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第8章 現実と新世界と…編

その名も… 【すーぱーマナ・あさると】!!

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「「【くまがっしん】!」」

『『きーわーど、かくにん! がっしんふぉーめーしょん!』』

くまタンDとレンダAから、メタルなギターソロが流れ出す! 合身のテーマ曲だ! 16匹の【こくまタン】と【チビレンダ】がリンとマナを囲んで、特殊バリアフィールドで包む。

『『え(でぃ)~だっしゅ!』』

バリアフィールドを攻撃してくる! 石像ゴーレム達に、レンダAとくまタンDが体当たりでぶっ飛ばし!

レンダAとくまタンDがパーツごとに、分離変形しながらマナちゃんとリンちゃんの回りを飛び回る!

レンダAとくまタンDの変形したパーツが、マナとリンの体に装着される…… マナの胸部にレンダAの大きな顔が装着されて、リンの胸部にくまタンDの大きな顔が装着された!

最後にマナの頭にはレンダが、リンの頭にはくまタンが抱き付くと!? 背中からは、天使の様な翼が現れて…… ロックでメタルなテーマ曲が終わる。

「『【すーぱーマナ・あさると】!(効果音!)うちます!『レンダきゃのん』」

「『【すーぱーリン・でぃふぇんだー】!』(効果音!) わたしも! 『ぶーすと、くまなっこぉ~♪』」

【すーぱーマナ・あさると】が背面から可動式の砲身が腰部に移動して、石像ゴーレム達に砲撃を開始! 石像ゴーレム達が吹き飛ぶ!?

【すーぱーリン・でぃふぇんだー】が放つ! マルチウェポンの【くまタンぱんち】が、石像ゴーレム達目掛けて…… 飛ぶ! ロケットパンチだ!

食らった石像ゴーレム達が倒れると!? マナとリンの胸のレンダAとくまタンDの顔から、カナエの声が流れ出す。

『『説明しよ~♪ レンダAとくまタンDは、マナちゃん、リンちゃんがピンチの時! キーワードで、マナちゃん、リンちゃんを守る【インテリジェンスアーマーウェポン】に分離変形して、合身する!のだ♪』』

「す、すご!?」

「リンちゃんとマナちゃんは、変身ヒロインだったですね……」

ボスモンスターの石像ゴーレム達を圧倒するマナちゃんとリンちゃんの姿に、驚き動きが止まるエルとアーデ。

「エルさん、アーデさんも攻撃してください!」

「「は、はい!」」

「リンちゃん、わたしたちでボスを止めるよ」

「わかったよ! こっちはまかせて♪」

レンダAとくまタンDと合身して【すーぱー化】したマナとリンが…… 石像ゴーレム達の動きを牽制して止める!

「いまです!」

「エルさん、アーデさん、攻撃して!」

リンとマナの合図で、エルとアーデが安全圏から攻撃を開始! 石像ゴーレム達が反撃を試みるが、【すーぱー化】したリンとマナが制圧する。

「そろそろ終わりかな?」

「石像ゴーレム達もボロボロですね……」

「いくよ! マナちゃん♪」

「はい!」

「「『『ダブルくま・ノヴァ〰〰!!』』」」

リンとマナのかけ声に合わせて、二人の胸部のレンダAとくまタンDの目が光ると!? 目から光線が石像ゴーレム達向かって飛ぶ!

ドッゴ〰ン!!!

必殺光線を受けた石像ゴーレム達は…… 跡形も無く吹き飛んだ!!

「ボス戦終了?」

「そうですかね…… あっ! 武器が落ちてます。ドロップですかね?」

ボスモンスターの石像ゴーレム達が吹き飛んだ後、石像ゴーレム達が使っていた武器が現れた。

「あっちの宝剣より性能が良いんだけど……」

「全部、スキル付きの魔武器系ですね。種類も多いですし……」

「わたしたちは装備いらないので、エルさんとアーデさんで分けて下さい」

「リンちゃんとマナちゃんの装備は、オーダーメイドみたいだもんね? アーデさんは何れが良い? 私は魔槍が欲しいですけど」

「私はガンドレットと細剣系が欲しいですね」

「ガンドレット?」

「え~と…… 説明すると防具の籠手の事ですかね」

「防具? 武器じゃないの?」

「ボクシングのグローブみたいな物かな…… 格闘スキル系と相性が良いから、けっこう人気な攻防一体の装備品だよ」

「そうなんだ。ドロップにあったの?」

「格闘タイプがいたみたいで、ドロップしてますね」

「ガンドレットは種族特性の相性でしょう? 細剣は?」

「カナエさんの【吸血鬼】のイメージだと、細剣だそうです」

「細剣で戦う【吸血鬼】か……」

「細剣を投げる【吸血鬼】だそうです」

「うん? 投げるの?」

「はい、細剣やナイフを投げるイメージがあるみたいですね」

「何の【吸血鬼】キャラだか解らないけど…… 盾と剣もサブ武器にもらって良い?」

「良いですよ。盾も種類がありますね…… 何れにします?」

「腕に固定するタイプが良いかな? 槍の時も使えそうなヤツ」

「小手タイプの小盾ですかね…… あっ! ちょうど良いのがありました!」

「あっ、本当! やった♪ 剣も見つけたよ♪」

エルとアーデが武器を装備し直して、動作を確認する。

「良い感じだね。アーデは、どう?」

「このガンドレット良いです! 細剣は投げるには、勿体無いですけど……」

「細剣はサブにして、投げナイフ買ったら?」

「そうします……」

「さってと…… 武器も新調したし、【扉】の先に行きますか?」

「石像ゴーレム達が…… 中ボスって事は無いですかね?」

「それは…… 行かないと分からないかな…… 準備は? O.K?」

「「「はい!」」」

「じゃあ…… 行くよ!」

エルが【扉】を開けると……

「アラ? いらっしゃい❤」

色とりどりの【人魚】達が出迎えてくれました。

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