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第3章 カナエ(魔王)のクラン?編

秘密クラブの影のオーナー 〇〇〇ゲット?

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とりあえず、土下座中の元オーナーに話を聞く事に……

元オーナーが言うには…… 此処は、元々は普通の宿屋だったらしく。

メイドのいる宿屋になったのは、亡くなった奥さんが元貴族のメイドで、接客にメイド教育を取り入れたのが始まりだそうです。

それ以来…… 身寄りの無い孤児や奴隷を積極的に引き取り、メイドとして教育しては身請け先を捜す日々を送っていたらしく。

この宿屋は、いつもメイド達とメイド見習い達がいる評判の宿屋になって、いつもの様に続くと思っていたら…… 急に奥さんが亡くなわれて、しばらく経ったら、メイド達とメイド見習い達が行方不明に。

急に人手が減って、宿屋を続けていけなくなった元オーナーは、宿屋を売る事にしました…… けど、行方不明のメイド達が気になり、気付いたら宿屋に来ていたんだって。

そこで、偶然に有名なデンライ君達を見つけて、捜索依頼を頼みに来たらしいよ。

「どうする? 捜してみます?」

「「「「「「う~ん……」」」」」」

リンちゃん達は、捜したいみたい。

ジノさん達は、リンちゃん達に任せる事にしたみたいだね。

「じゃあ、班分けします~♪」

メイドさん達の捜索の為に、クランメンバーを班分けしました。

エン班…… 引率のジノさん、エン君とシュウ君、ラズリちゃんで捜索1班。

リン班…… 引率のデンライ君、リンちゃん、アンちゃんとユキちゃんで捜索2班。

イズナ班…… イズナちゃんとテッシンさんのカップルは、お留守の居残り班。

カナエ班…… 私、せっちゃんと眷属達の捜索3班。

レオン国王夫妻は、他にも行方不明が居ないか調べる為に城へ戻りました。

「捜索対象は…… メイド4人と見習い5人に引き取ったばかりの奴隷の少女。見つけたりしたら、コールする事! いいね?」

「「「「「「は~い!」」」」」」

「行こうか、せっちゃん」

「はい♪ カナエ様」

ちょっと嬉しそうなせっちゃんと共に、王都を歩く……

王都を歩くのも久し振り、【はうりんぐ】と【はく&こく】を手に入れた時以来かな? 魔導具屋の人達は…… 元気かな……

「カナ姉さん、メイドさんの居場所がわかったみたいです!」

メイドさんを捜して住宅エリアを歩く私に、リンちゃんからコールが届き、リンちゃん達の元へ急ぐ!

其処は…… 歓楽街でした。

「ここです! このお店です!」

「此処って…… 大人のお店じゃ…… ないの?」

ジノさん達と相談して、デンライ君とリンちゃん達、ラズリちゃんは外で見張りを、私達とジノさんで突入です!

「それじゃ…… 行くぞ!」

「「はい!」」

地下にある秘密クラブへ突入する!?

「こ、これは……」

其処には…… 人形の様に左右に分かれて立つメイドと見習い達…… その中央の椅子に座る鎖を持つ見習いと、その鎖に繋がる首輪をした少女!? その少女の姿に…… 私は驚いた!

ゆるふわなカールのロングヘアーのユキちゃんより小さな少女の姿は…… 真っ赤な革のセクシーなレオタード? 服の中央を縦に大きなジッパーがある…… とりあえず、神眼発動!

