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外伝 とある新人生産プレイヤーは…… 気付いたら、神の子供(双子)の専属メカニックになってました!?
モナ、イベントに備えて…… 行動開始!!
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「ごめんなさい…… ねぇ」
フェアリー工房の施設で…… モナの書き置きを持ったエミリーは……
「さて、何処に行ったんだか?」
マニオンとソルオン、バスターアームズキャリバーが消えてもぬけのからになった格納庫で…… 寂し気に呟いた。
・
・
・
「で、私達のところに来たと……」
「「「すみません……」」」
モナ、カノン、カンナの3人は、モナの姉弟子である元W.Rのフレディの新会社W.RCの工場に来ていた。
「まあ、モナちゃん達は…… 私とマキナにラティナがお世話になったからね」
「ええ、大変お世話になりました」
「ごめんなさい……」
フレディが苦笑いしている横で、マキナとラティナが申し訳なさそうに頭を下げてる。
「だ、大丈夫です。それよりもその後フリーアークに問題は?」
「ああ! レイドボスの素材を使ったんでしょう! ごめんね…… 何か交換できる物があれば良いんだけど……」
「釣り合うレアな素材となりますと…… 在庫がありませんね」
「狩る?」
「いえいえ、場所と機材を使わせてもらえるだけで助かりますから!」
モナに多大な恩義を感じるフレディ達の態度に、ただただ恐縮して小さくなるモナ。
「嬢ちゃんは俺達にとっても恩人だからな。なんでも言ってくれ」
「そうだねぇ。この老骨も骨身を惜しまずに手を貸すぞい」
フレディの背後にいたW.RCスタッフプレイヤー達が手を上げて、モナ達に喜び勇んで手を貸すと声を上げる。
「あ、ありがとうございます…… とりあえず、こちらの機材などになれるまで…… よろしくお願いします」
「「モナちゃんを、よろしくお願いします!」」
頭を下げるモナ、カノン、カンナに、フレディを始めとしたW.RCのスタッフが微笑ましく思いながら頷く。
「それじゃあ、さっそく始める?」
「は、はい、カノンくんとカンナちゃんは?」
「ごめんね。僕達は……」
「うん…… カノン兄と私は……」
「「ちょっと修行に行ってきます」」
・
・
・
「ここは……」
「吸血姫のダンジョンマスターが支配するダンジョン…… 通称〝錬金城塞〟と呼ばれているダンジョンよ」
モナと別れたカノンとカンナは、ツグミの案内でとあるダンジョンに来ていた。
「ここにいるの?」
ツグミの後を付いて、カノンとカンナが闘技場の中に入る……
かつて、このダンジョンのマスターと堕天使が大暴れした闘技場の中で、待ち合わせた人達がいると信じて……
「君達を待っていた」
闘技場の中央近くまで来たカノンとカンナに、観客席の最上段から現れた〝色とりどりのローブ姿の十三人〟が立ち上がる。
「トォ!」「オゥ!」「ハァ!」「ヤァ!」「いくよ!」「ハイ!」「若いね」「私達もでしょ」「そうそう」「私も!」「参ります!」
赤、黒、緑、桃、黄、白、灰、紫、青、金、銀のローブ姿の人物が闘技場の武台に降り立つと……
「真っ赤に燃える! 日熊の戦士!【クマカレッド】!」
「闇に潜みて、悪を断つ! 月ノ輪の侍!【クマカブラック】!」
「深緑の護り手…… グリズリーの兵士!【クマカグリーン】♪」
「白いくまさんの魔法使い……【クマカホワイト】……」
「幸運を呼ぶ! 黄色の熊猫♪【クマカイエロー】!」
「自然を愛する!桃色のアライグマ! 【クマカピンク】!」
「大空を舞う! 青空の戦士、【ヨクユウブルー】!」
「夜空に舞う…… 暗闇の住民……【ヨクユウバイオレット】…」
「天空の舞う。灰色の賢人。【ヨクユウグレー】」
「黄金に輝く、もうじゅうの戦士! 二代目【もうじゅうゴールド】」
「銀に輝く…… 猛獣の戦士…… 二代目【もうじゅうシルバー】です」
「我ら」
「もうじゅう戦隊!」×11
「司令!」「副司令です」
「「「「「「クマカジャー!!!」」」」」」
「と、「「ヨクユウジャー!!!」」」ドッカ~ン!!(背中にタイトルがバ~ン!)
カンナの前に、決めポーズで名乗りを上げたのは…… 二代目のゴールドとシルバーも含む、もうじゅう戦隊のメンバー達だった。
「今回は、私もこっちで参加するね」
そう言って、ツグミはもうじゅう戦隊の方に移動する。
「みんなが私の練習相手? よ、よろしくお願いします!」
「君が真に望む相手のスパーリングには、足りないが…… 本気でやらせてもらう」
「はい!」
クマカレッドの合図で、もうじゅう戦隊とカンナは闘技場の奥武台に移動した。
「となると…… 僕の相手は、貴方達ですか?」
ドッガーン!!!
残ったカノンの前に、土煙が立ち上がった!
