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ゼンマイ人形
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ある孤児院。背の低い素直なトムはそこで健やかに成長していた。1年前ここにきたアナという少女ととても仲が良かったし。ロド、クラといった男の友人にも恵まれていた。
しかし、ある時から妙ないじめに合うようになった。食事中に後ろからゴミや虫をいれられたり、聖歌を歌っている時に突き飛ばされたり、トイレに入っていると上からバケツで水をかけられたり。
ひどいものだ。と思うものの心当たりはあった。昔は仲の良かったビルだ。ビルとは仲が良かったのだが、あるとき庭で見つけたブルーベリーの季節の最後のひとつの取り合いになり、殴り合い。そんなくだらないことで仲たがいをした。
そして、喧嘩こそしないもののガキ大将のラージ。ラージはそのふくよかな巨体で、嫌な事があるとすぐにちょっかいをだしてくる。自分の意見に合わないものには容赦なくねちねちとつっかかってくるので誰もラージには逆らわない。食事をわけろといえばわけるし、道をどけといえば皆どく。それほどひどい傲慢な事はしてこないので、皆もなるべくいちゃもんを付けられないようにしている。
トムは、いじめを気にしないようにしていた。なぜなら相手はそれほど多くない。というより、様子を見ているところどうやらひとりらしい。それならいずれしっぽを捕まえてやればいい。だが、そう思っていたころ、いじめはエスカレートしていった。食べ物の中に画びょうが入ったり、あきらかにトイレの水をかけられたり、やがてそんな事続きで、彼は感染症にかかってしまった。医者にみてもらうと流行りの感染症で、放置していると大変なことになったという。医務室でそうしてかなり高い熱をだし寝込んでいると、いじめの犯人が憎らしくなってくる。必ず見つけ出して殺さなければ、もしかしたらいずれこちらが殺されてしまうかもしれない。
そして、死にそうなほど熱をだして、次に目を覚ましたころには、ベッドの脇にたくさんの見舞いの品があった。その中にだれがもってきてくれたのか、古びたサルのゼンマイ仕掛けの人形があった。その下に手紙がありひとこと。
「このサルの人形に憎い人の顔を思い浮かべてゼンマイをひくと、いいことがあるよ」
早速、トムは試してみた。まずはラージ。彼が願いゼンマイを回すと、翌日ラージは突然倒れた。どうしてか、トムと同じ感染症にかかり倒れたのだ。そして寝込むことになった。
「これはいい」
と翌日また、別の人間―ビルを恨みゼンマイを回す。するとビルもまた同じ症状になった。
そういえば、とあの手紙をみる、裏にはこうかかれていた。
「もし怖くなったときはゼンマイを逆に回すと、効果が弱まるわ」
トムはそれを試した。なぜなら、どっちが犯人かわからないまま二人を殺しても仕方がないとおもったのだ。
幸い翌日には二人は無事に息を取り戻した、ラージとビルが回復してからしばらくしても、いじめは再発しなかった。その時、トムのベッドにある手紙がさしこまれているのをトムは気づいた。
「本気で死を願ってゼンマイをひくと、人を殺すことができるよ」
トムは、怖くなった。ひどい目にあったとはいえ、さすがに人を殺すのは躊躇したのだ。それにいじめは収まった。
だが、翌日から奇妙な噂が立ち始めた。トムが女の子の下着を盗んでいるとか、モノを盗んでいるとか、モノを壊しているとか。実際そうした事件は多発していたので、トムは皆に疑われた。
トムはシスターたちに問い詰められて、疑いは晴れたものの怒りは収まらなかった。孤児たちの中に自分をはめた奴がいる。そいつは限りなく、自分をいじめた奴に違いない。
