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外伝 とある新人生産プレイヤーは…… 気付いたら、神の子供(双子)の専属メカニックになってました!?
門を護るは…… 孤高(ボッチ)の龍!?
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「これが……」
「天界への門?」
「石の祭壇…… 転移陣かな?」
「この先に龍がいるのか……」
「みんな…… 心の準備は完了?」
人用の転移陣に進む為に、機神から降りて収納したモナ達は、無言で頷き…… 転移陣に進んだ。
・
・
・
「これは……」
「雲の上に地面がある?」
転移した先で、モナ達の前に広がったのは…… 雲の上の大地だった。
「此処が天界…… 龍は何処に?」
「彼処かな?」
雲の上に広がる大地の先に、高い山々が見える。
「う~ん…… 麓に神社かな? 鳥居が見える……」
スナイパーライフルから外したスコープで、カノンが山々の麓の辺りに、龍に関係してそうな鳥居を見付けた。
「とりあえず、鳥居に行こうか?」
「「「「「は~い」」」」」
モナ達は、雲の上の大地を鳥居に向けて歩き出した。
・
・
・
「すご~い!」
「これは…… かなり大きいねぇ……」
近くで見た鳥居は…… 全長が100メートルを超えていた。
「機神サイズなのかな?」
「それとも…… 天界は巨人の住み家なのかも?」
「ジャックと豆の木みたいな感じ?」
「そうなると、天界は恐い巨人さんが住んでるの?」
「でも…… よく考えると…… ジャックって、巨人の家に不法侵入してるよね?」
「先に巨人の物を盗んだのは、ジャックって考えると…… 巨人は防衛したと考えられるよね……」
「とりあえず、龍に会うまでは慎重に行動しましょう」
「「「「「はい」」」」」
モナ達が、巨大な鳥居をくぐり抜け、その先へ進むと……
『何者か?』
鳥居の先の山の中腹で、モナ達の頭上から声が響いた。
「わ、わたし達は、龍に会う為に天界に来ました。あなたは…… 天界の龍ですか?」
モナが大空に向かって応えると…… モナ達の回りが暗くなった。
「これは…… 影?」
「う、上を見て!」
「あれが…… 龍……」
『左様…… 我は、この辺りの守護龍、白天龍なり!』
大空に蛇の様な巨体をくねらせて、白龍が姿を現す。
「なんて大きさなの……」
『お前達は何者で、我に何用か?』
「わ、わたし達は…… ドワーフ国に行きたいのですが…… その行き方をあなたに聞けと教わりました」
『ドワーフ国とな…… あの娘達はどうした?』
「あの娘…… あの娘とは、サイボーグの少女の事でしょうか?」
『うむ、我のフレンドリストを見る限り、半月ログインしていない…… 何かあったのかと、気にしていたのだ』
「わたし達があったのは、サポートユニットの方で…… 蒼人の方は、ログイン出来ない状況にある様ですが……」
『ふむ…… あの娘の事情は聞いていた…… 我の方からも、運営に問い合わせるとしよう…… それでは、あの娘と決めた我の愛称を答えよ』
「え~っと…… ぼっち龍…… です」
『む!』
「「「「「「!?」」」」」」
モナが答えた瞬間に、白天龍から強烈な殺気が発生し…… その瞬間に、モナ達に緊張が走る!
『くっ…… くっくっくっ…… はっはっはっはっはっ…… そうよ。我こそ、新世界開始から約8年…… この地住みし、孤高ボッチ龍! 我を訪ねしプレイヤーは、お前達で二組目だ』
「「「「「「8年も此処に!?」」」」」」
『そう…… 我の姿は、巨大故に…… 下手に移動出来んのよ。一応、プロプレイヤーとして契約しているしなぁ』
「そんな……」
『悲しむ事は無いぞ。近くの里から嫁をもらったのでなぁ…… もうすぐ守護龍の世代を交代するのだ。そうなれば、嫁と地上を旅するつもりだ』
「新婚旅行ですね。宿なら、ナインアール王国の冒険屋か日ノ本のぼうけん屋がオススメですよ」
『うむ、参考にさせてもらおう…… さて、ドワーフ国だが…… この先の祠の中にドワーフ国への転移陣が隠されている。しかし、気を付けよ。転移陣の先は……〝機神の墓場〟と呼ばれる場所だ』
「機神の墓場……」
『左様…… 太古の昔、邪神機の被害に思い悩んだ国が…… 大地の切れ目に邪神機供を落とした。その先にドワーフ国があるとは知らずにな…… 落とされた邪神機供は、ドワーフ国でも暴れまわり…… 時のドワーフ王は、地と火の最高神に力を借りて、邪神機供の落とされた大地切れ目の下一帯の地を沈め…… マグマの滝で囲んだのだ。祠の転移陣の先は、その地にある』
