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第1章 はじめてづくし編
蒼のギルドへ…… カナエ、ギルドが遠く感じる。
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お爺さんを見送り、カナエは貰ったプレートを確認した。
〔【ドラバーン家のエンブレムプレート】〕
王建8機族【竜機の紋章】
ナインアール王国を建国した【10機体】の竜を司る貴族。竜に認められし者が、守護騎士団の団長として赤竜騎士になる。
この【エンブレムプレート】があると、ナインアール王国の騎士団施設に通行許可がおりる。アルバと連絡が取れる。
(ひょっとして、お爺さんって…… 偉い人?)
お爺さんを呼びに来た騎士に一礼し、カナエは【蒼のギルド】を目指す。
(凄い…… ファンタジ~♪ 中世な街並みで馬車をひく大蜥蜴や、自分より大きいハンマーを担ぐドワーフ!! 弓矢を背負った美人さんは…… あっ、あの長い耳! エルフだ♪)
「おい…… そこのチビ猫! お前、プレイヤーだな。俺逹が仲間にしてやる。って、おい! 無視してんじゃね! お前だ、お前! そこの黒猫のチビ獣人!!」
(えっ、黒猫って…… 私の事?)
カナエがファンタジーな世界に圧倒され回りを見回していると、いきなり絡まれる。
その姿を見ると…… 世紀末ヒャッハーなチンピラ風のプレイヤーが数名。
(どうしよう……)
「ねぇ、あの子……」「ジジイ竜騎士と居た……」「ゴスロリ黒猫……」「(;´Д`)ハァハァ……」「ヒーラー?……」「イベント?……」
(何? ざわざわしてる…… なんか騒がしい?)
カナエは焦りながら回りを見ると……
(人混みが出来てる!? 何で? 囲まれた…… ヤバイ!?)
「ちょっと!その子は、わた「待ちたまえ!少女と幼女の保護は、ワレワレの使命!!よって、その黒猫幼女神は… ワレワレが」うるさい!黙れ!!わたくしの物よ!渡さないわ!」
ヒャッハー逹に向かって、巻き髪のお嬢様?と黒ローブ集団が抗議して、揉め始める。
(ヤバイな…… これ以上騒ぎになると、兵隊さんのお世話になるかも…… うん? あれは……)
カナエの目に…… 騒ぎで子どもがよろけるのが写る!
「危ない!」
カナエは、咄嗟に【浮遊】で滑り込む!
倒れる前に、なんとかキャッチ!
(ありがとうGMお姉さん師匠、練習のおかげです)
カナエは、スキルのLvが上がったおかげで、浮遊中の移動が可能に魔力操作で速度もアップしていた。
「大丈夫?」
カナエは、抱き抱えた子どもを降ろしながら…… 怪我してないか確認する。
(この子…… 白猫の獣人だ! 可愛い♪)
「こっち……」「えっ? あっ…… ちょっ!?」
カナエの言葉に頷き、そう言うと…… 獣人の子供がカナエの袖を掴み走り出す!?
浮遊状態のカナエは、獣人の白猫ちゃんに引きずられるかたちで(実際には、浮いてます)狭い路地に入る!
「「「待ち……!?」」」
背後から、怒号が聞こえたけど…… カナエは、それ処じゃない!!
(白猫ちゃん速すぎ! 見た目5~6歳の子なのに!?)
全力疾走中の獣人に引き摺られる街中は…… 普通のジェットコースターより恐い!!
(止めて! 塀の穴とか生け垣の合間とか…… 無理だから、ぎゃあ~!?)
カナエが必死に身を屈めていると…… 少し先に西部劇に、よく見るドア?の付いた建物が見えた。白猫ちゃんがカナエを連れて滑り込む!
「お帰り~シロ? 後ろの嬢ちゃんは、お客か?」
其処に居たのは…… 立派な髭のおじさん?ドワーフでした。
〔【ドラバーン家のエンブレムプレート】〕
王建8機族【竜機の紋章】
ナインアール王国を建国した【10機体】の竜を司る貴族。竜に認められし者が、守護騎士団の団長として赤竜騎士になる。
この【エンブレムプレート】があると、ナインアール王国の騎士団施設に通行許可がおりる。アルバと連絡が取れる。
(ひょっとして、お爺さんって…… 偉い人?)
お爺さんを呼びに来た騎士に一礼し、カナエは【蒼のギルド】を目指す。
(凄い…… ファンタジ~♪ 中世な街並みで馬車をひく大蜥蜴や、自分より大きいハンマーを担ぐドワーフ!! 弓矢を背負った美人さんは…… あっ、あの長い耳! エルフだ♪)
「おい…… そこのチビ猫! お前、プレイヤーだな。俺逹が仲間にしてやる。って、おい! 無視してんじゃね! お前だ、お前! そこの黒猫のチビ獣人!!」
(えっ、黒猫って…… 私の事?)
カナエがファンタジーな世界に圧倒され回りを見回していると、いきなり絡まれる。
その姿を見ると…… 世紀末ヒャッハーなチンピラ風のプレイヤーが数名。
(どうしよう……)
「ねぇ、あの子……」「ジジイ竜騎士と居た……」「ゴスロリ黒猫……」「(;´Д`)ハァハァ……」「ヒーラー?……」「イベント?……」
(何? ざわざわしてる…… なんか騒がしい?)
カナエは焦りながら回りを見ると……
(人混みが出来てる!? 何で? 囲まれた…… ヤバイ!?)
「ちょっと!その子は、わた「待ちたまえ!少女と幼女の保護は、ワレワレの使命!!よって、その黒猫幼女神は… ワレワレが」うるさい!黙れ!!わたくしの物よ!渡さないわ!」
ヒャッハー逹に向かって、巻き髪のお嬢様?と黒ローブ集団が抗議して、揉め始める。
(ヤバイな…… これ以上騒ぎになると、兵隊さんのお世話になるかも…… うん? あれは……)
カナエの目に…… 騒ぎで子どもがよろけるのが写る!
「危ない!」
カナエは、咄嗟に【浮遊】で滑り込む!
倒れる前に、なんとかキャッチ!
(ありがとうGMお姉さん師匠、練習のおかげです)
カナエは、スキルのLvが上がったおかげで、浮遊中の移動が可能に魔力操作で速度もアップしていた。
「大丈夫?」
カナエは、抱き抱えた子どもを降ろしながら…… 怪我してないか確認する。
(この子…… 白猫の獣人だ! 可愛い♪)
「こっち……」「えっ? あっ…… ちょっ!?」
カナエの言葉に頷き、そう言うと…… 獣人の子供がカナエの袖を掴み走り出す!?
浮遊状態のカナエは、獣人の白猫ちゃんに引きずられるかたちで(実際には、浮いてます)狭い路地に入る!
「「「待ち……!?」」」
背後から、怒号が聞こえたけど…… カナエは、それ処じゃない!!
(白猫ちゃん速すぎ! 見た目5~6歳の子なのに!?)
全力疾走中の獣人に引き摺られる街中は…… 普通のジェットコースターより恐い!!
(止めて! 塀の穴とか生け垣の合間とか…… 無理だから、ぎゃあ~!?)
カナエが必死に身を屈めていると…… 少し先に西部劇に、よく見るドア?の付いた建物が見えた。白猫ちゃんがカナエを連れて滑り込む!
「お帰り~シロ? 後ろの嬢ちゃんは、お客か?」
其処に居たのは…… 立派な髭のおじさん?ドワーフでした。
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