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第10章 種を超えた妖精は夢と舞踊る編
のんびり温泉… そして、デュエルゲートオープンで旗を上げてスタンドアップ!?
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~ 日ノ本 温泉旅館ぼうけん屋 大露天風呂 ~
かぽ~ん♪
「「「「「ふはぁ~……」」」」」
私は、お風呂が初めての混沌族の子供達をレイと一緒に身体の洗いかたから教えて、全員洗い終えた後……
自分の身体を洗いながら、初めての温泉につかる子供達の緩んだ顔を見ていた。
「カミさま! このみず、あったかいね。なんで?」
「カミさまカミさま! ひろいからおよいでいい?」
「温かいのは、火山が近いからマグマで湧水が温められてるからかな? ここは身体を洗って温める場所だから、泳いじゃダメだよ」
「「「「「はぁい~♪」」」」」
私も、身体に付いた泡を流して、温泉に入る……
「はぁ~…… いいお湯……」
お湯につかると…… 私の巫女になった子がちょっと深いのかな? 辛そうなので抱き寄せて、膝の上に乗せたら……
「カミさま、つるつるのぽっかぽっかでやわやわ♪」
「あぅん…… もう! くすぐったいからじっとしてね?」
「はぁい♪」
私の胸を枕にして、安定したのか? 気持ち良さそうに身体を伸ばしてる。
「マスター、子供達の体温が急上昇してます!」
「逆上せたのかな? みんな、上がるよ」
「「「「「ふぁ~い……」」」」」
・
・
・
温泉から上がって、まだ湯で上がってる子供達の身体を拭いて。
「着替えは…… 浴衣より甚平が良いかな?」
「そちらの方が…… 着やすそうですね」
汗が引いたのを確認してから、子供達に甚平を着せて広間に行ったら……
「こんにちは、カナエちゃん」
「麗華さん…… こんにちは、何か問題が?」
「そっちは、愛しの探偵さんに頼んでるんだけど…… カナエちゃんに頼みたいのは【コレ】なの」
「【コレ】…… トランプですか?」
「新世界を舞台にしたカードゲーム【NEWWORLD】…… そのデモデッキよ」
「カードゲームですか?」
「そう…… カードゲームよ♪ 子供達と試して見て」
「はぁ…… とりあえず…… やって見ますね……」
・
・
・
広間にテーブルを置いて、約50枚から60枚のカードで出来たデッキをセットすると……
「テーブルに絵が!?」
テーブルに新世界の地形を再現したマップが映し出された。
新世界カードゲーム【NEWWORLD】……
デッキ枚数が最低50枚からなるTCG。
人物やモンスターなどのキャラクターカード。
装備品に技や魔法、アイテムやトラップなどのアクションカード。
砦や町に城などのフィールドカード。
乗り物や機神、ボス級モンスターなどの特殊召喚のエクストラカードからなるカードゲーム。
基本ルールは……
最初に大将カードを伏せた状態で自軍マップに配置して、5枚引き一対一の交互にターン毎にカードを1枚引いて自軍マップに配置。
相手より先に敵軍マップを全て自軍キャラクターカードやフィールドカードで制圧するか、相手の大将になるカードを倒すと勝ちになるゲームらしい。
「他には…… 相手の砦を取り合う多数人バトルがあるみたいだけど…… 先ずは、基本からだね」
「カミさまとチビ、しょうぶだ!」
相手に名乗りを上げたのは…… 子供達のリーダー格の私とジノさんに立ちはだかった子だ。
「まけない!」
私は巫女の子とチームで対戦する事になった。
「いくぞ?」
「「ニューワールドオープン!」」
相手が先攻! 相手のマップは森か…… 森の奥に大将カードを伏せて、フィールドカードの洞窟とキャラクターカードのゴブリンを配置してターンエンドした。
「わたしのターン! ドロー!」
巫女の子が私の組んだデッキから1枚引いた! キャラクターカードの騎士少女だ。
「わたしは、砦のカードと騎士少女を配置して、ターンエンド」
「おれのターン、ドロー…… 洞窟の効果でデッキから1枚見て…… モンスターのキャラクターカードだったら配置出来る! ゴブリンアーチャーを配置! さらにゴブリンを配置して、前に配置したゴブリンを進軍させてターンエンド」
巫女の子は、砦の効果で装備品魔導銃を手札にして、槍騎士少女を配置してターンエンド。
「おれのターン! ドロー…… 洞窟の効果でデッキの1番上のカードをめくる!? キャラクターカードゴブリンリーダーだったのでマップに配置! ゴブリンリーダーの効果! マップに配置されたゴブリンが付くカードをパワーアップだ!」
「え~!?」
「さらに、ゴブリンアーチャーの効果発動! 痺れ薬の矢でナイトガールを攻撃! ナイトガールをパラライズだ!」
「ナイトガール!」
「ゴブリンを進軍してナイトガールの横に、ゴブリンの効果で拐うを発動! さらに、拐ったナイトガールをコストに… フィールドカードの洞窟をゴブリンの巣にランクアップ! ゴブリンの巣の効果でデッキの上からカードを見てゴブリンの付くカードを1枚ドローできる! ゴブリンマジシャンを配置してターンエンド」
「わたしのターン…… ドロー……」
巫女の子が諦めムードで引いたカードは…… 夢見る妖精少女!?