そんなある夜、トムは物音で目が覚めた。大勢の孤児たちが眠る寝室で、物音のあとに自分の背中を誰かにたたかれた気がした、ふとおきあがり周囲をみわたす。人影がさっていき、あるベッドの傍でしばらくたちつくして、それからどこかへ走り去っていった。
トムは気になってそのベッドへとむかう、するとそのベッドの上にある手帳があった。その手帳を呼んでトムは絶句した。
そこにはトムがこれまでうけたさんざんな目に関するメモがあったのだ。日付やどうやっていじめたかに関してもつらつらとかかれていた。トムはそのベッドで寝ている主に目をやる。それはビルだった。
その夜、ビルを呪い殺すことに決めてベッドに入る。翌朝おきると、ビルはノートを盗まれたのに全く同様していないようだった。さらに腹が立ち、昼に件のサルの人形のゼンマイをまわした。と、ビルは、その日、交通事故にあって亡くなった。
その日、眠って朝起きると、また奇妙な手紙がベッドにさしこまれていた。
「おめでとう、けれど、彼は真犯人ではないかもしれない」
その日、奇妙なことに孤児院はラージの噂で持ち切りだった。ラージがいままでトムをいじめたと皆が話している。どういう事かと皆に問うと、ラージはもともと夢遊病の癖があったのだが、昨夜シスターが見回りをしていると、夜中、学習室から何かおとがして覗いてみるとラージがノートに今までしてきたことをつらつらとかいている。その後ラージはどこからもってきたのか包丁をとりだし自分をさそうとした。そこでシスターがとめたというわけだ。
トムは恐ろしくなり、動揺したが、自分がもっているノートもシスターの一人にみせた。すると筆跡をみるとどうやらこれもラージのものではないかという話になった。
トムは動揺した。
(俺は間違えて人を殺してしまったのか……)
その夜、眠れずにいると、ふと気づいたときに自分の脇にだれかが立っている気配がする。
「誰だ!」
ふと、何かが自分の傍におかれた。暗くて見えないので、それを手に取る、どうやら手紙のようだ、窓際に近づきそれをよくみる、手紙にはこう書かれていた。
「今までお前をいじめていたのは俺だ、お前がアナと親しくしているのが悪い、アナの命が惜しければ、川べりにこい、アナはあの人形をそれと知らず手にしている、俺が命じればすぐにでも自分を思いゼンマイを回すだろう」
トムは、急いだ。なぜなら起きるとき自分のベッドのどこをさがしてもあの人形が見当たらなかったからだ。
トムはいそいで懐中電灯を手に川べりにいそいだ。川べりは孤児院の直ぐ傍に会った。そして、そこに二人の人影。アナが人形をてにしており、そしてラージは、刃物をもってこちらを威嚇している。
「アナに近づくな!!!」
「お前こそ!!」
トムは怖れを知らずにラージにつかみかかる。意外にもすぐに刃物をとりかえした。殺す勇気のないトムは刃物を川へ投げ捨てた。
「このいくじなしが!!」
「お前こそ!!」
二人はもみ合いの喧嘩になる。トムは、説明する暇がないとおもい、その最中にトムをなぎ倒し、アナの人形をひったくった。
「近づくな!!」
と人形のゼンマイをまこうとする。が、ゼンマイはなぜか、何かにひっかかったようにまわらなかった。
「く、くくく」
何かを悟ったようにラージはトムにタックルをする。
「アッ……」
奪い、奪い返しをくりかえし、そしてまた手にしたとき、トムは人形でラージの頭をうった。
「いってええ……」
ふらつくラージ。
「お前こそ、首謀者だったんだ、ラージ」
「何の事だ……」
「お前が、俺をいじめた」
「はあ?違うだろう、お前は殺人鬼だ!!俺の友人のビルを殺したんだ!!」
「うっ……」
一瞬ためらった。その瞬間を逃さなかったラージは、再びタックルをする、コロコロところがるふたり、ラージは、馬乗りになりトムの首をしめるしかしトムはもがきながら頭上をみる、そこにはあの人形があった。
