神々のダンジョン~チートスキル【アイテムボックス】と【鑑定】でアラフォーおっさんは成り上がる~

葵はるか

文字の大きさ
50 / 65

普段の出荷作業

「都築さん」
「これは、木戸営業課長」
「いえ。それよりも、出立はもう少しまってもらってもいいですか? 通常業務がありますので」
「ああ。農作物、穀物、フルーツの出荷作業ですね」
「はい」
「それでは、佐藤さん」
「何でしょうか? 都築さん」
「佐藤さんのダンジョン内部での仕事の仕方を見て見たいと思うのですが、宜しいでしょうか?」
「構いませんよ」
「では、木戸さん。行ってきます」

 都築さんと共にゲートを潜ったあとは、ダンジョンの地下1階まで階段で降りる。
 そこで気がつく。
 都築さんは地下10階まで降りた事がないじゃんと。
 まあ、リストに書いてある農作物とフルーツと穀物だが、10階層の小麦と新米から採取すればいいだけの話なので、10階分の階段を都築さんと降りていく。

「かなり深いんですね」

 後ろから都築さんが話しかけてくる。

「そうですね」
「これは往復するのは大変なのでは?」
「10階層までクリアしてゲートに登録をすれば地下1階層から10階層までエレベーターが利用できるようになるので、それまでの辛抱です」
「そうだったんですか」

 まぁ、俺もダンジョン内にエレベーターがあるとは思わなかったからな。
 養老渓谷ダンジョン、地下10階層に到着したあとは、じーと俺の作業を観察するかのように視線を向けてくる都築さんを他所に、アイテムボックスを起動し、自身が立っている周辺の小麦畑から、どこまでを指定するかをアイテムボックスカーソルで選んだあと転移させる。
 もちろん転移先は、俺のアイテムボックス内。
 それだけで小麦と米を20トンずつ採取した。

「それでは、都築さん」
「――え? あ、はい。鎌か何かで刈りますか?」
「いえ。もうアイテムボックスに転送したので、外に出て小麦と新米を車に積みましょう」
「え? もう、終わったんですか?」
「はい。俺のアイテムボックスは特殊なので」
「そ、そうですか……」

 もう地下10階層まで来たので、遠慮なくエレベーターを使い、地下1階まで戻る。
 そして、養老渓谷のダンジョンを出たあとは、駐車場に停まっている木戸グループのトラックに転移させて載せていく。
 時間としては3分ほどで終わらせる。

「それでは、木戸さん」
「は、はい!」
「引き続き収穫してきます」

 俺のあとを付いてきただけではあるが、かなりの段数を降りてきたこともあり、疲れているようだが、若返りが付与されている穀物もフルーツも農作物も、俺は外部には出さない。
 そう決めたのだ。
 なのでキュウリを含めて若返りの付与がついている食材については、アイテムボックス内で分けて、問題のない商品しかトラックに載せていない。

 結局、時間としては4時間近く掛かってしまった。
 途中から、へばった都築さんを見かねて彼のペースで行動していたからだが。

「申し訳ない、佐藤さん」
「気にしないでください。最初の内は階段を下るだけで大変ですから」

 
感想 4

あなたにおすすめの小説

俺の家に異世界ファンタジーガチャが来た結果→現実世界で最強に ~極大に増えていくスキルの数が膨大になったので現実世界で無双します~

仮実谷 望
ファンタジー
ガチャを廻したいからそんな理由で謎の異世界ガチャを買った主人公はガチャを廻して自分を鍛えて、最強に至る。現実世界で最強になった主人公は難事件やトラブルを解決する。敵の襲来から世界を守るたった一人の最強が誕生した。そしてガチャの真の仕組みに気付く主人公はさらに仲間と共に最強へと至る物語。ダンジョンに挑戦して仲間たちと共に最強へと至る道。 ガチャを廻しまくり次第に世界最強の人物になっていた。 ガチャ好きすぎて書いてしまった。

ダンジョンをある日見つけた結果→世界最強になってしまった

仮実谷 望
ファンタジー
いつも遊び場にしていた山である日ダンジョンを見つけた。とりあえず入ってみるがそこは未知の場所で……モンスターや宝箱などお宝やワクワクが溢れている場所だった。 そんなところで過ごしているといつの間にかステータスが伸びて伸びていつの間にか世界最強になっていた!?