隠された秘密基地は…… 超危険地帯にある様です。
「天界への門?」
「石の祭壇…… 転移陣かな?」
「この先に龍がいるのか……」
「みんな…… 心の準備は完了?」
人用の転移陣に進む為に、機神から降りて収納したモナ達は、無言で頷き…… 転移陣に進んだ。
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「これは……」
「雲の上に地面がある?」
転移した先で、モナ達の前に広がったのは…… 雲の上の大地だった。
「此処が天界…… 龍は何処に?」
「彼処かな?」
雲の上に広がる大地の先に、高い山々が見える。
「う~ん…… 麓に神社かな? 鳥居が見える……」
スナイパーライフルから外したスコープで、カノンが山々の麓の辺りに、龍に関係してそうな鳥居を見付けた。
「とりあえず、鳥居に行こうか?」
「「「「「は~い」」」」」
モナ達は、雲の上の大地を鳥居に向けて歩き出した。
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「すご~い!」
「これは…… かなり大きいねぇ……」
近くで見た鳥居は…… 全長が100メートルを超えていた。
「機神サイズなのかな?」
「それとも…… 天界は巨人の住み家なのかも?」
「ジャックと豆の木みたいな感じ?」
「そうなると、天界は恐い巨人さんが住んでるの?」
「でも…… よく考えると…… ジャックって、巨人の家に不法侵入してるよね?」
「先に巨人の物を盗んだのは、ジャックって考えると…… 巨人は防衛したと考えられるよね……」
「とりあえず、龍に会うまでは慎重に行動しましょう」
「「「「「はい」」」」」
モナ達が、巨大な鳥居をくぐり抜け、その先へ進むと……
『何者か?』
鳥居の先の山の中腹で、モナ達の頭上から声が響いた。
「わ、わたし達は、龍に会う為に天界に来ました。あなたは…… 天界の龍ですか?」
モナが大空に向かって応えると…… モナ達の回りが暗くなった。
「これは…… 影?」
「う、上を見て!」
「あれが…… 龍……」
『左様…… 我は、この辺りの守護龍、白天龍なり!』
大空に蛇の様な巨体をくねらせて、白龍が姿を現す。
「なんて大きさなの……」
『お前達は何者で、我に何用か?』
「わ、わたし達は…… ドワーフ国に行きたいのですが…… その行き方をあなたに聞けと教わりました」
『ドワーフ国とな…… あの娘達はどうした?』
「あの娘…… あの娘とは、サイボーグの少女の事でしょうか?」
『うむ、我のフレンドリストを見る限り、半月ログインしていない…… 何かあったのかと、気にしていたのだ』
「わたし達があったのは、サポートユニットの方で…… 蒼人の方は、ログイン出来ない状況にある様ですが……」
『ふむ…… あの娘の事情は聞いていた…… 我の方からも、運営に問い合わせるとしよう…… それでは、あの娘と決めた我の愛称を答えよ』
「え~っと…… ぼっち龍…… です」
『む!』
「「「「「「!?」」」」」」
モナが答えた瞬間に、白天龍から強烈な殺気が発生し…… その瞬間に、モナ達に緊張が走る!
『くっ…… くっくっくっ…… はっはっはっはっはっ…… そうよ。我こそ、新世界開始から約8年…… この地住みし、孤高ボッチ龍! 我を訪ねしプレイヤーは、お前達で二組目だ』
「「「「「「8年も此処に!?」」」」」」
『そう…… 我の姿は、巨大故に…… 下手に移動出来んのよ。一応、プロプレイヤーとして契約しているしなぁ』
「そんな……」
『悲しむ事は無いぞ。近くの里から嫁をもらったのでなぁ…… もうすぐ守護龍の世代を交代するのだ。そうなれば、嫁と地上を旅するつもりだ』
「新婚旅行ですね。宿なら、ナインアール王国の冒険屋か日ノ本のぼうけん屋がオススメですよ」
『うむ、参考にさせてもらおう…… さて、ドワーフ国だが…… この先の祠の中にドワーフ国への転移陣が隠されている。しかし、気を付けよ。転移陣の先は……〝機神の墓場〟と呼ばれる場所だ』
「機神の墓場……」
『左様…… 太古の昔、邪神機の被害に思い悩んだ国が…… 大地の切れ目に邪神機供を落とした。その先にドワーフ国があるとは知らずにな…… 落とされた邪神機供は、ドワーフ国でも暴れまわり…… 時のドワーフ王は、地と火の最高神に力を借りて、邪神機供の落とされた大地切れ目の下一帯の地を沈め…… マグマの滝で囲んだのだ。祠の転移陣の先は、その地にある』
隠された秘密基地は…… 超危険地帯にある様です。
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