黒いゴスロリドレスの妖精少女が描かれているそのカードを見て、巫女の子が笑う。
「舞い降りて、わたしのカミさま! 夢見るフェアリーガールを配置! フェアリーガールの効果でデッキの上から10枚見て…… フェアリーの付くカードを3枚手札に…… 妖精達の楽園を配置、魔導銃をフェアリーガールに装備! 妖精達の楽園の効果でコスト無しでフェアリーガールの狙撃発動! ゴブリンアーチャーを狙撃!」
「くっ…… ゴブリンアーチャーをドロップゾーンへ」
「アクションカードマルチロックオンを発動! 銃を装備したキャラクターかモンスターが、相手のキャラクターかモンスターをドロップゾーンに送ったら、そのカード近くの5マス以内の相手の同ランクのカードをドロップゾーンに送る!」
「ゴブリンとゴブリンランサーが!」
「カードを伏せて、ターンエンド♪」
「おれのターン! ドロー! ゴブリンの巣の効果でゴブリンシーフを配置! ゴブリンリーダーの効果でパワーアップしたゴブリンシーフの効果、暗殺を発動! 夢見るフェアリーガールを暗殺!」
「伏せたアクションカードオープン!【助けを呼ぶ声】の効果発動! デッキから【仮面のヒーロー カオス】を特殊配置! 仮面のヒーローカオスの効果で、ゴブリンシーフの効果を無効にしてゴブリンシーフを攻撃!」
「くっ…… 装備品カードの奪った鎧をゴブリンリーダーに装備して、ターンエンド……」
「わたしのターン!……」
その後は…… 順調に装備品を増やした夢見る妖精少女で、大将カードのゴブリンキングを倒した巫女の子の勝利でした。
その時の私が組んだデッキが……
後に【幻の混沌妖精】デッキと呼ばれて、巫女の子がレジェンドカードデュエルファイターとなる事を……
まだ知らない私達は、楽しく遊ぶのでした。
かぽ~ん♪
「「「「「ふはぁ~……」」」」」
私は、お風呂が初めての混沌族の子供達をレイと一緒に身体の洗いかたから教えて、全員洗い終えた後……
自分の身体を洗いながら、初めての温泉につかる子供達の緩んだ顔を見ていた。
「カミさま! このみず、あったかいね。なんで?」
「カミさまカミさま! ひろいからおよいでいい?」
「温かいのは、火山が近いからマグマで湧水が温められてるからかな? ここは身体を洗って温める場所だから、泳いじゃダメだよ」
「「「「「はぁい~♪」」」」」
私も、身体に付いた泡を流して、温泉に入る……
「はぁ~…… いいお湯……」
お湯につかると…… 私の巫女になった子がちょっと深いのかな? 辛そうなので抱き寄せて、膝の上に乗せたら……
「カミさま、つるつるのぽっかぽっかでやわやわ♪」
「あぅん…… もう! くすぐったいからじっとしてね?」
「はぁい♪」
私の胸を枕にして、安定したのか? 気持ち良さそうに身体を伸ばしてる。
「マスター、子供達の体温が急上昇してます!」
「逆上せたのかな? みんな、上がるよ」
「「「「「ふぁ~い……」」」」」
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温泉から上がって、まだ湯で上がってる子供達の身体を拭いて。
「着替えは…… 浴衣より甚平が良いかな?」
「そちらの方が…… 着やすそうですね」
汗が引いたのを確認してから、子供達に甚平を着せて広間に行ったら……
「こんにちは、カナエちゃん」
「麗華さん…… こんにちは、何か問題が?」
「そっちは、愛しの探偵さんに頼んでるんだけど…… カナエちゃんに頼みたいのは【コレ】なの」
「【コレ】…… トランプですか?」
「新世界を舞台にしたカードゲーム【NEWWORLD】…… そのデモデッキよ」
「カードゲームですか?」
「そう…… カードゲームよ♪ 子供達と試して見て」
「はぁ…… とりあえず…… やって見ますね……」
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広間にテーブルを置いて、約50枚から60枚のカードで出来たデッキをセットすると……
「テーブルに絵が!?」
テーブルに新世界の地形を再現したマップが映し出された。
新世界カードゲーム【NEWWORLD】……
デッキ枚数が最低50枚からなるTCG。
人物やモンスターなどのキャラクターカード。
装備品に技や魔法、アイテムやトラップなどのアクションカード。
砦や町に城などのフィールドカード。
