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何かいる
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Aさんが大学生の頃つきあっていた恋人Bと、友人のC(男)の家をD(女)と訪ねた時の事、相手の二人は仲が良く幼馴染で、それどころか、お互いの事を思っているようだったが、この二人には、両親がいなかった。というのも、二人とも事故や病気で両親をなくし、親戚に引き取られて面倒をみられていたそうだ。
Aさんも恋人もこの二人とは仲がよく、共通の友人という感じだが、Aさんがこの二人がどうしてくっつかないのかわからない所はあった、あきらかに距離感が近いし、お互いのことを思っている風なのに、一定の距離があいている。
恋人も恋人でそのことをまったく気にしない様子で、それに対してもAさんは違和感があったのだった。
夜もふけてきたころ、帰ろうとしたAさんと恋人は、ふたりにひきとめられて皆とまっていくようにと言われた。申し訳ないとおもいながらも、酒も入っていたし、電車に乗るのもおっくうだから、と恋人と相談して、言葉に甘えて泊まることになった。
その夜の事だ。恋人とある部屋をあてがわれたAさんは、トイレにめをさました、廊下をあるいてトイレにいくと廊下で何か足音と話声が聞こえた。
(なんだ、あの二人、やる事やってんじゃん)
C、Dどう聞いてもその二人のいちゃつくような声だったのだ。
トイレをでて、出来心ですっと、Cの部屋を覗く。するとそこではベッドでよこになるCとDの姿があった。これはまずいと目をそらしあるいていく、その途中で、少し喉が渇いたことをおもいだして、反対方向のリビングへたちよって、水を一杯、異変に気付いた。
(あれ?)
そこにはDの姿がある。確かにCは自室で寝て、リビングでDが寝るという事になっていたが、じゃああのベッドにいたのは?まさか、と思いあてがわれた部屋に戻り、恋人をみる、そこにちゃんといる。またもやこっそりCの部屋を覗きにいくと、やはりCとDらしき影が寝ており、かつ、その声もきく。
(どういう事だ?)
と思い、まあ、明日でいいか、とその日は部屋に戻り目をつぶってねむった。
翌朝、帰り際に、そのことを皆に話そうとする、恋人は怪訝な顔をした。そして話を途中で遮られたのだった。仕方なく話をする事をあきらめ、恋人と二人で帰ることに、その道中で恋人は驚愕の話をした。
「二人とも、気づいてるよ」
「え?」
「だから、お互いに生霊がでてるの、あの二人の周囲でドッペルゲンガーみたいなものを見た人ってよくいるのよ、それでも、くっつかない、それどころか生霊と仲良くしているみたい」
「は?生霊と仲良く?そんなばかな」
(触れられもしないのに、どうしてそんな)
「あの二人にしかわからないけれど、両親や家族をうしなった苦しさで、少し心を病んでいるんだって、だから、お互いを大切に思うあまり、関係を崩したくないし、また不幸が合ったらって考えちゃうんだって、それでもお互い好きだから、時折、どちらともなく生霊が飛んじゃらしいよ」
それからAさんはことあるごとに、二人の生霊を見ることがあったが、そのことを二人には伝えなかったし、生霊にも無駄にかかわらなかったという。
あの夜、こそこそときいた会話が忘れられないのだ。
「あなたが私をわすれたら、本物の私に合いにいくからね」
そう、Dが言っていた気がするのだ。
Aさんも恋人もこの二人とは仲がよく、共通の友人という感じだが、Aさんがこの二人がどうしてくっつかないのかわからない所はあった、あきらかに距離感が近いし、お互いのことを思っている風なのに、一定の距離があいている。
恋人も恋人でそのことをまったく気にしない様子で、それに対してもAさんは違和感があったのだった。
夜もふけてきたころ、帰ろうとしたAさんと恋人は、ふたりにひきとめられて皆とまっていくようにと言われた。申し訳ないとおもいながらも、酒も入っていたし、電車に乗るのもおっくうだから、と恋人と相談して、言葉に甘えて泊まることになった。
その夜の事だ。恋人とある部屋をあてがわれたAさんは、トイレにめをさました、廊下をあるいてトイレにいくと廊下で何か足音と話声が聞こえた。
(なんだ、あの二人、やる事やってんじゃん)
C、Dどう聞いてもその二人のいちゃつくような声だったのだ。
トイレをでて、出来心ですっと、Cの部屋を覗く。するとそこではベッドでよこになるCとDの姿があった。これはまずいと目をそらしあるいていく、その途中で、少し喉が渇いたことをおもいだして、反対方向のリビングへたちよって、水を一杯、異変に気付いた。
(あれ?)
そこにはDの姿がある。確かにCは自室で寝て、リビングでDが寝るという事になっていたが、じゃああのベッドにいたのは?まさか、と思いあてがわれた部屋に戻り、恋人をみる、そこにちゃんといる。またもやこっそりCの部屋を覗きにいくと、やはりCとDらしき影が寝ており、かつ、その声もきく。
(どういう事だ?)
と思い、まあ、明日でいいか、とその日は部屋に戻り目をつぶってねむった。
翌朝、帰り際に、そのことを皆に話そうとする、恋人は怪訝な顔をした。そして話を途中で遮られたのだった。仕方なく話をする事をあきらめ、恋人と二人で帰ることに、その道中で恋人は驚愕の話をした。
「二人とも、気づいてるよ」
「え?」
「だから、お互いに生霊がでてるの、あの二人の周囲でドッペルゲンガーみたいなものを見た人ってよくいるのよ、それでも、くっつかない、それどころか生霊と仲良くしているみたい」
「は?生霊と仲良く?そんなばかな」
(触れられもしないのに、どうしてそんな)
「あの二人にしかわからないけれど、両親や家族をうしなった苦しさで、少し心を病んでいるんだって、だから、お互いを大切に思うあまり、関係を崩したくないし、また不幸が合ったらって考えちゃうんだって、それでもお互い好きだから、時折、どちらともなく生霊が飛んじゃらしいよ」
それからAさんはことあるごとに、二人の生霊を見ることがあったが、そのことを二人には伝えなかったし、生霊にも無駄にかかわらなかったという。
あの夜、こそこそときいた会話が忘れられないのだ。
「あなたが私をわすれたら、本物の私に合いにいくからね」
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