ようこそ幼い嫁候補たち ①

龍之介21時

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少女たちとの出会い

サーシャの白馬の王子様

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【アルバート家】
街でカルーアに強引にKissをされて、散々照れ隠しを聞かされながら、ようやく我が家に帰って来た

「いいかい兄さん、さっきの事は……ぜー~ーったい内緒だからね!」

家に帰ると……サーシャがアリスを観てくれていた
かなり落ち着いてきてるらしかったが、せっかく街に出て買ってきたので、気付け薬と回復薬とハーブを混ぜて飲み薬を調合しようとした

「そういうのは得意だから任せてよ」

カルーアが調合に立候補してくれた…言うだけあって丁寧かつ素早く、調合を進めていく
それどころか本来は、それ以外の物は入れないのだが甘い系の果物の実をすり潰し、お子様舌のアリスにも飲みやすい様に工夫されている

そうして出来た薬を果実ジュースで、アリスに飲ませてあげていた
意外なカルーアの姿に俺もサーシャも感心していた


【午後のキッチン】
起きてきたアリスも含めて4人で食事を始めた

「カルーア、助かったわぁ。さすが私の妹ね!でもぉ、どこで調合を覚えたのぉ?」

「えーと…そう!孤児院で世話になってる時に、詳しい人から教わったんだよ」

「へー、そうなんだぁ。私の居た孤児院では、そういう授業無かったからぁ…でもぉ、身についてて凄いわねぇ!」

アリスはカルーアの調合技術を素直に褒めているが、カルーアの様子は少し変な感じだ

「姉さん達は孤児院だったのですね……ソレは羨ましいですわ」

3人とも父親のパーティの仲間に、それぞれ育てられていたから、養子にしてもらう前は孤児院に居たと言う事かな?しかし、サーシャの言い方は…

「なんだい、サーシャは孤児院じゃなかったのかい?」

「………私は奴隷商人の所に居た時に、義父に買われましたの…」

その言葉に驚いた2人の姉
(しかし、あくまで予想だが…最近の治安の悪さから想定すると、奴隷と言う事はつまり…)

「お兄さまは気付かれた様ですね……そうです、性奴隷ですの…」

そう言うとサーシャは立ち上がった。そして上着を脱ぎ、俺の膝の上に座り俺の目の前に顔を近付けた
そして身体を擦り付けてきて、その小さく柔らかい指で俺の顔をなぞりながら、未成熟な下半身を俺の腰に擦りつけている

「ちょっとサーシャ、何してるのぉ!」

「そうだよ、兄さんには、そんな事をする必要は無いよ、やめるんだ!」

予想外の出来事に困惑するアリスとカルーア
しかし俺は、今回のサーシャの告白で、この前、俺の布団でのサーシャの行動を理解した

「父親から聞いていたけど、俺の父親と3人の親は3年前にパーティを組んだ
その1年後くらいに、父親以外の3人が資金に余裕が出来たから養子を持とう……と言う話になったとか…」

「そうだね、わたしも…たぶんアリス姉さんとサーシャも2年前に養子でもらわれた筈だよね」

「でもぉ、サーシャが奴隷として売られていたって、どういう事なのぉ?」

どうやらアリスとカルーアの親は孤児院に、孤児を引き取りに行ったようだが…サーシャの義父は奴隷市場に行ったみたいだ

「私が9歳まで育った小さな村は突然、戦争の敗残兵達に襲われましたの…村では略奪が行われ、金品を奪われ、大人達は殺され、女子供は連れ去られましたの…」

サーシャから話される内容は、あまりに予想外過ぎて俺たちは無言で聞くだけだった


「そして私と数人の子供は奴隷として、敗残兵達に連れて行かれたの…
ところで、姉さん達は白馬の王子様って聞いた事ありますか?そう…ピンチに現れ命懸けで助けてくれると言う人
私たちを連れた敗残兵達は、移動しながら私たちを売る旅をしていたわ
でも、ある日…敗残兵達はモンスターの群れに襲われて、敗残兵も奴隷の子も何人か死んだわ
私は若い敗残兵の1人に守られて、モンスター達から逃げ切ったの
そうなの、私のピンチを助けたのは奴隷商人に成り果てた、敗残兵だったの」

俺はあらかた予想が付いた
9歳まで生まれた村で普通に育っていたサーシャは、戦争絡みで村を失ってから、地獄の苦しみを味わって来たのだろう

「サーシャの義父はかなり荒い戦いをする人で困ったものだと、父親から聞いた事がある
サーシャの義父は孤児院でなく、性奴隷を買いに行ったんだな」

「その通りです、お兄さま……でも、義父の好みの女性は居なくて、ソコに居たのは幼い私たちでした。ソコで義父は、回復魔法を使える私を買い取ってくれたのですの」

「でもでもぉ、養子になったのなら、性行為?ってのはしなかったんでしょ?じゃあ、お兄ちゃんにもしなくて良いんじゃ…」

アリスの考えの中には、義父とは言え小さな少女に性的に手を出す事は有り得ない前提で話をしている

「けど、サーシャは義父に性的な奉公を…してたんだね…」

カルーアは最悪の予想をして、サーシャに質問を投げかけた
サーシャは静かに首を縦に振った
息を飲む俺とカルーア。驚きで固まるアリス

「義父は最初のうちこそは娘として育てようとしてくれましたの…
けれど男性の性欲は…特に義父のソレは抑え難いようで…苦しむ義父を可哀想に思ってしまい…私の方から誘ってしまいました
でも、実際に身体の中に義父のモノを受け入れてはいませんよ。あくまで手と口で奉公しました
私の小さい身体では、義父のモノは入りませんでしたから…」

話の途中でアリスは泣きながらサーシャを抱きしめた

「ごめんなさい、アタシ年上なのにサーシャの苦労を何も知らないで…ごめんなさい…」

カルーアもサーシャに抱きついた
俺はサーシャの頭を優しく撫でた

「うあぁぁぁん!」
 


サーシャは泣き崩れた!
長年溜めてきた悲しさのダムは決壊し、サーシャの両目からとめどなく涙が流れ続けた

その小さな身体で、耐え難い辛さと悲しみを受け止め続けていたけれど、この家に来てようやく、それ等から解放された
その安心から、初めてサーシャは素直な感情を吐き出したのだろう

その日俺たち4人は、ベッドではなく床に布団を合わせて敷き、4人が固まって寝ることにした
一日でも早くサーシャが救われる事を、俺たち3人は願いながら、いつの間にか眠りについていた



続く
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