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はぁ、なんとか、自分の部屋に生きて帰ってきましたよ。
あの後、メイド長様が偶然通りかかってくださって無事救出されました。
ははは、天国が薄っすら見えましたよ。
いやー、綺麗な場所でしたね。ははは。
「こめんなさいね、セシー。つい、可愛くて止まらなくなってしまって。」
私とナタリーの部屋は2人部屋です。
公爵家の端に使用人の住み込み部屋がたくさんあって、私たち下っ端は身分にかかわらず2人で一つの部屋を使います。
もっと階位の低い家だと4人部屋とかみたいです。
この点は、潜入先が公爵家でよかったですね。
元凶のナタリーは私の隣でしょぼんと反省中です。
部屋に戻ってからずっと謝ってます。
美人の反省顔、可愛いすぎます。
美人に謝らせる私。悪役になった気分です。
こんなに可愛く謝られるなら死にそうになっても許します。
むしろ死んでも許します。
「大丈夫ですよ。」
いいのです。
メイド服を脱いだ女神を拝めるだけで私は幸せなのです。
はぁ、ただの夜着のはずなのに。
何を着ても似合うって、もう罪な美しさですね。
「ありがとう、セシー。許してもらえてうれしいわ。セシーとはずっと仲良しでいたいから。そうだわ、家からの仕送りの中に美味しいお菓子があったの。一緒に食べましょう。」
お菓子ですか!食べるのです!!
たくさんお話しすると甘いものが欲しくなりますよね。
クッキー美味し~。
夜に食べると太る?大丈夫ですよ。
ほら。私の前に食べても太らない人がいますから。
迷信ですよ。・・・ですよね?
女子の話はやっぱり恋バナですね。
私調べではナタリーは現在付き合っている人はいないはず。
どんな人がいいのでしょう。
これは聞き出すチャンスです。ふふふっ!
「ナタリーはどんな男性が好みですか?結婚願望とかありますか?」
「まぁ、急にどうしたの?」
「恋バナがしたいのですよ。で、どうなのですか?」
「ふふふ、セシーは可愛いわねぇ。そうねぇ、もし結婚するなら、優しくて、誠実で、素敵な男性がいいわね。まぁでも、貴族は政略結婚が普通だし、私は三女だしね。あまり期待はしていないのよ。」
ナタリーは、優しくて、誠実な人が好みみたいです。
誠実な人・・・ますますエイブラハム様じゃないですね。
あの人、よく家にお仕事の女性も呼びますし、今まで金で何人もの人と無理矢理付き合ってきてますから(メイド情報網より)。
過去にはメイドにも手を出したとか。
はっ、ナタリーも危ないっ!ナタリーのことは私が守ります!流石に政略結婚は止められないけど・・・いや、相手がエイブラハム様の場合は力づくで止めて見せますよ!
「セシーは好きな人いないの?」
おっと、質問返しをされてしまいました。
うーん、恋愛的な意味で好きな人ですか?うーん、
「好きな人とか考えたことなかったです。」
「あら、そうなの?それじゃあ、どんな男性のこと好きなのかしら?」
うーん、男性の好み・・・いままで叔父さんや仕事仲間くらいしか周りにいなかったからですから・・・うーん、
「まだわからないです。」
「ふふふ、そうなのね。セシーも早く恋が分かるようになるといいわね。」
そうですね。
とりあえず今はナタリーだけでいいのです。
任せてください、ナタリーの相手は私が見つけて見せますから!