(もう一度、これを使えれば……)
息が浅くなるラージ、その瞬間、叫び声が聞こえた。
「その人形を見つけたのは、本当は私なの!!真ん中のスイッチを押して、そうすれば、憎い相手が死ぬわ!!」
その声に一瞬首をしめる力が弱まるラージ。そしてトムが声をもらした。
「お前こそ、いじめの首謀者だろうが!!」
ふと、ラージは声をもらす。
「何のことだ……俺はお前がすべてを仕組んだって……ハッ!!」
トムは人形を取り上げた。そしてラージの顔を再びなぐる!。アナをみると、にっこりこちらを向いて笑っている。やはり、正義は自分のもとになったのだ。勢いよくそのスイッチをおした。
「ぐ……!!!ガハッ……!!!」
苦しみ始めるラージ。トムはガッツポーズをした。そしてアナに近寄ろうとする。が、奇妙なものを感じた。ラージともみ合いのころにすでに生きるか死ぬかで気づかなかったが、ラージは、まるで自分が首謀者でないかのような態度をとった。どういうことだ?そして、ラージのほうをみる。その倒れ方は自分ではなく、アナのほうへにじみよろうとするような姿勢だった。
「!!」
それに気づいたころ、トムもまた自分の体にずしりとした重みを感じた。アナは笑っていた。先ほどとは違い、まるで人の不幸を喜ぶような蔑むような笑みだった。
「ク……苦しい……」
トムはもだえ苦しみ、呼吸が浅くなり、意識が遠くなるのを感じた。すでにラージは身動きひとつしない。
《ドサッ》
トムもまた倒れる。まさかそんな事がおこるなんて……すべてを仕組んだのは……彼は、アナを見上げる。彼女はニヤニヤと笑い、彼の伸ばした手を踏みつけた。彼はその場で、呼吸を止めた。突然呼吸困難に陥り、不審死をしたのだった。
「フフフ、そのスイッチは、人形にふれた男を殺すものなのよ、男の子たちを競い合わせるのは楽しいわ……孤児でホームレスだったころ、私をひどい目に合わせた男たちの事を覚えている、男たちは、汚い私をボロ雑巾のように扱い、好き勝手に蹂躙した、私はホームレスの“魔女”に頼み、その人形をつくった、今度は私が復讐する番なのよ」
しかし、ある時から妙ないじめに合うようになった。食事中に後ろからゴミや虫をいれられたり、聖歌を歌っている時に突き飛ばされたり、トイレに入っていると上からバケツで水をかけられたり。
ひどいものだ。と思うものの心当たりはあった。昔は仲の良かったビルだ。ビルとは仲が良かったのだが、あるとき庭で見つけたブルーベリーの季節の最後のひとつの取り合いになり、殴り合い。そんなくだらないことで仲たがいをした。
そして、喧嘩こそしないもののガキ大将のラージ。ラージはそのふくよかな巨体で、嫌な事があるとすぐにちょっかいをだしてくる。自分の意見に合わないものには容赦なくねちねちとつっかかってくるので誰もラージには逆らわない。食事をわけろといえばわけるし、道をどけといえば皆どく。それほどひどい傲慢な事はしてこないので、皆もなるべくいちゃもんを付けられないようにしている。
トムは、いじめを気にしないようにしていた。なぜなら相手はそれほど多くない。というより、様子を見ているところどうやらひとりらしい。それならいずれしっぽを捕まえてやればいい。だが、そう思っていたころ、いじめはエスカレートしていった。食べ物の中に画びょうが入ったり、あきらかにトイレの水をかけられたり、やがてそんな事続きで、彼は感染症にかかってしまった。医者にみてもらうと流行りの感染症で、放置していると大変なことになったという。医務室でそうしてかなり高い熱をだし寝込んでいると、いじめの犯人が憎らしくなってくる。必ず見つけ出して殺さなければ、もしかしたらいずれこちらが殺されてしまうかもしれない。
そして、死にそうなほど熱をだして、次に目を覚ましたころには、ベッドの脇にたくさんの見舞いの品があった。その中にだれがもってきてくれたのか、古びたサルのゼンマイ仕掛けの人形があった。その下に手紙がありひとこと。
