カルマの法則

ロコ

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自滅。

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長官の長男は、ここで煌びやかな、衣装を着せられて
いきなり舞台に立たされた。
踊りは、知らないが、服を脱ぐ度に客席は湧く。
その晩、長官の長男に、御指名が入った。
汗を流して、ホテル階の一室でスタンバッテ居る。
クラブのオーナーは、美人のお姉さん達から、お小遣いを、たんまり貰えると案内を、受けていた。
ババアや、ホモの餌食になる下りは、聞かされていない。

幾ら、貰えるんだろう!

部屋で、皮算用している。

トントン
トントン

ドアをノックする音。

どうぞ、開いています!
ドアがゆっくり開いた。

現れた者を、観て長官の長男は、思わず目が点。

そこには、身長ニメートルくらいの黒人。

女装した、オカマが立っていた。

、、、、、、、
、、、、、、、
、、、、、、、
まぁ、可愛い❤️
可愛がってあげるわね❤️

オカマが、のたまわった。

、、、、、、、
、、、、、、、

長官の長男は、反射的に、テーブル上にある果物ナイフを掴んだ。

カマは、素早くドレスを脱ぐと、

ここ掘れワンワン!
と、どこかで、聴いた事を言いながら、長官の長男の横に座って、甘い溜め息を、その耳元に、吹きかけた。

ホーレ、掘れ、ホレ、お祭りだあー!

馬鹿か、こいつは!
長官の長男は、このピンチから、逃れる策を
練った。

力ずくにされたら、逃れようがない。

油断させて、果物ナイフで、急所を突く。

そして、逃げる。
事ここに至って、ここが、男娼クラブであるのを知った。
黒人ホモは、長官の長男の服を、少しずつ剥いでいく。一枚脱がしては、大騒ぎ。

お弁当、お弁当嬉しいなぁあー

みーんな、脱がして、いただきマース!

長官の長男のパンツを脱がして

さぁ、と、動くその瞬間。
長官の長男は、思いっきりの力で、オカマの脳天に果物ナイフを突き立てた。

、、、、、、、
、、、、、、、
、、、、、、、
オカマは、その儘のポーズで動かない。

果物ナイフは、刃渡り20cm深々と、刺さっていた。

両目が飛び出して、鼻の穴から、脳味噌が洩れた。

長官の長男は、逃げた。
取るものもとりあえず。
夜の街を、走る。

絶叫している。

ソクラテス!
ソクラテスは、どこだあ!
出て来い、ソクラテス!

ワオーン、ワオーン
野犬が、呼応した。
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