「ふふふ、楽しそうね。可愛いわ。」
ん?何ですか?ナタリー。
「何でもないわよ。ふふふ。」
何でもないならいいのです。
あっそろそろ良い時間ですね。
そろそろ本来の『お仕事』にいきますか。
「もうこんな時間です、ナタリー。明日もお仕事です。早く寝ましょう。」
「そうね、おやすみなさい、セシー。」
「はい、おやすみなさいです、ナタリー。」
はぅ、眠いのです。
この家に潜入してから、家を調べるのはいつも夜中。
この一か月、熟睡できてなくて、ふわぁあ、お布団が暖かい・・・今日はもうこのまま寝ま・・・せんよっ。
ダメですっ。
私は記者、美味しいネタを記事にするまで、諦めませんよっ。
さぁ、今日も調べに行きましょう。
っと、その前に、
「ナタリー・・・。」
「・・・」
「ナタリー・・・」
「・・・」
ナタリーの素敵ポイントその5。
ナタリーは、一度寝ると朝まで絶対に起きない。
大きな音がしても絶対に起きないんです。
このおかげで私は朝まで安心して調べに行けるのですよ。
ふぅ、もう一度メイド服に着替えて、よし、では行きましょう。
横の部屋にも人がいますから、扉の開け閉めだけは注意して・・・よし、大丈夫です。
暗闇の中、公爵家の廊下を進みます。
メイドは夜勤もありますから、コソコソしなくても大丈夫。
とても楽チンです。
さて肝心の調査の方ですが、叔父さんから詳しい情報は貰えなかったので初めは人間関係について調べていました。
ただやはり公爵家ですから詳しい情報はでてこなくて、メイド情報はほとんどがエイブラハム様についてで、全然調べられなかったのです。
それに叔父さんが潜入調査してほしいといったことも気になりました。
人間関係なら潜入しなくても叔父さんが調べられるはずです。
つまり、潜入しないとできない、物的調査なのではないかと結論付けました。
さて、この家には、普段は人がめったに入らない場所が2つあります。
1つは屋根裏部屋、ここは初めの3週間で調べつくしました。
結果は収穫ゼロ。
あったのは、ほとんどが亡くなられた公爵夫人様の衣装ばかり。
人って一生のうちにあんなに服を着るものなんですね。
若くして亡くなられたのに、200着は余裕でありましたよ。
他は、公爵様とエイブラハム様の昔の衣装も少し。
美味しそうなものはありませんでした。
残念です。
そして、1週間前から調べ始めたのが、今から行く地下室です。
これが広い。広すぎなんです。
屋根裏部屋は家の大きさしかなかったですけど、地下室は家だけじゃなく、庭の下まで広がってるんです。
そして、物も多い。
端まで行く道を作るだけで1週間ですよ。
いつになったら新聞社へ帰ることができるのか・・・。
まぁ、その分ナタリーと一緒にいられるんですけどね・・・って、向こうからエイブラハム様が来ます。
こんな時間に何を・・・盗み食いですか?また横に大きくなりますよ。
夜中には人が少ないといっても、衛兵さんとか執事長様とかたまに通りかかるんですよね。
まぁ、メイド服着てたら怪しまれないんですけど。
人影が見えたら、頭を下げて、挨拶です。
夜だから声はかけなくていいですよね。
「なんだ、ナタリーじゃないのか。」
うわっ夜中にナタリーと会ってナニしようとしてたんですかね、この男。
最低です。不潔です。
早くしnおっと本音が出そうになってしまいました。
セシリアのうっかりさん。
「自分から行くのはまだ早い。仕方ないな。気長に待つとするか。」
何ですか、そのセリフ。
まるでナタリーの方から来てくれるみたいじゃないですか!行きませんから!ナタリーはそんな子じゃないですからぁ!
ナタリーっ、早くネタ見つけて公爵家陥れてやりますよ。
この男にナタリーは渡しませんからねっ。
ナタリーの相手は優しくて強くて誠実な美形の貴公子以外認めませんからね!
貴方は何一つ満たしてないんですからね。
えっ貴公子を満たしてる?貴公子には貴族の男性以外に気品のある男性って意味もあるんですよ。
この男に気品なんてありませんよ。えぇ、絶対に!
