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霊感ストーカー
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大学生のA子さん。近頃だれかにつけられているような気がする。オカルトサークルに入っている仲間の中に心当たりのある人間がいた。髪の毛がぼさぼさで眼鏡でひょろりとした男だ。Bとしよう。いつもCというイケメンのにこやかでさわやかな人間と絡んでいる、どうしてあんな二人が一緒にいるのかわからない。
ある日、飲み会でおそくなった帰り道。後ろからつけてくる音がする。その飲み会はサークルの飲み会で、Bもいた、Cは珍しくいなかった。やっぱりBにつけられているのかも、何度も振り返ると、はっきりとではないがBのいでたちによく似た格好の男が、やはり電柱の後ろや物陰に隠れたりしているようだ。足を速める。
友人宅によろうと思ったが、迷惑もかけたくないので、ホテルにでもとまろうと決めた。警察にでも連絡をしようかとおもいつつ、ある路地を曲がったとき
“ドン”
なにかにぶつかり後ろ向きに転倒する、びっくりしてぶつかったものを見上げると、そこにはCがいた。
「あれ?なんでここに?」
とCはきょとんとしている。Cにだきつき、事の経緯を説明する。
「ああ、あいつは霊感があるとかいって妙な事をして人と仲良くなろうとするクセがあるからなあ、大学はいったばかりの時も、俺の後ろに霊がついてるって妙なことをいってたよ、人を助けようとする正義感のせいかもしれないが」
やがてCにみおくられホテルについた。念のため、朝までCが一緒にいて場合によっては警察をよんでくれるという。二人はホテルの一階で食事をとると、部屋に戻りA子さんは安心して眠りについた。
その夜のことだ。部屋の電気が消えていて、周囲を見渡す。不安にかられ、Cの名をよぶ、その時だった。月明りにめがなじんできたとき、部屋の入り口のほうで、人影がみえた。それはみすぼらしい格好のBの姿だった。
“きゃああああ!!”
叫ぶと、すぐに部屋の明かりがつけられた。Cが直ぐ傍にいたようだ。
「どうして電気を!!」
「ごめん、何があったんだ」
A子さんは事の経緯を説明する。だがすべてはいわなかった。Bが現れたとき、Bの様子は明らかに変で、奇妙な事をいっていたからだ。
A子さんは、ゆっくりと話を始める。
「電気をつけたとき、あなたどこにいたの?」
「いや?トイレだよ、ずっとトイレで夜をあかそうと、レディがいる部屋だし」
「あなた、○○高校に通っていたって本当?」
○○高校は、地元の高校だ。マンモス校でそこそこのランク。
「それがどうしたの?」
「女子高校生が行方不明になった事件があったよね」
「それが何?」
「Bがね……さっき現れていったの、あなたが犯人だって」
「チッ」
突然Cは乱暴になり、A子さんを押し倒した、そしてA子さんの首をつかみ、右手のポケットに手をやった瞬間、Cは自分の首元に冷たいものが当たっているのに気づいた。ポケットにいれていたはずのナイフだ。
「Bの事はずっとうたがっていたけれど、半分、話をきいてもいた……彼は濁していたけれど、ストーカーの存在をほのめかしていた、自分から、ストーカーがストーカーに気をつけろっていうかしら、さっきBが現れたときいったの……あなたのポケットに気をつけろって」
「はあ」
Cはたちあがり、ため息をついた。
「ばれちゃしょうがねえな、だが、ナイフはもう一つあるんだぜ」
そういってCは後ろのポケットからナイフをだした、血だらけのナイフだった。
「Bの野郎、俺に“被害者の霊がついてる”だの“自首しろ”だの進めてきてさあ、今度だって、お前をつけねらっているのがばれて、ずっと監視していた、やり方がバカなんだよな、自分がストーカーって疑われる身なりをしてるのによ、まあコミュ障だからしょうがねえ、さっき、突き刺してきたんだよ!!」
そういってふりかぶりナイフをまえに押し出そうとした瞬間だった。ドタドタと後ろで足音がして、うしろから羽交い絞めにされた。
「警察だ、おとなしくしろ!!」
実はA子さん、不眠症で、Cの事もうすうすうたがっており、友人に相談の連絡をいれていた1時間おきに連絡をして、連絡がこなければ警察を呼んでくれと頼んでおいたのだ。Cと一緒にホテルで食事をる前に連絡しておいた、後から考えるとCは食事に睡眠薬をいれたのだろう。あえなくCはつかまり、事件は解決した。
