【何カ所か18禁]女神の伴侶戦記

かんじがしろ

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85日出国帝

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 日出国帝王座に新井白石はかしずいて居る。

 日出国帝はいつも、
弟の新井白石を冷静沈着な男であると評価しているが、
目の前の白石から発せられている、
焦りにも似た言葉に戸惑いを覚えている。

「白石、巴は亜人協力国の守り人ヤンに、のぼせ上っていると?」
「かなり首ったけかと。」

「相手の性格は?」
「人当たりは良いようです。二人は相思相愛に感じます。」

「巴は熱しやすく、冷めやすいと思うか?」
「何処までも、火の玉でしょう。」

「―此れは、吉報告か?」
「はい。」

「理由は?」
「亜人協力国の軍事技術が入ります。」

「軍事技術の譲渡は、断られただろう。」

「婿殿が亜人協力国人であれば、断れないでしょう。
亜人協力国に於いては、
互いの絆はガイア女神様の教え通りに固い結束であるようで、
ましてや、到来人であり守り人の一人です。
おまけに、彼等はあの大河を上り切れる船を持っているようです。」
「それならば、流れの速い島々の海峡をも容易く通行できるであろう。」

「軍船の技術が入れば、エゲレスやラキンの軍船に脅かされなくて、
南の島々を手に入れることができます。」
「この大陸の陸地は亜人協力国が、南の国々と島々は、我らが!」
 と、捕らぬ狸の皮算用をはじめたら、

「柳生宗矩様がお見えになりました。」
 と声が響き、話を中断した。
「通せ!」
 
 いつも無表情の宗矩であるが、
ドアからのぞかせた顔は心成しか機嫌がよいように思えた。

「宗矩、巴にも春が来たようだ。」
「巴姫は人を見る目があったようです。」

「そちも、よい縁談だと?」
「じゃじゃ馬巴姫を制することが出来る男でしょう。」

「巴も言われようだが、お前らしからぬ軽口だな。」
「吉日がきたようで、つい口が滑りました。」

「仕方が無い。今まで嫁の口がなかったのだから。」
「カナリア街、神降臨街、砦が丘街においては、
配下戻共の知らせは、正しかったと確認できました。」

「きゃつらは、強かったようだな。」
「未だ鬼か剣鬼類と感じています。人とはとても思えませんでした。」

「それに、鉛の鏃(やじり)を飛ばし、魔法杖と強力な爆裂魔法までも所有していたのでは、戦いかたが我が国とは違い過ぎるようだな。」
「戦い方は全く違いますし、戦に魔法力を使えますので、
敵にすれば怖い存在ですが、味方にすれば頼もしい戦力です。
それを手に入れた、巴姫の手柄を褒めてやるべきだと上申します。」

「所で、きゃつらは、四人だけで何用事で国に来たのだ?」
「塩生産工場の資材と共に訪れたようです。
そのついでに、われらの国に観光気分で漫遊していたようです。」

「亜人協力国の提督閣下と、元帥に二人の参謀。
国の軍事トップばかりだな。少し不用心だろう。」
「彼等四人に、柳生一族二千で襲えと言われても、
倒す自信がありません。」

「祖奴らは、人か?化け物か?」
「参謀一人に十兵衛は赤子同然でした。」

「婿候補は?」
「姫に襲いかかった豚似コヨーテに体当たりして難無く首をはねました。われらが苦労して相手をしていた残りの三頭をも、
返す刃で身二つにしました。
それに、一人で五頭のダーホーに挑みかかり、
あっと言う間に四頭を切り倒しました。」

「祖奴らホントに人か?」
「判断できません。判断は帝にお願いします。
姫様の希望で、四人を王宮に招待したいようです。」

 それまで静かに聞いていた白石が、
「亜人協力国の提督がお忍びで来られたのなら、
他の国の受け取り方を思案して、王宮はまずかろう。
私の家に商人として招待した方が正当であろう。
我が屋敷に招待して、殿下が尋ねてこられた方が自然でしょう。」

「では、余も夕食にお邪魔しよう。」
 と言って、返事を返すと、白石はその場を去った。

「では、私も四人を迎えに行きます。」
 と、柳生も退出した。

 日出国帝は紙に書かれた条約書類を再度確認している。
① 対等な同盟関係。
② 内政不干渉。
③ 工業化への協力と無償の技術移転に伴い、
留学生及び技術受伝技者の受け入れ。
④ 無償にて亜人協力国軍は日出国のために、
亜人協力国軍派遣を日出国へ駐留させる。
⑤ 国家破産を防ぐための相互貨幣および製品の融通。
⑥ 亜人協力国銀行支店を日出国に開設して、
個人資本家と事業計画に協力する。
⑦ 罪人の相互引き渡し。
⑧ 現支配階級の保護。