そうこうしているうちにもう地下室の入り口です。
気持ちを切り替えて。
この怒りをやる気にチェンジです。
さぁ、張り切っていきましょう。
っとそのまえに、真っ暗で何も見えませんから。
『光の精霊よ、私にあなたの眼を分けて』
ふっふっふー、実は私も魔法が使えるのですよっ。
あまり魔力がないので、簡単なものしか使えないですけどね。
叔父さんも使えるので、教えてくれたんです。
叔父さんは魔力がたくさんありますからいろんな魔法が使えるのですよ。
この魔法は自分の目を暗闇でも見えるようにする魔法らしいです。
ちなみにレイズフリード王国は100人に1人ぐらいが魔法を使えます。
魔力は全員にあるんですけど、使えるくらい持ってる人は少ないんです。
でも他国だと1000人に1人ぐらいらしいですから、いかにレイズフリード王国が魔法の面で優れているかがわかりますね。
えっへん、すごいでしょう。
おっと、話が脱線してしまいました。いけないいけない。
では行きますよ。
うぅ、埃まみれです。
多分、何十年も掃除してないですね。
物も、これなんですかね。
首のない銅像、折れた剣、破れたドレス、表紙のない書物、書きなぐった紙の束、汚れた絵画、趣味の悪い花瓶、割れた皿が・・・多いっ。
えっ、多くないですか、これ。
100枚どころじゃないですよ。
・・・もしかして、代々配膳担当のメイドさんたちが割った食器をここに隠してたりして・・・。
秘密にしておきましょうか。
だって、皆よくお菓子くれるんだもん。
セシリアは買収されてしまいました。
でも、他には何もないなぁ。
屋根裏部屋は衣装しかなかったし、地下室はガラクタ置き場だし、本当に美味しいネタあるのかな。
もしかして、物じゃなく、やっぱり人間関係?
まっまさか、叔父さんの第6感が反応したのってナタリーじゃないですよね!?ダメですっ、私は友達を売ったりはしないんですからっ!!
はぁ、ここもハズレなんですかね。
でも、屋根裏部屋よりは美味しそうな感じもするんですけど・・・。
うーん、・・・あれ、今何時?朝2時だ。
朝4時までに戻ればいいんだけど・・・今日はもう止めにしますかね。
急がない急がない。
けして公爵家の御飯美味しいから、期間を延ばしてもうちょっと食べたいとかそんな理由じゃないですからね。
あの後、メイド長様が偶然通りかかってくださって無事救出されました。
ははは、天国が薄っすら見えましたよ。
いやー、綺麗な場所でしたね。ははは。
「こめんなさいね、セシー。つい、可愛くて止まらなくなってしまって。」
私とナタリーの部屋は2人部屋です。
公爵家の端に使用人の住み込み部屋がたくさんあって、私たち下っ端は身分にかかわらず2人で一つの部屋を使います。
もっと階位の低い家だと4人部屋とかみたいです。
この点は、潜入先が公爵家でよかったですね。
元凶のナタリーは私の隣でしょぼんと反省中です。
部屋に戻ってからずっと謝ってます。
美人の反省顔、可愛いすぎます。
美人に謝らせる私。悪役になった気分です。
こんなに可愛く謝られるなら死にそうになっても許します。
むしろ死んでも許します。
「大丈夫ですよ。」
いいのです。
メイド服を脱いだ女神を拝めるだけで私は幸せなのです。
はぁ、ただの夜着のはずなのに。
何を着ても似合うって、もう罪な美しさですね。
「ありがとう、セシー。許してもらえてうれしいわ。セシーとはずっと仲良しでいたいから。そうだわ、家からの仕送りの中に美味しいお菓子があったの。一緒に食べましょう。」
お菓子ですか!食べるのです!!
たくさんお話しすると甘いものが欲しくなりますよね。
クッキー美味し~。
夜に食べると太る?大丈夫ですよ。
ほら。私の前に食べても太らない人がいますから。
迷信ですよ。・・・ですよね?
女子の話はやっぱり恋バナですね。
私調べではナタリーは現在付き合っている人はいないはず。
どんな人がいいのでしょう。
これは聞き出すチャンスです。ふふふっ!
