スキルを模倣して最強無敵!異世界勇者?魔王?どっからでもかかってこいやぁ!

オギコン

文字の大きさ
33 / 953
4章 魔族暗躍

戦いのあと

しおりを挟む
いい匂いがして目が覚めると、目の前にアキーエの顔があった。

後頭部に感じる柔らかい感触‥
どうやらアキーエが膝枕をしてくれているようだった。

そのまま顔を90度傾け頭をグリグリ~する。

「はあ~いい匂いぐえっ」

横になり、弛緩している柔らかい俺の腹筋に、アキーエの振り下ろした拳が刺さる‥

「お、俺は怪我人‥」

「そんな事できるならもう大丈夫よっ!」

頭の下から膝を抜き立ち上がるアキーエ。

もちろん支えのなくなった俺の頭は地面に落ちましたよ。

「あ、マルコイさん起きたですかぁ!」

ミミウが気付いて走り寄ってくる。

「ミミウは怪我なかったか?」

俺の前で一旦止まったミミウは俺の前でくるりと回って見せた。

「はい!なんともないです。それよりも大事な時に気絶して役に立たなかったのが申し訳ないですぅ‥」

落ち込んだ様子のミミウ。

「そんな事はないよミミウ。多分ミミウがいなかったら

そう。ミミウの盾士としての立ち回りや、アキーエの魔法の援護がなければ自分や大切な仲間の誰かが死んでいたかもしれなかった‥

「もっと強くならないとな‥」

今回の戦いではまだまだ弱いのだと思い知らされた。

「ところでここは何処になるんだ?」

日除けのためか、木の柱を立てそれに大きな布をかけてある。
その中に怪我をしている人たちだろうか?たくさんの人が並べられている。

「ここはモンスターと戦った場所から少し離れたところよ。戦いの最中に怪我して自分で王都に戻るのが困難な人を一時的に収容している所ね。」

30人程の人がいるだろうか?その周りを回復魔法が使える人たちが走り回っているようだ。

「お?起きたのか?」

2メートル以上はありそうな大男がこちらに近寄って来る。
確か魔族との戦いの時に応援に駆けつけて来てくれた‥

「『折れた翼』の人?」

「いや、『折れない翼』な!勝手に折ってもらったら困るぞ!」

おう、どこかの受付のおっさんのような素早いツッコミだな‥

「俺の名前はガリックス。とりあえず礼を言わせてもらおう。君が魔族を引き付けてくれていなかったら、もっと犠牲者が出ていただろう。君と君の仲間達に感謝する。」

「いや、こちらの方こそ助かりました。あなた方が来てくれなかったら俺たちの方が死んでいたかもしれませんから‥ほんとにありがとうございました。」

ガリックスさんは笑顔を見せていたが、急に目を細める。

「ところで俺達が駆けつけた時には魔族は満身創痍だった。あれはマルコイ君がやったのかい?」

「そうですね。ただ無我夢中だったので説明しろと言われても難しいです。仲間のサポートもあってなんとかなったってところです。」

「そうか‥あの魔族は倒しはしたが、傷をおった状態でもかなり手こずったからね。君に感謝の気持ちを伝えたいと同時に話を聞きたくて君が起きるまで待たせてもらったんだよ。」

「すいません。」

「いいんだ。君の力がどうあれ沢山の冒険者が助かった事と王都を守る事ができたのは事実だ。本当に感謝する。」

そして今度王都で飲もうと言ってガリックスさんは出て行った。

「それじゃ、俺たちも王都に戻るか。」

「そうね。それじゃあ準備しましょうか?」

王都に戻ろうと思い立ち上がろうとするマルコイ。
しかし痛みと疲労感で動けない身体がまだうまく動かない。

そのままアキーエにもたれかかるように倒れ込む。

「もう。しょうがないわね。肩を貸してやるから帰るわよ。」

マルコイを受け止め、支えながらアキーエは少し嬉しそうにマルコイに伝える。

「くんかくんか‥」

そのまま吹っ飛ばされた‥

結局マルコイは荷車に押し込められて王都に戻るのだった‥





身体の痛みでその日は動けなかったが、次の日には多少動けるようになっていたため状況確認のためギルドに寄ることにした。

「おうマルコイ!」

受付のバーントさんが声をかけてきた。

「‥‥‥バーントさん、あれからどうなった?少しは落ち着いたのか?」

「お、お前に普通に呼ばれると気味が悪いな‥」

「大丈夫だ。ちゃんとバーントさんと呼ぶ前に、心の中でなんでおっさんなんだよ。どうにかして美女に出来ないだろうか?そのうちギルドマスターに直談判してみようかな‥ってつけてるから。」

