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第十九話 チャーリー王とドルイダスのシーヴァ
エーファは、暖炉の薪をくべながら、話を続ける………
「イデアルの森の巫女として、シーヴァは神殿で働いておった、そこに視察の途中、落馬したとかで、チャーリー王が当時のネネンの村にやってきて、治療を願ったのじゃ。その時、巫女として治療をしたのがシーヴァだった。」
「そんな接点からはじまったんですね。」
「そうじゃ、王宮と森の民はもともと混じり合うことはなかった……これが悲劇のはじまりだったのじゃが、当時は森の民も歓迎しておった。」
「歓迎ですか?」
「そうじゃ、元々ドルイダスは、イデアルの森に隠れ住むような生活をしていたからの、やれ、人間を生け贄として捧げる儀式をしているだの、魔物を産み出しているだの、根も葉もない噂を当時から流されておったからのぅ、つまり、迫害されていたのじゃ。」
「それを払拭するためにも、シーヴァさんが王宮に入ることが大きな意味を持っていたのですね。」
「そう!それこそ森の民、ドルイダスの望んだ未来であった。シーヴァが王宮に入り、チャーリー王との間に男の子をもうけると、ますます交流は盛んになり、街道も整備された。その頃になると、王妃のエリザベスは王宮を離れ、ひっそりと生活をするようになるのじゃ。」
「エリザベス王妃はなぜ、おとなしくしていたの?」
「王宮はシーヴァとその子、ジョージを中心に回っておったからのぅ、チャーリー王にはエリザベスとの間にハリー王子をもうけていて、彼が第一王子として、まぁ、彼がチャーリーの次の王になるのじゃが、それでも、森の民と、王宮の架け橋となるジョージの存在と影響大きかった。」
「そうなんですね……って、も、もしかして… ジョージ王子は……。」
「そう、先程面影があると話したじゃろ?マリア、お前はジョージの子孫で、シーヴァの子孫でもある。」
「私がドルイダスの巫女の子孫……。」
「じゃから、マナを扱うことができるのじゃ。そして、もう気付いているかと思うが、あの植木鉢を通して集めた情報を、イデアルの巨木から聞き、マリアの事を知った……これがお主の名を知っていた理由じゃ。」
「そうなんですね。」
「そして、王が寿命で死ぬと、悲劇がはじまったのじゃ、それは突然の出来事じゃった……シーヴァが王宮に入り、イメージを変えようとしても、根強い偏見は残っているからのぅ、エリザベスが皇太后になると、彼女の企みで、森の民が子供をさらって、生け贄にしたと騒ぎが起こったのじゃ。」
「イデアルの森の巫女として、シーヴァは神殿で働いておった、そこに視察の途中、落馬したとかで、チャーリー王が当時のネネンの村にやってきて、治療を願ったのじゃ。その時、巫女として治療をしたのがシーヴァだった。」
「そんな接点からはじまったんですね。」
「そうじゃ、王宮と森の民はもともと混じり合うことはなかった……これが悲劇のはじまりだったのじゃが、当時は森の民も歓迎しておった。」
「歓迎ですか?」
「そうじゃ、元々ドルイダスは、イデアルの森に隠れ住むような生活をしていたからの、やれ、人間を生け贄として捧げる儀式をしているだの、魔物を産み出しているだの、根も葉もない噂を当時から流されておったからのぅ、つまり、迫害されていたのじゃ。」
「それを払拭するためにも、シーヴァさんが王宮に入ることが大きな意味を持っていたのですね。」
「そう!それこそ森の民、ドルイダスの望んだ未来であった。シーヴァが王宮に入り、チャーリー王との間に男の子をもうけると、ますます交流は盛んになり、街道も整備された。その頃になると、王妃のエリザベスは王宮を離れ、ひっそりと生活をするようになるのじゃ。」
「エリザベス王妃はなぜ、おとなしくしていたの?」
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「じゃから、マナを扱うことができるのじゃ。そして、もう気付いているかと思うが、あの植木鉢を通して集めた情報を、イデアルの巨木から聞き、マリアの事を知った……これがお主の名を知っていた理由じゃ。」
「そうなんですね。」
「そして、王が寿命で死ぬと、悲劇がはじまったのじゃ、それは突然の出来事じゃった……シーヴァが王宮に入り、イメージを変えようとしても、根強い偏見は残っているからのぅ、エリザベスが皇太后になると、彼女の企みで、森の民が子供をさらって、生け贄にしたと騒ぎが起こったのじゃ。」
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