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第一部
3 腋と口
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「ここで…擦ればいいの…?」
さっき私が手で擦ろうとしたことからそう判断したのだろう。言うなり少年は小さく腰を動かし始めた。
汗ばんだ私の腋が、少年のそれと擦れて濡れた音を立てる。くすぐったいようなもどかしいような感覚。
腋の下でそんなものを…
そう思うと顔が赤くなる。
「っ…ねえ…あってる…?」
「………うん…」
けれど、少年の問いに頷いてしまった。だって…他になんて言えばいいのかわからなかったから…。
確かにそこは濡れているし…少年に痛がる様子はないし……刺激しなきゃ…それ…収まらないし……
「っ…もう少し速くしてもいい?」
「…っ…うん…いいよ…っ……」
少し上ずった声で聞かれて、また頷いてしまった。だって私は彼に、それを小さくする方法を教えてあげなきゃいけないから…
でも相手は子どもとはいえ、汗でヌメつく腋を男性器で擦られている。
そのことが恥ずかしくてたまらない。
羞恥で身体が熱くなる。
すぐ目の前には、少年のなめらかな肌。
少年は、今はシャツから手を離して両手で私の肩を掴んで腰を振っている。だから少年のシャツが私の頭を覆っていて…。
側から見れば、まるで私が少年のシャツに顔を突っ込んでお腹に抱きついているように見えるだろう。
…完全に痴女だ。
今の自分の姿を想像したら、何故か身体の奥から何かがジワリと滲み出してきた。
っ…どうしよう…感じちゃってる…こんなことでっ……
ダメだと思えば思うほど恥ずかしさはつのる。恥ずかしくいと思うほどに、身体の奥から蜜があふれてしまう。
「っ…ぁっ…んっ…ぁあっ…」
ゾクゾクして、つい声が出てしまった。
甘い、欲情した声が。
こんなのおかしいっ…こんな小さな子相手にっ…
少年の息が荒い。
その息づかいに、更にゾクゾクしてしまう。
っ…ダメっ…こんなことで感じたらっ…
唇を噛んで、空いている方の腕で少年の腰を抱きしめた。少年のお腹に隠すように顔を埋めて、与えられる刺激になんとか耐えようとする。
擦られる腋が、あそこが熱い。
恥ずかしいっ…早く終わってっ…
「っ…おねーさんっ…顔見せて…」
今の顔を見られたくなかったのに、私の頭からシャツをどかした少年に顎を持ち上げられた。
少年の熱のこもった瞳と見つめ合う。透き通った茶色い綺麗な目。
視線が外せなくなる…。
その目の中には、幼いながらも確かに欲望が浮かんでいた。それを感じ取った途端、身体の奥でドクンと何かが急速に膨れ上がる。
…そしてそれで……私は達してしまった……。
まだほんの子どもに男性器で腋を擦られて。その状況に興奮して。発情した顔を見られながらイってしまった。
ペタリと地面に腰が落ちる。少年のそれが、私の腋から離れた。
……嘘……………
自分の反応が信じられず呆然とする私に、少年が切なげな視線を向けてきた。
「…終わり……?…ねえ、でも…僕のこれ……まだ…おっきいままだよ…?」
その声に目をやると、少年のそれは中途半端な刺激を受けた所為で先ほどより苦しそうに見えた。
「おねーさん…お願い…助けて…」
熱く掠れた声で助けを求められて頼られて。それに少年を助けるはずが、先に一人でイってしまったことが気まずくて仕方がなくて。
…私は判断を間違ってしまった。
「うん…わかった…大丈夫だよ…助けてあげる…」
碌に経験もないけれど。でも…腋よりは多分、こっちの方が気持ちいい…よね…?
