魔術師(仮)養成学校(まじゅスク)

まじゅスク(公認魔法魔術師)

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“未来時計”の管理者、失踪

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 銀色に輝く長いローブを身に纏う5人の魔術師がいた。
彼らは魔法界で決められた『公認魔法魔術師』でもあり、その中でもトップ5に入る者。
“クローバーの結束”を誓った者。
ーーー命を落としてはならない、世界を幸せにするーーー
そう約束を交わした。

 そんな彼らは冷静を装いながらも鼓動は速く、額から汗を流している者もいた。

「学長から誰ひとり入学してこなかった1年があると聞いたが、“未来時計”…管理人は何処に行ったのだ」
背の高い男が言葉を放つ。

「…………。」

顎に手を当てたままの白髪ロングヘアーで中性的な容姿の美しい魔術師はジッとひとつの所を見つめていた。

「相変わらず、あなたは無口ね」
美しい黒髪のロングストーレートヘアーの美少女がその者に言った。

「…うむ。……ペチュニア、分かったことがひとつあるんだ」
無口な魔術師が発言した。
「何かわかったのら?」
どう見てもロリ…いや、この場に合わない幼女がここに居る。
彼女も立派な公認魔法魔術師だ。

「分かったって何が分かったの?」
ペチュニアが自分に話しかけてきたシュラに尋ねる。
「…それはだね。……未来時計が止まっている…ということだ……」
「あぁ…もう、シュラときたら。それはここに居る誰もが知っていることよ」
慣れたように軽いため息をつくペチュニア。

“未来時計”
ーーーこの魔法界と人間界を繋ぐ門の役割を持ち、今まで未来時計が狂ったことは一度もなかった。

“管理人の失踪”
ーーー公認魔法魔術師であり、未来時計を代々継いでいる家系の青年が突然、行方不明になったのである。

「行方不明…。我の脳内には黒服の大人が連れ去った姿が浮かんできたのら」
ロリっ子のTsukushiが目を閉じながら“追求の魔法”を使い、過去の出来事を脳内に転写していた。

「今からでも遅くないわ。魔術の高い人間界の者に入学許可証を送りましょう。それと同時に私たちは未来時計の管理人を探しましょ」
ペチュニアは踵を交わし、煌めくローブと艶めく黒髪ロングヘアーをさらりと振り払って部屋を出て行った。

「私も帰るぜ」
ポニーテールで肉体美が自慢な公認魔法魔術師も部屋を出て行った。

「私もいったんこの部屋を出る。忘れるなよ、“クローバーの結束”を」
男はシュラに投げかけた。

残されたシュラは部屋の窓から魔法界を見下ろしていた。

「………。“未来時計”…人も超えることが…できるのではないか?」

そう言って、この部屋には誰も居なくなった。


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