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霊媒師の卵
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霊感のある霊媒師の息子Aさん。高校生の頃から母親の見様見真似で、人から依頼をうけるとすぐにかけつけ対処をしていた。それなりに報酬ももらっていたし、そこそこうまく行っていた。
だが大学生のある時から体調を崩し、病院に入院することに。友人連中には母親に知らせないように、といい、そして入院していることを母に隠していた。
しかし、ただの栄養失調だったはずが、別の病にかかり病院に長く入院することになった。食欲もなくみるみるやせ細っていく。
友人たちが、彼の見舞いにいき、状態をみるとこれはいよいよ母親に知らせなければいけないと思っていたころ。
「あんた何してんの!!」
どうやらAさんの母親らしき人が病室にどなりこんできた。静かにするよう、慌てて注意をする看護師。その制止をふりきって、Aさんに、母親は尋ねる。
「あんた、私のことわりもなしに勝手に除霊したやろ、何か間違って除霊したんや、ここ最近の仕事を全部いってみい」
そういわれて、Aさんは様々な依頼をすべてことこまかに母親に伝える。その中で母親が一つ気になったものがあった。
Aさん
「彼女の実家が不運続きだから、除霊したんだけど……」
「それや、私が夢のなかでみたの……あんた、まだ払えてないで、たまたまそこに通りかかった霊を除霊しただけだ、何の害もない幽霊だったんよ、おまけにあんた、啖呵をきって、その家をお祓いするといったやろ、かっこつけて、私の修行もまともにうけんでいて」
「でも母ちゃん、あの幽霊顔の半分かけてて、恐ろしい形相でこっちを……」
「このバカ!!」
勢いよくなぐられるAさん。
「いつもいってるやろ!!霊も人間もかわらん、見た目じゃわからん事もある、確信をえずに、勝手に除霊すな」
「すまん、母ちゃん、かっこつけたかったんや」
「もうええ、あんたはそこでまっておきなさい」
しばらくすると母親は、彼女の家の住所を聞き出し、事情を話して正式な除霊をすることに、お代はすでに息子が受け取っているのでいらないといって、除霊をはじめたのだ。除霊が終わると、ほっとしたという様子で、自分の息子の様子はどうだとか、どこがきにいったのだとか、彼女に和気あいあいと話しをふる。
「お母さま、本当に心配いらないのですか?これで大丈夫なんでしょうか」
とAさんの彼女。
「ああ、大丈夫大丈夫、もしだめだったら、死んでわびますわ」
その数日後、みるみるうちに回復したAさん。このことを反省し、いままで母親と距離をおいていたのだが、よく連絡をかわすようになり、除霊のイロハを教わるようになると、やがて大学をでたころには、立派な霊媒師になったそうだ。
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「あんた何してんの!!」
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「このバカ!!」
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