「ナタリーはどんな男性が好みですか?結婚願望とかありますか?」
「まぁ、急にどうしたの?」
「恋バナがしたいのですよ。で、どうなのですか?」
「ふふふ、セシーは可愛いわねぇ。そうねぇ、もし結婚するなら、優しくて、誠実で、素敵な男性がいいわね。まぁでも、貴族は政略結婚が普通だし、私は三女だしね。あまり期待はしていないのよ。」
ナタリーは、優しくて、誠実な人が好みみたいです。
誠実な人・・・ますますエイブラハム様じゃないですね。
あの人、よく家にお仕事の女性も呼びますし、今まで金で何人もの人と無理矢理付き合ってきてますから(メイド情報網より)。
過去にはメイドにも手を出したとか。
はっ、ナタリーも危ないっ!ナタリーのことは私が守ります!流石に政略結婚は止められないけど・・・いや、相手がエイブラハム様の場合は力づくで止めて見せますよ!
「セシーは好きな人いないの?」
おっと、質問返しをされてしまいました。
うーん、恋愛的な意味で好きな人ですか?うーん、
「好きな人とか考えたことなかったです。」
「あら、そうなの?それじゃあ、どんな男性のこと好きなのかしら?」
うーん、男性の好み・・・いままで叔父さんや仕事仲間くらいしか周りにいなかったからですから・・・うーん、
「まだわからないです。」
「ふふふ、そうなのね。セシーも早く恋が分かるようになるといいわね。」
そうですね。
とりあえず今はナタリーだけでいいのです。
任せてください、ナタリーの相手は私が見つけて見せますから!
「ふふふ、楽しそうね。可愛いわ。」
ん?何ですか?ナタリー。
「何でもないわよ。ふふふ。」
何でもないならいいのです。
あっそろそろ良い時間ですね。
そろそろ本来の『お仕事』にいきますか。
「もうこんな時間です、ナタリー。明日もお仕事です。早く寝ましょう。」
「そうね、おやすみなさい、セシー。」
「はい、おやすみなさいです、ナタリー。」
はぅ、眠いのです。
この家に潜入してから、家を調べるのはいつも夜中。
この一か月、熟睡できてなくて、ふわぁあ、お布団が暖かい・・・今日はもうこのまま寝ま・・・せんよっ。
ダメですっ。
私は記者、美味しいネタを記事にするまで、諦めませんよっ。
さぁ、今日も調べに行きましょう。
っと、その前に、
「ナタリー・・・。」
「・・・」
「ナタリー・・・」
「・・・」
ナタリーの素敵ポイントその5。
ナタリーは、一度寝ると朝まで絶対に起きない。
大きな音がしても絶対に起きないんです。
このおかげで私は朝まで安心して調べに行けるのですよ。
ふぅ、もう一度メイド服に着替えて、よし、では行きましょう。
横の部屋にも人がいますから、扉の開け閉めだけは注意して・・・よし、大丈夫です。
暗闇の中、公爵家の廊下を進みます。
メイドは夜勤もありますから、コソコソしなくても大丈夫。
とても楽チンです。
さて肝心の調査の方ですが、叔父さんから詳しい情報は貰えなかったので初めは人間関係について調べていました。
ただやはり公爵家ですから詳しい情報はでてこなくて、メイド情報はほとんどがエイブラハム様についてで、全然調べられなかったのです。
それに叔父さんが潜入調査してほしいといったことも気になりました。
人間関係なら潜入しなくても叔父さんが調べられるはずです。
つまり、潜入しないとできない、物的調査なのではないかと結論付けました。
さて、この家には、普段は人がめったに入らない場所が2つあります。
1つは屋根裏部屋、ここは初めの3週間で調べつくしました。
結果は収穫ゼロ。
あったのは、ほとんどが亡くなられた公爵夫人様の衣装ばかり。
人って一生のうちにあんなに服を着るものなんですね。
若くして亡くなられたのに、200着は余裕でありましたよ。
他は、公爵様とエイブラハム様の昔の衣装も少し。
美味しそうなものはありませんでした。
残念です。
そして、1週間前から調べ始めたのが、今から行く地下室です。
