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第7章 イベントクエスト編 

オロチキュウビと最終決戦!! 花魁が刀を片手に邪神機(クエストボス)退治!?

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『妖怪の力だと…… 尾を一本切り落としたくらいで…… いい気になるなよ! 直ぐに再生!? ……何故だ? 何故に、再生し無い!?』

「さあ~…… なんででしょうね!」

『くっ! 調子に乗るな!!』

刀でさらに斬りかかる私に、オロチキュウビが残った口で、さまざまな属性攻撃の息ブレスを吐きながら後退する。

「あら、残念…… スーノ、ルーノお願い」

「「はい!」」

スーノとルーノが人化して、私に吐かれた息ブレスをフィールドでガード!

「主さまは、私達が守る!」

「この程度のブレスなど…… 通しません!」

スーノとルーノが盾をかまえて、フィールドで息ブレスを完全無効化した。

「ブレスには…… ブレスで対抗しょうかな? はく、こく、出番だよ!」

『『キュアァァァ♪』』

機龍化して、30センチくらいの翼龍になった。【はく】と【こく】が…… 私の回りに浮遊してる…… これは!

「二人とも! 攻撃をお願い!」

『『ギュア!』』

頷く二人(匹?)に指示を出す……

「行け~! ファ○ネ○!」

『『ギュアァァァ!!!』』

二人(匹?)がドラゴンブレスを吐きながら、オロチキュウビに突っ込んで行く…… ドラゴンブレスはレーザーキャノンでした!?

「……○ァン○ルより…… ○ァン○の方がよかったかな? それじゃ、さらに【刀剣召喚】!」

ドラゴンブレスを吐きながら、テッシン君と鬼人の刀匠が鍛えた爪や翼、尾のブレードでオロチキュウビを切り裂く!!

はくとこくが攻撃してる間に、巴のスキル【刀剣召喚】で、お化け屋敷ダンジョンにいた。あの刀達を一斉召喚!!

【さまよう刀Lv30~Lv60】
【さまよう短刀Lv25~Lv55】

「ソー○ビッ○? 行くよ、あたれ~!!」

私の合図で、刀達がオロチキュウビ目掛け…… 翔ぶ!

『刀を投げるとは血迷っ……!?』

100を超える刃が… オロチキュウビの回りを回転しながら飛び回り斬り付ける!!

『な、なんだ! なんなんだ!? 刀が追ってくるだと!?』

「スゲェ~…… あの邪神機が一方的にやられてるぞ!」

「今の内に回復と補給を急げ!」

「あの刀……! モンスターか!?」

「なんで? オロチの頭が治んないんだ!?」

『ギヤシャァァァァァ!!!』

オロチの頭が斬られた尾の斬り口を、別のオロチが噛み付く! 斬り口を噛み切った!? 噛み切られた尾が再生し始める!

『斬り口が再生しないならば、斬り口を切り離せばいい事だ!』

「まずい! オロチが復活した!」

「来るぞ! 構えろ!」

『ギヤシャァ「テディ副司令、主砲発射!」!?』

力をためてブレスを吐く瞬間…… ビックリボルバーサーモンで狙い撃ち!? オロチキュウビの狐部分が半分爆砕!!!

瞬時に狐部分の再生を開始した。オロチキュウビのオロチ尾を【聖魔刀 巴鬼桜】で斬り飛ばす!!

憑依合体した時に、巴が刀の【聖魔刀 巴鬼桜】に変化しました。私の姿は…… 髪型は巴の花魁姿で…… 夜叉の褌装備です。見えないけどね!

【聖魔刀 巴鬼桜】は…… 憑依合体で、巴のスキルを私に…… ステータスのほとんどを刀に振ったうえに、相手の状態異常の発生率を大幅にアップ! オロチキュウビが再生しない理由は…… 相手の欠損状態の発生率がほぼ100%のせいです。

しかも…… 呪いが反転しているので、斬り付けた相手から生命力を吸収する事ができ、耐久値が回復するから…… スキル【全力全開】が使い放題です。

『き、貴様ぁぁぁ!!!』

最後のオロチの首を切り落としたところで、狐部分が復活して私を睨んでます。

「魔神のわりには…… 邪神機だけ? ロデスの方が厄介かも?」

『ロデス!? ロデスだと…… 貴様ぁ!! ロデスをどうした?』

「え~っと…… 倒した(私以外が)」

『き、貴様! 長年に渡る俺達の計画を! 許さんぞぉぉぉ!!』

ロデスの関係者か? アレみたいな…… ろくでなしかな?

『くっ、ロデスの奴め! あの方達を復活させる計画を果たさずに消えるとは……』

あの方達? 誰だろう? 邪神かな?

『計画を大幅に修正しなくては…… だが、その前に…… 貴様! 貴様だけは、絶対に殺してやる!!』

狐の顔がブレスで、尾の斬り口を焼き斬る!? 傷口の再生速度が上がった! 瞬時に尾のオロチが復活!!!

『貴様だけは…… 念入りになぶり殺して殺る!!!』

オロチキュウビが…… 10の口でブレスを吐きながら突っ込んで来る……

私は…… 巴鬼桜を上段に構えて、オロチキュウビの狐顔に全力全開で…… 一閃!!!

オロチキュウビは…… 縦にまっ二つになりました。

『ぐっ、あっ…… ま、まだ…… だ! まだ…… 終わらん!』

尾のオロチが暴れて、狐部分の斬り口にブレスを吐こうとしたが!?

「今だ! オロチの頭を潰せ!」

「炸裂弾の用意! オロチの口に撃ち込め!」

「一匹残らず、ぶっ殺せ!」

蒼人プレイヤー達が、再攻撃を開始!!

私も、再生する瞬間を斬り付ける! その攻防を繰り返す事…… 数十分後……

「チィ…… おのれ蒼人達め…… この怨み…… 覚えて!?」

オロチキュウビの尾から、年老いた鬼神の姿の玄黯が逃げようとしたので……

「往生際が悪いよ…… おのが罪の業火に魂を焼かれなさい」

刀剣になった巴で袈裟斬りにすると…… 切り口から黒炎が上がり、玄黯の身体を塵も無く焼き尽くした。

『グオォォォォ……』

オロチキュウビが…… 雄叫びを上げた後、石になって崩れ始める……

ピコーン♪
『【イベントクエスト《古いにしえの脅威》】をクリアしました』

やっと…… 終わった…… 長かった…… 憑依合体と限界突破を解除……

この時…… 私は…… 油断していた……

『ミツケタヨ……【御姉様】♪』

足下から湧き出した液体に襲われて……

私は、意識を失った。

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