「俺の名前呼ぶ前に少し間があったのはそれでかいっ!」

「もうバーント。マルコイさん達が来たなら教えてくれないと。」

バーントの後ろから、この人が受付にいたらいいのになと思える美女がやってきた。

「俺たちに何かようですかサベントさん?」

「そうですね。少し部屋で話しましょうか。」

サベントさんに連れられて応接室に入る。
ソファーに座るとサベントさんが嬉しそうに話を始める。

「魔族の話などいろいろありますが、とりあえずいい話から。今回のモンスター氾濫での戦いを評価して、マルコイさん達をCランクにランクアップします。」
しおりを挟む
感想 18

あなたにおすすめの小説

【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~

石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。 ありがとうございます 主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。 転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。 ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。 『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。 ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする 「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。

異世界あるある 転生物語  たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?

よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する! 土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。 自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。 『あ、やべ!』 そして・・・・ 【あれ?ここは何処だ?】 気が付けば真っ白な世界。 気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ? ・・・・ ・・・ ・・ ・ 【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】 こうして剛史は新た生を異世界で受けた。 そして何も思い出す事なく10歳に。 そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。 スキルによって一生が決まるからだ。 最低1、最高でも10。平均すると概ね5。 そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。 しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。 そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。 追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。 だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。 『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』 不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。 そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。 その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。 前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。 但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。 転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。 これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな? 何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが? 俺は農家の4男だぞ?

最強賢者の最強メイド~主人もメイドもこの世界に敵がいないようです~

津ヶ谷
ファンタジー
 綾瀬樹、都内の私立高校に通う高校二年生だった。 ある日、樹は交通事故で命を落としてしまう。  目覚めた樹の前に現れたのは神を名乗る人物だった。 その神により、チートな力を与えられた樹は異世界へと転生することになる。  その世界での樹の功績は認められ、ほんの数ヶ月で最強賢者として名前が広がりつつあった。  そこで、褒美として、王都に拠点となる屋敷をもらい、執事とメイドを派遣してもらうことになるのだが、このメイドも実は元世界最強だったのだ。  これは、世界最強賢者の樹と世界最強メイドのアリアの異世界英雄譚。

レベルアップは異世界がおすすめ!

まったりー
ファンタジー
レベルの上がらない世界にダンジョンが出現し、誰もが装備や技術を鍛えて攻略していました。 そんな中、異世界ではレベルが上がることを記憶で知っていた主人公は、手芸スキルと言う生産スキルで異世界に行ける手段を作り、自分たちだけレベルを上げてダンジョンに挑むお話です。

セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~

空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。 もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。 【お知らせ】6/22 完結しました!

固有スキルガチャで最底辺からの大逆転だモ~モンスターのスキルを使えるようになった俺のお気楽ダンジョンライフ~

うみ
ファンタジー
 恵まれない固有スキルを持って生まれたクラウディオだったが、一人、ダンジョンの一階層で宝箱を漁ることで生計を立てていた。  いつものように一階層を探索していたところ、弱い癖に探索者を続けている彼の態度が気に入らない探索者によって深層に飛ばされてしまう。  モンスターに襲われ絶体絶命のピンチに機転を利かせて切り抜けるも、ただの雑魚モンスター一匹を倒したに過ぎなかった。  そこで、クラウディオは固有スキルを入れ替えるアイテムを手に入れ、大逆転。  モンスターの力を吸収できるようになった彼は深層から無事帰還することができた。  その後、彼と同じように深層に転移した探索者の手助けをしたり、彼を深層に飛ばした探索者にお灸をすえたり、と彼の生活が一変する。  稼いだ金で郊外で隠居生活を送ることを目標に今日もまたダンジョンに挑むクラウディオなのであった。 『箱を開けるモ』 「餌は待てと言ってるだろうに」  とあるイベントでくっついてくることになった生意気なマーモットと共に。

異世界転生したので森の中で静かに暮らしたい

ボナペティ鈴木
ファンタジー
異世界に転生することになったが勇者や賢者、チート能力なんて必要ない。 強靭な肉体さえあれば生きていくことができるはず。 ただただ森の中で静かに暮らしていきたい。

家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~

北条新九郎
ファンタジー
 三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。  父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。  ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。  彼の職業は………………ただの門番である。  そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。  二月から週二回更新になります。お気に入り・感想、宜しくお願いします。

処理中です...