これが広い。広すぎなんです。
屋根裏部屋は家の大きさしかなかったですけど、地下室は家だけじゃなく、庭の下まで広がってるんです。
そして、物も多い。
端まで行く道を作るだけで1週間ですよ。
いつになったら新聞社へ帰ることができるのか・・・。
まぁ、その分ナタリーと一緒にいられるんですけどね・・・って、向こうからエイブラハム様が来ます。
こんな時間に何を・・・盗み食いですか?また横に大きくなりますよ。
夜中には人が少ないといっても、衛兵さんとか執事長様とかたまに通りかかるんですよね。
まぁ、メイド服着てたら怪しまれないんですけど。
人影が見えたら、頭を下げて、挨拶です。
夜だから声はかけなくていいですよね。
「なんだ、ナタリーじゃないのか。」
うわっ夜中にナタリーと会ってナニしようとしてたんですかね、この男。
最低です。不潔です。
早くしnおっと本音が出そうになってしまいました。
セシリアのうっかりさん。
「自分から行くのはまだ早い。仕方ないな。気長に待つとするか。」
何ですか、そのセリフ。
まるでナタリーの方から来てくれるみたいじゃないですか!行きませんから!ナタリーはそんな子じゃないですからぁ!
ナタリーっ、早くネタ見つけて公爵家陥れてやりますよ。
この男にナタリーは渡しませんからねっ。
ナタリーの相手は優しくて強くて誠実な美形の貴公子以外認めませんからね!
貴方は何一つ満たしてないんですからね。
えっ貴公子を満たしてる?貴公子には貴族の男性以外に気品のある男性って意味もあるんですよ。
この男に気品なんてありませんよ。えぇ、絶対に!
そうこうしているうちにもう地下室の入り口です。
気持ちを切り替えて。
この怒りをやる気にチェンジです。
さぁ、張り切っていきましょう。
っとそのまえに、真っ暗で何も見えませんから。
『光の精霊よ、私にあなたの眼を分けて』
ふっふっふー、実は私も魔法が使えるのですよっ。
あまり魔力がないので、簡単なものしか使えないですけどね。
叔父さんも使えるので、教えてくれたんです。
叔父さんは魔力がたくさんありますからいろんな魔法が使えるのですよ。
この魔法は自分の目を暗闇でも見えるようにする魔法らしいです。
ちなみにレイズフリード王国は100人に1人ぐらいが魔法を使えます。
魔力は全員にあるんですけど、使えるくらい持ってる人は少ないんです。
でも他国だと1000人に1人ぐらいらしいですから、いかにレイズフリード王国が魔法の面で優れているかがわかりますね。
えっへん、すごいでしょう。
おっと、話が脱線してしまいました。いけないいけない。
では行きますよ。
うぅ、埃まみれです。
多分、何十年も掃除してないですね。
物も、これなんですかね。
首のない銅像、折れた剣、破れたドレス、表紙のない書物、書きなぐった紙の束、汚れた絵画、趣味の悪い花瓶、割れた皿が・・・多いっ。
えっ、多くないですか、これ。
100枚どころじゃないですよ。
・・・もしかして、代々配膳担当のメイドさんたちが割った食器をここに隠してたりして・・・。
秘密にしておきましょうか。
だって、皆よくお菓子くれるんだもん。
セシリアは買収されてしまいました。
でも、他には何もないなぁ。
屋根裏部屋は衣装しかなかったし、地下室はガラクタ置き場だし、本当に美味しいネタあるのかな。
もしかして、物じゃなく、やっぱり人間関係?
まっまさか、叔父さんの第6感が反応したのってナタリーじゃないですよね!?ダメですっ、私は友達を売ったりはしないんですからっ!!
はぁ、ここもハズレなんですかね。
でも、屋根裏部屋よりは美味しそうな感じもするんですけど・・・。
うーん、・・・あれ、今何時?朝2時だ。
朝4時までに戻ればいいんだけど・・・今日はもう止めにしますかね。
急がない急がない。
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