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第11章 神々の魔王と勇者育成計画編
いきなりの学園鬼ごっこ!? 鬼は…… 怒れる混沌神?
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「え~…… 私が学園長のレオンです」
その日、学園に来ていたプレイヤー達は集められていた。
「これから名前が呼ばれたプレイヤーは、前に出て来て下さい」
レオン王がプレイヤーの名前を読み上げて行く……
「…… 以上、総勢58人には…… ある学園行事に参加していただきます」
レオン王の言葉に、集められたプレイヤー達がざわつく。
「あ、あの!」
「はい、どうしました?」
名前を呼ばれてないプレイヤーの一人が手を上げて、質問を始めた。
「何故、その人達だけ参加なんですか?」
「彼等が選ばれた理由ですが…… 学園施設に何度も無断で進入しようとしたからです」
「えっ…… それは…… いったい?」
「その施設の使用者に相談を受けまして…… 施設に無断で進入する者達が増えて、実験の邪魔するんだけど…… 殺っても良い?って言われまして……」
呼ばれて前に出た58人が…… ゴクリと、息を飲む。
「ご自由にと、お伝えしたところ……〝鬼ごっこ〟をする事が決定しました」
「鬼ごっこ…… ですか?」
「はい、鬼は…… 彼女です」
レオンの紹介で鬼役が現れる。
鬼は…… 必○シリーズな暗殺者姿をしたカナエだった。
「デンライ、此方に…… 彼女に捕まると……」
ドッゴ!
「ゴバァ!?」
デンライの腹にカナエの拳がめり込む! 所謂、〝腹パン〟の後…… 爆発して、デンライの腹に穴が空いて血を吐いて倒れた。
「こうなりますから、必死に逃げてね? では、転送」
レオン王の合図で、58人のプレイヤーの足下に魔法陣が現れて……
特殊イベントフィールドに設定された学園の敷地に、58人のプレイヤーがランダムに転送された。
それを追う様にカナエも姿を消すと……
「いっ……てぇ~」
口元の血を拭きながらデンライが立ち上がる…… その腹に空いた穴は塞がっていた。
「なんで…… 俺の腹に穴を開けたんだ?」
「進入者の多くが〝デンライ君の受け持ちだったから〟だって、連帯責任だね」
「それは…… 俺の責任か? しかし、えげつない一撃だったぜ」
「そんだけ怒らせたんだね…… 彼等は」
「まさに…… 神罰だな」
【デンライの秘密】その1、腹に穴が空いても…… すぐに再生する。
・
・
・
「ぎゃあぁぁぁ!!」「く、来るなぁぁぁ!!」「ヒイィィィィィ!!!」
特殊イベントフィールドとなった学園で、悲鳴が響き渡る……
「今ので、10人……」
この処…… カナエはイラ立っていた。
現実世界で、最近身体が不調を訴える様になってしまい……
その事を直ぐにジノに相談したら、ジノと麗華がこれまた直ぐに精密検査を決め手くれた。
その日取りに合わせて、実験を進めていたのだが……
進入者の撃退にヴァルキリーゴーレムが出た事が広まり、肝試しで進入する者達が増えてしまったのだ。
不調の中…… 実験と進入者の対応に追われたカナエだったが、精密検査の結果…… 身体の不調の原因が判明して歓喜した後……
「後は、ストレス解消しないとね」
と、呟き…… その言葉に付き添いの麗華が、力強く頷いた。
そして、現在に……
「くそがぁ! 鬼の女を倒せば終りだろうがぁ!」
4班の問題児の一人が、カナエに襲い掛かる!?…… が、呆気なく返り討ちになり、簀巻きにされて逆さ吊りにされた。
「ヒイィィィ!」「あんなん勝てるか!!」「いやァァァ! 鬼が、鬼が来るぅぅぅ!?」
・
・
・
~ 数時間後…… ~
58人のプレイヤーを…… 必○シリーズのあの手この手で叩き潰したカナエがスッキリとした顔で、レオン王の隣に立っていた。
「え~…… この学園に停学処分などは、基本的にありませんが…… あまりにどが過ぎると…… この様なイベントが起こりますので、気を付けて下さい」
学園の建物の屋根から吊るされた58人のプレイヤーを見て…… 学園に通うプレイヤー達は、レオン王の隣にいる少女の様なカナエを複雑な思いで見るのだった。
鬼ごっこイベント後……
吊るされたプレイヤー達のステータスの称号欄に…… 【???神の怒りに触れた者】と言う、狂暴化したモンスターに襲われる称号が1週間付いていた。
その事を知ったプレイヤー達から、実験施設は必要以上に恐れられる様になるのは…… 直ぐの事である。
・
・
・
~ 精密検査後…… ~
待合室で待っていたジノに……
「あの……」
「検査は…… 終ったの?」
「はい…… それで…… あの……」
「結果は…… 出たのかい?」
「あのですねぇ…… 出来ました……」
「えっ?」
「2ヶ月で…… 悪阻だそうです……」
「はい? つわり…… つわりって、あの悪阻か!?」
「はい、赤ちゃんが出来ました」
カナエの報告に驚き喜ぶジノと麗華だが…… カナエの姿から勘違いをした人の通報により、帰り際に職務質問を受けるカナエとジノでした。
・
・
・
~ 新世界開発室 ~
何時も忙しい開発室の中でも、鬼気迫る気迫で入念にプログラミングする麗華とマイケルの姿があった。
「待っていてね! カナエちゃんとジノさんに相応しい場所を用意するから♪」
「例のプログラミングも急ぐよ」
「お願い! 此方が終り次第、私も直ぐに手伝うわ♪」
「了解♪」
こうして…… カナエの妊娠をいち早く知った麗華達、開発者の暴走により……
カナエとジノは、新世界でいろいろな事が決まってしまったのだった。
その日、学園に来ていたプレイヤー達は集められていた。
「これから名前が呼ばれたプレイヤーは、前に出て来て下さい」
レオン王がプレイヤーの名前を読み上げて行く……
「…… 以上、総勢58人には…… ある学園行事に参加していただきます」
レオン王の言葉に、集められたプレイヤー達がざわつく。
「あ、あの!」
「はい、どうしました?」
名前を呼ばれてないプレイヤーの一人が手を上げて、質問を始めた。
「何故、その人達だけ参加なんですか?」
「彼等が選ばれた理由ですが…… 学園施設に何度も無断で進入しようとしたからです」
「えっ…… それは…… いったい?」
「その施設の使用者に相談を受けまして…… 施設に無断で進入する者達が増えて、実験の邪魔するんだけど…… 殺っても良い?って言われまして……」
呼ばれて前に出た58人が…… ゴクリと、息を飲む。
「ご自由にと、お伝えしたところ……〝鬼ごっこ〟をする事が決定しました」
「鬼ごっこ…… ですか?」
「はい、鬼は…… 彼女です」
レオンの紹介で鬼役が現れる。
鬼は…… 必○シリーズな暗殺者姿をしたカナエだった。
「デンライ、此方に…… 彼女に捕まると……」
ドッゴ!