「このサルの人形に憎い人の顔を思い浮かべてゼンマイをひくと、いいことがあるよ」
早速、トムは試してみた。まずはラージ。彼が願いゼンマイを回すと、翌日ラージは突然倒れた。どうしてか、トムと同じ感染症にかかり倒れたのだ。そして寝込むことになった。
「これはいい」
と翌日また、別の人間―ビルを恨みゼンマイを回す。するとビルもまた同じ症状になった。
そういえば、とあの手紙をみる、裏にはこうかかれていた。
「もし怖くなったときはゼンマイを逆に回すと、効果が弱まるわ」
トムはそれを試した。なぜなら、どっちが犯人かわからないまま二人を殺しても仕方がないとおもったのだ。
幸い翌日には二人は無事に息を取り戻した、ラージとビルが回復してからしばらくしても、いじめは再発しなかった。その時、トムのベッドにある手紙がさしこまれているのをトムは気づいた。
「本気で死を願ってゼンマイをひくと、人を殺すことができるよ」
トムは、怖くなった。ひどい目にあったとはいえ、さすがに人を殺すのは躊躇したのだ。それにいじめは収まった。
だが、翌日から奇妙な噂が立ち始めた。トムが女の子の下着を盗んでいるとか、モノを盗んでいるとか、モノを壊しているとか。実際そうした事件は多発していたので、トムは皆に疑われた。
トムはシスターたちに問い詰められて、疑いは晴れたものの怒りは収まらなかった。孤児たちの中に自分をはめた奴がいる。そいつは限りなく、自分をいじめた奴に違いない。
そんなある夜、トムは物音で目が覚めた。大勢の孤児たちが眠る寝室で、物音のあとに自分の背中を誰かにたたかれた気がした、ふとおきあがり周囲をみわたす。人影がさっていき、あるベッドの傍でしばらくたちつくして、それからどこかへ走り去っていった。
トムは気になってそのベッドへとむかう、するとそのベッドの上にある手帳があった。その手帳を呼んでトムは絶句した。
そこにはトムがこれまでうけたさんざんな目に関するメモがあったのだ。日付やどうやっていじめたかに関してもつらつらとかかれていた。トムはそのベッドで寝ている主に目をやる。それはビルだった。
その夜、ビルを呪い殺すことに決めてベッドに入る。翌朝おきると、ビルはノートを盗まれたのに全く同様していないようだった。さらに腹が立ち、昼に件のサルの人形のゼンマイをまわした。と、ビルは、その日、交通事故にあって亡くなった。
その日、眠って朝起きると、また奇妙な手紙がベッドにさしこまれていた。
「おめでとう、けれど、彼は真犯人ではないかもしれない」
その日、奇妙なことに孤児院はラージの噂で持ち切りだった。ラージがいままでトムをいじめたと皆が話している。どういう事かと皆に問うと、ラージはもともと夢遊病の癖があったのだが、昨夜シスターが見回りをしていると、夜中、学習室から何かおとがして覗いてみるとラージがノートに今までしてきたことをつらつらとかいている。その後ラージはどこからもってきたのか包丁をとりだし自分をさそうとした。そこでシスターがとめたというわけだ。
トムは恐ろしくなり、動揺したが、自分がもっているノートもシスターの一人にみせた。すると筆跡をみるとどうやらこれもラージのものではないかという話になった。
トムは動揺した。
(俺は間違えて人を殺してしまったのか……)
その夜、眠れずにいると、ふと気づいたときに自分の脇にだれかが立っている気配がする。
「誰だ!」
ふと、何かが自分の傍におかれた。暗くて見えないので、それを手に取る、どうやら手紙のようだ、窓際に近づきそれをよくみる、手紙にはこう書かれていた。
「今までお前をいじめていたのは俺だ、お前がアナと親しくしているのが悪い、アナの命が惜しければ、川べりにこい、アナはあの人形をそれと知らず手にしている、俺が命じればすぐにでも自分を思いゼンマイを回すだろう」