乗り物や機神、ボス級モンスターなどの特殊召喚のエクストラカードからなるカードゲーム。
基本ルールは……
最初に大将カードを伏せた状態で自軍マップに配置して、5枚引き一対一の交互にターン毎にカードを1枚引いて自軍マップに配置。
相手より先に敵軍マップを全て自軍キャラクターカードやフィールドカードで制圧するか、相手の大将になるカードを倒すと勝ちになるゲームらしい。
「他には…… 相手の砦を取り合う多数人バトルがあるみたいだけど…… 先ずは、基本からだね」
「カミさまとチビ、しょうぶだ!」
相手に名乗りを上げたのは…… 子供達のリーダー格の私とジノさんに立ちはだかった子だ。
「まけない!」
私は巫女の子とチームで対戦する事になった。
「いくぞ?」
「「ニューワールドオープン!」」
相手が先攻! 相手のマップは森か…… 森の奥に大将カードを伏せて、フィールドカードの洞窟とキャラクターカードのゴブリンを配置してターンエンドした。
「わたしのターン! ドロー!」
巫女の子が私の組んだデッキから1枚引いた! キャラクターカードの騎士少女だ。
「わたしは、砦のカードと騎士少女を配置して、ターンエンド」
「おれのターン、ドロー…… 洞窟の効果でデッキから1枚見て…… モンスターのキャラクターカードだったら配置出来る! ゴブリンアーチャーを配置! さらにゴブリンを配置して、前に配置したゴブリンを進軍させてターンエンド」
巫女の子は、砦の効果で装備品魔導銃を手札にして、槍騎士少女を配置してターンエンド。
「おれのターン! ドロー…… 洞窟の効果でデッキの1番上のカードをめくる!? キャラクターカードゴブリンリーダーだったのでマップに配置! ゴブリンリーダーの効果! マップに配置されたゴブリンが付くカードをパワーアップだ!」
「え~!?」
「さらに、ゴブリンアーチャーの効果発動! 痺れ薬の矢でナイトガールを攻撃! ナイトガールをパラライズだ!」
「ナイトガール!」
「ゴブリンを進軍してナイトガールの横に、ゴブリンの効果で拐うを発動! さらに、拐ったナイトガールをコストに… フィールドカードの洞窟をゴブリンの巣にランクアップ! ゴブリンの巣の効果でデッキの上からカードを見てゴブリンの付くカードを1枚ドローできる! ゴブリンマジシャンを配置してターンエンド」
「わたしのターン…… ドロー……」
巫女の子が諦めムードで引いたカードは…… 夢見る妖精少女!?
黒いゴスロリドレスの妖精少女が描かれているそのカードを見て、巫女の子が笑う。
「舞い降りて、わたしのカミさま! 夢見るフェアリーガールを配置! フェアリーガールの効果でデッキの上から10枚見て…… フェアリーの付くカードを3枚手札に…… 妖精達の楽園を配置、魔導銃をフェアリーガールに装備! 妖精達の楽園の効果でコスト無しでフェアリーガールの狙撃発動! ゴブリンアーチャーを狙撃!」
「くっ…… ゴブリンアーチャーをドロップゾーンへ」
「アクションカードマルチロックオンを発動! 銃を装備したキャラクターかモンスターが、相手のキャラクターかモンスターをドロップゾーンに送ったら、そのカード近くの5マス以内の相手の同ランクのカードをドロップゾーンに送る!」
「ゴブリンとゴブリンランサーが!」
「カードを伏せて、ターンエンド♪」
「おれのターン! ドロー! ゴブリンの巣の効果でゴブリンシーフを配置! ゴブリンリーダーの効果でパワーアップしたゴブリンシーフの効果、暗殺を発動! 夢見るフェアリーガールを暗殺!」
「伏せたアクションカードオープン!【助けを呼ぶ声】の効果発動! デッキから【仮面のヒーロー カオス】を特殊配置! 仮面のヒーローカオスの効果で、ゴブリンシーフの効果を無効にしてゴブリンシーフを攻撃!」
「くっ…… 装備品カードの奪った鎧をゴブリンリーダーに装備して、ターンエンド……」
「わたしのターン!……」
その後は…… 順調に装備品を増やした夢見る妖精少女で、大将カードのゴブリンキングを倒した巫女の子の勝利でした。
その時の私が組んだデッキが……
後に【幻の混沌妖精】デッキと呼ばれて、巫女の子がレジェンドカードデュエルファイターとなる事を……
まだ知らない私達は、楽しく遊ぶのでした。
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