「ゴバァ!?」
デンライの腹にカナエの拳がめり込む! 所謂、〝腹パン〟の後…… 爆発して、デンライの腹に穴が空いて血を吐いて倒れた。
「こうなりますから、必死に逃げてね? では、転送」
レオン王の合図で、58人のプレイヤーの足下に魔法陣が現れて……
特殊イベントフィールドに設定された学園の敷地に、58人のプレイヤーがランダムに転送された。
それを追う様にカナエも姿を消すと……
「いっ……てぇ~」
口元の血を拭きながらデンライが立ち上がる…… その腹に空いた穴は塞がっていた。
「なんで…… 俺の腹に穴を開けたんだ?」
「進入者の多くが〝デンライ君の受け持ちだったから〟だって、連帯責任だね」
「それは…… 俺の責任か? しかし、えげつない一撃だったぜ」
「そんだけ怒らせたんだね…… 彼等は」
「まさに…… 神罰だな」
【デンライの秘密】その1、腹に穴が空いても…… すぐに再生する。
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「ぎゃあぁぁぁ!!」「く、来るなぁぁぁ!!」「ヒイィィィィィ!!!」
特殊イベントフィールドとなった学園で、悲鳴が響き渡る……
「今ので、10人……」
この処…… カナエはイラ立っていた。
現実世界で、最近身体が不調を訴える様になってしまい……
その事を直ぐにジノに相談したら、ジノと麗華がこれまた直ぐに精密検査を決め手くれた。
その日取りに合わせて、実験を進めていたのだが……
進入者の撃退にヴァルキリーゴーレムが出た事が広まり、肝試しで進入する者達が増えてしまったのだ。
不調の中…… 実験と進入者の対応に追われたカナエだったが、精密検査の結果…… 身体の不調の原因が判明して歓喜した後……
「後は、ストレス解消しないとね」
と、呟き…… その言葉に付き添いの麗華が、力強く頷いた。
そして、現在に……
「くそがぁ! 鬼の女を倒せば終りだろうがぁ!」
4班の問題児の一人が、カナエに襲い掛かる!?…… が、呆気なく返り討ちになり、簀巻きにされて逆さ吊りにされた。
「ヒイィィィ!」「あんなん勝てるか!!」「いやァァァ! 鬼が、鬼が来るぅぅぅ!?」
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~ 数時間後…… ~
58人のプレイヤーを…… 必○シリーズのあの手この手で叩き潰したカナエがスッキリとした顔で、レオン王の隣に立っていた。
「え~…… この学園に停学処分などは、基本的にありませんが…… あまりにどが過ぎると…… この様なイベントが起こりますので、気を付けて下さい」
学園の建物の屋根から吊るされた58人のプレイヤーを見て…… 学園に通うプレイヤー達は、レオン王の隣にいる少女の様なカナエを複雑な思いで見るのだった。
鬼ごっこイベント後……
吊るされたプレイヤー達のステータスの称号欄に…… 【???神の怒りに触れた者】と言う、狂暴化したモンスターに襲われる称号が1週間付いていた。
その事を知ったプレイヤー達から、実験施設は必要以上に恐れられる様になるのは…… 直ぐの事である。
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~ 精密検査後…… ~
待合室で待っていたジノに……
「あの……」
「検査は…… 終ったの?」
「はい…… それで…… あの……」
「結果は…… 出たのかい?」
「あのですねぇ…… 出来ました……」
「えっ?」
「2ヶ月で…… 悪阻だそうです……」
「はい? つわり…… つわりって、あの悪阻か!?」
「はい、赤ちゃんが出来ました」
カナエの報告に驚き喜ぶジノと麗華だが…… カナエの姿から勘違いをした人の通報により、帰り際に職務質問を受けるカナエとジノでした。
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~ 新世界開発室 ~
何時も忙しい開発室の中でも、鬼気迫る気迫で入念にプログラミングする麗華とマイケルの姿があった。
「待っていてね! カナエちゃんとジノさんに相応しい場所を用意するから♪」
「例のプログラミングも急ぐよ」
「お願い! 此方が終り次第、私も直ぐに手伝うわ♪」
「了解♪」
こうして…… カナエの妊娠をいち早く知った麗華達、開発者の暴走により……
カナエとジノは、新世界でいろいろな事が決まってしまったのだった。
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