トムは、急いだ。なぜなら起きるとき自分のベッドのどこをさがしてもあの人形が見当たらなかったからだ。
トムはいそいで懐中電灯を手に川べりにいそいだ。川べりは孤児院の直ぐ傍に会った。そして、そこに二人の人影。アナが人形をてにしており、そしてラージは、刃物をもってこちらを威嚇している。
「アナに近づくな!!!」
「お前こそ!!」
トムは怖れを知らずにラージにつかみかかる。意外にもすぐに刃物をとりかえした。殺す勇気のないトムは刃物を川へ投げ捨てた。
「このいくじなしが!!」
「お前こそ!!」
二人はもみ合いの喧嘩になる。トムは、説明する暇がないとおもい、その最中にトムをなぎ倒し、アナの人形をひったくった。
「近づくな!!」
と人形のゼンマイをまこうとする。が、ゼンマイはなぜか、何かにひっかかったようにまわらなかった。
「く、くくく」
何かを悟ったようにラージはトムにタックルをする。
「アッ……」
奪い、奪い返しをくりかえし、そしてまた手にしたとき、トムは人形でラージの頭をうった。
「いってええ……」
ふらつくラージ。
「お前こそ、首謀者だったんだ、ラージ」
「何の事だ……」
「お前が、俺をいじめた」
「はあ?違うだろう、お前は殺人鬼だ!!俺の友人のビルを殺したんだ!!」
「うっ……」
一瞬ためらった。その瞬間を逃さなかったラージは、再びタックルをする、コロコロところがるふたり、ラージは、馬乗りになりトムの首をしめるしかしトムはもがきながら頭上をみる、そこにはあの人形があった。
(もう一度、これを使えれば……)
息が浅くなるラージ、その瞬間、叫び声が聞こえた。
「その人形を見つけたのは、本当は私なの!!真ん中のスイッチを押して、そうすれば、憎い相手が死ぬわ!!」
その声に一瞬首をしめる力が弱まるラージ。そしてトムが声をもらした。
「お前こそ、いじめの首謀者だろうが!!」
ふと、ラージは声をもらす。
「何のことだ……俺はお前がすべてを仕組んだって……ハッ!!」
トムは人形を取り上げた。そしてラージの顔を再びなぐる!。アナをみると、にっこりこちらを向いて笑っている。やはり、正義は自分のもとになったのだ。勢いよくそのスイッチをおした。
「ぐ……!!!ガハッ……!!!」
苦しみ始めるラージ。トムはガッツポーズをした。そしてアナに近寄ろうとする。が、奇妙なものを感じた。ラージともみ合いのころにすでに生きるか死ぬかで気づかなかったが、ラージは、まるで自分が首謀者でないかのような態度をとった。どういうことだ?そして、ラージのほうをみる。その倒れ方は自分ではなく、アナのほうへにじみよろうとするような姿勢だった。
「!!」
それに気づいたころ、トムもまた自分の体にずしりとした重みを感じた。アナは笑っていた。先ほどとは違い、まるで人の不幸を喜ぶような蔑むような笑みだった。
「ク……苦しい……」
トムはもだえ苦しみ、呼吸が浅くなり、意識が遠くなるのを感じた。すでにラージは身動きひとつしない。
《ドサッ》
トムもまた倒れる。まさかそんな事がおこるなんて……すべてを仕組んだのは……彼は、アナを見上げる。彼女はニヤニヤと笑い、彼の伸ばした手を踏みつけた。彼はその場で、呼吸を止めた。突然呼吸困難に陥り、不審死をしたのだった。
「フフフ、そのスイッチは、人形にふれた男を殺すものなのよ、男の子たちを競い合わせるのは楽しいわ……孤児でホームレスだったころ、私をひどい目に合わせた男たちの事を覚えている、男たちは、汚い私をボロ雑巾のように扱い、好き勝手に蹂躙した、私はホームレスの“魔女”に頼み、その人形をつくった、今度は私が復讐する番なのよ」
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