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第6章 魔王の新世界放浪記?編

お化け屋敷ダンジョン ダンジョンボス 刀之家八代目当主 トウノカミマサ

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飛び回る刀の次は…… 縄でした……

「その手の攻めは、アグラだけで十分だよ!」

「この~!」

「…… しつこい!」

触手の様に蠢く縄を、スーノとルーノも人化して切り払う! 私も風の魔弾で切り裂く!

「カナエ様、ありました!」

御札は日本人形の背中にありました…… しかも…… 100体ぶん。

「次は…… 庭ですか?」

「転倒死だったよね…… 転倒死って何だろう?」

庭は…… 落武者がいっぱいでした。

「カナエ様! どこにも御札がありません!」

スーノとルーノ、はうりんぐでも手が足りず、ヴァルキリーゴーレム達も召喚! みんなで落武者を足止め中……

「せっちゃん! あの落武者二人! 鎧に家紋がある!!」

「!?」

せっちゃんの鋭い突きを、家紋付きの落武者が弾いた! この二人強いかも……

「ゴルとジル、お願い!」

他の落武者をヴァルキリーゴーレム達に任せて、せっちゃんの加勢に入る。

「くっ! 相も変わらず、刀が物理防御不能!? ずるい!」

「攻撃で相殺するしかないです!」

「なら…… こうだ!」

魔弾を連射! 刀を釘付けにする。

「今だよ! せっちゃん!」

「はい!」

せっちゃんが家紋付きを串刺しに! 落武者達が消える……

「モンスター? 中ボスだったのかな?」

「次の鍛治場が…… ボス部屋ですか?」

「八代目ご当主様に…… 会いに行こうか」

離れに、大きめな小屋が見える…… 鍛治場だ。明かりが漏れてる……

鍛治場の引戸を開けると…… 真っ赤に燃える炉が見える……

「来たか…… 恐れを知らぬ愚か者共よ…… あの御方より遣わされた童を奪いに…… だが、渡さん! 童は…… わしの物だ!」

「きゃ!?」

「カナエ様!?」

見えない力で鍛治場に引き込まれる!?

(しまった! せっちゃんと分断された!)

「この刀之家…… 八代目当主…… 刀之神正とうのかみまさの刀にその血を吸わせるがいい!」

さっきまで、炉の前に誰も居なかったのに!? 鍛治士の姿で、男が刀を持って斬りかかって来た!

「あぶ!? あつ! ひ、火が!?」

ボスの神正の姿は…… 返り血か? 真っ赤な液体が滴り、刀を伝う…… 刀から滴り落ちる液体から火が!? 血が…… 燃える!?

「キッエィ~!」

「あぅぅ!」

魔弾で刀を弾く! 刀から血が飛び散る!? 火傷の追加ダメージ! 相変わらず物理防御不能で血?は…… 障壁無効みたいです。

(この刀…… 厄介だな……)

「巧く逃げたな…… では…… これでどうじゃ!」

「飛ぶ短刀と刀再び!?」

壁から、短刀と刀が飛んで来る!

「いつまで…… 逃げられるかな……」

「全て、撃ち落とす!」

マルチロックオン&弾道操作と魔弾連射で、短刀と刀を撃ち落としながら…… 神正が距離を取る。

「やりおるわ…… ならば! こっちはどうじゃ?」

「次は、縄触手と落武者軍!?」

「その幼い体を逆さ釣りにして、試し切りに使ってやろう…… もっとも、幼すぎて…… 詰まらんがの」

プチン!「…… 限界突破…… 眷属召喚!」

「あらん? 主様、主様のダンジョンの外じゃないの? いいのかしら?」

「即殺するよ…… 憑依合体アグラバージョン! 【嬢王の威圧】」

「なんとゆう威圧!? その姿…… 貴様はいったい……」

「言う必要は…… 無い……【ダンジョンモンスター召喚】…… 来て、デュメ」

メデューサのデュメを召喚! デュメの姿がメデューサに変わり、一睨みで落武者達が石像化……

「誰が…… 誰を…… 逆さ釣りにするって? 私も得意だよ…… 捕縛は!」

「な!? は、放せ! やめろ! 来るな! ぎゃあぁぁぁ!!!」

此処で私は限界突破に憑依合体で限界に…… 私はダウンしたけど、アグラがボスを倒しました。

アグラの持つ拷問器具…… 日本の物でアグラが一通り拷問したみたいです。

「はい、これね♪ また呼んでね? 主様❤」

「主様、失礼します」

ダウンから復帰した私に、ボスドロップを渡して、アグラ達は…… 拷問器具と戻りました。

「カナエ様! 無事…… ですね…… この惨状は、いったい?」

「アグラ、呼んだからかな?」

落武者の石像軍と千切れた縄、砕けた刀と短刀達……

ちなみに、ボスドロップは…… あの刀でした。

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