「おっ? びびらねぇか…… なかなかに勇敢、それとも蛮勇って奴か? 会うのは二度目になるが…… 少年、名は?」
「カノンです。獣王さん…… そちらの方は?」
『我が名は、ウルバーン! 魔王騎士ウルバーンである』
獣王デンライと魔王騎士ウルバーンが、カノンの前に姿を見せる。
「獣王に…… 魔王……」
「へっ、神に挑むつもりなんだろう? 俺や魔王の一人や二人で、今さら怖じ気付くな」
『我は盟約によりこの地に来た…… 今さら手加減などせん、かかってくるがよい!』
「はい! 望むところです…… よろしくお願いします!」
手にしたライフルを構え直して、カノンはデンライとウルバーンに挑むのだった。
フェアリー工房の施設で…… モナの書き置きを持ったエミリーは……
「さて、何処に行ったんだか?」
マニオンとソルオン、バスターアームズキャリバーが消えてもぬけのからになった格納庫で…… 寂し気に呟いた。
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「で、私達のところに来たと……」
「「「すみません……」」」
モナ、カノン、カンナの3人は、モナの姉弟子である元W.Rのフレディの新会社W.RCの工場に来ていた。
「まあ、モナちゃん達は…… 私とマキナにラティナがお世話になったからね」
「ええ、大変お世話になりました」
「ごめんなさい……」
フレディが苦笑いしている横で、マキナとラティナが申し訳なさそうに頭を下げてる。
「だ、大丈夫です。それよりもその後フリーアークに問題は?」
「ああ! レイドボスの素材を使ったんでしょう! ごめんね…… 何か交換できる物があれば良いんだけど……」
「釣り合うレアな素材となりますと…… 在庫がありませんね」
「狩る?」
「いえいえ、場所と機材を使わせてもらえるだけで助かりますから!」
モナに多大な恩義を感じるフレディ達の態度に、ただただ恐縮して小さくなるモナ。
「嬢ちゃんは俺達にとっても恩人だからな。なんでも言ってくれ」
「そうだねぇ。この老骨も骨身を惜しまずに手を貸すぞい」
フレディの背後にいたW.RCスタッフプレイヤー達が手を上げて、モナ達に喜び勇んで手を貸すと声を上げる。
「あ、ありがとうございます…… とりあえず、こちらの機材などになれるまで…… よろしくお願いします」
「「モナちゃんを、よろしくお願いします!」」
頭を下げるモナ、カノン、カンナに、フレディを始めとしたW.RCのスタッフが微笑ましく思いながら頷く。
「それじゃあ、さっそく始める?」
「は、はい、カノンくんとカンナちゃんは?」
「ごめんね。僕達は……」
「うん…… カノン兄と私は……」
「「ちょっと修行に行ってきます」」
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「ここは……」
「吸血姫のダンジョンマスターが支配するダンジョン…… 通称〝錬金城塞〟と呼ばれているダンジョンよ」
モナと別れたカノンとカンナは、ツグミの案内でとあるダンジョンに来ていた。
「ここにいるの?」
ツグミの後を付いて、カノンとカンナが闘技場の中に入る……
かつて、このダンジョンのマスターと堕天使が大暴れした闘技場の中で、待ち合わせた人達がいると信じて……
「君達を待っていた」
闘技場の中央近くまで来たカノンとカンナに、観客席の最上段から現れた〝色とりどりのローブ姿の十三人〟が立ち上がる。
「トォ!」「オゥ!」「ハァ!」「ヤァ!」「いくよ!」「ハイ!」「若いね」「私達もでしょ」「そうそう」「私も!」「参ります!」
赤、黒、緑、桃、黄、白、灰、紫、青、金、銀のローブ姿の人物が闘技場の武台に降り立つと……
「真っ赤に燃える! 日熊の戦士!【クマカレッド】!」
「闇に潜みて、悪を断つ! 月ノ輪の侍!【クマカブラック】!」
「深緑の護り手…… グリズリーの兵士!【クマカグリーン】♪」
「白いくまさんの魔法使い……【クマカホワイト】……」
「幸運を呼ぶ! 黄色の熊猫♪【クマカイエロー】!」
「自然を愛する!桃色のアライグマ! 【クマカピンク】!」
「大空を舞う! 青空の戦士、【ヨクユウブルー】!」
「夜空に舞う…… 暗闇の住民……【ヨクユウバイオレット】…」
「天空の舞う。灰色の賢人。【ヨクユウグレー】」
「黄金に輝く、もうじゅうの戦士! 二代目【もうじゅうゴールド】」
「銀に輝く…… 猛獣の戦士…… 二代目【もうじゅうシルバー】です」
「我ら」
「もうじゅう戦隊!」×11
「司令!」「副司令です」
「「「「「「クマカジャー!!!」」」」」」
「と、「「ヨクユウジャー!!!」」」ドッカ~ン!!(背中にタイトルがバ~ン!)
カンナの前に、決めポーズで名乗りを上げたのは…… 二代目のゴールドとシルバーも含む、もうじゅう戦隊のメンバー達だった。
「今回は、私もこっちで参加するね」
そう言って、ツグミはもうじゅう戦隊の方に移動する。
「みんなが私の練習相手? よ、よろしくお願いします!」
「君が真に望む相手のスパーリングには、足りないが…… 本気でやらせてもらう」
「はい!」
クマカレッドの合図で、もうじゅう戦隊とカンナは闘技場の奥武台に移動した。
「となると…… 僕の相手は、貴方達ですか?」
ドッガーン!!!
残ったカノンの前に、土煙が立ち上がった!
「おっ? びびらねぇか…… なかなかに勇敢、それとも蛮勇って奴か? 会うのは二度目になるが…… 少年、名は?」
「カノンです。獣王さん…… そちらの方は?」
『我が名は、ウルバーン! 魔王騎士ウルバーンである』
獣王デンライと魔王騎士ウルバーンが、カノンの前に姿を見せる。
「獣王に…… 魔王……」
「へっ、神に挑むつもりなんだろう? 俺や魔王の一人や二人で、今さら怖じ気付くな」
『我は盟約によりこの地に来た…… 今さら手加減などせん、かかってくるがよい!』
「はい! 望むところです…… よろしくお願いします!」
手にしたライフルを構え直して、カノンはデンライとウルバーンに挑むのだった。
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