だが、Bは遺体でみつかることとなった。その後、A子さんは時折幽霊が見えるようになった。Bもたまにみるが毛嫌いする事はなくなった。なぜなら、たまにこっそりあらわれて、危険を知らせてくれる、それだけなのだから。
ある日、飲み会でおそくなった帰り道。後ろからつけてくる音がする。その飲み会はサークルの飲み会で、Bもいた、Cは珍しくいなかった。やっぱりBにつけられているのかも、何度も振り返ると、はっきりとではないがBのいでたちによく似た格好の男が、やはり電柱の後ろや物陰に隠れたりしているようだ。足を速める。
友人宅によろうと思ったが、迷惑もかけたくないので、ホテルにでもとまろうと決めた。警察にでも連絡をしようかとおもいつつ、ある路地を曲がったとき
“ドン”
なにかにぶつかり後ろ向きに転倒する、びっくりしてぶつかったものを見上げると、そこにはCがいた。
「あれ?なんでここに?」
とCはきょとんとしている。Cにだきつき、事の経緯を説明する。
「ああ、あいつは霊感があるとかいって妙な事をして人と仲良くなろうとするクセがあるからなあ、大学はいったばかりの時も、俺の後ろに霊がついてるって妙なことをいってたよ、人を助けようとする正義感のせいかもしれないが」
やがてCにみおくられホテルについた。念のため、朝までCが一緒にいて場合によっては警察をよんでくれるという。二人はホテルの一階で食事をとると、部屋に戻りA子さんは安心して眠りについた。
その夜のことだ。部屋の電気が消えていて、周囲を見渡す。不安にかられ、Cの名をよぶ、その時だった。月明りにめがなじんできたとき、部屋の入り口のほうで、人影がみえた。それはみすぼらしい格好のBの姿だった。
“きゃああああ!!”
叫ぶと、すぐに部屋の明かりがつけられた。Cが直ぐ傍にいたようだ。
「どうして電気を!!」
「ごめん、何があったんだ」
A子さんは事の経緯を説明する。だがすべてはいわなかった。Bが現れたとき、Bの様子は明らかに変で、奇妙な事をいっていたからだ。
A子さんは、ゆっくりと話を始める。
「電気をつけたとき、あなたどこにいたの?」
「いや?トイレだよ、ずっとトイレで夜をあかそうと、レディがいる部屋だし」
「あなた、○○高校に通っていたって本当?」
○○高校は、地元の高校だ。マンモス校でそこそこのランク。
「それがどうしたの?」
「女子高校生が行方不明になった事件があったよね」
「それが何?」
「Bがね……さっき現れていったの、あなたが犯人だって」
「チッ」
突然Cは乱暴になり、A子さんを押し倒した、そしてA子さんの首をつかみ、右手のポケットに手をやった瞬間、Cは自分の首元に冷たいものが当たっているのに気づいた。ポケットにいれていたはずのナイフだ。
「Bの事はずっとうたがっていたけれど、半分、話をきいてもいた……彼は濁していたけれど、ストーカーの存在をほのめかしていた、自分から、ストーカーがストーカーに気をつけろっていうかしら、さっきBが現れたときいったの……あなたのポケットに気をつけろって」
「はあ」
Cはたちあがり、ため息をついた。
「ばれちゃしょうがねえな、だが、ナイフはもう一つあるんだぜ」
そういってCは後ろのポケットからナイフをだした、血だらけのナイフだった。
「Bの野郎、俺に“被害者の霊がついてる”だの“自首しろ”だの進めてきてさあ、今度だって、お前をつけねらっているのがばれて、ずっと監視していた、やり方がバカなんだよな、自分がストーカーって疑われる身なりをしてるのによ、まあコミュ障だからしょうがねえ、さっき、突き刺してきたんだよ!!」
そういってふりかぶりナイフをまえに押し出そうとした瞬間だった。ドタドタと後ろで足音がして、うしろから羽交い絞めにされた。
「警察だ、おとなしくしろ!!」
実はA子さん、不眠症で、Cの事もうすうすうたがっており、友人に相談の連絡をいれていた1時間おきに連絡をして、連絡がこなければ警察を呼んでくれと頼んでおいたのだ。Cと一緒にホテルで食事をる前に連絡しておいた、後から考えるとCは食事に睡眠薬をいれたのだろう。あえなくCはつかまり、事件は解決した。
だが、Bは遺体でみつかることとなった。その後、A子さんは時折幽霊が見えるようになった。Bもたまにみるが毛嫌いする事はなくなった。なぜなら、たまにこっそりあらわれて、危険を知らせてくれる、それだけなのだから。
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