超能力者の二人。

ショー・ケン

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超能力者の二人組。

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 未来にテレポートできる能力をもった少女。秘密を共有する男の幼馴染に尋ねられる。二人は、少女の部屋で酒とつまみを集め宅飲みをしていた。男が酔った勢いでいう。
「地球環境の悪化で、どういう訳か突然変異がおきた、そして超能力者が生まれたわけだが、ほとんどの超能力者は素性や能力がばれ、やがて悲惨な目にあう、実験をされたり人からひどくきらわれたりリンチをうけたり、もっとも、力を手にして人は驕るものだ、君はどうして、そうした事がないんだ?君は自分の能力をつかって、人に悪さを使用と思わないの?」
「あなたは、私が何か特別な能力を持っているとおもっているの?」
「君の能力は、もし分類分けしたならSクラスだよ」
「おだてたって何もでないわよ」
「君と僕との関係性を知っているだろう?俺は、君に一度だって言い合いに勝ったことはないし、力だってまける、君と最近付き合いはじめてからというもの、君の尻に敷かれてばかりだ、事実君の能力によって、僕の考えはいつも読まれているだろう」
「確かに、でも、変ねえ、付き合い始めてから、少し対等になってきた気がするのに」
「気のせいだ」
 少女はのびをしながら、
「私は、事前に私の話を聞いてもらえる土台を作っているだけよ」
「どうやって?」
「人の不幸に耳を傾けるの、たいていその人の過去、幼少時代、学生時代、そうすれば、私の話をきくようになるわ、あなたは私が人々は何か未来をよんで、未来をかえたりインサイダーみたいな事をしていると思っているけれど、でもね、それも少しあるけど実体は違うわ、この時代、だれもがインターネットなどにふれるようになって”人と対等に話し合う”という機会がないの、相手の事情をしらないで耳を塞いだり一方的にものを喋ったり」
「ふむ、君はあらかじめ彼らに会って話して、彼らの反応をみるわけか、ひどいズルだな」
「ええ、そうして未来あう人間に対して情報を聞き出し”対話のきっかけ”を探ってくる、不幸をきいたあとは、好きなものとか、本音とか、どうしたら怒るとか、こうすることで、まるで本や映画や小説でも読んでいるみたいに一方的に語り掛けてくるどんな相手でも心を開くきっかけをつくれる、もちろん私はへりくだるわよ、もし変えようのある未来であっても、天狗になって私の立場を悪くしたくないから……でも、あなたこそひどくない?あなたの力は何なのよ、私に対して一度も教えてくれてないじゃない」
 にやけながら、男は返答する。
「俺の能力は、暗示能力だ、俺はこの能力で他人に"自分が優れている"と思いこませることにしている、事実君はこうして酒をのませて、おだてて、僕の能力にかかって今うすべて話しているだろう?君は今未来の僕に会いに来ているが、そのことだってこの飲み会がおわったら忘れるように暗示をかけている、僕がお酒をのませ君に暗示をかけ、そして“過去の君”に脅しをかけているのさ、"僕をあまりいじめると、ふたりまとめてひどい目にあうぞ"ってね、もう何度もやっているが忘れるように、深層心理に暗示をかけているから、君は過去に戻るたびに、少しだけ僕にやさしくなるのさ」
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