【神獣(夢見羊)ハーフLv1(状態 呪)】

(神獣ハーフ!? 呪いのかかってるけど、奴隷の子はこの子か…… じゃあ、鎖を持つ見習いは……)

【人類種(淫魔)Lv60 メイド見習い(ナイトメアデーモン)Lv45】

(またか……)

魔導具屋の時と同じ…… 人に化けた悪魔だ。

「お客さま…… 当店は、まだ開店していませんが…… そちらの娘の買い取りでしょうか?」

「この店は…… 見習いが仕切るのか? 悪魔さんよ」

「チッ、もうバレた…… 宿屋のババアが邪魔さえしなければ、もっとスムーズに魂を入れ換えたメイド達を、王都にばら蒔けたのに!」

「じゃあ、冒険屋の地下は?」

「私が用意したのさ。メイド達の魂を淫魔に換える為に…… それをあのババアが気付いて、邪魔しやがった!」

「オーナーの奥さんが亡くなったのは……」

「私の呪いさ~♪ 病気に見せかけて呪い殺したの。折角新たに用意した隠れ家なのに…… 魂を入れ換える前に…… また、邪魔されるとは…… お前達の魂も入れ換えてやる!殺れお前達!!」

淫魔がメイド達に命令、操られてるのかな?メイド達が私達に襲いかかる!

「ジノさん!せっちゃん! 動きを止めます。保護をお願い」

マルチロックオンで、メイド達にスタン弾を射つ!

「メイドの保護完了!」

「こちらも、保護しました」

気絶したメイド達と見習い達を抱えて、ジノさんとせっちゃんが私に報告する。

「チッ、ならば! これを食らえ!」

淫魔が王冠を取り出してかぶると、ジノさんとせっちゃんが何かに耐える様に身構える?

「どうだ? 苦しかろう?【女王の威圧】の前では、平民は平伏すもの。いつまで、耐えられるかな?」

どうやら、王冠のスキルみたいだね…… 神獣ハーフの子でブーストしてるのかな? 鎖から淫魔に力が流れている!

「さあ、平伏せ! その魂を私に捧げよ……!? な、何故! 平然と立ってられる? 貴様は、なんだ!」

Lv差か?魔王ジョブのせいか? スキルの効かない私に、淫魔が焦ってる。

「私が知るか。バイバイ」

空間魔法で、淫魔の後頭部に聖属性の魔弾の撃ち込む!

「●*§◇▽▼◆□#£」

声にならない声を上げながら、淫魔が消滅した。

後に残ったのは、王冠と鎖に繋がれた神獣ハーフの少女…… とりあえず、呪い解いて着替えさせるか?

ピコーン♪
〔シークレットクエスト《王国貴族の危機》を、クリアしました〕
ピコーン♪
〔クランメンバーが条件を満たしました。クランハウスで、ナインアール王国の【緑人NPC】を雇う事ができる様になりました〕
ピコーン♪
〔プライベートエリアで、ナインアール王国の【緑人NPC】を雇う事ができる様になりました〕
ピコーン♪
〔クランメンバーが条件を満たしました。【英雄王レオン】とクラン同盟を組む事ができる様になりました〕
ピコーン♪
〔魔王条件を満たしました。【英雄王レオン】と王同盟を組む事ができる様になりました〕

一気に条件を満たしたみたい。

驚きながら、みんなでクランハウスに戻ると…… レオン夫妻が待ってました。

「おかえり♪ さあ、同盟組もうか?」

レオンさんとクラン同盟と王同盟を組んだ後は、メイドさん達を元オーナーに会わせました。

「お前達、無事でしたか」

「旦那様!」×8

お互いの無事に、ほっとしたのか?しばらく嬉しそうに話した後に、元オーナーがメイドさん達に頭を下げた。

「すまん。みんな無事に戻ってくれたのに、店を守れなかった」

そうか! メイドさん達、ここの従業員だったんだよね?

元オーナーとメイドさん達が、これからの事を話し始めたので… 私は、リンちゃん達に提案する。

「みんな、お店やりたいんだよね?」

「? やりたいです」

「やりたい!」

「どうぶつカフェ……」

「店は、「女子に任せる」」

「じゃあさぁ、元オーナーさんとメイドさん達、店員として雇わない?」

「店員さん?ですか?」

「とりあえず、元の宿屋は直ぐに、できるんじゃない?」

「「「「「「!?」」」」」」

「みんな…… メイドさん確保!」

「「「「「「はい!」」」」」」

その後、クランメンバーがみんな賛成したので、雇う事にしました。

メイドさんゲット♪

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