新世界で… 妖精少女は、ロボットを夢見る

チキンとり

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第11章 神々の魔王と勇者育成計画編

逢魔の時に最高神が降り立つ!? 勇魔大戦終結の結果……

昼と夜が渦巻くイベント空間の空に、背中合わせの男女が現れる……

『蒼人の皆さん…… この度の戦いの時は終わりです』

『これ以上の戦乱は〝淀み〟を生みそうなのでな…… 悪いが中断して貰う事にする』

突然現れた男女の言葉に、イベントの終わりを確認したプレイヤー達の悲喜こもごもが木霊した。

『今回の戦乱で、この地の穢れの減少が確認されました』

『よって、その礼に魔王達の城周辺のダンジョン地帯を【魔界】とし、魔王達と魔に属する者達に報酬として譲渡する事にした』

『その地で蒼人の魔王達に魔物達を統率して貰う事で、穢れの一部を浄化して貰えるので、私達〝神〟も助かる』

『それから、この戦乱を我等〝神〟も見ていて…… 気にいった者に祝福や加護を与える事になった』

神と名乗る男女の言葉に、プレイヤー達が活気付く!

『そして、これは今回の戦乱に参加してない蒼人の皆さんにも伝えて欲しいのだけど、各地の巡礼地を巡ると行いによっては…… 神の祝福や加護を与える事にしました♪』

『位の高い神の巡礼地ほど、困難な地にあるので心して探すがよい。我等も待っているぞ』

全身黒い服装の美青年がそう言うと、背中合わせの白い服装の美少女と美青年を囲む様にして、プレイヤー達にも見覚えのある神達が現れる!?

『我等は、巡礼地で蒼人達の訪れを待っているぞ』

妖精神と精霊神を含む最高神達が微笑む姿に、プレイヤー達が歓喜し、第一回勇魔大戦イベントの幕は降りた……

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 ~ 勇魔大戦イベント後の魔王クラン【魔王の夜会】~

「皆さん、今回の籠城戦の反省会をしましょう……」

「反省会も何も、俺の処まで来てないからな…… しかし、魔の最高神の祝福とやらを獲たぞ」

「あっ、いいないいな♪ 効果は?」

「魔力消費が少なくなって、魔力を使う効率が上がる効果だ」

「王のユニークスキルと良い相性ですね」

「それならば、俺も火の最高神の祝福を獲たな」

「挑戦者は、先にみんなに謝りなよ!」

「そうです! 先ず、私に謝罪を要求します! 配置代えで大変でしたからね!」

「わりぃな…… スキルに反応があって、つい……」

「つい……で、消えては…… 役にたたない……」

「教祖! てめぇもヒーローと戦ったじゃないか!」

「我…… 代理を置いた…… 挑戦者とは違う……」

「急に消えた事は同じなので、同罪です!」

「「ごめんなさい」」

こめかみを押さえて怒る才覚の魔王に、挑戦者の魔王と教祖の魔王が頭を下げる。

その様子に苦笑いしながら魔剣の魔王が勇者プレイヤー達の事を報告する……

「勇者プレイヤー達が厄介だな。俺の配下達がほぼ全滅…… 直ぐに同じ様なイベントがあるなら、悪いが…… 俺は戦力にならないぜ」

「魔剣の攻撃に耐えきる装備ですか…… 何かしらの対策が必要ですね。ところで…… 何時までも隠れてないで、貴女の意見を教えて下さいよ。女帝」

「ぴょん!?」

「「「「「「ぴょん?」」」」」」

柱の影に揺れている〝うさみみ〟が見える…… カナエの〝バニー化の呪い〟を受けた女帝の魔王ベリアナだ。

「ちょっと、女帝! どうしたの? かわいいよ♪」

「う、うるさいぴょん! 教祖ぴょん。呪いを解いて欲しいぴょん!」

「呪い…… 誰に…… やられた……」

「獣人の魔王ぴょん!」

「そう言えば…… 貴女のフィールドに現れたとの報告がありましたね。で、彼女はどうでしたか?」

「どうも何もないぴょん! アレはヤバイぴょん!」

「そんなに強いのか? ぞくぞくするじゃないか!」

「これだから戦闘馬鹿はぴょん…… 睨まれただけで、私と配下の王種が震えたぴょん…… 後、聖魔王の幼女がいたぴょん!」

「聖魔王だと? 知っているか? 才覚」

「初耳ですね…… その聖魔王の力は?」

「ヒーローっぽいのとマスコットなモンスター達を連れていたぴょん。教祖ぴょん、呪い解いてぴょん」

「やだ……」

「ぴょん?」

「我より先に…… あの人に会った…… しばらく…… そのまま……」

「ぴょん!? 不可抗力ぴょん! 解いてぴょん!」

「いーやーだー……」

反省会を中断して、バニーな女帝の魔王と教祖の魔王の追いかけっこが始まるのだった。

王の魔王と才覚の魔王の雷が落ちるまで、その追いかけっこは続き……

女帝の魔王はしばらく…… バニーなままでした。

「ぴょん!?」

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 ・

 ~ 勇魔大戦イベント後の勇者側プレイヤー達…… ~

「で、結局さあ~ 勇者プレイヤー達しか魔王に通じなかったと……」

「ボスフィールドの魔王達は、まさにボス級だからしゃないかもな」

「つまり、何かしらの特殊スキルか装備が必要だと?」

「だな。次の勇魔イベントまでに用意しないとな」

「次って、いつ頃よ?」

「魔界化したからな…… レイド戦扱いになるらしいぞ」

「今回の事で、有名クランも惨敗みたいな感じだし…… レイド組むのは、とうぶんは先になるんじゃないか?」

「そうだな。それにさあ、神様の言葉もあるからな! 巡礼地巡りで忙しいだろ」

「巡礼地かぁ…… 何処にあるのかな?」

「巡礼だから…… 教会にヒントがあるんじゃない?」

「教会か? どの神の祝福と加護欲しい?」

「俺なら……」

最高神達から持たされた新要素に、沸き立つ勇者側プレイヤー達だった。

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