4 / 4
死神寮
しおりを挟む「ようこそ死神寮へ!」
(わお!死神ってほんとに明るくてキラキラなイケメンばっかり~!!)
黒髪がサラリと綺麗な艶を放つ色白の男性が、大きな屋敷の前で出迎えてくれた。
儚げな雰囲気を纏った細身の彼は、にっこりとこちらへ笑いかける。
「俺は寮長の那月です。暁さんから繭さんの話は聞いています。」
繭さんと呼ばれて久々に自分の名前を思い出した。
蓮の話では死ぬと生前の記憶がどんどん薄れて行くらしい。
「那月さん、今日からよろしくお願いします。死神界ってイメージと全然違って本当にイケメンばかりですね。」
「下界ではやっぱりイメージ悪いですよね?死神は、優しい男性ばかりなんですよ。」
蓮のような派手さはないけれど、知性に溢れ穏やかな正統派のイケメンだ。
死神というよりは「天使」のイメージに近い。
「え?なになに?新人?・・・・って、え・・・あ・・・お、女じゃん・・・!!!」
これまたド派手な髪色の死神が現れた。
紫色の髪に白のインナーカラー、オン眉のぱっつん前髪が印象的な彼は、廊下の向こう側から駆け寄ってくる。
「卯月、今日から一緒に暮らす繭だ。仲良くしてやってくれ。」
蓮がそう紹介すると、彼は大きな目をキラキラに輝かせながら私の手を取った。
「俺・・女の子とちゃんと話したことないんだ・・・・!すげぇ嬉しい・・・!仲良くしてね!」
(卯月君かぁ・・・♡年下も可愛いなぁ・・・♡)
下界で言えば高校生くらいに見える人懐っこい彼に、「女の子」なんて言われて舞い上がる。
「文月もよろしく頼むな。」
「兄さん騒ぎすぎ。うるさい。」
後を追ってやってきた男性は、卯月の服の裾を掴んで私から引き離す。
肩まで長さのある黒髪、白のインナーカラー、大人びた印象だけれど、彼も卯月と同じくらいの年齢に見えた。
彼はニコリともせずに、小さく会釈をする。
「卯月と文月は双子なんだ。」
「え?そうなの?全然似てないね。」
「卯月が兄で、文月が弟だ。」
兄とは対照的に無口でおとなしい弟。
顔は全然似ておらず、二人ともタイプの違うイケメンなので目移りしてしまう。
「他のメンバーはまだ帰ってきていないから、また追々紹介していくな。」
イケメンの顔と名前は一瞬で覚えられるから不思議だ。
「繭ちゃんの部屋は、蓮君の隣にしておいたよ?案内よろしくね。」
「ありがとうございます。那月さん。」
これから始まる死神寮での逆ハーレム生活に、私の胸は期待ではち切れそうだった。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
転生したら4人のヤンデレ彼氏に溺愛される日々が待っていた。
aika
恋愛
主人公まゆは冴えないOL。
ある日ちょっとした事故で命を落とし転生したら・・・
4人のイケメン俳優たちと同棲するという神展開が待っていた。
それぞれタイプの違うイケメンたちに囲まれながら、
生活することになったまゆだが、彼らはまゆを溺愛するあまり
どんどんヤンデレ男になっていき・・・・
ヤンデレ、溺愛、執着、取り合い・・・♡
何でもありのドタバタ恋愛逆ハーレムコメディです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
【R18】幼馴染がイケメン過ぎる
ケセラセラ
恋愛
双子の兄弟、陽介と宗介は一卵性の双子でイケメンのお隣さん一つ上。真斗もお隣さんの同級生でイケメン。
幼稚園の頃からずっと仲良しで4人で遊んでいたけど、大学生にもなり他にもお友達や彼氏が欲しいと思うようになった主人公の吉本 華。
幼馴染の関係は壊したくないのに、3人はそうは思ってないようで。
関係が変わる時、歯車が大きく動き出す。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
日常的に罠にかかるうさぎが、とうとう逃げられない罠に絡め取られるお話
下菊みこと
恋愛
ヤンデレっていうほど病んでないけど、機を見て主人公を捕獲する彼。
そんな彼に見事に捕まる主人公。
そんなお話です。
ムーンライトノベルズ様でも投稿しています。
ブラック企業を退職したら、極上マッサージに蕩ける日々が待ってました。
イセヤ レキ
恋愛
ブラック企業に勤める赤羽(あかばね)陽葵(ひまり)は、ある夜、退職を決意する。
きっかけは、雑居ビルのとあるマッサージ店。
そのマッサージ店の恰幅が良く朗らかな女性オーナーに新たな職場を紹介されるが、そこには無口で無表情な男の店長がいて……?
※ストーリー構成上、導入部だけシリアスです。
※他サイトにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる