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第10章 種を超えた妖精は夢と舞踊る編
小妖精月(フェアリームーン)開拓と奴隷の子供達は、今…
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「重力操作システムのみによる飛行実験は成功だね」
「はい、重力波操作による浮上、加速と減速に問題はありません」
私は今…… 小妖精月の空を雀型実験試験機神で、フェアリエと試験飛行中です♪
「このまま、植樹予定地の情況を見に行こう♪」
「了解です。マスター」
フェアリエの操作で雀型の試験機神が羽ばたくと…… 加速した!
ジェットエンジンやプロペラ機の様な動力では無い重力操作での飛行は…… 本物の鳥類の飛行の様な静けさがあるね。
「マスター、もうすぐ植樹予定地上空です」
「え~っと…… 予定通りに森の中の湖が出来てるね。もうひとつも同じ様なら、精霊樹と妖精樹の苗木を植樹しようか?」
「了解しました。マスター、地上整備班に連絡します」
創星結晶で、小妖精月の環境を設定後……
私は、大気が安定するのを待って、スパイダー部隊を投下しました。
スパイダー部隊に植物の世話と植樹予定地の整備を任せて、私は創星結晶で、フェアリーガーデンの離発着可能な地形作りを開始。
大気が安定して水分の蒸発が落ち着いたので、地表の一部を取り除き下層の海を地表に出しました。
後は…… 地表の山々の中に最下層と繋がる特殊場所を作り、世界樹の苗木を其処に植えてから、さらに地表に深い樹海を二つ用意しました。
その中の湖の真ん中に島を作り、精霊樹の苗木と妖精樹の苗木をそれぞれの島に植樹すると……
「一気に環境が変わったね…… 不思議と私の力が上がるみたいな?」
「それは、この星がカナエの神域だからじゃ」
振り返ると…… 最高神達と妖精神と精霊神がいました。
「あれ? 最高神様達…… どうして小妖精月に?」
「本来ならば…… 一柱の神では足りぬ属性や要素があるのでな……」
「だから…… 手助けに来たのだけれどねぇ……」
「見事な星になってるじゃねか?」
「心地良い風が吹くね…… ボクは気に入ったよ♪」
「進化の時に、みんなで競いながら力を注いだ影響かしら?」
「うむ、一柱で創星結晶を生み出すに足る力…… やはり、混沌神は我等の力が混ざり合った結果か」
「元の妖精族から混沌だったから…… 私達の力が上手く混ざり合ったのね」
「世界樹は元よりも、精霊樹と妖精樹が根付いてるならば、より自然豊かな星になるだろうな」
小妖精月の環境を確認した最高神様達と妖精神様、精霊神様は、満足そうにした後……
「また、遊びに来るわね♪」
と、帰って行きました。
・
・
・
「フェアリーガーデンの発着場は…… これでO.Kかな?」
世界樹の苗木を植樹した山々から、大きな大河を作り海との合流地点にナイアガラの様な感じの巨大な滝を作った。
その滝に空中城塞モードのフェアリーガーデンを接岸させると…… 滝の中から隠されたアームが現れてフェアリーガーデンを固定した。
「正常に固定されました。アームに問題はありません」
「じゃあ…… 通常時は、フェアリーガーデンを此処に設置するね」
「わかりました。主さま」
「後は…… 下層階に地下都市と地表にも都市部の製作だね」
「エミリー、エナ姉妹が都市部製作用の機体を製作していますよ」
「そうなの? 私も製作に回って良い?」
「はい、後の確認作業はわたしとメインシステムが引き継ぎます。主さまは、ご自由になさって下さいませ」
「じゃあ、お願いね」
細部の確認をロッテ達に任せて、私は製作プラントに向かいました。
「あっ! カミさまだ!」
「カミさまがキタ!」
「主、どうした?」
奴隷だった子供達とエミリーが、バギーの様な車体を組み立ていました。
「小妖精月にフェアリーガーデンの設置が完了したから、都市開発の為の機体を作ろうかと…… で、そのバギーは何?」
「かみさま♪」
「うっ!?」
エミリーと話していると、お腹に衝撃が!? 盗賊団の設計士の奴隷だった1番小さい子が…… 全力で私に飛び付いた様だ。
「あ…… あぶないから、急な飛び付きはやめてね?」
「あぃ♪」
抱き付いたまま…… 私に顔を埋めて返事をする設計士幼児の頭を撫でながら、エミリー達を見る。
「主、そのちびっこ。中々凄いぞ」
「どう言う事?」
「こう言う事ですよ。主様」
「エナ…… その機体は?」
エナがコックピット剥き出しの作業用機神で現れた!?
