あてつけ

ショー・ケン

文字の大きさ
1 / 1

あてつけ

しおりを挟む
呪いが得意な地域。何かと呪いが信仰され、事実それは効力を発揮した。
そこで一切ひとを呪うことがないという女子高生、文武両道容姿端麗。
みなが噂し、憧れてる。

同じ高校に通う男子学生の無能力者、彼女と仲良くなる。呪う能力が生まれつきない。なので彼女も彼に心を開き、恋仲になる。

彼は、自分が呪われてないか気になるが、そもそもなぜ、彼女が人を呪わないことを公言するのかきになっていた。そしてあるとき、流れで彼女に質問する。
「君は、とても強い能力でももっているのかい?」
「強い能力、たしかにあなたのような、変わった能力がありますよ」
やはりそうじゃないか。男子学生は納得
「それは、君が胸をはっても人に嫌われたりしても、別に君自身が困るほどない強力な能力なんだね」
「ばれましたか、でも私は、誰かをのけものにしたり呪いによって、利益を得たりという事はほとんどありませんよ」
男子学生が尋ねる
「じゃあ、どうやってそんなに文武両道でやっていられるの?」
「簡単です、この地域の人々は、どんな優れた人間ですら、他人を嫉妬し、呪います、私は彼らに呪い返しをしているにすぎません」

彼は納得した。少女はこの地域のシステムと人間性をよく理解し、あるいはあえて恨まれ妬まれる感情を跳ね返すことによって、自分自身の尊厳を守っているのかもしれない。
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

真実の愛を見つけたとおっしゃるので

あんど もあ
ファンタジー
貴族学院のお昼休みに突然始まった婚約破棄劇。 「真実の愛を見つけた」と言う婚約者にレイチェルは反撃する。

いまさら謝罪など

あかね
ファンタジー
殿下。謝罪したところでもう遅いのです。

【完結短編】ある公爵令嬢の結婚前日

のま
ファンタジー
クラリスはもうすぐ結婚式を控えた公爵令嬢。 ある日から人生が変わっていったことを思い出しながら自宅での最後のお茶会を楽しむ。

予言姫は最後に微笑む

あんど もあ
ファンタジー
ラズロ伯爵家の娘リリアは、幼い頃に伯爵家の危機を次々と予言し『ラズロの予言姫』と呼ばれているが、実は一度殺されて死に戻りをしていた。 二度目の人生では無事に家の危機を避けて、リリアも16歳。今宵はデビュタントなのだが、そこには……。

悪意のパーティー《完結》

アーエル
ファンタジー
私が目を覚ましたのは王城で行われたパーティーで毒を盛られてから1年になろうかという時期でした。 ある意味でダークな内容です ‪☆他社でも公開

義務ですもの。

あんど もあ
ファンタジー
貴族令嬢の義務として親の決めた相手に嫁いだが、夫には愛する人がいた。夫にないがしろにされても、妻として母として嫁としての義務を果たして誠実に生きたヒロインの掴んだ、ちょっと歪んだ幸せとは。

冤罪で辺境に幽閉された第4王子

satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。 「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。 辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。

聖女を追放した国は、私が祈らなくなった理由を最後まで知りませんでした

藤原遊
ファンタジー
この国では、人の悪意や欲望、嘘が積み重なると 土地を蝕む邪気となって現れる。 それを祈りによって浄化してきたのが、聖女である私だった。 派手な奇跡は起こらない。 けれど、私が祈るたびに国は荒廃を免れてきた。 ――その役目を、誰一人として理解しないまま。 奇跡が少なくなった。 役に立たない聖女はいらない。 そう言われ、私は静かに国を追放された。 もう、祈る理由はない。 邪気を生み出す原因に目を向けず、 後始末だけを押し付ける国を守る理由も。 聖女がいなくなった国で、 少しずつ異変が起こり始める。 けれど彼らは、最後まで気づかなかった。 私がなぜ祈らなくなったのかを。

処理中です...