 削除された、
最新軍需品の提供と、
次の世代の世継ぎに、
亜人協力国総督閣下の子種の提供要求部分に再度思案した。

 最新軍需品の提供を拒否されたことは致し方ないが、
再思想すると、亜人協力国総督閣下の子種要求は、
亜人協力国との交渉をしたショーセツには何かの陰謀を感じさせられたが、
亜人協力国は世継ぎ種を断ってきた後に、
その配下が巴をたぶらかしたのも計算だろうか?
日出国帝に疑念がわいてきた。

 亜人協力国は、将来的には都合の良いはずの子種要求を拒否してきた。

 その真意がいま一つ分からないが、婿だと良いという事だろうか。

 条約文書を広げて確認するが、
これはどう見ても、わが国だけからの要求であり、
亜人協力国にとっては出費だけの条約である。
 
 柳生隠密の調べにおいては、亜人協力国は、
どの国も過半数を超える奴隷や農奴の開放を宣言して、
彼らに希望を与えたようであり、国の根幹を脅かしている。
約束したことは厳格に守り通すとも報告がなされている。

 ショーセツの働きにおいては認めざるを得ないが、
亜人協力国の目的は塩生産だけであると言うが、
他にも何かがありそうである。

 今日の会見でそれらを探る必要があるだろう。

 日出国帝の執務室にノー妃が駆け込んできて、
「帝、巴がおかしくなった!」
「何が?」

「ドレスを着るので用意しろと、私の侍女等に命じたようです。」
「今、巴はどこだ!」
「間もなくここに来るようです。」

 七歳のころから、女らしさのある服を嫌い、
常に男の服装に革鎧を身に着けているだけの姿であったが、
ドレスを要求されるなどとは、今更ながらと、
ノー妃には思いもしない事だったようである。

 そのやり取りが終わったころ、執務室のドアがノックされた。

 執務官がドアに近づくと同時に、
勝手にドアを開けた、ドレス姿に虹色に輝く鎧を着けた巴姫が現れた。

「その鎧はどこで手に入れた。」
「未来の婿殿から、求婚の引き出しものだと贈られた。」

「求婚の引き出しものと言われて、受け取ったと?」
「まずかったでしょうか?」
「まずいだろう。先ずは、余の許可を求めるべきだ。」
「しかし性能は、この世のものではない異国の魔導具そのものです。
庭に出向いて下さい。」

というだけ言って、部屋から出ていった。
 
 庭には二領の重甲冑が並べられていて、
巴配下の悪ガキ小姓達が控えている。

「魔物の鱗から造られた甲冑の性能を披露します。」
と言って、兜をかぶり庭中央に進み出て、両手を横に広げた。
「蘭丸、切り込んで来い。」

 小姓の蘭丸が気合を込めた叫びで抜刀して、
渾身込めた力で巴に切りかかった。

 日出国帝は悪寒と驚きに体が固まったが、
切り込んだ刃は、虹色に眩しく輝いた鎧にはねのけられた。

「なんだ今のは?刃をはねのけたように見えたが?」
「触れることを許さず、はねのけたのです。
次は魔物の尾刃から造られた、伝説の勇者剣です。」
 と言って、
刃が赤く輝いている剣で重甲冑に兜割りで挑み、
勢いそのままに刃で胴を切り裂いた。