「そのちびっこが設計して、子供等が組んだ作業用機神だ。さらに……「変形機構があるね…… そのバギーに変形するのかな?」…… 流石だな。主」
「かみさま! すごい!」
「みただけでわかるの?」
「見た目よりも馬力があるので、後ろに荷車を繋いで資材の運搬も可能です。後は…… 剥き出しのコックピット回りを補強すれば、都市部の開発に使えますね」
「子供達だけで設計から組み立てもしたの? 凄い! やっぱり…… ドワーフなのかな?」
「ちがうよ。かみさま、わたちたち【かおすぞく】だよ♪」
「へぇ…… 種族が解ったの?」
「ちがうよ」
「ボクたち、さっきなったの」
さっきなった? どう言う事? とりあえず、私に抱き付いたままの設計士幼児を鑑定して見ると……
〔【名】名無しの元奴隷幼女【種族】混沌族【ジョブ】機神技士【称号】創星の混沌神の巫女〕
混沌族に…… 混沌神の巫女!? これは…… どう言う状態?
【混沌族】…… 多種族のハーフなどが、新たな神【混沌神】を信仰し加護を受けて【特殊進化】した種族。新たに生まれた種族の為…… その特性は不明。
新たな種族…… 奴隷だった子供達は特殊な進化をした様です。
「かみさま♪ みて」
「えっ…… !?」
私に抱き付いていた幼女が体を震わすと…… ネコミミとシッポに妖精の羽が生えました!?
「私と同じ……」
「うん♪ おなじだよ♪」
私と同じ様な姿になった幼女が…… 浮かびながら嬉しそうに頷きました。
「はい、重力波操作による浮上、加速と減速に問題はありません」
私は今…… 小妖精月の空を雀型実験試験機神で、フェアリエと試験飛行中です♪
「このまま、植樹予定地の情況を見に行こう♪」
「了解です。マスター」
フェアリエの操作で雀型の試験機神が羽ばたくと…… 加速した!
ジェットエンジンやプロペラ機の様な動力では無い重力操作での飛行は…… 本物の鳥類の飛行の様な静けさがあるね。
「マスター、もうすぐ植樹予定地上空です」
「え~っと…… 予定通りに森の中の湖が出来てるね。もうひとつも同じ様なら、精霊樹と妖精樹の苗木を植樹しようか?」
「了解しました。マスター、地上整備班に連絡します」
創星結晶で、小妖精月の環境を設定後……
私は、大気が安定するのを待って、スパイダー部隊を投下しました。
スパイダー部隊に植物の世話と植樹予定地の整備を任せて、私は創星結晶で、フェアリーガーデンの離発着可能な地形作りを開始。
大気が安定して水分の蒸発が落ち着いたので、地表の一部を取り除き下層の海を地表に出しました。
後は…… 地表の山々の中に最下層と繋がる特殊場所を作り、世界樹の苗木を其処に植えてから、さらに地表に深い樹海を二つ用意しました。
その中の湖の真ん中に島を作り、精霊樹の苗木と妖精樹の苗木をそれぞれの島に植樹すると……
「一気に環境が変わったね…… 不思議と私の力が上がるみたいな?」
「それは、この星がカナエの神域だからじゃ」
振り返ると…… 最高神達と妖精神と精霊神がいました。
「あれ? 最高神様達…… どうして小妖精月に?」
「本来ならば…… 一柱の神では足りぬ属性や要素があるのでな……」
「だから…… 手助けに来たのだけれどねぇ……」
「見事な星になってるじゃねか?」
「心地良い風が吹くね…… ボクは気に入ったよ♪」
「進化の時に、みんなで競いながら力を注いだ影響かしら?」
「うむ、一柱で創星結晶を生み出すに足る力…… やはり、混沌神は我等の力が混ざり合った結果か」
「元の妖精族から混沌だったから…… 私達の力が上手く混ざり合ったのね」
「世界樹は元よりも、精霊樹と妖精樹が根付いてるならば、より自然豊かな星になるだろうな」
