気に船が沈みこみ、乗組員たちが我先にと海面に飛び込んだ。…何名かが沈み込む船の際で発生する水流に巻き込まれ、引きずり込まれていく。

「…畜生…!」

 スティングレイが姿を現すが、またも船の陰になっていた。

 …と、あり得ない角度から探照が焚かれ、スティングレイの姿が逆光になった。

 幻獣の悲鳴かと思うけたたましい音と共に、スティングレイがビクリと動きを止め…そのまま海中に沈み込んでいった。

「陛下…陛下だ!」
 海面で芋洗いよろしく漂う乗組員の中から歓声が上がった。

 一隻の軍艦の探照が次の海洋モンスターを探し求め、海面に逃げ延びた乗組員を捕食しようとしていたオクトーを明々と照らし出した。
 再び怪鳥の悲鳴…いや、自分の放つ矢の音に似ている… 
「まさか、リノーシュか…!?」
「凄い威力…」
 斎城が感嘆の声を漏らした。
 大淵自身、これほどの出鱈目な破壊力をレイスや自分の神造武具以外で見るのは初めてだ。

(高位弓士ってのは、皆こんな芸当ができるのか…!?)

 大淵の臆病熊の弓には遥か及ばないが、その分気兼ね無く撃っている。

 その軍艦に向かう二体のスティングレイも、一射ないし二射で仕留めていく。
 大型モンスターはリノーシュと思われる攻撃に任せることにした。大淵は騎兵銃に持ち替え、強化した状態で細々としたシャークや触手を処理していった。
 
 唐突に戦闘は終了し、斎城と大淵、アリッサは静かな海面に佇む旗艦、キング・オブ・ノーチラスの甲板に誘導され、降り立った。
 甲板には既にリノーシュが出迎えていた。

「すまなかった、大輔!それに皆さんも…! 帰りが遅いから嫌な予感がして、こちらに向かっていたんだが…救難信号を受けて、急いで来たが…まさかこんな酷い事になっているとは…」
 両舷からボートが下ろされ、慌ただしく救助活動が始まっていた。水兵達の荒々しい怒号がそこかしこで響き渡る。

「なに、助かったよ。…島で悪さをしていたのは、俺達とも縁浅からぬ奴だった。ある意味、巻き込んだのは俺の方だ」

「ともかく中へ。…救助活動が終了し次第、このまま王国へ戻ろう」

「賛成だ。…それにしても、あの攻撃は矢によるものだったようだが、リノーシュか?」

「うん。ちゃんと味方に当てないよう、加減はしていたよ。大輔も凄い矢を放つんだね?」
 …あれで手加減しているのか…
「…じゃあその弓は神造武具か?」
「はは、まさか。でも、我が国の職人達が作り上げた、王国一番の強弓さ。…神造武具なんて、お伽噺にしか…」
「ここにあるぞ?」
 弓を見せてみた。
「…本当に? …少し交換してみようよ?」

 二人は弓を交換してみた。
「矢は?」
「弦を引くと魔力を消費しながら出て来る。」

 大淵はリノーシュの弓矢を番えた。…無人の残骸に向けて放って見ると、確かに貫通はするが、リノーシュのそれには及ばない。
「…だめだ、引けないよ!…弦を引くと、(お前じゃない)って言われたよ」

「そうか…」
(逆に、こっちの弓矢は強化しようとすると弓矢が壊れそうになってしまった…)


 救助活動を終えた部隊が撤収してきた。 …ウルフとハーベストが沈没し、ウルフの乗員18人が犠牲となっていた。…艦長は部下の避難を見守る中、戦死していた。 


 最早沈没船の影も形も無くなった夜の海を見渡し、リノーシュは呟いた。
「…ウルフとハーベストには悪い事をした。だが、よく戦ってくれた」
「…勇敢だったよ」
 リノーシュの肩を叩いてやった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

​『イージス艦長、インパール最前線へ。――牟田口廉也に転生した俺は、地獄の餓死作戦を「鉄壁の兵站要塞」に変える』

月神世一
SF
​【あらすじ】 ​「補給がなければ、戦場に立つ資格すらない」 ​ 坂上真一(さかがみ しんいち)、50歳。  かつてイージス艦長として鉄壁の防空網を指揮し、現在は海上自衛隊で次世代艦の兵站システムを設計する男。  背中には若き日の過ちである「仁王」の刺青を隠し持ち、北辰一刀流の達人でもある彼は、ある日、勤務中に仮眠をとる。 ​ 目が覚めると、そこは湿気と熱気に満ちた1944年のビルマだった。  鏡に映っていたのは、小太りで口髭の男――歴史の教科書で見た、あの「牟田口廉也」。 ​ しかも時期は、日本陸軍史上最悪の汚点とされる「インパール作戦」決行の直前。  部下たちは「必勝の精神論」を叫び、無謀な突撃を今か今かと待っている。 ​ (……ふざけるな。俺に、部下を餓死させろと言うのか?) ​ 現代の知識と、冷徹な計算、そして海自仕込みのロジスティクス能力。  すべてを駆使して、坂上(中身)は歴史への介入を開始する。  精神論を振りかざすふりをして上層部を欺き、現地改修で兵器を強化し、密かに撤退路を整備する。 ​ これは、「史上最も無能な指揮官」の皮を被った「現代の有能な指揮官」が、確定した敗北の運命をねじ伏せ、数万の命を救うために戦う、逆転の戦記ドラマ。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

冤罪で辺境に幽閉された第4王子

satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。 「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。 辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。

つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました

蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈ 絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。 絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!! 聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ! ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!! +++++ ・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

没落港の整備士男爵 ~「構造解析」スキルで古代設備を修理(レストア)したら、大陸一の物流拠点になり、王家も公爵家も頭が上がらなくなった件~

namisan
ファンタジー
大陸の南西端に位置するベルナ子爵領。 かつては貿易で栄えたこの港町も、今は見る影もない。 海底には土砂が堆積して大型船は入港できず、倉庫街は老朽化し、特産品もない。借金まみれの父と、諦めきった家臣たち。そこにあるのは、緩やかな「死」だけだった。 そんな没落寸前の領地の嫡男、アレン(16歳)に転生した主人公には、前世の記憶があった。 それは、日本で港湾管理者兼エンジニアとして働き、現場で散った「整備士」としての知識。 そして、彼にはもう一つ、この世界で目覚めた特異な能力があった。 対象の構造や欠陥、魔力の流れが設計図のように視えるスキル――【構造解析】。 「壊れているなら、直せばいい。詰まっているなら、通せばいい」 アレンは錆びついた古代の「浚渫(しゅんせつ)ゴーレム」を修理して港を深く掘り直し、魔導冷却庫を「熱交換の最適化」で復活させて、腐るだけだった魚を「最高級の輸出品」へと変えていく。 ドケチな家令ガルシアと予算を巡って戦い、荒くれ者の港湾長ゲンと共に泥にまみれ、没落商会の女主人メリッサと手を組んで販路を開拓する。 やがてその港には、陸・海・空の物流革命が巻き起こる。 揺れない「サスペンション馬車」が貴族の移動を変え、「鮮度抜群の魚介グルメ」が王族の胃袋を掴み、気性の荒いワイバーンを手懐けた「空輸便」が世界を結ぶ。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

処理中です...