膝立ちになって、大きく口を開いた。少年のものの先を、口の中に含む。そして舌でそっと包み込んだ。
「っ…ぅっ…」
呻き声に目を上げると、少年がぎゅっと目を瞑って震えていた。
「らいろーぶ……」
優しく囁きながら、舌でそれを優しく舐める。ヨダレが重力に従ってそれを伝い落ちる。そのヨダレを少年のものに塗りつけていく。
「らいろーぶよ……」
宥めるように、ゆっくりと。ヨダレで滑りのよくなったそれを、手のひらで擦る。
「っ…これっ…大丈夫…なのっ…?」
少年の切羽詰まった声に頷く。
両手で擦り上げながら先を舐める。
奥の方までは、大きすぎてとても口に入りそうにないから。軽く頭を動かして角度を変えて舐めながら、唾液でぬめる手で擦る。
頭上から少年の荒い息が聞こえる。
「っ…おねーさんっ…これ…変っ…僕っ…変になっちゃうっ…」
大丈夫…それでいいの…
安心させるように頷いてみせて、手と舌の動きを激しくした。
「っ…あっ…おねーさんっ…ダメっ…これっ…もうっ…僕っ…おねーさんっ…!」
…大丈夫だからね……
ちゅうっと先を吸い上げると、少年は私の口の中で達した。
少年のそれから出た精液が、口から地面へボタボタと落ちた。
さっき私が手で擦ろうとしたことからそう判断したのだろう。言うなり少年は小さく腰を動かし始めた。
汗ばんだ私の腋が、少年のそれと擦れて濡れた音を立てる。くすぐったいようなもどかしいような感覚。
腋の下でそんなものを…
そう思うと顔が赤くなる。
「っ…ねえ…あってる…?」
「………うん…」
けれど、少年の問いに頷いてしまった。だって…他になんて言えばいいのかわからなかったから…。
確かにそこは濡れているし…少年に痛がる様子はないし……刺激しなきゃ…それ…収まらないし……
「っ…もう少し速くしてもいい?」
「…っ…うん…いいよ…っ……」
少し上ずった声で聞かれて、また頷いてしまった。だって私は彼に、それを小さくする方法を教えてあげなきゃいけないから…
でも相手は子どもとはいえ、汗でヌメつく腋を男性器で擦られている。
そのことが恥ずかしくてたまらない。
羞恥で身体が熱くなる。
すぐ目の前には、少年のなめらかな肌。
少年は、今はシャツから手を離して両手で私の肩を掴んで腰を振っている。だから少年のシャツが私の頭を覆っていて…。
側から見れば、まるで私が少年のシャツに顔を突っ込んでお腹に抱きついているように見えるだろう。
…完全に痴女だ。
今の自分の姿を想像したら、何故か身体の奥から何かがジワリと滲み出してきた。
っ…どうしよう…感じちゃってる…こんなことでっ……
ダメだと思えば思うほど恥ずかしさはつのる。恥ずかしくいと思うほどに、身体の奥から蜜があふれてしまう。
「っ…ぁっ…んっ…ぁあっ…」
ゾクゾクして、つい声が出てしまった。
甘い、欲情した声が。
こんなのおかしいっ…こんな小さな子相手にっ…
少年の息が荒い。
その息づかいに、更にゾクゾクしてしまう。
っ…ダメっ…こんなことで感じたらっ…
唇を噛んで、空いている方の腕で少年の腰を抱きしめた。少年のお腹に隠すように顔を埋めて、与えられる刺激になんとか耐えようとする。
擦られる腋が、あそこが熱い。
恥ずかしいっ…早く終わってっ…
「っ…おねーさんっ…顔見せて…」
今の顔を見られたくなかったのに、私の頭からシャツをどかした少年に顎を持ち上げられた。
少年の熱のこもった瞳と見つめ合う。透き通った茶色い綺麗な目。
視線が外せなくなる…。
その目の中には、幼いながらも確かに欲望が浮かんでいた。それを感じ取った途端、身体の奥でドクンと何かが急速に膨れ上がる。
…そしてそれで……私は達してしまった……。
まだほんの子どもに男性器で腋を擦られて。その状況に興奮して。発情した顔を見られながらイってしまった。
ペタリと地面に腰が落ちる。少年のそれが、私の腋から離れた。
……嘘……………
自分の反応が信じられず呆然とする私に、少年が切なげな視線を向けてきた。
「…終わり……?…ねえ、でも…僕のこれ……まだ…おっきいままだよ…?」
その声に目をやると、少年のそれは中途半端な刺激を受けた所為で先ほどより苦しそうに見えた。
「おねーさん…お願い…助けて…」
熱く掠れた声で助けを求められて頼られて。それに少年を助けるはずが、先に一人でイってしまったことが気まずくて仕方がなくて。
…私は判断を間違ってしまった。
「うん…わかった…大丈夫だよ…助けてあげる…」
碌に経験もないけれど。でも…腋よりは多分、こっちの方が気持ちいい…よね…?
膝立ちになって、大きく口を開いた。少年のものの先を、口の中に含む。そして舌でそっと包み込んだ。
「っ…ぅっ…」
呻き声に目を上げると、少年がぎゅっと目を瞑って震えていた。
「らいろーぶ……」
優しく囁きながら、舌でそれを優しく舐める。ヨダレが重力に従ってそれを伝い落ちる。そのヨダレを少年のものに塗りつけていく。
「らいろーぶよ……」
宥めるように、ゆっくりと。ヨダレで滑りのよくなったそれを、手のひらで擦る。
「っ…これっ…大丈夫…なのっ…?」
少年の切羽詰まった声に頷く。
両手で擦り上げながら先を舐める。
奥の方までは、大きすぎてとても口に入りそうにないから。軽く頭を動かして角度を変えて舐めながら、唾液でぬめる手で擦る。
頭上から少年の荒い息が聞こえる。
「っ…おねーさんっ…これ…変っ…僕っ…変になっちゃうっ…」
大丈夫…それでいいの…
安心させるように頷いてみせて、手と舌の動きを激しくした。
「っ…あっ…おねーさんっ…ダメっ…これっ…もうっ…僕っ…おねーさんっ…!」
…大丈夫だからね……
ちゅうっと先を吸い上げると、少年は私の口の中で達した。
少年のそれから出た精液が、口から地面へボタボタと落ちた。
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