小妖精月の環境を確認した最高神様達と妖精神様、精霊神様は、満足そうにした後……
「また、遊びに来るわね♪」
と、帰って行きました。
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「フェアリーガーデンの発着場は…… これでO.Kかな?」
世界樹の苗木を植樹した山々から、大きな大河を作り海との合流地点にナイアガラの様な感じの巨大な滝を作った。
その滝に空中城塞モードのフェアリーガーデンを接岸させると…… 滝の中から隠されたアームが現れてフェアリーガーデンを固定した。
「正常に固定されました。アームに問題はありません」
「じゃあ…… 通常時は、フェアリーガーデンを此処に設置するね」
「わかりました。主さま」
「後は…… 下層階に地下都市と地表にも都市部の製作だね」
「エミリー、エナ姉妹が都市部製作用の機体を製作していますよ」
「そうなの? 私も製作に回って良い?」
「はい、後の確認作業はわたしとメインシステムが引き継ぎます。主さまは、ご自由になさって下さいませ」
「じゃあ、お願いね」
細部の確認をロッテ達に任せて、私は製作プラントに向かいました。
「あっ! カミさまだ!」
「カミさまがキタ!」
「主、どうした?」
奴隷だった子供達とエミリーが、バギーの様な車体を組み立ていました。
「小妖精月にフェアリーガーデンの設置が完了したから、都市開発の為の機体を作ろうかと…… で、そのバギーは何?」
「かみさま♪」
「うっ!?」
エミリーと話していると、お腹に衝撃が!? 盗賊団の設計士の奴隷だった1番小さい子が…… 全力で私に飛び付いた様だ。
「あ…… あぶないから、急な飛び付きはやめてね?」
「あぃ♪」
抱き付いたまま…… 私に顔を埋めて返事をする設計士幼児の頭を撫でながら、エミリー達を見る。
「主、そのちびっこ。中々凄いぞ」
「どう言う事?」
「こう言う事ですよ。主様」
「エナ…… その機体は?」
エナがコックピット剥き出しの作業用機神で現れた!?
「そのちびっこが設計して、子供等が組んだ作業用機神だ。さらに……「変形機構があるね…… そのバギーに変形するのかな?」…… 流石だな。主」
「かみさま! すごい!」
「みただけでわかるの?」
「見た目よりも馬力があるので、後ろに荷車を繋いで資材の運搬も可能です。後は…… 剥き出しのコックピット回りを補強すれば、都市部の開発に使えますね」
「子供達だけで設計から組み立てもしたの? 凄い! やっぱり…… ドワーフなのかな?」
「ちがうよ。かみさま、わたちたち【かおすぞく】だよ♪」
「へぇ…… 種族が解ったの?」
「ちがうよ」
「ボクたち、さっきなったの」
さっきなった? どう言う事? とりあえず、私に抱き付いたままの設計士幼児を鑑定して見ると……
〔【名】名無しの元奴隷幼女【種族】混沌族【ジョブ】機神技士【称号】創星の混沌神の巫女〕
混沌族に…… 混沌神の巫女!? これは…… どう言う状態?
【混沌族】…… 多種族のハーフなどが、新たな神【混沌神】を信仰し加護を受けて【特殊進化】した種族。新たに生まれた種族の為…… その特性は不明。
新たな種族…… 奴隷だった子供達は特殊な進化をした様です。
「かみさま♪ みて」
「えっ…… !?」
私に抱き付いていた幼女が体を震わすと…… ネコミミとシッポに妖精の羽が生えました!?
「私と同じ……」
「うん♪ おなじだよ♪」
私と同じ様な姿になった幼女が…… 浮かびながら嬉しそうに頷きました。
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