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外伝 とある新人生産プレイヤーは…… 気付いたら、神の子供(双子)の専属メカニックになってました!?

邪神星に挑むは…… 双子新星!!

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「フム…… メイン動力部がオーバーヒートした。すまんが…… ドラゴニックギアは、しばらく迎撃しかできん」

『ごめん、こっちも』

フリーアークBBが、装甲のプロテクターフェザーを展開すると……

バァシュァァァァァ!!!

放熱で激しく水蒸気の煙が噴き出した。

「我等は、此処で機能の回復に専念する」

『すぐに復活させるから!』

コアとフレディの言葉に……

「了解…… コアさん、カタパルトデッキは使える?」

ドラゴニックギアの格納庫で、待機していたモナが確認する。

『前方後方、どちらも使用可能だ』

「それじゃあ……『前にド~ン!!』…… 前方のカタパルトデッキで、私達を射ち出して」

『了解した。前方カタパルトデッキを展開…… 各機、発射位置に移動』

カンナの意見でモナが前方に射出する様に指示すると、モナ達が乗る機神が格納庫からカタパルトデッキに移される。

『先に行くよ』

フェアリー工房の量産型機神ガールズのカスタム機に乗って、マコとユキにミヨが両舷のサブカタパルトデッキから先行して発進すると……

『いそいで復旧して追いかけるから、がんばって!』

『我もすぐに追う。無理するな』

「了解…… モナ、クラフトキャリア行きます!」

コアとフレディ達に応えながら、モナがモナ専用の武装ユニット【小型移動要塞型工房式ユニット〝クラフトキャリア〟】を装備して、モナの量産フェアリータイプ機神シルフのカスタム機は、ドラゴニックギアのメインカタパルトデッキから飛ぶ!

「カノン」「カンナ」

「新星ジェミニオン・ノヴァ……「行きます!!」」

モナ達の後を追って、カノンとカンナの乗るジェミニオンが機体を浮かすと…… モナ達の前に飛翔した。

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『天に煌めく双子星…… とお! 究極、ジェミニオンキィィックゥゥゥ♪』

邪神星から滲み出ては、地上に波の様に現れるイベントモンスターと邪神機……

ジェミニオン・ノヴァが一撃で蹴散らした。

『ちょっ!? 先行し過ぎ!』

『待ってよ!』

そのジェミニオン・ノヴァの後を必死に、マコとユキにミヨのカスタムガールズとモナのクラフトキャリアが追う。

『じゃまあ~!!!』

モナのクラフトキャリアの上では、専用機神の【鶴孤】を武装ユニットとして纏う…… フェアリータイプの〝2本角〟の小型機神がクラフトキャリアに迫る敵機を撃墜する。

「モナが私に作ってくれた…… この【童姫どうき】がモナを守る!!」

モナは、ジェミニオンの試作機の中で基本フレームの基にした機体をベースに…… ツグミの専用フェアリータイプ小型鬼神機神【童姫どうき】を作り出した。

分離状態のマニオンやソルオンよりは、高性能な機体になった専用機で……

ツグミは、カノンとカンナの横に並ぶよりも…… モナを守る事を選んだ。

「今日は、モナと一緒に行くの! だから…… 私達の邪魔をするな!!!」

禍々しい邪気を切り裂きながら、鶴と孤の機獣を引き連れ、機械の鬼姫が戦舞を舞う。

その中で、ツグミが誇らし気に愛らしく笑った。

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「おお…… すごいね」

眼前に広がる邪神星の軍勢の波、その波を切り裂くジェミニオン・ノヴァの勇姿に…… マコが感嘆の声を上げる。

「右、斜め後方から急接近する反応が…… これは、魔王機!?」

邪神星の軍勢を撥ね飛ばしながら、ジェミニオン・ノヴァに挑戦者の魔王機神が迫る!

『ハハハハ! 強い奴がいるじゃないか!?』

ジェミニオン・ノヴァに迫る魔王機神の前に爆発が起こる。

「悪いな……」

「あの子達の邪魔はさせない」

挑戦者の魔王機神の前には、2機のボーイズタイプと2機のガールズタイプのカスタム機神が立ちはだかる。

『チィ…… やってくれるじゃねぇ~かぁ!!!』

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『あの時のリベンジかしら?』

女帝の魔王機神の前には、大型の魔物達とガールズタイプの武装ユニットを装備したボーイズタイプのカスタム機神が立つ。

「焦らないの。今回は貴女に逢いに、スペシャルゲストが来てくれたんだから」

『スペシャルゲスト?』

『お・ひ・さ・♥』

ガールズ武装のボーイズタイプ機神の後から低い低音ボイスを響かせては、ヒラヒラのアイドルや魔法少女の様な武装のフェアリータイプ機神が現れる。

『ま、まさか…… 兄さん!?』

『もう! 姉さんと呼んでよ~!!!』

女帝の魔王の前に現れたガールズ武装のボーイズカスタムにはミントスが乗っていて…… その後から現れたフェアリータイプのカスタム機には、女帝の魔王とミントスの〝実兄である低音ボイスの少女〟が乗っていた。

「さあ、久しぶりに姉妹で遊びましょう♪」

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「ここから…… 先には行かせない……」

『ええ!? 通してよ!!』

小悪魔の魔王機神の前には…… 両肩に逆十字のクロスが刻印された装甲板のカスタム武装ユニットのガールズタイプ機神が立つ。

『あ~もう! 邪魔しないでよ!』

小悪魔の魔王機神の蝶の様なウイング部が開いて、目の様な模様が浮かび上がるが……

「行かせない…… そう言った……」

ガールズカスタムの肩の逆十字が妖しく煌めいた。

『ひぃ!? ほ、ほねぇ~!!!』

小悪魔の魔王機神に向かって、地面から無数の骨格の腕が這い出した。

「あの子達に…… お前の様な劇物魔王は近付けない……」

不用意に神々の宝に近付いた小悪魔の魔王に…… 教祖の魔王崇拝者のミヨが牙を剥いた。

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