なんとなく歩いてたらダンジョンらしき場所に居た俺の話

TB
ファンタジー
岩崎理(いわさきおさむ)40歳バツ2派遣社員。とっても巻き込まれ体質な主人公のチーレムストーリーです。

アーティファクトコレクター -異世界と転生とお宝と-

一星
ファンタジー
至って普通のサラリーマン、松平善は車に跳ねられ死んでしまう。気が付くとそこはダンジョンの中。しかも体は子供になっている!? スキル? ステータス? なんだそれ。ゲームの様な仕組みがある異世界で生き返ったは良いが、こんな状況むごいよ神様。 ダンジョン攻略をしたり、ゴブリンたちを支配したり、戦争に参加したり、鳩を愛でたりする物語です。 基本ゆったり進行で話が進みます。 四章後半ごろから主人公無双が多くなり、その後は人間では最強になります。

ゲームコインをザクザク現金化。還暦オジ、田舎で世界を攻略中

あ、まん。
ファンタジー
仕事一筋40年。 結婚もせずに会社に尽くしてきた二瓶豆丸。 定年を迎え、静かな余生を求めて山奥へ移住する。 だが、突如世界が“数値化”され、現実がゲームのように変貌。 唯一の趣味だった15年続けた積みゲー「モリモリ」が、 なぜか現実世界とリンクし始める。 化け物が徘徊する世界で出会ったひとりの少女、滝川歩茶。 彼女を守るため、豆丸は“積みゲー”スキルを駆使して立ち上がる。 現金化されるコイン、召喚されるゲームキャラたち、 そして迫りくる謎の敵――。 これは、還暦オジが挑む、〝人生最後の積みゲー〟であり〝世界最後の攻略戦〟である。

俺のレベルが常人では到達不可の領域にある件について ~全ユーザーレベル上限999の中俺だけレベル100億いった~

仮実谷 望
ファンタジー
ダンジョンが当たり前のようにある世界になって3年の月日が流れてずっとダンジョンに入りたいと願っていた青年が自宅にダンジョンが出現する。自宅の押し入れにダンジョンが出現する中、冷静に青年はダンジョンを攻略する。そして自分だけがレベル上限を突破してレベルが無尽蔵に上がり続けてしまう。そうしていづれは最強への探索者として覚醒する青年なのであった。

はずれスキル『本日一粒万倍日』で金も魔法も作物もなんでも一万倍 ~はぐれサラリーマンのスキル頼みな異世界満喫日記~

緋色優希
ファンタジー
 勇者召喚に巻き込まれて異世界へやってきたサラリーマン麦野一穂(むぎのかずほ)。得たスキルは屑(ランクレス)スキルの『本日一粒万倍日』。あまりの内容に爆笑され、同じように召喚に巻き込まれてきた連中にも馬鹿にされ、一人だけ何一つ持たされず荒城にそのまま置き去りにされた。ある物と言えば、水の樽といくらかの焼き締めパン。どうする事もできずに途方に暮れたが、スキルを唱えたら水樽が一万個に増えてしまった。また城で見つけた、たった一枚の銀貨も、なんと銀貨一万枚になった。どうやら、あれこれと一万倍にしてくれる不思議なスキルらしい。こんな世界で王様の助けもなく、たった一人どうやって生きたらいいのか。だが開き直った彼は『住めば都』とばかりに、スキル頼みでこの異世界での生活を思いっきり楽しむ事に決めたのだった。

実家にガチャが来たそしてダンジョンが出来た ~スキルを沢山獲得してこの世界で最強になるようです~

仮実谷 望
ファンタジー
とあるサイトを眺めていると隠しリンクを踏んでしまう。主人公はそのサイトでガチャを廻してしまうとサイトからガチャが家に来た。突然の不可思議現象に戸惑うがすぐに納得する。そしてガチャから引いたダンジョンの芽がダンジョンになりダンジョンに入ることになる。