 兜は二つに割れて、鎧も上部分が斜めにずり落ちた。
「サル、甲冑を庭の端まで運べ!」
 と、巴姫は小柄な小姓に命じた。

 庭の防護壁沿いに重甲冑が置かれて、
巴姫の腰の皮鞘から拳銃を取り出した。

 日出国帝は何やら黒いおもちゃの類と思ったようである

「パーン。」
と鋭い乾いた音が響き、その音に日出国帝は心臓が止まりかけた。

 巴姫は続いてさらに三回の火花と乾いた音を響かせると、
腰に拳銃をしまい込んだ。

「サル。甲冑を持って来い!」
と巴姫は怒鳴った。

 巴姫はサルと呼ばれた小姓から兜を受け取ると、
兜を持って帝の前に来て、

「父上様、御覧下さい。兜を射抜きました。」
 と言って、兜を差し出した。

 兜には四カ所の穴が空いている。
もしも頭が中にあったならば即死仏だろう。

 巴は帝の手を引いて鎧の傍に案内していくと、
前に二箇所と後ろに二箇所の穴を自慢げに指さした。

「重鎧でさえ貫通出来る、爆裂魔法を閉じ込めた魔導具です。」
 と言って、四角い角々を切り取ったような鉄物を見せた。

「拳銃と言うます。これらは皆ヤン殿からの引き出しものです。
これは最早断れないでしょう。」
 と、鼻高々に自慢した。
「よく話し合おう。部屋に帰るぞ。」

 大奥の部屋には、
帝とノー妃が長椅子にかけて向かいには巴がソファーにくつろいだ。
「姫、婚約したと?」
「はい。お母上様、」

「帝の許可は不要と思ったのですか?」
「事後報告になりましたが、承諾ください。わらわが選んだ婿様です。」

「相手は亜人協力国の軍人だとのことだが、ダメでしょう。」
「何故、亜人協力国の軍人だとだめなのですか?」
「鉄の国の叔父上様が、怒るでしょう。」

「他国の関係は父上の管轄で、わらわには関係ない話です!
許可が貰えないのなら、、、、死にます。」
と言って、天井に顔を向けた。

 世継ぎの娘ながら、巴は火の玉娘であるようだと帝は感じた。

「姫の叔父上です。」
「叔父上様はーーー、白石の叔父上様だけが信頼できる。」

 帝は聞き捨てならない巴の言葉に、
「巴!思っていてもその言葉は、出すべきではない!」
「はい。言い過ぎました。以後気を付けます。」

 白石には子供がなくて、我が子のように巴を可愛がり、
時には強く諫めていたが、巴も白石の言葉にだけは素直に聞いていた。

 巴の数少ない理解者で、慕われている事は既に帝も妃も理解している。
「帝、婚約の件は白紙にして下さい。」
「婚約は巴だけの決意であり、承諾はしばらく待て!」
「待てとは?」
 と、不満げな顔を巴姫は露骨に表した。

「婚約発表には時期がいる。」
「帝。承諾すると?」
「ノーよ、そちの兄上と巴の幸せは、どちらが大切だ?」
「巴です。」
「ならば、余に下駄を預けろ。」

 今の乱世、内も外も危険だらけで、同盟など信頼できないが、
亜人協力国の調査報告を読んで、巴の将来を託すのは、
信頼できる亜人協力国の国是と、運営者の方針に思われた。

 何処かの修道院長が、
『賢い国は、友好を求めてきます。愚かな国は、奪いに来ます。』
と亜人協力国を表した様に、この乱世時代を切り開き生き残るのは、
民に信頼された亜人協力国であろう。

 亜人協力国の調査報告を基に、
巴の強い要請で子供らの教育の大事さと、
希望を持っている国を目指し、帝は老中会議に提案すると、
老中白石の提案で農地解放と小作農に農奴の解放も、
併せて法制化されて実行できたのは、日出国ではほかの国と違って、
地主のほとんどが領主たちであったからだろう。

 結果は、国の財政収入も増えて輸出品も増え、
各国との交易も容易(たやす)くなった。

 交易で成り立っていた日出国は、知識が向上したことで品質も向上し、輸出品の信頼は高く、品物は飛ぶように売れだした。

 それに伴い民の生活も向上して治安もよくなり、
良いことずくめであるが、
その話題の噂話では、巴の提案と白石の政策は何時の間にか、
日出国帝の弟タダナガの息子ショーセツの全手柄に代わっていた。

 どうもタダナガの指金による人気取りの一環で、
まだ帝席を諦めていないようである。

日出国帝はとタダナガの関係は、
幼年の頃、世継ぎ問題が起きてその遺恨が未だに続いている。

 国の中では未だに派閥争いは続き、内なる危険をも憂鬱にさせられる。
日出国帝が優位に立っているのは三国同盟であり、
その同盟を自ら壊すことの始まりが、始まったばかりである。

 日出国帝は世継ぎ問題が巴に及ばないか心配であると同時に、
三国同盟の対策と対応に悩んだ。

 日出国帝は色んな状況をたどっていくと、
心の奥で刺(とげ)の部分の原因が閃いた。

『亜人協力国総督閣下の子種の提供』、
それを提案した敵の目的は、三国同盟の破壊である。
その事を亜人協力国は気づいているのだろうか?
しかしながら、運命は心ならずも敵の思う方向へ進みだした。

 白石は気づいているのだろうか?

 白石は最初条約反対派であったが、
条約文書交換時に、
『亜人協力国総督閣下の子供の提供』を亜人国から拒否されたとき、
安どの顔をして即座に削除したのちに、
条約推進に変わり各国への中立対策に没頭した。

 ではなぜ、今は巴の縁談に乗り気で何の期待しているのだ。
 信頼できる白石の奥底がわからなくなった。
 
 今は白石を信じて、乗り気で期待している原因を知るためには、
今夜の夕食に行かねばなるまいと日出国帝は呟いた。

 カジマ提督とヤンなる者を知る機会を最大限に活用できる期待と、
運営者の方針を探り、結果、最悪の事態が起きても、起きなくても、
日出国にはかなりの試練が訪れることは確かである。

 何時かは、日出国への最悪の試練は必ず訪れるが、
日出国帝は、その試練を巴姫に譲る事無く、
自分が解決すると決心していた。

 日出国帝は、巴姫が世継ぎではなく、王族でもなかったならば、
希望する人生を生きられたであろうと想い、
生まれながらに民の幸せを背負った巴姫を憐れんだ。
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